JPH10340817A - 磁 心 - Google Patents

磁 心

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JPH10340817A
JPH10340817A JP15175697A JP15175697A JPH10340817A JP H10340817 A JPH10340817 A JP H10340817A JP 15175697 A JP15175697 A JP 15175697A JP 15175697 A JP15175697 A JP 15175697A JP H10340817 A JPH10340817 A JP H10340817A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
leg
section
projecting section
protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP15175697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ueda
等 上田
Yoshinori Akiho
良則 明穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10340817A publication Critical patent/JPH10340817A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線に有利な円柱状の中脚を有する磁心であ
って、中脚の突出部の面積の変化しない新規な構造の磁
心を提供する。 【構成】 中脚が円柱状のE型磁心において、前記中脚
の先端部に、前記中脚の円柱状部の断面積より小さい断
面積を有する角柱状の突出部を形成した磁心。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョークコイル等
のインダクタに使用される磁心形状に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスイッチング方式の直流安
定化電源の出力部に使用される平滑回路用のインダクタ
として、図4に示すような特性のものが使用されてい
る。このインダクタは、直流重畳電流Idcが小さいと
きは大きなインダクタンスLを有し、直流重畳電流Id
cが大きくなると小さいインダクタンスLとなる特性の
ものである。
【0003】従来、上記した特性のインダクタを構成す
るための一例として、図5に示す磁心が用いられてい
た。この図5に示すものはEI型磁心であり、(a)は
正面図、(b)はE型磁心の斜視図、(c)はE型磁心
の平面図である。このE型磁心11は、中脚12の先端
の中央部に突出部12aが形成されており、この突出部
12aの形状により、直流重畳特性を調整しているもの
である。
【0004】また別の従来例の磁心を図6に示す。この
図6において、(a)はEI型磁心の正面図であり、
(b)はE型磁心の斜視図、(c)はE型磁心の平面図
である。この従来例は、E型磁心21の中脚22が円柱
状となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来例の構
造では、中脚が角柱状であり、そこに配置される巻線用
のボビン形状も角筒状となる。巻線は、周回するように
ボビンに巻かれるため、ボビンが角筒状であると、角部
において線材にストレスがかかり、又巻き付け難い。従
って、ボビン形状は、円筒状であることが望ましい。そ
こで、円筒状のボビンを使用出来る磁心形状として、図
6に示すものがある。この図6に示すEI型磁心では、
中脚が円柱状であり、ボビンも円筒状のものが使用出来
る。
【0006】この図6に示すE型磁心22の先端形状
は、中央部22aを残して、その中央部22aの両側2
2bを削り落した形状となっている。この形状の製造方
法は、まず、成形時、中脚22及び外脚23を同じ長さ
に成形し、焼成後、その中脚22及び外脚23の先端面
を研磨し、次いで、中脚22の先端面のみ研磨して、所
定のギャップ量を形成し、更に、中脚22の中央部22
aを残して、その両側22bのみを研削して形成されて
いる。
【0007】しかし、この中脚22の中央部22aを残
して、その両側22bのみを研削する際、研削する位置
がずれた場合、中脚22の中央部22aの位置が、例え
ば図7の(b)に示すように、中脚22の中央部からず
れることになる。この図7は、中脚22の平面図であ
り、斜線部が中央部22aを示す。図7において、
(a)は中央部22aが正確な位置に形成された場合で
ある。
【0008】このように、中脚22の中央部22aの位
置がずれた場合、その中央部22aの面積(図7の斜線
部)が変化する。この中脚22の中央部22aの面積が
変化すると、インダクタを構成した場合のインダクタン
スLが変化し、所定の特性が得られなくなるという問題
点が生じる。このことは、中脚22が円柱状であること
から生じる問題点であり、図5に示すような中脚12が
角柱状のものであれば、中脚12の中央部12aの位置
がずれても、中央部12aの面積は変化しない。
【0009】本発明は、上記のことを鑑みて、巻線に有
利な円柱状の中脚を有する磁心であって、中脚の中央部
に形成した突出部の面積の変化しない新規な構造の磁心
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、中脚が円柱状
のE型磁心において、前記中脚の先端部に、前記中脚の
円柱状部の断面積より小さい断面積を有する角柱状の突
出部を形成した磁心である。
【0011】また本発明は、中脚が円柱状のE型磁心に
おいて、前記中脚の先端部に、第1の平行な辺を有する
第1の突出部を有し、該第1の突出部上に、第2の平行
な辺を有する第2の突出部を有し、該第2の突出部は、
前記第1の平行な辺と第2の平行な辺からなる角柱状と
した磁心である。
【0012】また上記本発明において、第1の平行な辺
と第2の平行な辺とは直交することが望ましい。しか
し、必ずしも直交していなくても、本発明の効果を得る
ことはできる。
【0013】また本発明では、中脚が円柱状のE型磁心
において、前記中脚の長さを所定寸法に形成した後、該
中脚の先端部を第1の深さを有し、第1の平行な辺を有
する第1の突出部を形成するように、該中脚の先端部の
両側を研削し、次いで第1の深さより浅く、かつ第1の
