JPH0113820Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113820Y2 JPH0113820Y2 JP12497785U JP12497785U JPH0113820Y2 JP H0113820 Y2 JPH0113820 Y2 JP H0113820Y2 JP 12497785 U JP12497785 U JP 12497785U JP 12497785 U JP12497785 U JP 12497785U JP H0113820 Y2 JPH0113820 Y2 JP H0113820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- mounting plate
- closing member
- mounting groove
- compressor
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、振動圧縮機、特に一端が閉じられた
円筒状ヨークの他端が閉塞部材で閉塞されて成る
ケーシング内に、永久磁石と、該永久磁石との間
に環状の間隙を形成するポール・ピースとが固定
的に配設され、上記間隙には、交番電力で付勢さ
れる駆動コイルがケーシングの軸方向移動自在に
配置され、該コイルと実質的に一体のピストンが
上記閉塞部材に設けられたシリンダ部に摺合され
る振動圧縮機において、上記ヨークと閉塞部材と
の固定手段を改良した振動圧縮機に関するもので
ある。
円筒状ヨークの他端が閉塞部材で閉塞されて成る
ケーシング内に、永久磁石と、該永久磁石との間
に環状の間隙を形成するポール・ピースとが固定
的に配設され、上記間隙には、交番電力で付勢さ
れる駆動コイルがケーシングの軸方向移動自在に
配置され、該コイルと実質的に一体のピストンが
上記閉塞部材に設けられたシリンダ部に摺合され
る振動圧縮機において、上記ヨークと閉塞部材と
の固定手段を改良した振動圧縮機に関するもので
ある。
(従来の技術と考案が解決しようとする問題点)
従来、例えば車載用冷蔵庫などの圧縮機として
用いられる振動圧縮機においては、ヨークの他端
面にねじ穴が穿設され、閉塞部材を貫通するねじ
部材を上記ねじ穴に螺合して締付けることによ
り、閉塞部材がヨークの他端に固定されている。
従つて、当該従来の振動圧縮機においては、ヨー
クの他端面にねじ穴を穿設するために、少なくと
もそのねじ穴の部分でヨークの他端部の肉厚を大
きくせざるを得ず、その厚肉部ではヨーク内面が
アンダーカツト形状となり、加工が煩雑であつ
た。またケーシングの軸方向に沿う上記厚肉部の
長さを極力小さくするためには、ヨークの他端と
閉塞部材との間にねじ部材を螺合し得るねじ孔を
有する円筒状介在物を介在させる必要があつた。
このためヨークおよび閉塞部材の芯合わせを行う
ために加工精度を高くする必要が生じ、さらにね
じ部材の首下長さが長くなるので、ねじ部材に大
きな強度を持たせる必要が生じ、コスト高にな
る。
用いられる振動圧縮機においては、ヨークの他端
面にねじ穴が穿設され、閉塞部材を貫通するねじ
部材を上記ねじ穴に螺合して締付けることによ
り、閉塞部材がヨークの他端に固定されている。
従つて、当該従来の振動圧縮機においては、ヨー
クの他端面にねじ穴を穿設するために、少なくと
もそのねじ穴の部分でヨークの他端部の肉厚を大
きくせざるを得ず、その厚肉部ではヨーク内面が
アンダーカツト形状となり、加工が煩雑であつ
た。またケーシングの軸方向に沿う上記厚肉部の
長さを極力小さくするためには、ヨークの他端と
閉塞部材との間にねじ部材を螺合し得るねじ孔を
有する円筒状介在物を介在させる必要があつた。
このためヨークおよび閉塞部材の芯合わせを行う
ために加工精度を高くする必要が生じ、さらにね
じ部材の首下長さが長くなるので、ねじ部材に大
きな強度を持たせる必要が生じ、コスト高にな
る。
上記の如き問題点を解決することを目的とし
て、本願出願人は、先に第3図ないし第5図に図
示されているような振動圧縮機を提案(実願昭60
−8839号)している。第3図は全体縦断面図、第
4図はヨークの下端部分の斜視図、第5図はヨー
クに取付板を装着した状態を示す斜視図を示して
