JPH0627937Y2 - エンジンの点火コイル - Google Patents

エンジンの点火コイル

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JPH0627937Y2
JPH0627937Y2 JP1988146500U JP14650088U JPH0627937Y2 JP H0627937 Y2 JPH0627937 Y2 JP H0627937Y2 JP 1988146500 U JP1988146500 U JP 1988146500U JP 14650088 U JP14650088 U JP 14650088U JP H0627937 Y2 JPH0627937 Y2 JP H0627937Y2
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JP
Japan
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core
spacer
coil
engine
ignition coil
Prior art date
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JP1988146500U
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English (en)
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JPH0267621U (ja
Inventor
誠 酒巻
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Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、エンジンの点火コイルに関する。
従来技術 一般に、この種のエンジンの点火コイルにあっては、そ
の一構成として、第4図に示すように、コイルケース1
の中心に軸方向に形成された中空軸2の内部に、ほぼコ
字状に形成された2つの分割されたコア要素3,4の各
一辺を両側からそれぞれさし込み、磁気的な閉回路が得
られるようにコア要素3,4の各端面をそれぞれつき合
せて形成されるコア5をコイルケース1と一体に組み付
けるようにしている。
なお、コイルケース1の内部には、中空軸2に一次コイ
ル6が巻装されたコイルボビン7がはめ込まれ、さらに
その外側に二次コイル8が巻装されたコイルボビン9が
同軸状に重ねてはめ込まれている。
このようなものにあって、従来では、コア5における各
コア要素3,4の一方のつき合せられる端面間にスペー
サ10′をはさんで所定のギャップgがえられるように
したうえで、他方のつき合せられる端面間を圧入による
はめ合せとして、コア要素3,4の組み付けを行なわせ
るようにしている。図中、11は圧入によるはめ合せ部
分を示している。
なお、コア5にギャップgを設けないと、コア5のヒス
テリシスが大きくなって点火コイルの変換効率が低下し
て、エンジンの点火特性が悪くなってしまうことにな
る。
しかして従来のエンジンの点火コイルでは、コア要素
3,4の一方のつき合せられる端面間を圧入によるはめ
合せとしてコア5の組み付けを行なわせているだけであ
るので、その圧入によるはめ合せ部分を支点として各コ
ア要素3,4が外方にわずかに広がってギャップgの間
隔が変化し、そのためエンジンの点火特性に変動をきた
してしまっている。
目的 本考案は以上の点を考慮してなされたもので、コアのギ
ャップが変動することがないようにして、常に安定した
エンジンの点火特性を得ることができるようにしたエン
ジンの点火コイルを提供するものである。
構成 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について詳
述する。
本考案によるエンジンの点火コイルは、第1図および第
2図に示すように、コイルケース1の中心に軸方向に形
成された中空軸2の内部に、ほぼコ字状に形成された2
つの分割されたコア要素3,4の各一辺を両側からそれ
ぞれさし込み、磁気的な閉回路が得られるようにコア要
素3,4の各端面をそれぞれつき合せて形成されるコア
5を、各コア要素3,4の一方のつき合せられる端面間
にスペーサ10をはさんで所定のギャップgが得られる
ようにしたうえで、他方のつき合せられる 端面間を圧
入によるはめ合せとして、コイルケース1と一体に組み
付けるようにしたものであって、ギャップgが形成され
る側のコア要素3,4のつき合せられる端面間をも圧入
によるはめ合せとし、その際、はめ合せ部分の形状と一
致するようにスペーサ10を形成して、第3図に示すよ
うに、そのスペーサ10を介在させた状態で圧入を行な
わせるようにしたことを特徴としている。
しかしてこのように構成されたものでは、2つの分割さ
れたコア要素3,4の各つき合せ部分をそれぞれ圧入に
よるはめ合せとしながらも、一方のはめ合せ部分にスペ
ーサ10を介在させてギャップgを確保することがで
き、コア要素3,4の組み合せが強固になされて、コア
要素3,4が相対的に動いてギャップgが広がるような
ことが有効に防止される。
したがって、コア5のギャップgの間隔が変化してエン
ジンの点火特性が不安定になるようなことがなくなり、
常に安定した性能を発揮できるようになる。
効果 以上、本考案によるエンジンの点火コイルにあっては、
分割された2つのコア要素の各両端面をそれぞれつき合
せて、一方のつき合せられる端面間にギャップ保持用の
スペーサをはさんで磁気的な閉回路が形成されるように
一体に組み合せられたコアの一辺に、一次側および二次
側の各コイルが同軸状に巻装されたコイルケースが装着
されるものであって、2つのコア要素における各つき合
せ部分をそれぞれ相対的に形成された凹凸のはめ合い構
造による圧入によるはめ合せとし、その一方のはめ合せ
部分にスペーサを介在させて、そのスペーサを介在させ
たはめ合せ部分がコイルケース内に配されるようにした
もので、コイルケース内に一辺が入るようにして2つの
コア要素が組み込まれたコイルユニットをモールドケー
ス内に入れたうえで、樹脂を注入して全体を一体的にモ
ールド成形するに際して、樹脂の注入圧力がスペーサを
介在させたはめ合せ部分に直接加わることがなくなり、
その注入圧力によってスペーサがはめ合せ部分から動く
ようなことがなくなり、コアのギャップ間隔を常に一定
に保持させて安定したエンジンの点火特性を得ることが
できるという優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエンジンの点火コイルの一実施例
におけるコイルケース,コア要素およびスペーサ部分の
斜視図、第2図は同実施例における点火コイルの正断面
図、第3図はスペーサを介在させたコア要素3,4の圧
入状態を示す図、第4図は従来のエンジンの点火コイル
を示す正断面図である。 1……コイルケース、3,4……コア要素、5……コア 10,10′……スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割された2つのコア要素の各両端面をそ
    れぞれつき合せて、一方のつき合せられる端面間にギャ
    ップ保持用のスペーサをはさんで磁気的な閉回路が形成
    されるように一体に組み合せられたコアの一辺に、一次
    側および二次側の各コイルが同軸状に巻装されたコイル
    ケースが装着されるエンジンの点火コイルであって、2
    つのコア要素における各つき合せ部分をそれぞれ相対的
    に形成された凹凸のはめ合い構造による圧入によるはめ
    合せとし、その一方のはめ合せ部分にスペーサを介在さ
    せて、そのスペーサを介在させたはめ合せ部分がコイル
    ケース内に配されるようにしたことを特徴とするエンジ
    ンの点火コイル。
JP1988146500U 1988-11-09 1988-11-09 エンジンの点火コイル Expired - Lifetime JPH0627937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988146500U JPH0627937Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 エンジンの点火コイル

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JPH0267621U JPH0267621U (ja) 1990-05-22
JPH0627937Y2 true JPH0627937Y2 (ja) 1994-07-27

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57115227U (ja) * 1981-01-08 1982-07-16
JPS58153314A (ja) * 1982-03-06 1983-09-12 Toyo Denso Co Ltd 閉磁路型イグニシヨンコイル用鉄心

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0267621U (ja) 1990-05-22

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