JPH0353462Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0353462Y2
JPH0353462Y2 JP1985019365U JP1936585U JPH0353462Y2 JP H0353462 Y2 JPH0353462 Y2 JP H0353462Y2 JP 1985019365 U JP1985019365 U JP 1985019365U JP 1936585 U JP1936585 U JP 1936585U JP H0353462 Y2 JPH0353462 Y2 JP H0353462Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
converter transformer
middle leg
sectional shape
ferrite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985019365U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61136514U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985019365U priority Critical patent/JPH0353462Y2/ja
Publication of JPS61136514U publication Critical patent/JPS61136514U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0353462Y2 publication Critical patent/JPH0353462Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種電子機器に用いるコンバータトラ
ンスに関するものである。
従来の技術 従来、この種のコンバータトランスは第3図〜
第8図に示すような構成であつた。第3図におい
て1はフエライトでできたE型磁心1a,1bを
突合わせて形成したEE型の磁心、2は巻線スプ
ール2aと端子部2bとを一体に成形したボビン
であり、巻線スプール2aの中空部穴にはE型磁
心1a,1bの中央に設けた中足部が上下から挿
入されている。3は巻線スプール2aに巻装され
た巻線(図示しない)を保護、絶縁する外装テー
プである。
さらに第4図は従来のコンバータトランスの断
面図であり、図において4は巻線スプール2aに
巻装されたコイルであり、5はコイル4間の絶縁
テープである。
次にこの種のコンバータトランスの出力容量を
決定する式を図を使用して簡単に説明する。
第5図a,bに一般的なフエライト磁心の平面
図、断面図を示す。図において、6はコイルを巻
装するフエライト磁心の窓の部分の面積Awであ
り、7はフエライト磁心の中足部の断面積Acで
ある。この時のコンバータトランスの出力容量
Poは次式により求まる。
Po∝α・Ac・Aw …(1) ここで、αはフエライト磁心の窓面積Awに巻
装できるコイルの占積率を表わしている。
(1)式により、コンバータトランスの出力容量を
大きくするためには、フエライト磁心の中足部の
断面積を一定とした時は、占積率α、窓面積Aw
を大きくしてやればよいことがわかる。
第6図〜第8図は、第4図におけるX−X′断
面図であり、第6図はフエライト磁心の中足部の
断面形状が長方形のもの、第7図は中足部の断面
形状が円のもの、第8図は正方形のものである。
図において、コイル4は時計方向または反時計方
向にフエライト磁心の中足部1cの周囲にボビン
2を介して巻装するものである。
例えば、第6図はフエライト磁心の中足部1c
の断面形状が長方形のものであるが、コイル4を
巻装する場合、磁心の中足部1cの断面形状が長
方形でフエライト磁心の厚さ方向と長辺が同一方
向であるため、フエライト磁心の窓面積は非常に
大きくとれる利点がある。しかしながら、中足部
1cの断面形状が長方形であるため、コーナー部
2cで巻線のテンシヨンが極端に強くなり、巻線
の整列性が乱れやすく、巻線のふくらみも生じて
くる。このため、コイル4の占積率が非常に悪く
なり、出力容量も一定以上に大きくならない。ま
た、フエライト磁心の中足部1cの断面形状の短
辺に対して長辺の寸法を大きくとればとる程コン
バータトランスの投影面積が大きくなり、体積的
にみて小型化とならない。したがつて、フエライ
ト磁心の中足部1cの断面形状を長方形にする
時、短辺に対して長辺は適正な比率に設定してや
る必要がある。
また第7図はフエライト磁心の中足部1cの断
面形状が円のものである。この場合、巻線のテン
シヨンは一定となり、コイル4の占積率は非常に
よくなるが、フエライト磁心の外形寸法及び中足
部1cの断面積を中足部1cの断面形状が長方形
のものと同じにすると、窓面積が非常に小さくな
るため、出力容量は一定以上に大きくならない。
第8図はフエライト磁心の中足部1cの断面形
状が正方形のものであるが、この方法は、窓面積
も少なく、かつ、占積率も悪いので、第6図〜第
8図のうち、最も出力容量が少なくなる。
考案が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、窓面積を大きくと
れば占積率が悪くなる、あるいは、占積率をよく
すれば、窓面積が小さくなるという相反する欠点
を有し、コンバータトランスの出力容量を一定以
上に大きくすることができないという問題があつ
た。
本考案は、このような問題点を解決するもの
で、フエライト磁心の窓面積も大きくとれ、か
つ、コイルの占積率がよくなるため、出力容量が
大きくとれ、かつ、コンバータトランスの基板上
への投影面積も小さくすることを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、フエラ
イト磁心の中足部の断面形状を楕円または長円と
し、この楕円または長円の長軸をフエライト磁心
の厚さ方向と同一とするとともに中足部と外足部
の厚みを等しくし、かつ、中足部の短軸に対して
長軸の寸法を1より大きく3未満としたものであ
る。
作 用 この構成により、中足部の断面形状が長方形の
場合の利点と、円形の場合の利点を兼ねそなえた
ものとなり、コンバータトランスの出力容量を一
定以上に大きくすることができないという問題が
解決される。
実施例 第1図は、本考案の一実施例によるコンバータ
トランスの断面図を示すものである。第1図にお
いて、1dはコンバータトランスのEE型フエラ
イト磁心の中足部であり、その断面形状を楕円と
し、この楕円の長軸Bをフエライト磁心の厚さA
と同一方向で同寸法とし、かつ、短軸Cに対して
長軸Bの寸法を1より大きく3未満としたもので
あり、1f,1gは同EE型フエライト磁心の外
足部、2はコイルを巻装するボビンで巻線部は中
足部1dをはめこむ中空の楕円形状となつてい
る。2dはボビン2と一体の端子部である。4は
ボビン3に巻回されたコイルを示すものである。
以上のように本実施例によれば、コイル巻装時の
テンシヨンがコーナー部がないため均一になり、
コイル4の占積率は非常によくなり、かつ、窓面
積は大きくとれるという大きな利点が生まれ、従
来のものに比較して非常に大きな出力容量を得る
ことができる。なお、中足部1dの短軸Cに対し
て長軸Bの寸法を1より大きく3未満としたの
は、1では円と同じとなり窓面積は小さくなつて
出力容量を大きくとれず、3以上にするとあまり
にも幅が狭く強度の点で弱くなり実用上問題を生
じることになるからである。
第2図は本考案の第2の実施例を示すコンバー
タトランスの断面図を示すものである。同図にお
いて、第1図の構成と異なるのはフエライト磁心
の中足部1eの断面形状を長円とし、この長円の
長軸Bをフエライト磁心の厚さAと同一方向で同
一寸法とし、この中足部1eの短軸Cに対して長
軸Bを1より大きく3未満の寸法とした点であ
る。第2の実施例においても、第1の実施例と同
様の効果が得られる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、窓面積が大きく
なり、かつ、コイルの占積率は高くなるため、コ
ンバータトランスの出力容量が大きくなり、使用
するフエライト磁心の小型化が図れコスト面で有
利になるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例におけるコンバ
ータトランスの断面図、第2図は本考案の第2の
実施例におけるコンバータトランスの断面図、第
3図は一般のコンバータトランスの斜視図、第4
図は一般のコンバータトランスの断面図、第5図
a,bは一般的なコンバータトランスのフエライ
ト磁心の平面図、断面図、第6図〜第8図は従来
のコンバータトランスの断面図である。 1……フエライト磁心、1d,1e……中足
部、1f,1g……外足部、2……ボビン、4…
…コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. E型のフエライト磁心の中足部の断面形状を楕
    円または長円とし、この中足部の長軸をフエライ
    ト磁心の厚さ方向と同一方向とするとともに中足
    部と外足部の厚みを等しくし、かつ、中足部の短
    軸に対して長軸の寸法を1より大きく3未満と
    し、この中足部に合致する形状のボビンに巻回し
    たコイルをこの中足部に装着したコンバータトラ
    ンス。
JP1985019365U 1985-02-14 1985-02-14 Expired JPH0353462Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985019365U JPH0353462Y2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985019365U JPH0353462Y2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61136514U JPS61136514U (ja) 1986-08-25
JPH0353462Y2 true JPH0353462Y2 (ja) 1991-11-22