いる。以下、上記提案の振動圧縮機の一実施例に
ついて説明する。
て、本願出願人は、先に第3図ないし第5図に図
示されているような振動圧縮機を提案(実願昭60
−8839号)している。第3図は全体縦断面図、第
4図はヨークの下端部分の斜視図、第5図はヨー
クに取付板を装着した状態を示す斜視図を示して
いる。以下、上記提案の振動圧縮機の一実施例に
ついて説明する。
第3図において、振動圧縮機1は、上下に長い
円筒状密閉容器2内に圧縮機本体3をばね4,5
で浮動支持して構成される。
円筒状密閉容器2内に圧縮機本体3をばね4,5
で浮動支持して構成される。
圧縮機本体3のケーシング6は、一端すなわち
上端を閉じて上下に延びる円筒状ヨーク7の他端
すなわち下端に閉塞部材8を固定して構成され
る。すなわち、閉塞部材8は、基本的に厚肉の円
盤状に形成されており、ヨーク7の下端に嵌合さ
れる。そして、第4図および第5図に関連して後
述する如くヨーク7の下端側内面には取付板9が
装着されており、閉塞部材8を貫通するねじ部材
10を取付板9に螺合して締付けることにより、
閉塞部材8がヨーク7の下端に固定されて構成さ
れている。以下、当該振動圧縮機1の動作を簡単
に説明する。
上端を閉じて上下に延びる円筒状ヨーク7の他端
すなわち下端に閉塞部材8を固定して構成され
る。すなわち、閉塞部材8は、基本的に厚肉の円
盤状に形成されており、ヨーク7の下端に嵌合さ
れる。そして、第4図および第5図に関連して後
述する如くヨーク7の下端側内面には取付板9が
装着されており、閉塞部材8を貫通するねじ部材
10を取付板9に螺合して締付けることにより、
閉塞部材8がヨーク7の下端に固定されて構成さ
れている。以下、当該振動圧縮機1の動作を簡単
に説明する。
上記ヨーク7の内面に固定された円弧状の永久
磁石11と円筒状のポール・ピース12との間の
間隙に配置された駆動コイル13に給電端子14
およびリード線15を介して交番電流を流すこと
により、該駆動コイル13は上下方向に振動す
る。その結果、該駆動コイル13を支持すると共
に共振バネ16,17によつて支持されている支
持部材18を介して該支持部材18に支持されて
いるピストン19も上下方向に振動する。該ピス
トン19の上下振動により、吸入弁20および吐
出弁21がポンプ作用を行い、容器2内に導入さ
れた冷媒は吸入管22を介して低圧室23に流入
し、ピストン19、吸入弁20、シリンダ室24
および吐出弁21と経て吐出弁室25に流入し、
更に該吐出弁室25と高圧室26とを連通する連
通路27、高圧室26および吐出管28を介して
冷蔵庫のコンデンサ(図示省略)などに吐出され
る。
磁石11と円筒状のポール・ピース12との間の
間隙に配置された駆動コイル13に給電端子14
およびリード線15を介して交番電流を流すこと
により、該駆動コイル13は上下方向に振動す
る。その結果、該駆動コイル13を支持すると共
に共振バネ16,17によつて支持されている支
持部材18を介して該支持部材18に支持されて
いるピストン19も上下方向に振動する。該ピス
トン19の上下振動により、吸入弁20および吐
出弁21がポンプ作用を行い、容器2内に導入さ
れた冷媒は吸入管22を介して低圧室23に流入
し、ピストン19、吸入弁20、シリンダ室24
および吐出弁21と経て吐出弁室25に流入し、
更に該吐出弁室25と高圧室26とを連通する連
通路27、高圧室26および吐出管28を介して
冷蔵庫のコンデンサ(図示省略)などに吐出され
る。
以上説明した上記提案の振動圧縮機1における
ケーシング6は、ヨーク7と閉塞部材8とによつ
て構成され、ヨーク7の下端側内面に装着された
取付板9に、閉塞部材8を貫通するねじ部材10
を螺合せしめることにより、閉塞部材8がヨーク
7の下端に固定されている。以下、第4図および
第5図に関連して、上記ヨーク7と閉塞部材8と
の固定態様を説明する。
ケーシング6は、ヨーク7と閉塞部材8とによつ
て構成され、ヨーク7の下端側内面に装着された
取付板9に、閉塞部材8を貫通するねじ部材10
を螺合せしめることにより、閉塞部材8がヨーク
7の下端に固定されている。以下、第4図および
第5図に関連して、上記ヨーク7と閉塞部材8と
