JP2586818Y2 - トランス用コア - Google Patents

トランス用コア

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JP2586818Y2
JP2586818Y2 JP1991059036U JP5903691U JP2586818Y2 JP 2586818 Y2 JP2586818 Y2 JP 2586818Y2 JP 1991059036 U JP1991059036 U JP 1991059036U JP 5903691 U JP5903691 U JP 5903691U JP 2586818 Y2 JP2586818 Y2 JP 2586818Y2
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transformer core
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shaped
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芳秋 金子
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対のフェライトコア
を締付け部材により一体化してなるトランス用コアに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランス用コアとして、図5及び
図6に示すようなU字状の一対のフェライトコア2,3
を用意し各フェライトコアを締付け部材6により一体化
して閉磁路を形成するように組立てた構造が知られてい
る。
【0003】このような構造のフェライトコアを組立て
るにあたっては、各フェライトコア2,3の外周面に前
記締付け部材6を取付けるための取付け用溝部4a,4
bを予め形成することが行われている。この取付け用溝
部4a,4bの形成は、各フェライトコア2,3を原料
粉末を用いて金型によってU字状に圧縮成型する際に同
時に行われる。成型後に焼成を行うことにより各フェラ
イトコアが得られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来のトラン
ス用コアでは、円柱状脚部と角柱状のL字状脚部とを連
結してU字状としたものであり、その角柱状のL字状脚
部の連続する二辺に渡って取付け用溝部4a〜4cを形
成したものであり、円柱状脚部の上部には溝部が形成さ
れていない。このように、溝部が形成された部分と形成
されていない部分を有していると、前記原料粉末を用い
て金型によって圧縮形成する際に各部分毎に圧縮時の押
圧力が異なり、このため成型後の製品に密度差が生じる
こととなり、前記溝部が形成されていない部分の方が粗
くなるので、その部分に成型及び焼成時に割れが入り易
いという問題が生じる。特に、前記溝部が形成されてい
ない部分が円柱状脚部と角柱状脚部との連結部であるた
め上記問題が大きい。
【0005】本考案は以上のような問題に対処してなさ
れたものでフェライトコアの成型及び焼成時に取付け用
溝部以外の部分に割れが発生しないトランス用コアを提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、円柱状の脚部と、角柱状のL字状脚部とが
連結されて全体がU字状のフェライトコアを一対組合せ
て閉磁路を形成し、各フェライトコアを一体化する締付
け部材の取付け用溝部を有してなるトランス用コアにお
いて、前記取付け用溝部を前記角柱状のL字状脚部の連
続する二辺に渡ると共に、前記円柱状脚部の上端面に迄
渡るように形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】取付け用溝部をU字状フェライトコアにおける
角柱状のL字状脚部の連続する二辺に渡ると共にそれに
連続する円柱状脚部の上端部に迄渡るように形成したの
で、圧縮成型時の押圧力が各部均等に加わり、各部にお
ける密度差が少なくなるので、U字状コアの成型及び焼
成時に割れが発生することはない。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0009】図1乃至図4は本考案のトランス用コアの
第1の実施例を示すもので、図1は正面図、図2及び図
3は平面図、図4は断面図である。
【0010】トランス用コア1は、一対のU字状のフェ
ライトコア2,3が締付け部材6によって一体化されて
組立てられて、閉磁路を形成する。図1は、一体化され
る前の一対のフェライトコア2,3と締付け部材6の配
置状況を示している。
【0011】第1のフェライトコア2は脚部2a,2b
を有し、その外周面には取付け用溝部4(4a,4b,
4c)が二辺に渡って形成され、また、第2のフェライ
トコア3は脚部3a,3bを有し、その外周面には取付
け用溝部5(5a,5b,5c)が二辺に渡って形成さ
