JPS6221755Y2 - - Google Patents

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JPS6221755Y2
JPS6221755Y2 JP1984104737U JP10473784U JPS6221755Y2 JP S6221755 Y2 JPS6221755 Y2 JP S6221755Y2 JP 1984104737 U JP1984104737 U JP 1984104737U JP 10473784 U JP10473784 U JP 10473784U JP S6221755 Y2 JPS6221755 Y2 JP S6221755Y2
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JP1984104737U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば養魚槽内に収容の水中にエア
ーを供給する場合等に用いられるダイヤフラムエ
アーポンプで、詳しくは、ダイヤフラムの外周に
沿つて同芯円状に一体に突出連設した環状突起
を、自由状態における前記環状突起の内径よりも
やや大なる内径を有する状態でダイヤフラム取付
台側に形成した環状凹溝に嵌合することにより、
ダイヤフラムを半径方向に拡張して前記取付台に
装着してあるダイヤフラムエアーポンプのダイヤ
フラム拡張支持装置に関する。
〈背景及び従来の技術〉 一般にこの種のダイヤフラムエアーポンプは、
第4図で示すように、背反的に開閉作動する逆止
弁6,7付きの吸込口、6A、吐出口、7Aを備
えたカバーケーシング11とダイヤフラム取付台
10との間にゴム製のダイヤフラム4を張設する
ことによりポンプ室5を形成し、前記ダイヤフラ
ム4の中央部に端部を固定連結した駆動桿1に固
着の永久磁石2とこれの外周に配置した電磁石3
との相互作用により駆動桿1を電源周波数に応じ
てその長手方向に往復移動させ、もつてダイヤフ
ラム4を振動させてポンプ室5の容積を増減変化
させることにより、逆止弁6,7を背反的に開閉
作動させてエアーの吸入・排出作用を行なうよう
に構成されている。
而して、このようなポンプ性能の良否は前記駆
動桿1を含めた振動系の動きの強弱が最も大きな
要素であり、この振動系の動きは、ダイヤフラム
4の張力と、駆動桿1を含む振動系の重量によつ
て特定される該振動系の固有振動数が駆動電源周
波数に同調した時が最も強いのである。かかる観
点に立脚して、冒述の構成手段を介して前記ダイ
ヤフラムを半径方向に拡張して装着することによ
り、振動系の重量に見合つた弾撥力を現出させて
前記の同調を得る手段が採用される訳である。
然し乍ら、従来のダイヤフラム拡張手段は、第
5図で示すようにダイヤフラム4の一面側にのみ
突出一体連設した環状突起4Aの内径dを、自由
状態においてダイヤフラム取付台10に形成した
環状凹溝10Aの内径Dよりもやや小に形成し
て、前記環状突起4Aを環状凹溝10A内に嵌合
することによりダイヤフラム4を半径方向に拡張
するもので、ダイヤフラム4の他面側は唯単に前
記カバーケーシング11で押え付けるだけの構成
であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 そのため、ダイヤフラム4をそれ自身の弾性力
に抗して半径方向に拡張してダイヤフラム取付台
10に装着したとき、第6図で示すようにダイヤ
フラム4の環状突起4A付根部分が矢印の如く半
径方向内方に引つ張られてダイヤフラム4全体が
変形し、設計通りの弾撥力が得られない。その
上、実際のポンプ作動時でダイヤフラム4が高速
に振動すると、第7図で示すように前記の環状突
起4Aには半径方向内方への引張力が繰り返し作
用して前記の変形度合が増長し、弾性疲労と相俟
つてダイヤフラム4全体の拡張度がポンプ作用時
間とともに次第に低下して、ポンプ性能の最も重
要な要素である所の弾撥力が経時的に顕著に低下
し、それに伴なつて振動系の固有振動数が下り、
初期段階で駆動電源周波数と同調させていても次
第に同調がはずれて(位相がずれて)振動系の動
きが弱まり、もつてポンプ効率の大幅低下を招
き、遂にはポンプ作用しなくなることさえ生じる
欠点があつた。
本考案はかかる実情に鑑み、装着部の構造を何
等改造する要なく、また組付けも容易にしなが
ら、ポンプ性能の効率化と、長期安定化を図らん
とする点に目的を有する。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために案出された本考案
に係るダイヤフラムエアーポンプのダイヤフラム
拡張支持装置は、ダイヤフラムの張力と、駆動桿
を含む振動系の重量によつて特定される固有振動
数を、駆動電源周波数に同調させて、駆動される
ダイヤフラムエアーポンプにおいて、ダイヤフラ
ム表裏両面の外周部位置に、外径が等しくかつ内
径に差がある同芯円状の環状突起を一体に突出連
設し、ダイヤフラム取付台側に、内径が小なる前
記一方の環状突起が嵌合可能で自由状態における
該環状突起の内径よりもやや大なる内径の環状凹
溝を形成するとともに、自由状態における他方の
環状突起の内径よりもやや大なる外径を有し、か
つ該環状突起よりもフープテンシヨンが大きくて
前記環状突起の内面側に嵌着離脱可能なダイヤフ
ラム張力安定用リング部材を、前記ダイヤフラム
取付台及びカバーケーシングとは別体に形成して
装着し、このリング部材の内周面を前記ダイヤフ
ラム取付台の内周面に対し、前記ダイヤフラムの