の固定態様を説明する。
上記ヨーク7の下端側内面には、第4図に図示
されている如く、突起部29を残して上記取付板
9を装着せしめるための取付溝30が全周にわた
つて穿溝されている。また、取付板9は、第5図
に図示されている如く、リング状の円板の一部が
切り取られたほぼ360度にわたる円弧状に、例え
ばバネ材などの弾性材によつて形成されており、
ねじ部材10(第3図図示)に螺合する複数個の
ねじ孔31がもうけられている。そして、当該取
付板9の外径は上記取付溝30の底面の直径より
も僅かに大きく定められている。取付板9を上記
取付溝30に装着するに当たつては、円周方向両
端(切欠き部9′の両端)を相互に近接させるよ
うにして縮径した状態でヨーク7内に挿入され、
その縮径状態を解除することにより上記取付溝3
0に嵌合される。しかも、嵌合された状態のもと
では、上記取付板9は放射方向へ弾発力を発揮
し、上記取付溝30内において強固に固定され
る。
されている如く、突起部29を残して上記取付板
9を装着せしめるための取付溝30が全周にわた
つて穿溝されている。また、取付板9は、第5図
に図示されている如く、リング状の円板の一部が
切り取られたほぼ360度にわたる円弧状に、例え
ばバネ材などの弾性材によつて形成されており、
ねじ部材10(第3図図示)に螺合する複数個の
ねじ孔31がもうけられている。そして、当該取
付板9の外径は上記取付溝30の底面の直径より
も僅かに大きく定められている。取付板9を上記
取付溝30に装着するに当たつては、円周方向両
端(切欠き部9′の両端)を相互に近接させるよ
うにして縮径した状態でヨーク7内に挿入され、
その縮径状態を解除することにより上記取付溝3
0に嵌合される。しかも、嵌合された状態のもと
では、上記取付板9は放射方向へ弾発力を発揮
し、上記取付溝30内において強固に固定され
る。
このようにして取付板9が装着されたヨーク7
と閉塞部材8とは、第3図を参照して前述した如
く、上記取付板9にもうけられているねじ孔31
に上記閉塞部材8を貫通するねじ部材10を螺合
せしめることにより結合される。
と閉塞部材8とは、第3図を参照して前述した如
く、上記取付板9にもうけられているねじ孔31
に上記閉塞部材8を貫通するねじ部材10を螺合
せしめることにより結合される。
以上、本願出願人が先に提案した振動圧縮機
は、上記ヨーク7と閉塞部材8との固定手段にお
いて数々のすぐれた特徴を有するものであるが、
第3図ないし第5図図示例においては、取付板9
が取付溝30に装着された状態において、前述し
た放射方向の弾発力が必ずしも充分でない(ヨー
ク7に挿入する際に取付板9を縮径状態にするた
め)ため、取付板9の外周面が取付溝30の底面
に強固に密着しないことがある。そのため、ヨー
ク7と閉塞部材8との円周方向の相対位置が不安
定になるということが生じる。
は、上記ヨーク7と閉塞部材8との固定手段にお
いて数々のすぐれた特徴を有するものであるが、
第3図ないし第5図図示例においては、取付板9
が取付溝30に装着された状態において、前述し
た放射方向の弾発力が必ずしも充分でない(ヨー
ク7に挿入する際に取付板9を縮径状態にするた
め)ため、取付板9の外周面が取付溝30の底面
に強固に密着しないことがある。そのため、ヨー
ク7と閉塞部材8との円周方向の相対位置が不安
定になるということが生じる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の如き問題点を解決することは
目的としており、そのため本考案の振動圧縮機
は、一端が閉じられた円筒状ヨークの他端が閉塞
部材で閉塞されて成るケーシング内に、永久磁石
と、該永久磁石との間に環状の間隙を形成するポ
ール・ピースとが固定的に配設され、上記間隙に
は、交番電力で付勢される駆動コイルがケーシン
グの軸方向移動自在に配置され、該コイルと実質
的に一体のピストンが上記閉塞部材に設けられた
シリンダ部に摺合される振動圧縮機において、上
記ヨークは、該ヨークの上記他端側内面に全周に
わたつて穿溝された取付溝と、該取付溝の上記ヨ
ーク他端側の側面を構成する突起部と、上記取付
溝に装着されかつ複数個のねじ孔を有する弾性材
