JP3195517B2 - 反発型磁気回路の組立構造とその組立方法 - Google Patents

反発型磁気回路の組立構造とその組立方法

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JP3195517B2 JP18329895A JP18329895A JP3195517B2 JP 3195517 B2 JP3195517 B2 JP 3195517B2 JP 18329895 A JP18329895 A JP 18329895A JP 18329895 A JP18329895 A JP 18329895A JP 3195517 B2 JP3195517 B2 JP 3195517B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/025Magnetic circuit

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカ用反発型磁気
回路の組立構造とその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スピーカの磁気回路として、
図5に示すように、同極同士が対向するように配置され
たドーナツ型の第1及び第2のマグネット12,13と
両マグネット12,13間に配置された非磁性材からな
るセンタープレート14とからなる反発型磁気回路11
があり、両マグネット12,13及びセンタープレート
14に形成した中心穴に非磁性材からなるホルダー15
に設けたポール部15aを挿通する形態で結合保持され
ている。
【0003】前記マグネット12,13は着磁済のもの
が使用され、反発型磁気回路11の組立てに際しては、
第1のマグネット12をポール部15aに挿通した後セ
ンタープレート14を挿通し、第2のマグネット13を
前記第1のマグネット12と同極が対向するような向き
で、即ち、互いに反発するような極性の向きでポール部
15aに挿入し、ポール部15aに上面から押え部材等
(図示しない)をネジ込んで組み立てていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記マグネット12,
13はネオジウム系マグネット等の極めて強力な磁力の
ものが用いられることから、従来のように単にポール部
15aに挿通する組立方法では、マグネット12,13
同士が強く反発し合うため、特に第2のマグネット13
をポール部15aに挿入しようとしても互いに反発し合
い、組立が容易ではなく、ときには第2のマグネット1
3が飛び出すことがあって危険でもあった。
【0005】また、従来の反発型磁気回路の組立構造に
あっては、ポール部15aに第2のマグネット13を挿
入した後に固定する押え部材等が必要となり、部品点数
及び組立工数が増加してコスト高となる欠点があった。
【0006】本発明の目的は、前記のような従来の反発
型磁気回路の組立構造及びその組立方法の欠点を解消
し、押え部材等を必要とすることなく、組み立てが容易
であって、コストを低廉化できる反発型磁気回路の組立
構造とその組立方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達するた
め、本発明の反発型磁気回路の組立構造は、同極同士が
対向するように配置された2つのマグネットと両マグネ
ット間に配置された非磁性材からなるセンタープレート
とからなるスピーカ用反発型磁気回路を組み立てるに際
し、非磁性材からなるホルダーに設けたポール部に前記
マグネット及びセンタープレートに設けた中心孔を挿入
して結合保持させてなる組立構造において、前記ポール
部の少なくとも先端部側にはネジ部を形成すると共に該
ポール部の先端部側に配置されるマグネットの中心穴を
前記ネジ部に対応するネジ穴に形成して、該マグネット
をネジ込むことにより締付け固定するように構成したも
のである。
【0008】この場合、ポール部の全体にネジ部を形成
すると共に両マグネット及びセンタープレートの中心穴
をこのネジ部に対応するネジ穴に形成して、両マグネッ
ト及びセンタープレートがポール部にネジ込む形態とし
てもよい。
【0009】本発明に係る反発型磁気回路の組立方法
は、同極同士が対向するように配置された2つのマグネ
ットと両マグネット間に配置された非磁性材からなるセ
ンタープレートとからなるスピーカ用反発型磁気回路を
組み立てるに際し、両マグネット及びセンタープレート
に設けた中心穴に挿入されるポール部を有する非磁性材
からなるホルダーが用いられ、該ホルダーのポール部
