JPH0140173Y2 - - Google Patents

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JPH0140173Y2
JPH0140173Y2 JP1983103506U JP10350683U JPH0140173Y2 JP H0140173 Y2 JPH0140173 Y2 JP H0140173Y2 JP 1983103506 U JP1983103506 U JP 1983103506U JP 10350683 U JP10350683 U JP 10350683U JP H0140173 Y2 JPH0140173 Y2 JP H0140173Y2
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JP
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leg
section
cross
transformer
bobbin
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JP1983103506U
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、写真撮影用の閃光放電発光器、カ
メラ、照明機器、計算機、その他一般の電気機器
に使用する小形トランスに関する。
小形トランスはその外形と組込み面積の縮小化
が常に要請されているが、この考案は斯かる要請
に応えるために鉄心構造を改良したものである。
小形トランスの代表的なものとして第1図に示
した形態のトランスが知られている。この小形ト
ランスに用いられた鉄心は本出願の考案者によつ
て開発され、昭和54年特許願第102221号として既
に特許出願されている。
上記小形トランスはフエライト材からなる鉄心
1,2、絶縁材からなるボビン3、コイル4、端
子ピン5から構成され、特に、鉄心1,2は第2
図に示した鉄心構造となつている。
第2図は鉄心2のみを示したが鉄心1は同形状
である。同図から分かるように、鉄心2は、脚心
方向に直交する断面が四辺形の中央脚2aと、上
記四辺形の各辺に当る側面に対向させて設けた4
つの外脚2bと、上記中央脚2a及び外脚2bを
連結させる継鉄部2cとより形成されている。ま
た、上記外脚2bの各々は脚心方向に直交する断
面が三角形をなし、この三角形の対角辺に当る各
外脚2bの側面が中央脚2aの四辺に当る各側面
に対向している。
上記継鉄部2cを切欠いて各外脚2bの間に設
けた切欠部2dにはボビン3と一体形成したピン
植設部が嵌合されている。
鉄心1,2はそれらの中央脚をボビン3の角筒
部に挿入して固着されている。すなわち、鍔部が
各外脚の内側に入るように上下の鍔部をほぼ八角
形になしたリール状のボビン3を設け、このボビ
ン3にはコイル4を巻装させる角筒部が設けられ
ている。
鉄心1の中央脚は上記ボビン3の一端より、鉄
心12の中央脚はその他端より夫々挿入し、中央
脚及び外脚の端面が接合するまで挿入した状態下
に各脚端面を接着材などによつて固着してある。
上記の如く構成された小形トランスは外形が六
面体形状となると共に内部には遊び空間がほとん
ど存在しない。したがつて、小形化に適してお
り、その上、六角体形状のものは組込みに際して
他の電気部品との整列が容易で組込み面積の節約
ができる。また、上記した鉄心1,2は外脚断面
が三角形であるので、外脚破損の欠点が少なく、
鉄心1,2の小形形成に有利である。
また、上記小形トランスは一般にボビン3に自
動巻線された後にトランス鉄心1,2が組み付け
られるが、このボビン3の鍔部が角形となつてい
るため、巻線過程でのボビンの送りやボビンの取
り付け保持などが確実となり、トランスの量産に
適する。
上記した小形トランスはこのように多くの利点
を備えているが、ただ、外脚間にコイル4が部分
的にはみ出すという欠点がある。
第3図はコイル4を仮線で示した上記小形トラ
ンスの拡大横断面図であり、この図より分かる通
り、装備させたコイル4はトランスの四方にはみ
出る。この理由は、中央脚2aと外脚2bの間の
長さaに比較して中央脚断面の角部先端からトラ
ンス外面までの長さbが短いためであるが、しか
し、鉄心1,2を第2図に示す如く形成すれば、
必ず、a>bの関係が発生してしまう。
外脚間にコイルがはみ出すことは、トランス形
態を大きくするのみならず、はみ出したコイルが
一緒に組み付けた他の電気部品と接触して電気的
干渉の問題を起すことがある。
本考案は上記した実情にかんがみ開発したもの
で、四辺形断面を有する中央脚と、上記四辺形断
面の各辺方向に設けた三角形断面を有する4つの
外脚と、上記四辺形断面の各辺に当る中央脚側面
と各外脚の三角形断面の対角辺に当る側面とをコ
イル領域をおいて対向させて各外脚を中央脚に一
体に連結させる継鉄部とから形成された同形の2
つのトランス鉄心を備え、さらに、上記中央脚を
内挿する角筒部及び上記外脚各々の内側面内に周
縁を位置させるようにして上記角筒部両端に一体
に設けた角形の鍔部を有するボビンを備え、ボビ
ン角筒部周囲に巻線した後、ボビン両側より角筒
部内に中央脚を挿入させて上記トランス鉄心を組
み付けて構成された小形トランスにおいて、トラ
ンス鉄心の中央脚を、四辺形断面の各角部を外脚
外面に平行させて切除すると共に切除した鉄心量
に相当させて上記四辺形断面の各辺部を外脚方向
に拡大させた角形断面形状に形成したことを特徴
とする小形トランスを提案する。
上記のように構成すれば、中央脚と外脚の間の
長さAと、中央脚から外脚外面を結ぶ線までの長
さBとを等しくなし得る。したがつて、本考案に
係る小形トランスは外脚間よりコイルがはみ出す
ことがなく、また、中央脚の断面積も減少しない
から、第1図に示す小形トランスに比較して同等
の精度が得られる。
以下、本考案の実施例について説明する。
第4図は上記した鉄心2の正面図で、この図に
示した仮線は改良する中央脚断面の形状を示し、
第5図は上記鉄心2の部分的な拡大図である。
この実施例では、第5図に詳細に示したよう
に、中央脚断面の角部Qに当る部分を外脚外面に
結ぶ線Lに対して平行に切除し、また、中央脚断
面の一辺に当る側面を上記角部Qの面積に合せ符
号Rで示したように拡大させる。このようにすれ
ば、中央脚2aと外脚外面を結ぶ線Lとの長さB
が、中央脚2aと外脚2bとの間の長さAに等し
くなるように構成し得る。
上記の形成手段は中央脚断面の各々の角部及び
辺について行ない第4図上仮線で示した断面形状
とし、また、鉄心1については図示しないが同様
に形成する。
中央脚を上記の如く形成した鉄心1,2を用い