からなるリング状の円板の一部が切り欠かれたか
たちに形成されかつ円周方向における両端に近接
した夫々の位置に位置決め孔を有する円弧状の取
付板とをそなえ、上記閉塞部材が該閉塞部材を貫
通して上記取付板のねじ孔に螺合するねじ部材に
より、上記ヨークの他端に固定されるよう構成さ
れてなり、上記取付板は、上記位置決め孔の間隔
を押拡げて該取付板の全外周面を上記取付溝の底
面に密着せしめた状態のもとで、上記突起部によ
りかしめられていることを特徴としている。以
下、図面を参照しつつ説明する。
目的としており、そのため本考案の振動圧縮機
は、一端が閉じられた円筒状ヨークの他端が閉塞
部材で閉塞されて成るケーシング内に、永久磁石
と、該永久磁石との間に環状の間隙を形成するポ
ール・ピースとが固定的に配設され、上記間隙に
は、交番電力で付勢される駆動コイルがケーシン
グの軸方向移動自在に配置され、該コイルと実質
的に一体のピストンが上記閉塞部材に設けられた
シリンダ部に摺合される振動圧縮機において、上
記ヨークは、該ヨークの上記他端側内面に全周に
わたつて穿溝された取付溝と、該取付溝の上記ヨ
ーク他端側の側面を構成する突起部と、上記取付
溝に装着されかつ複数個のねじ孔を有する弾性材
からなるリング状の円板の一部が切り欠かれたか
たちに形成されかつ円周方向における両端に近接
した夫々の位置に位置決め孔を有する円弧状の取
付板とをそなえ、上記閉塞部材が該閉塞部材を貫
通して上記取付板のねじ孔に螺合するねじ部材に
より、上記ヨークの他端に固定されるよう構成さ
れてなり、上記取付板は、上記位置決め孔の間隔
を押拡げて該取付板の全外周面を上記取付溝の底
面に密着せしめた状態のもとで、上記突起部によ
りかしめられていることを特徴としている。以
下、図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
第1図は本考案の振動圧縮機に用いられる取付
板の一実施例斜視図、第2図は本考案における取
付板の装着態様を説明するための説明図、第3図
は本考案の振動圧縮機の一実施例における全体縦
断面図を示す。なお、当該第3図は本願明細書冒
頭における本願出願人による既提案の振動圧縮機
の説明に用いたが、該既提案の振動圧縮機と本考
案の振動圧縮機との縦断面図は同様に表されるた
め、以後第3図を本考案の振動圧縮機における縦
断面図とする。
板の一実施例斜視図、第2図は本考案における取
付板の装着態様を説明するための説明図、第3図
は本考案の振動圧縮機の一実施例における全体縦
断面図を示す。なお、当該第3図は本願明細書冒
頭における本願出願人による既提案の振動圧縮機
の説明に用いたが、該既提案の振動圧縮機と本考
案の振動圧縮機との縦断面図は同様に表されるた
め、以後第3図を本考案の振動圧縮機における縦
断面図とする。
本考案の振動圧縮機は、本願明細書冒頭に説明
した上記既提案の振動圧縮機におけるヨーク7と
閉塞部材8との固定手段を改良したものであつ
て、当該固定手段を除く他の構成および動作は上
記既提案の振動圧縮機と全く同様である。従つ
て、第3図に図示されている本考案の振動圧縮機
1の全体的な構成および動作の説明は省略し、第
1図および第2図を参照しつつ、本考案における
上記ヨーク7と閉塞部材8との固定手段について
詳細に説明する。
した上記既提案の振動圧縮機におけるヨーク7と
閉塞部材8との固定手段を改良したものであつ
て、当該固定手段を除く他の構成および動作は上
記既提案の振動圧縮機と全く同様である。従つ
て、第3図に図示されている本考案の振動圧縮機
1の全体的な構成および動作の説明は省略し、第
1図および第2図を参照しつつ、本考案における
上記ヨーク7と閉塞部材8との固定手段について
詳細に説明する。
本考案に用いられる取付板32は、第1図に図
示されている如く、基本的には前述した上記既提
案の振動圧縮機における取付板9(第5図図示)
と同様に弾性材によつて円弧状に形成されてお
り、切欠き部32′が存在している。しかしなが
ら、本考案の取付板32には両端に近接した位置
に位置決め孔33が夫々もうけられている。ま
た、上記切欠き部32′は、第1図に図示されて
いる如く、段差部34が突起した形状に形成され
ている。上記位置決孔33は、周知の治具によつ