Family

ID=30508872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985019365U Expired JPH0353462Y2 (ja) 1985-02-14 1985-02-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0353462Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282303A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Kyoto Denkiki Kk 発動発電機用インバータ
CN106409478A (zh) * 2013-03-25 2017-02-15 乾坤科技股份有限公司 电感器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711445Y2 (ja) * 1988-04-20 1995-03-15 株式会社トーキン フェライト磁心

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730301A (en) * 1980-07-31 1982-02-18 Kijima Musen Kk Iron core for small transformer
JPS5895804A (ja) * 1982-11-16 1983-06-07 Kijima Musen Kk 小型トランスの鉄心

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730301A (en) * 1980-07-31 1982-02-18 Kijima Musen Kk Iron core for small transformer
JPS5895804A (ja) * 1982-11-16 1983-06-07 Kijima Musen Kk 小型トランスの鉄心

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282303A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Kyoto Denkiki Kk 発動発電機用インバータ
JP4677361B2 (ja) * 2006-04-03 2011-04-27 京都電機器株式会社 発動発電機用インバータ
CN106409478A (zh) * 2013-03-25 2017-02-15 乾坤科技股份有限公司 电感器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61136514U (ja) 1986-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4424504A (en) Ferrite core
JPH0353462Y2 (ja)
JPS6063918U (ja) インダクタンス素子
JP2520521Y2 (ja) コイルボビン
JP2508000Y2 (ja) コンバ―タトランス
JPH0238417Y2 (ja)
JPH03126026U (ja)
JP2607158Y2 (ja) 磁心構造
JPH0638407Y2 (ja) 巻線体実装用端子板
JPH0536253Y2 (ja)
JP3054397U (ja) コイル用ボビン及びトランスケース並びにトランス
JP2631293B2 (ja) 線輪部品
JPH04164303A (ja) E型フェライトコアおよびそれを用いたトランス
JPH0654740B2 (ja) 放電灯用安定器
JPS5812427Y2 (ja) 変成器
JP2533664Y2 (ja) フープ端子
JPH0587918U (ja) フェライト磁心
JP2586817Y2 (ja) ギャップ付磁芯
JPH0711453Y2 (ja) トランス
JPH10340817A (ja) 磁 心
JPH0396022U (ja)
JPS6063916U (ja) インダクタンス素子
JPH0284304U (ja)
JPH0655229U (ja) インダクタ及びこれに使用されるコアホルダー
JPH0249103U (ja)