て小形トランスを構成した場合には、コイル4が
第6図に仮線をもつて示したように巻装されるた
め、外脚間からはコイル4がはみ出さず、また、
中央脚及び外脚の断面積は減少しない。なお、第
6図は第3図同様に小形トランスの拡大横断面図
を示したものである。
第7図は上記した鉄心1,2と同様に形成した
鉄心6と、平板状の鉄心7とを用いて構成した小
形トランスであるが、鉄心6の中央脚を上記した
ように形成することによつて同様の効果を得るこ
とができる。
上記した通り、本考案は、四辺形断面を有する
中央脚と、上記四辺形断面の各辺方向に設けた三
角形断面を有する4つの外脚とをもつた小形トラ
ンス用鉄心に関し、上記中央脚の四辺形断面の各
角部を外脚外面に平行して切除すると共に切除し
た鉄心量に相当させて上記四辺形断面の各辺部を
外脚方向に拡大させた断面形状の中央脚となした
ので、この鉄心を使用して小形トランスを構成す
れば、巻装したコイルが外脚間よりはみ出ず、ま
た、中央脚及び外脚の断面積が減少しない。
したがつて、小形トランスを精度を損うことな
くなお一層小形化し、また、組込み面積の節約が
でき、更には、外脚間にはみ出たコイルによる電
気的障害を解消し得る。
また、この小形トランスでは角形ボビンが使用
できるので、自動巻線過程でのボビンの送りやボ
ビンの保持が確実となり、その上、ボビンの巻線
部が角筒形となつているので、巻線されたコイル
が巻線部上で回転したりすることがなく、これよ
り、巻線作業の簡易を図ることができる量産に適
した小形トランスとなる。
なお、上記実施例では、中央脚断面の角部を切
除し、この断面の各辺部を拡大させるように説明
したが、このように断面形成した中央脚は外脚な
どと共に一体的に型加工することができるから、
実際には角部を切除したり、各辺部を拡大させる
作業工程を必要としない。また、上記実施例とし
て示した鉄心には切欠部2dを設けたが、この切
欠部2dを設けるか否かは任意である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す小形トランスの斜視図、
第2図は上記トランスの鉄心を示す斜視図、第3
図はコイルを簡略して示した上記トランスの拡大
横断面図、第4図は上記トランスの鉄心に本考案
を実施する過程を示した鉄心正面図、第5図は第
4図に示した鉄心の部分的な拡大図、第6図は本
考案の一実施例を示す小形トランスのコイルを簡
略した拡大横断面図、第7図は本考案に係るトラ
ンス鉄心と平板状の鉄心を用いて構成した小形ト
ランスの斜視図である。 1,2……鉄心、2a……中央脚、2b……外
脚、2c……継鉄部、3……ボビン、4……コイ
ル、5……端子ピン、6,7……鉄心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四辺形断面を有する中央脚と、上記四辺形断面
    の各辺方向に設けた三角形断面を有する4つの外
    脚と、上記四辺形断面の各辺に当る中央脚側面と
    各外脚の三角形断面の対角辺に当る側面とをコイ
    ル領域をおいて対向させて各外脚を中央脚に一体
    に連結させる継鉄部とから形成された同形の2つ
    のトランス鉄心を備え、さらに、上記中央脚を内
    挿する角筒部及び上記外脚各々の内側面内に周縁
    を位置させるようにして上記角筒部両端に一体に
    設けた角形の鍔部を有するボビンを備え、ボビン
    角筒部周囲に巻線した後、ボビン両側より角筒部
    内に中央脚を挿入させて上記トランス鉄心を組み
    付けて構成された小形トランスにおいて、トラン
    ス鉄心の中央脚を、四辺形断面の各角部を外脚外
    面に平行させて切除すると共に切除した鉄心量に
    相当させて上記四辺形断面の各辺部を外脚方向に
    拡大させた角形断面形状に形成したことを特徴と
    する小形トランス。
JP10350683U 1983-07-05 1983-07-05 小形トランス Granted JPS6013719U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350683U JPS6013719U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 小形トランス

Applications Claiming Priority (1)

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JP10350683U JPS6013719U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 小形トランス

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Publication Number Publication Date
JPS6013719U JPS6013719U (ja) 1985-01-30
JPH0140173Y2 true JPH0140173Y2 (ja) 1989-12-01

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ID=30243468

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JP10350683U Granted JPS6013719U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 小形トランス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034426A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Sumida Corporation 磁性素子

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
NATIONAL TECHNICAL REPORT=S40 *

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034426A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Sumida Corporation 磁性素子

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JPS6013719U (ja) 1985-01-30

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