て上記取付板32の縮径および拡径を容易に行う
ようにするものである。なお、上記取付板32が
装着される取付溝30および突起部29は第4図
を参照して説明した上記既提案の振動圧縮機と同
様にヨーク7の下端側に形成されている。従つ
て、以後第4図を本考案に適用するものとする。
示されている如く、基本的には前述した上記既提
案の振動圧縮機における取付板9(第5図図示)
と同様に弾性材によつて円弧状に形成されてお
り、切欠き部32′が存在している。しかしなが
ら、本考案の取付板32には両端に近接した位置
に位置決め孔33が夫々もうけられている。ま
た、上記切欠き部32′は、第1図に図示されて
いる如く、段差部34が突起した形状に形成され
ている。上記位置決孔33は、周知の治具によつ
て上記取付板32の縮径および拡径を容易に行う
ようにするものである。なお、上記取付板32が
装着される取付溝30および突起部29は第4図
を参照して説明した上記既提案の振動圧縮機と同
様にヨーク7の下端側に形成されている。従つ
て、以後第4図を本考案に適用するものとする。
第1図図示取付板32は、円周方向両端を相互
に近接させるように縮径(該縮径動作は上記位置
決め孔33を利用して治具を用いて行うようにし
ても良い)した状態でヨーク7内に挿入し、縮径
状態を解除することにより取付溝30に嵌合され
る。該嵌合状態のもとで上記取付板32の円周方
向の位置合わせを行つた上で、前述した位置決め
孔33を利用して切欠き部32′を充分に押拡げ
る。このように位置決め孔33を利用して切欠き
部32′を押拡げることによつて、取付板32の
外周面を全周にわたつて上記取付溝30の底面を
押圧した状態で該底面に密着させることができ
る。この状態のもとで、第2図に図示されている
如く、突起部29により上記取付板32を切欠き
部32′においてかしめるようにする。なお、第
2図における符号29′は、上記突起部29のか
しめ部を表している。このようにして、取付板3
2は、ヨーク7に対して正確な位置かつ強固に装
着されることになる。
に近接させるように縮径(該縮径動作は上記位置
決め孔33を利用して治具を用いて行うようにし
ても良い)した状態でヨーク7内に挿入し、縮径
状態を解除することにより取付溝30に嵌合され
る。該嵌合状態のもとで上記取付板32の円周方
向の位置合わせを行つた上で、前述した位置決め
孔33を利用して切欠き部32′を充分に押拡げ
る。このように位置決め孔33を利用して切欠き
部32′を押拡げることによつて、取付板32の
外周面を全周にわたつて上記取付溝30の底面を
押圧した状態で該底面に密着させることができ
る。この状態のもとで、第2図に図示されている
如く、突起部29により上記取付板32を切欠き
部32′においてかしめるようにする。なお、第
2図における符号29′は、上記突起部29のか
しめ部を表している。このようにして、取付板3
2は、ヨーク7に対して正確な位置かつ強固に装
着されることになる。
なお、本考案における取付板32の切欠き部3
2′の形状は、第1図図示の如く段差を有する形
状に限られるものではなく、例えば第5図図示切
欠き部9′の如く段差のない形状でも良く、要す
るに前述したかしめの効果が充分に発揮される形
状であれば良い。
2′の形状は、第1図図示の如く段差を有する形
状に限られるものではなく、例えば第5図図示切
欠き部9′の如く段差のない形状でも良く、要す
るに前述したかしめの効果が充分に発揮される形
状であれば良い。
(考案の効果)
以上説明した如く、本考案によれば、ヨークと
閉塞部材との固定手段として用いられる取付板を
上記ヨークに対して正確な位置に、しかも強固に
装着することが可能となるため、簡素化された固
定手段でもつて上記ヨークと閉塞部材との固定状
態を安定化させることが可能となる振動圧縮機を
提供することができる。
閉塞部材との固定手段として用いられる取付板を
上記ヨークに対して正確な位置に、しかも強固に
装着することが可能となるため、簡素化された固
定手段でもつて上記ヨークと閉塞部材との固定状
態を安定化させることが可能となる振動圧縮機を
提供することができる。
第1図は本考案の振動圧縮機に用いられる取付