に、第1のマグネット、センタープレート、第2のマグ
ネットの順で配置する反発型磁気回路の組立方法におい
て、少なくとも前記ポール部の先端部側にネジ部を形成
すると共に第2のマグネットの中心穴を前記ネジ部に対
応するネジ穴に形成しておいて、前記ポール部に第1の
マグネットとセンタープレートを配置した後に、前記ポ
ール部のネジ部に第2のマグネットをネジ込んで締付け
固定する。
【0010】この場合、ポール部の全体にネジ部を形成
すると共に両マグネット及びセンタープレートの中心穴
をネジ穴に形成しておいて、第1のマグネット、センタ
ープレート及び第2のマグネットを順次前記ポール部に
ネジ込むようにしてもよく、また、両マグネットの反発
力が更に強い場合には、ポール部を第2のマグネットか
ら突出するように長く設けておいて、第2のマグネット
を結合させた状態で余剰部分をカットするようにしても
よい。
【0011】
【作用】第1のマグネットをホルダーのポール部に配置
した状態でセンタープレートを配置し、第2のマグネッ
トのネジ穴をポール部のネジ部にはめ込んだ状態でホル
ダーと第2のマグネットを相対的に回転させることによ
り第2のマグネットを締付け固定する。
【0012】ポール部の全体にネジ部を形成すると共に
両マグネット及びセンタープレートの中心穴をネジ穴に
形成した場合には、第1のマグネット、センタープレー
ト及び第2のマグネットを順次前記ポール部にネジ込ん
で結合する。
【0013】また、両マグネットの反発力が更に強い場
合には、ポール部を第2のマグネットから突出するよう
に長く設けると共にこれにネジ部を形成しておいて、第
2のマグネットを結合させた状態でポール部の余剰部分
をカットする。
【0014】前記のようにして組み立てられた反発型磁
気回路の組立構造は、第2のマグネットをホルダーのポ
ール部に形成したネジ部にネジ込むだけで確実に締付け
固定できるから、組み立て作業が極めて容易となり、ま
た、特別な固定金具等を必要としないから、部品点数及
び組立工数を削減できてコストを低廉化できる。
【0015】
【実施例】本発明に係る反発型磁気回路の組立構造及び
その組立方法の実施例を図1〜図4に基づいて説明す
る。図1は反発型磁気回路1を使用したスピーカの半截
断面図であり、該反発型磁気回路1は、同極同士が対向
するように配置された第1及び第2のマグネット2,3
と両マグネット2,3間に配置された非磁性材からなる
センタープレート4とで構成され、前記マグネット2,
3とセンタープレート4はポール部6を有する非磁性材
からなるホルダー5で結合保持されている。7は前記セ
ンタープレート4の外周に生じる反発磁界内に配置され
たボイスコイル、8はフレーム、9は振動板、10はダ
ンパーである。
【0016】 前記反発型磁気回路1の組立てに際して
は、前記ホルダー5の少なくともポール部6の先端部側
にネジ部6aを形成すると共に第2のマグネット3の中
心穴を前記ネジ部6aに対応するネジ穴3aに形成して
おいて、前記ポール部に第1のマグネット2とセンタ
ープレート4を配置した後に第2のマグネット3を前記
第1のマグネット2と反発し合う方向に配置し、該第2
のマグネット3を回転させることによりネジ込んで全体
を締付け固定する。なお、両マグネット2,3は強力な
磁力のネオジウムマグネットが使用されている。
【0017】 図1及び図2の実施例では前記ポール部
6の全体にネジ部6aが形成され、第1,第2のマグネ
ット2,3及びセンタープレート4のそれぞれの中心穴
をネジ穴2a,3a及び4aに形成して、前記ポール部
に、第1のマグネット2、センタープレート4、第2
のマグネット3の順にネジ込むことにより結合させてあ
る。この実施例では第1,第2のマグネット2,3とし
て同一形状のものを使用できる利点がある。
【0018】 図3は他の実施例であり、組立時に磁気
が反発して組み込みにくいのは第2のマグネット3の組
込み時だけであるから、ポール部6の先端部側だけにネ
ジ部6aを形成すると共に、第2のマグネット3の中心
穴だけをネジ穴3aに形成した例である。この例によれ
ば、ホルダー5のポール6へのダイス加工の長さを少
なくできると共に第2のマグネット2及びセンタプレー
ト4の中心穴へのタップ加工が不要となる。
【0019】また、磁束の反発により第2のマグネット
3をセンタープレート4に接近させることが困難な場合
には、図4に示すように、前記ポール部6を長くしてお
いて第2のマグネット3をネジ込んだ後で余剰部分をカ
ットするようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の反発型磁気回路の組立構造によ
