JPH0621214Y2 - インダクタンス素子 - Google Patents
インダクタンス素子Info
- Publication number
- JPH0621214Y2 JPH0621214Y2 JP1990004870U JP487090U JPH0621214Y2 JP H0621214 Y2 JPH0621214 Y2 JP H0621214Y2 JP 1990004870 U JP1990004870 U JP 1990004870U JP 487090 U JP487090 U JP 487090U JP H0621214 Y2 JPH0621214 Y2 JP H0621214Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- inductance element
- main body
- terminal
- ferrite magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、面実装型のトランス、チョークコイル等のイ
ンダクタンス素子に関するものである。
ンダクタンス素子に関するものである。
（従来の技術） 従来例の断面図を第５図に、その部分的な斜視図を第６
図に示す。この従来例のボビン１は、筒状の本体２の両
端にフランジ３が形成されており、更に水平方向に伸び
た端子ピン５を有する端子部４も本体２の両端に形成さ
れている。また、端子部４には、巻線のリード線を引き
出すスリット溝６が形成されている。このボビン１の本
体２に巻線７が施され、巻線７のリード線９が引き出さ
れて端子ピン５に絡げられている。このボビン１の本体
２の筒内に挿入される中心軸１１を有するＥ形フェライ
ト磁心８を、本体２の両側から挿入してインダクタンス
素子を構成している。
図に示す。この従来例のボビン１は、筒状の本体２の両
端にフランジ３が形成されており、更に水平方向に伸び
た端子ピン５を有する端子部４も本体２の両端に形成さ
れている。また、端子部４には、巻線のリード線を引き
出すスリット溝６が形成されている。このボビン１の本
体２に巻線７が施され、巻線７のリード線９が引き出さ
れて端子ピン５に絡げられている。このボビン１の本体
２の筒内に挿入される中心軸１１を有するＥ形フェライ
ト磁心８を、本体２の両側から挿入してインダクタンス
素子を構成している。
（考案が解決しようとする問題点） 上記のインダクタンス素子は、回路基板１０上に配置さ
れ、端子ピン５に絡げられたリード線９部分を半田付け
して実装される。このように、上記のインダクタンス素
子は、面実装を可能とした薄型構造のものである。この
薄型化及び面実装化により、フェライト磁心８と端子ピ
ン５との間隔が接近し、耐圧の面で問題を生じていた。
れ、端子ピン５に絡げられたリード線９部分を半田付け
して実装される。このように、上記のインダクタンス素
子は、面実装を可能とした薄型構造のものである。この
薄型化及び面実装化により、フェライト磁心８と端子ピ
ン５との間隔が接近し、耐圧の面で問題を生じていた。
本考案は、上記の問題点を解決した薄型で面実装型のイ
ンダクタンス素子を提供することを目的とするものであ
る。
ンダクタンス素子を提供することを目的とするものであ
る。
（課題を解決するための手段） 本考案は、両端にフランジを有する筒状の本体と、該両
フランジの一端に筒状本体の軸方向に伸びる複数の端子
ピンを有する端子部を有する面実装タイプのボビンと、
該ボビンに巻回された巻線と、前記ボビンの筒状部に挿
入される脚部を有する一対のフェライト磁心とからなる
インダクタンス素子であって、前記フェライト磁心の前
記ボビンの実装面に対して平行な２面のうち端子ピンの
面と、前記フェライト磁心の背面との角に面取りが施さ
れているものである。
フランジの一端に筒状本体の軸方向に伸びる複数の端子
ピンを有する端子部を有する面実装タイプのボビンと、
該ボビンに巻回された巻線と、前記ボビンの筒状部に挿
入される脚部を有する一対のフェライト磁心とからなる
インダクタンス素子であって、前記フェライト磁心の前
記ボビンの実装面に対して平行な２面のうち端子ピンの
面と、前記フェライト磁心の背面との角に面取りが施さ
れているものである。
（実施例） 本考案に係る一実施例の断面図を第１図に、この実施例
の部分斜視図を第２図に示す。この実施のボビン１は、
従来と同一であって、筒状の本体２の両端にフランジ３
が形成されており、更に水平方向に伸びた端子ピン５を
有する端子部４を本体２の両端に有し、巻線のリード線
を引き出すスリット溝６が形成されている。このボビン
１の本体２に巻線７が施され、この巻線７のリード線９
をスリット溝６より引き出し、端子ピン５に絡げてい
る。このボビン１に一対のＥ形フェライト磁心１２を挿
入してインダクタンス素子を構成している。このフェラ
イト磁心１２には、実装面に対して平行な２面のうち端
子ピン側の面２２と、背面２３の角に、テーパー状の面
取り１３が形成されている。この面取り１３により耐圧
特性を改善できた。また、この実施例は、回路基板１０
上に配置され、巻線７のリード線９の絡げられた端子ピ
ン５部分を半田付けして、回路接続している。
の部分斜視図を第２図に示す。この実施のボビン１は、
従来と同一であって、筒状の本体２の両端にフランジ３
が形成されており、更に水平方向に伸びた端子ピン５を
有する端子部４を本体２の両端に有し、巻線のリード線
を引き出すスリット溝６が形成されている。このボビン
１の本体２に巻線７が施され、この巻線７のリード線９
をスリット溝６より引き出し、端子ピン５に絡げてい
る。このボビン１に一対のＥ形フェライト磁心１２を挿
入してインダクタンス素子を構成している。このフェラ
イト磁心１２には、実装面に対して平行な２面のうち端
子ピン側の面２２と、背面２３の角に、テーパー状の面
取り１３が形成されている。この面取り１３により耐圧
特性を改善できた。また、この実施例は、回路基板１０
上に配置され、巻線７のリード線９の絡げられた端子ピ
ン５部分を半田付けして、回路接続している。
この実施例において、面取りの寸法を変えたときの耐電
圧を第１表に示す この第１表からわかるとおり、本考案の実施例により、
耐電圧を改善できることがわかる。
圧を第１表に示す この第１表からわかるとおり、本考案の実施例により、
耐電圧を改善できることがわかる。
また、本考案に係る別の実施例のフェライト磁心の断面
図を第３図（ａ）に、側面図を第３図（ｂ）に示す。こ
の実施例のフェライト磁心１４は、中心側１５が、接続
部１７の片側に片寄って配置され、端子ピンに向かう角
に面取り１６が形成されている。
図を第３図（ａ）に、側面図を第３図（ｂ）に示す。こ