板の一実施例斜視図、第2図は本考案における取
付板の装着態様に関する説明図、第3図は本考案
の全体縦断面図、第4図は本考案におけるヨーク
の下端部分の斜視図、第5図は本考案の前提であ
る既提案の振動圧縮機における取付板とその装着
態様に関する説明図を示す。 図中、1は振動圧縮機、6はケーシング、7は
ヨーク、8は閉塞部材、10はねじ部材、11は
永久磁石、12はポール・ピース、13は駆動コ
イル、19はピストン、29は突起部、29′は
かしめ部、30は取付溝、31はねじ孔、32は
取付板、32′は切欠き部、33は位置決め孔、
34は段差部を表す。
板の一実施例斜視図、第2図は本考案における取
付板の装着態様に関する説明図、第3図は本考案
の全体縦断面図、第4図は本考案におけるヨーク
の下端部分の斜視図、第5図は本考案の前提であ
る既提案の振動圧縮機における取付板とその装着
態様に関する説明図を示す。 図中、1は振動圧縮機、6はケーシング、7は
ヨーク、8は閉塞部材、10はねじ部材、11は
永久磁石、12はポール・ピース、13は駆動コ
イル、19はピストン、29は突起部、29′は
かしめ部、30は取付溝、31はねじ孔、32は
取付板、32′は切欠き部、33は位置決め孔、
34は段差部を表す。
Claims (1)
- 一端が閉じられた円筒状ヨークの他端が閉塞部
材で閉塞されて成るケーシング内に、永久磁石
と、該永久磁石との間に環状の間隙を形成するポ
ール・ピースとが固定的に配設され、上記間隙に
は、交番電力で付勢される駆動コイルがケーシン
グの軸方向移動自在に配置され、該コイルと実質
的に一体のピストンが上記閉塞部材に設けられた
シリンダ部に摺合される振動圧縮機において、上
記ヨークは、該ヨークの上記他端側内面に全周に
わたつて穿溝された取付溝と、該取付溝の上記ヨ
ーク他端側の側面を構成する突起部と、上記取付
溝に装着されかつ複数個のねじ孔を有する弾性材
からなるリング状の円板の一部が切り欠かれたか
たちに形成されかつ円周方向における両端に近接
した夫々の位置に位置決め孔を有する円弧状の取
付板とをそなえ、上記閉塞部材が該閉塞部材を貫
通して上記取付板のねじ孔に螺合するねじ部材に
より、上記ヨークの他端に固定されるよう構成さ
れてなり、上記取付板は、上記位置決め孔の間隔
を押拡げて該取付板の全外周面を上記取付溝の底
面に密着せしめた状態のもとで、上記突起部によ
りかしめられていることを特徴とする振動圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12497785U JPH0113820Y2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12497785U JPH0113820Y2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6234173U JPS6234173U (ja) | 1987-02-28 |
JPH0113820Y2 true JPH0113820Y2 (ja) | 1989-04-24 |
Family
ID=31017471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12497785U Expired JPH0113820Y2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0113820Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01167515U (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-24 |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP12497785U patent/JPH0113820Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6234173U (ja) | 1987-02-28 |
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