れば、第2のマグネットをホルダーのポール部に形成し
たネジ部にネジ込むだけで確実に締付け固定できるか
ら、組み立て作業が極めて容易となり、また、特別な固
定金具等を必要としないから、部品点数及び組立工数を
削減できてコストを低廉化できる。
【0021】また、本発明の反発型磁気回路の組立方法
によれば、少なくとも第2のマグネットをホルダーのポ
ール部のネジ部にネジ込むだけで全体を確実に締付け固
定できるから組立作業が容易であり、組立作業時に第2
のマグネットが磁気の反発で上方に飛び出したりする危
険も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反発型磁気回路の組立構造の実施
例を示し、反発型磁気回路を使用したスピーカの半截断
面図。
【図2】反発型磁気回路の組立過程を示す断面図。
【図3】反発型磁気回路の組立構造の他の実施例を示す
半截断面図。
【図4】反発型磁気回路の組立構造の更に他の実施例を
示す半截断面図。
【図5】従来の反発型磁気回路の組立過程を示す断面
図。
【符号の説明】
1 反発型磁気回路 2 第1のマグネット 2a 第1のマグネットのネジ穴 3 第2のマグネット 3a 第2のマグネットのネジ穴 4 センタープレート 4a センタープレートのネジ穴 5 ホルダー 6 ホルダーのポール部 6a ネジ部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同極同士が対向するように配置された2
    つのマグネットと両マグネット間に配置された非磁性材
    からなるセンタープレートとからなるスピーカ用反発型
    磁気回路を組み立てるに際し、非磁性材からなるホルダ
    ーに設けたポール部に前記マグネット及びセンタープレ
    ートに設けた中心孔を挿入して結合保持させてなる組立
    構造において、前記ポール部の少なくとも先端部側には
    ネジ部が形成されると共に該ポール部の先端部側に配置
    されるマグネットの中心穴は前記ネジ部に対応するネジ
    穴に形成されていて該マグネットをネジ込むことにより
    締付け固定されていることを特徴とする反発型磁気回路
    の組立構造。
  2. 【請求項2】 ポール部の全体にネジ部が形成されると
    共に両マグネット及びセンタープレートの中心穴がネジ
    穴に形成されていて両マグネット及びセンタープレート
    をポール部にネジ込むことにより締付け固定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の反発型磁気回路の組立
    構造。
  3. 【請求項3】 同極同士が対向するように配置された2
    つのマグネットと両マグネット間に配置された非磁性材
    からなるセンタープレートとからなるスピーカ用反発型
    磁気回路を組み立てるに際し、両マグネット及びセンタ
    ープレートに設けた中心穴に挿入されるポール部を有す
    る非磁性材からなるホルダーが用いられ、該ホルダーの
    ポール部に、第1のマグネット、センタープレート、第
    2のマグネットの順で配置する反発型磁気回路の組立方
    法において、少なくとも前記ポール部の先端部側にネジ
    部を形成すると共に第2のマグネットの中心穴を前記ネ
    ジ部に対応するネジ穴に形成しておいて、前記ポール部
    に第1のマグネットとセンタープレートを配置した後
    に、前記ポール部のネジ部に第2のマグネットをネジ込
    んで締付け固定することを特徴とする反発型磁気回路の
    組立方法。
  4. 【請求項4】 ポール部の全体にネジ部を形成すると共
    に両マグネット及びセンタープレートの中心穴をネジ穴
    に形成しておいて、第1のマグネット、センタープレー
    ト及び第2のマグネットを順次前記ポール部にネジ込む
    ことを特徴とする請求項3記載の反発型磁気回路の組立
    方法。
  5. 【請求項5】 ポール部を第2のマグネットから突出す
    るように長く設けておいて、第2のマグネットを結合さ
    せた状態で余剰部分をカットすることを特徴とする請求
    項3または4記載の反発型磁気回路の組立方法。
JP18329895A 1995-06-28 1995-06-28 反発型磁気回路の組立構造とその組立方法 Expired - Lifetime JP3195517B2 (ja)

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