の実施例のフェライト磁心１４は、中心側１５が、接続
部１７の片側に片寄って配置され、端子ピンに向かう角
に面取り１６が形成されている。
また、本考案に係る別の実施例のフェライト磁心の断面
図を第４図（ａ）に、側面図を第４図（ｂ）に示す。こ
の実施例のフェライト磁心１８は、中心脚１９が円柱形
であり、外側脚２６の内面が中心脚を囲むように湾曲し
ており、端子ピンに向かう角に面取り２１が形成されて
いる。
図を第４図（ａ）に、側面図を第４図（ｂ）に示す。こ
の実施例のフェライト磁心１８は、中心脚１９が円柱形
であり、外側脚２６の内面が中心脚を囲むように湾曲し
ており、端子ピンに向かう角に面取り２１が形成されて
いる。
また、本考案に用いるフェライト磁心は、上記の実施例
に限られることなく、その他の形状であっても良く、ま
たボビンについても上記実施例の構造に限られるもので
はない。
に限られることなく、その他の形状であっても良く、ま
たボビンについても上記実施例の構造に限られるもので
はない。
（考案の効果） 本考案によれば、薄型及び面実装型のインダクタンス素
子においてフェライト磁心と端子との間の耐圧を向上さ
せることができ、安全性及び機能の向上を達成できるも
のである。
子においてフェライト磁心と端子との間の耐圧を向上さ
せることができ、安全性及び機能の向上を達成できるも
のである。
第１図は、本考案に係る一実施例の断面図であり、第２
図は、本考案に係る一実施例のフェライト磁心とボビン
の斜視図であり、第３図は、本考案に係る別の実施例の
断面図（ａ）と側面図（ｂ）であり、第４図は、本考案
に係る別の実施例の断面図（ａ）と側面図（ｂ）であ
り、第５図は、従来例の断面図であり、第６図は、従来
例のフェライト磁心とボビンの斜視図である。 １…ボビン、２…本体、３…フランジ、４…端子部、５
…端子ピン、６…スリット溝、７…巻線、８…フェライ
ト磁心、９…リード線、１０…回路基板、１１…中心
脚、１２…フェライト磁心、１３…面取り、１４，１８
…フェライト磁心、１５，１９…中心脚、１６，２１…
面取り、１７…接続部、２０…外側脚、２２…実装面に
対して平行な２面のうち端子ピン側の面、２３…背面。
図は、本考案に係る一実施例のフェライト磁心とボビン
の斜視図であり、第３図は、本考案に係る別の実施例の
断面図（ａ）と側面図（ｂ）であり、第４図は、本考案
に係る別の実施例の断面図（ａ）と側面図（ｂ）であ
り、第５図は、従来例の断面図であり、第６図は、従来
例のフェライト磁心とボビンの斜視図である。 １…ボビン、２…本体、３…フランジ、４…端子部、５
…端子ピン、６…スリット溝、７…巻線、８…フェライ
ト磁心、９…リード線、１０…回路基板、１１…中心
脚、１２…フェライト磁心、１３…面取り、１４，１８
…フェライト磁心、１５，１９…中心脚、１６，２１…
面取り、１７…接続部、２０…外側脚、２２…実装面に
対して平行な２面のうち端子ピン側の面、２３…背面。
Claims (1)
- 【請求項１】両端にフランジを有する筒状の本体と、該
両フランジの一端に筒状本体の軸方向に伸びる複数の端
子ピンを有する端子部を有する面実装タイプのボビン
と、該ボビンに巻回された巻線と、前記ボビンの筒状部
に挿入される脚部を有する一対のフェライト磁心とから
なるインダクタンス素子であって、前記フェライト磁心
の前記ボビンの実装面に対して平行な２面のうち、端子
ピン側の面と、前記フェライト磁心の背面との角に面取
りが施されていることを特徴とするインダクタンス素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990004870U JPH0621214Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | インダクタンス素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990004870U JPH0621214Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | インダクタンス素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0396022U JPH0396022U (ja) | 1991-10-01 |
| JPH0621214Y2 true JPH0621214Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31508598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990004870U Expired - Lifetime JPH0621214Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | インダクタンス素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621214Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5342120B2 (ja) * | 1974-03-11 | 1978-11-09 | ||
| JPS6339912B2 (ja) * | 1979-04-28 | 1988-08-08 | Canon Kk |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5342120U (ja) * | 1976-09-16 | 1978-04-11 | ||
| JPS62116512U (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-24 | ||
| JPS6339912U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-15 |
-
1990
- 1990-01-22 JP JP1990004870U patent/JPH0621214Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5342120B2 (ja) * | 1974-03-11 | 1978-11-09 | ||
| JPS6339912B2 (ja) * | 1979-04-28 | 1988-08-08 | Canon Kk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0396022U (ja) | 1991-10-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |