JPH025106Y2 - - Google Patents

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JPH025106Y2
JPH025106Y2 JP7425385U JP7425385U JPH025106Y2 JP H025106 Y2 JPH025106 Y2 JP H025106Y2 JP 7425385 U JP7425385 U JP 7425385U JP 7425385 U JP7425385 U JP 7425385U JP H025106 Y2 JPH025106 Y2 JP H025106Y2
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cylinder
field core
piston
front cylinder
flange
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JP7425385U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電磁往復動コンプレツサのシリンダ
に関し、、特にシリンダとフイールドコアとの組
付け時に合心のわずらわしさがない電磁往復動リ
ニアコンプレツサのシリンダに関する。
(従来の技術) 従来の電磁往復動コンプレツサの一例は、例え
ば特開昭53−30011号公報に記載されている。
この電磁往復動コンプレツサにおいては、メイ
ンピストンと、アーマチユアを挾んで後部に設け
たサブピストンが、メインピストンの偏摩耗を防
止するために、前後に分割されたシリンダの中に
挿入されており、シリンダはフイールドコアを挾
んで、ねじで接続されている。また、該シリンダ
はアルミニウム材料を絶縁するために硬質アルマ
イトで表面処理を施したものが用いられている。
該シリンダの内部に一体に結合され収納される
ピストンとアーマチユアはスプリングで上死点方
向に付勢されている。また、フイールドコア上に
は、該フイールドコアとアーマチユアに磁束を供
給するインダクシヨンコイルが配されている。
今、所定のタイミングで前記インダクシヨンコ
イルに電力が供給され、前記フイールドコアが励
磁されると、前記アーマチユアは該フイールドコ
アに引付けられる。該ピストンが下死点に来たと
ころで、電力の供給が停止されるとフイールドコ
アがアーマチユアを引付ける力は消失し、このと
き、ピストンは前記スプリングの力を受け、元の
位置に戻る。
この様な動作が繰返し行なわれると、ピストン
が前部シリンダ内を往復運動し、所定の流体圧縮
作用が達成される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の従来の電磁往復動コンプレツサは、シリ
ンダとフイールドコアの合心がむずかしく、組立
てに時間がかかるという問題があつた。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案の特徴は、電磁往復動コンプレツサのシ
リンダとフイールドコアの両方に相互に合心状態
に係合するいんろう部を設けることにより、両者
の組付けを正確にできるようにした点にある。
(実施例) 以下、本考案を実施例を用いて説明する。
第1図は、本考案の1実施例の電磁往復動コン
プレツサに使用されるシリンダおよびフイールド
コアを説明するための斜視図である。また、第2
図aは該シリンダの断面側面図、同図bは背面
図、第3図aは第2図aのA−A線断面図、同図
bは第2図aのB−B線断面図を示す。
第1図および第2図aから明らかなように、本
考案のシリンダ2は後部シリンダ3a、前部シリ
ンダ3b、ピストン軸ガイド用ボス4およびフラ
ンジ8が一体構造であり、絶縁物、好ましくは熱
膨脹係数がアルミニウムと近似しているポリアミ
ドイミドのような合成樹脂から形成されている。
後部シリンダ3a部の軸心部に前部シリンダ3
b方向にむけて設けたピストン軸ガイド用ボス4
にはシリンダ2の軸心に一致した軸心を有するピ
ストン軸ガイド孔6が形成されており、フランジ
8には後述するフイールドコアを固定するねじを
螺入するためのねじ孔10が形成されている。後
部シリンダ3aの後壁面3a′と対向する前部シリ
ンダ3bの端面3b′にはいんろう部12が形成さ
れている。このいんろう部は第1図から明らかな
ように、後部シリンダ3aの方に向かつて所定の
長さだけ突出する所定の中心角を有する2つの円
弧状突出部から形成されている。この2つの円弧
状突出部は後部シリンダ3aの切欠部5に対向す
る位置に形成されている。
また、前部シリンダ3bの開口端部にはシリン
ダヘツド形成用の蓋体38(第4図a参照)を固
定するフランジ14が一体成型されている。
さらに、フランジ8と前部シリンダ3bの間に
は、補強用リブ16が設けられ、フランジ8の第
2図a右側面部をシリンダ2の軸心に対して完全
に直交させている。
前部シリンダ3bおよび後部シリンダ3aの断
面形状は、それぞれ第3図aおよびbに示されて
いるように異なる。すなわち第2図aのA−A線
における断面形状は内部が真円であり、外壁面の
形状は中心軸に平行でかつ該中心に対称な面で面
取した形をしている。一方、同図B−B線におけ
る断面形状は、上記前部シリンダ3bの面取り面
と平行な2面面取した形をし、後部シリンダ3a
の内部と外部は切欠部5によつて連通している。
後部シリンダ3aの内壁面を形成する円弧は前部
シリンダ3bの内壁面とほぼ同一曲率半径で該シ
リンダ3bの内壁面とおおむね同一曲面を形成し
ている。
また、第2図aにおいて18は弁座であり、こ
の弁座18に吸気用弾性バルブ40(第4図a参
照)が設けられる。20は排気孔であり、該排気
孔20にはシール性に富み、安定した定格圧力を
得ることができるダツクビル型吐出バルブがはめ
られ、該バルブを収容する吐出部に吐出バルブが
接続される。
一方、フイールドコア22は、第1図の斜視図
から明らかなように、左右一対の磁極24,24
を有し、その対向部の先端円弧縁正面部には切に
欠いたいんろう部26が形成されている。フイー
ルドコア22は磁極24,24にインダクシヨン
コイルを装着固定した後、前記いんろう部26を
前部シリンダ3bのいんろう部12に向けて搬送
される。このとき、前記磁極24,24は後部シ
リンダ3aの左右の切欠部5,5を介して対向し
た状態で後部シリンダ3aに挿入される。
フイールドコア22が一番深い所まで挿入され
ると、すなわち前部シリンダ3bに最も接近した
位置まで挿入されると、フイールドコア22のフ
ランジ28がフランジ8に突当たり、かつ前記フ
イールドコア22のいんろう部26が前部シリン
ダ3bのいんろう部12と係合する。このため、
容易にシリンダ2の中心とフイールドコア22の
中心とを合わせることができる。その後、前部フ
イールドコア22のフランジ28の孔にねじ42
(第4図a参照)を挿入し、次いで、同ねじをシ
リンダ2のフランジ8のねじ穴10に螺着させ
て、シリンダ2とフイールドコア22とは一体に
固着される。
次に、前記シリンダ2にフイールドコア22を
固着し、かつ該シリンダ2中にピストンを装着し
た電磁往復動コンプレツサの構成を第4図で説明
する。
第4図aは同コンプレツサの縦側断面図、同図
bは背面図、同図cは平面図を示す。これらの図
において、第1図〜第3図に付した符号と同符号
は同一物または同等物を示す。
さて、第4図に示されているように、シリンダ
2の内部には、アーマチユア30、ピストン32
およびピストン軸34の3者が一体構造のピスト
ン組立体が収納されている。アーマチユア30と
ピストン32は中心孔を有しピストン軸34は小
径部と大径部からなり、該小径部をアーマチユア
30とピストン32の中心孔の両方に圧入するこ
とにより、該アーマチユア、ピストンおよびピス
トン軸の3者が分離しないようになされている。
ピストン軸34の大径部はピストン軸ガイド孔
6の中に極めて小さなはめ合い公差をもつて摺動
自在に挿入されている。しがつて、前記シリンダ
2の後部シリンダ3aのピストン軸ガイド孔6と
前部シリンダ3bの内壁面とはピストン摺動面部
の前後の軸受となつている。また、該大径部の周
囲に配設されたスプリング36はアーマチユア3
0およびピストン32等からなるピストン組立体
を前部シリンダ3bの第4図a左方端、すなわち
上死点に向けて付勢している。
前部シリンダ3bの正面開口端部と同部を閉塞
するシリンダヘツド形成用の蓋体38とによつて
挾着された状態に固定される吸気用バルブ40は
ピストン32が第4図a右方すなわち下死点の方
向に向かつて動く時開いて、前記吸気パイプ32
を通つて送られてくる空気や液体等の流体を前部
シリンダ3b、ピストン32、蓋体38等によつ
て形成される作動室内に導入する。逆に、ピスト
ン26が第4図a左方すなわち上死点の方向に向
かつて動くと吸気用バルブ30は閉じて前記作動
室中の流体が吸気パイプ32へ逆流するのを阻止
する。
第4図aにおいて、42はフイ−ルドコア22
を本考案のシリンダ2に固定するね、44は該フ
イ−ルドコア22の磁極24,24にに装着され
るインダクシヨンコイルである。
さて、上記電磁往復動コンプレツサにおいて、
インダクシヨンコイル44に適当な周波数の半波
交流を流すと、前記フイールドコア22は該周波
数に応じた時間間隔で励磁される。該フイールド
コア22が励磁されると、アーマチユア30はフ
イールドコア22の磁極24に引付けられるの
で、ピストン32はスプリング36に抗して第4
図aの右方へ動き、下死点の位置へ運ばれる。
一方、磁極24の励磁がオフになると、アーマ
チユア30は磁極24から解放される。このと
き、ピストン32はスプリング36の復元力によ
り上死点の位置へ運ばれる。
以上の動作が連続して行なわれると、該コンプ
レツサは所定の動作を行なう。
なお、本実施例においては、シリンダ2の材料
としてポリアミドイミドを用いたが、ピストン3
2およびアーマチユア30と熱膨脹係数が近い非
磁性体の絶縁物であれば他の素材であよてもよに
ことは勿論である。
(考案の効果) (1) 本考案によれば、シリンダに設けられたいん
ろう部とフイールドコアの磁極に設けられたい
んろう部とを突き合わすだけで、両者の合心が
容易にでき、組立てが簡単にできるという効果
がある。
(2) 別々に形成したシリンダと電磁部の完成品を
そのまま組立てることができるので、規格の違
う電磁部を同一規格のシリンダに簡単に組付る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図a
シリンダの断面側面図、同図bは背面図、第3図
aは第2図aのA−A線断面図、同図bは第2図
aのB−B線断面図、第4図aは第1〜3図に示
すシリンダにピストン、電磁装置を装置したとき
の縦側断面図、同図bはその背面図、同図cはそ
の平面図を示す。 2……シリンダ、3a……後部シリンダ、3b
……前部シリンダ、4……ピストン軸ガイド用ボ
ス、5……切欠部、8……フランジ、10……ね
じ、12……いんろう部、22……フイールドコ
ア、26……いんろう部、42……ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周壁面が円筒の形状を有する前部シリンダ、
    該前部シリンダと同心であつて同一素材で該前部
    シリンダと一連に作られた後部シリンダ、および
    前記前部シリンダの外部にあつて前記後部シリン
    ダと境界部近傍に設けられた半径方向に延びるフ
    イールドコア固定用のフランジの3部が少くとも
    不良導体一体構成物であるシリンダと、対称位置
    に設けられた磁極にインダクシヨンコイルが装着
    されているフイールドコアとからなり、前記シリ
    ンダのフイールドコア取付端面とフイールドコア
    の被取付面とには相互に合心状態に係合するシリ
    ンダと同一の円弧型いんろう部を設けて、前記シ
    リンダのいんろう部と前記フイールドコアのいん
    ろう部とをいんろう継手状に結合したことを特徴
    とする電磁往復動コンプレツサのシリンダ。
JP7425385U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH025106Y2 (ja)

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JPS61190485U JPS61190485U (ja) 1986-11-27
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