平行な辺に略直交する第2の平行な辺を有する第2の突
出部を形成するように、第1の突出部の両側を研削し
て、前記円柱状の中脚の先端部に角柱状の突出部を形成
することができる。
【0014】本発明によれば、中脚は円柱状であるが、
中脚の先端部に角柱状の突出部を形成するようにしたの
で、その突出部の先端の面積を一定とすることができ、
特性の安定化を計ることができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例の正面図を
図1(a)に、斜視図を図1(b)に、平面図を図1
(c)に示す。この実施例の磁心1は、中脚2が円柱状
のE型磁心である。この磁心1の中脚2の先端部に角柱
状の突出部4が形成されている。この突出部4は、平面
図(c)に示すように、円柱状の中脚2の外周円の内部
に形成され、その中脚2の円柱状部の断面積よりも小さ
い断面積を有している。
【0016】また、この中脚2の突出部4は、一対の平
行な辺5aを有する第1の突出部5の上に形成されてい
る。
【0017】本発明に係る一実施例の製造方法を図面を
用いて説明する。まず、図2に示すように、中脚2が円
柱状のE型磁心1を形成する。この形成方法は、通常行
われているように、フェライト粉末を金型内に充填し、
圧縮成形し、それを焼結させることにより、得られる。
このとき、中脚2の長さは、外脚3の長さより短くして
いる。この中脚2を外脚3より短くする方法は、焼成
後、各脚2、3の先端部を平面研磨した後、中脚2のみ
を平面研磨することにより形成される。この中脚2と外
脚3との長さの差(ギャップ量)により特性を調整して
いる。
【0018】次いで、図3に示すように、中脚2の先端
部に、一対の平行な辺5aを形成するように、両側を所
定深さに研削し、突出部5を形成する。このとき、この
平行な辺5aは、一対の外脚3の対向する方向に延在す
るように形成されており、この方向であることが望まし
い。また、上記実施例では、研削により、突出部5を形
成したが、圧縮成形時に形成することもできる。
【0019】そして、図3の中脚2の突出部5に対し、
一対の平行な辺5aに直交する方向に、所定の幅を残し
て両側を研削して、角柱状の突出部4を形成し、図1に
示すE型磁心1を形成した。この所定の幅を残して両側
を研削する際、その研削する位置がずれても、その幅が
一定であれば、形成される突出部4の面積は一定であ
り、特性バラツキを防止できる。
【0020】本発明によれば、円柱状の中脚に、一対の
平行な辺5aを有する第1の突出部5を設けておき、そ
の平行な辺5aを有する第1の突出部5に対して、第2
の突出部4を形成するようにしたので、第2の突出部4
を形成する場合の位置ずれによる特性バラツキを防止す
ることができるようにすることができた。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、円柱状の中脚の先端部
に突起部を設けて、所定の直流重畳特性を得ることがで
きるインダクタを構成する場合において、その突起部の
寸法精度を安定させることができ、よって、所定の直流
重畳特性を精度良く得ることができる磁心を提供するも
のであり、スイッチング電源の平滑チョーク用などに有
用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の正面図(a)、斜視図
(b)、平面図(c)である。
【図2】本発明に係る一実施例の作製途中の正面図
(a)、斜視図(b)、平面図(c)である。
【図3】本発明に係る一実施例の作製途中の正面図
(a)、斜視図(b)、平面図(c)である。
【図4】平滑回路用のインダクタの特性例である。
【図5】従来例の一例の正面図(a)、斜視図(b)、
平面図(c)である。
【図6】従来例の別の例の正面図(a)、斜視図
(b)、平面図(c)である。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 E型磁心 2 中脚 3 外脚 4 突出部(第2の突出部) 5 突出部(第1の突出部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中脚が円柱状のE型磁心において、前記
    中脚の先端部に、前記中脚の円柱状部の断面積より小さ
    い断面積を有する角柱状の突出部を形成したことを特徴
    とする磁心。
  2. 【請求項2】 中脚が円柱状のE型磁心において、前記
    中脚の先端部に、第1の平行な辺を有する第1の突出部
    を有し、該第1の突出部上に、第2の平行な辺を有する
    第2の突出部を有し、該第2の突出部は、前記第1の平
    行な辺と第2の平行な辺からなる角柱状であることを特
    徴とする磁心。
JP15175697A 1997-06-10 1997-06-10 磁 心 Pending JPH10340817A (ja)

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JP15175697A JPH10340817A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 磁 心

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JP15175697A JPH10340817A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 磁 心

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JP15175697A Pending JPH10340817A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 磁 心

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016092317A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 星和電機株式会社 フェライトコア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016092317A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 星和電機株式会社 フェライトコア

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