れている。取付け部材6は細長形状を有してバネ性材料
から成り、両端で屈曲された先端部6a,6bは、バネ
力によって常に矢印方向Xの内側に付勢されている。こ
の取付け部材6は前記フェライトコア2,3の各外周面
4a,4b,4c及び5a,5b,5cに対し矢印方向
Zに嵌入可能になっている。この嵌入時取付け部材6の
嵌入が容易となるように、フェライトコア2の外周面の
溝部4bには図2のようにテーパ部7が形成され、図示
はしないが同様にフェライトコア3の外周面の溝部5b
にもテーパ部が形成される。なお、各取付け用溝部4a
と4b,5aと5b間には、取付け部材6の嵌入時の位
置決めを行うように段差が形成されていてもよい。
【0012】各フェライトコア2,3の脚部2a,3a
は図3に示すように、その接合面は円柱状に形成されて
いて、これにはコイルが巻装されるボビン(図示せず)
が嵌装可能になっている。また、各フェライトコア2,
3の他方の脚部2b,3bの接続面は、図3に示すよう
に四角状(角柱状)に形成されており、その中央部には
前記溝部4,5が形成されている。さらに、図1に示し
た各フェライトコア2,3のB−B線に沿った断面形状
は図4のようになっている。
【0013】このような一対のフェライトコア2,3
は、適宜フェライト原料粉末を用いて金型によってU字
状に圧縮成型されて形成され、成型後焼成されることに
より各フェライトコア2,3が得られる。この圧縮成型
の際各取付け用溝部4(4a,4b,4c)及び5(5
a,5b,5c)に均等に押圧力が作用するので、U字
状コアの各部の密度差が少なくなり、特定の部分の密度
が粗くなるということがなくなる。従って成型の際や焼
成の際に割れが発生することがない。
【0014】このような本実施例によれば、各フェライ
トコア2,3の各取付け用溝部4(4a,4b,4c)
及び5(5a,5b,5c)の部分とこれ以外の部分と
の密度差を少なく形成するようにしたので、各フェライ
トコア2,3の成型及び焼成時に、特に各取付け用溝部
4,5以外の部分に力が集中することはなくなる。従っ
て、各取付け用溝部4,5以外の部分に割れが発生しな
いトランス用コアを提供することができる。
【0015】なお、本考案の実施例においては、各フェ
ライトコアの形状,取付け用溝部の幅,長さなどは一例
を示したものであり、目的,用途等に応じて適宜変更が
可能である。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、取付
け用溝部をU字状フェライトコアにおける角柱状のL字
状脚部の連続する二辺に迄渡ると共にそれに連続する円
柱状脚部の上端部に迄渡るように形成したので、圧縮成
型時の押圧力が各部均等に加わり、各部における密度差
が少なくなるので、U字状コアの成型及び焼成時に割れ
が発生しないトランス用コアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のトランス用コアの実施例を示す正面図
である。
【図2】前記実施例のトランス用コアの各フェライトコ
アの取付け用溝部を示す平面図である。
【図3】前記実施例のトランス用コアの各フェライトコ
アの接合面を示す平面図である。
【図4】前記実施例のトランス用コアの図1のB−B線
断面図である。
【図5】本考案の従来例を示す正面図である。
【図6】従来例のトランス用コアの各フェライトコアの
取付け用溝部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 トランス用コア 2,3 フェライトコア 4(4a,4b,4c),5(5a,5b,5c) 取
付け用溝部 6 締付け部材 7 テーパ部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の脚部と、角柱状のL字状脚部と
    が連結されて全体がU字状のフェライトコアを一対組合
    せて閉磁路を形成し、各フェライトコアを一体化する締
    付け部材の取付け用溝部を有してなるトランス用コアに
    おいて、前記取付け用溝部を前記角柱状のL字状脚部の
    連続する二辺に渡ると共に、前記円柱状脚部の上端面に
    迄渡るように形成したことを特徴とするトランス用コ
    ア。
  2. 【請求項2】 前記取付け用溝部が、締付け部材の位置
    決め用段差を有することを特徴とする請求項1記載のト
    ランス用コア。
JP1991059036U 1991-07-26 1991-07-26 トランス用コア Expired - Lifetime JP2586818Y2 (ja)

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JPH0513024U JPH0513024U (ja) 1993-02-19
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