装着静止面を対称の中心として対称又はほぼ対称
形状に構成してあるという構成に特徴を有するも
のである。
〈作 用〉 上記のような特徴構成を有する本考案に係るダ
イヤフラムエアーポンプのダイヤフラム拡張支持
装置によれば、前記ダイヤフラム4の一面側の環
状突起4Aのみをダイヤフラム取付台10の環状
凹溝10A内に嵌合させてダイヤフラム4を半径
方向に拡張装着した第2図の状態(環状突起4
A,4Bの付根部分が半径方向内方に引つ張られ
て変形した状態)から、前記ダイヤフラム4他面
側の環状突起4Bの内面側に前記リング部材12
を嵌着することにより、第3図で示すように前記
ダイヤフラム4の環状突起付根部分の変形を矯正
し、ダイヤフラム4全体を所期通りに拡張して設
計通りの弾撥力を発揮させることができる。その
上、ポンプの実作動に伴なうダイヤフラム4の高
速振動に拘わらず、ダイヤフラム4の変形がな
く、初期の拡張度を確実に維持できるに至るので
ある。
〈考案の効果〉 従つて、本考案による時は、 (1) ダイヤフラム取付台10及びカバーケーシン
グ11は、従来のダイヤフラム拡張支持装置の
場合と同様な構成で何等改造の要なく、リング
部材12を付加するだけの簡単でかつ安価な手
段でありながら、 (2) 振動系の重量に見合つた弾撥力を確実に現出
しかつ維持させて、該振動系の固有振動数と駆
動電源周波数との同調による最大効率のポンプ
作動を長期に亘つて安定化できる。
(3) しかも、別体リング部材12の使用によつ
て、例えばカバーケーシング11側にそれと同
様な機能の環状突起を一体突出形成する場合に
比べて、寸法的に高精度なものを得易くて前記
(2)項でいう所のポンプ性能を一段と向上できる
とともに、 (4) 全体の組付けが容易である。
(5) 加えて、装着状態では、ダイヤフラム4の装
着静止面を中心にして表裏両面の取付部形状が
対称又はほぼ対称であるから、ダイヤフラム4
の振動に伴なう偏摩耗、局部変形が極力抑制さ
れ、ダイヤフラム4の耐久性も増大できるので
ある。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面(第1図乃至第3
図)に基づいて詳述する。
ゴム製のダイヤフラム4の一面側に、その外周
に沿つて同芯円状の環状突起4Aを一体に突出連
設するとともに、ダイヤフラム取付台10側に
は、前記環状突起4Aの半径方向の肉厚と等しい
又はほぼ等しい幅を有するとともに、自由状態に
おける前記ダイヤフラム4の環状突起4Aの内径
dよりもやや大なる内径Dを有する環状凹溝10
Aを形成し、もつて前記環状突起4Aを環状凹溝
10A内に嵌合させることによりダイヤフラム4
を、前記内径Dとdの差 (△D1=D−d)だけ半径方向に拡張して取
付台10に装着可能にしてある。一方、前記ダイ
ヤフラム4の他面側にも、その外周に沿つて同芯
円状の環状突起4Bを一体に突出連設するととも
に、自由状態における前記ダイヤフラム4の環状
突起4Bの内径d′よりもやや大なる外径D′を有
し、具体的には前者環状突起4Aと環状凹溝10
Aとの内径差(△D1)と等しい又はほぼ等しい径
の差(△D2=D′−d′)を有し、かつ前記環状突起
4Bよりもフープテンシヨンの大なる硬質樹脂製
のリング部材12を前記ダイヤフラム取付台10
及びカバーケーシング11とは別体に形成し、こ
のリング部材12を、ダイヤフラム取付台10に
前者環状突起4Aを環状凹溝10A内に嵌合させ
る状態で装着したダイヤフラム4の後者環状突起
4Bの内面側に第3図の如く嵌着させ、かつその
上から第1図の如くカバーケーシング11を、そ
の端面にて環状突起4B及びリング12を押圧す
るように取付台10にボルト13を介して固定連
結することによりダイヤフラムエアーポンプを完
成させたものである。そして、前記リング部材1
2の内周面12aは、前記ダイヤフラム4の装着
静止面を対称の中心として前記ダイヤフラム取付
台10の内周面10aと対称又はほぼ対称形状に
構成されているのである。なお第1図において他
の構成は第4図で示したこの種の一般的なポンプ
と全く同一であり、各部品に第4図と同一の番号
を付して説明する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部拡大縦断面図、第2図及
び第3図はダイヤフラム装着説明のための要部拡
大縦断面図、第4図は一般的なダイヤフラムエア
ーポンプの要部縦断面図、第5図乃至第7図は従
来例のものの要部拡大縦断面図である。 4……ダイヤフラム、4A,4B……環状突
起、10……ダイヤフラム取付台、10A……環
状凹溝、11……カバーケーシング、12……リ
ング部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイヤフラムの張力と、駆動桿を含む振動系の
    重量によつて特定される固有振動数を、駆動電源
    周波数に同調させて、駆動されるダイヤフラムエ
    アーポンプにおいて、ダイヤフラム4表裏両面の
    外周部位置に、外径が等しくかつ内径に差がある
    同芯円状の環状突起4A,4Bを一体に突出連設
    し、ダイヤフラム取付台10側に、内径が小なる
    前記一方の環状突起4Aが嵌合可能で自由状態に
    おける該環状突起4Aの内径dよりもやや大なる
    内径Dの環状凹溝10Aを形成するとともに、自
    由状態における他方の環状突起4Bの内径d′より
    もやや大なる外径D′を有し、かつ該環状突起4
    Bよりもフープテンシヨンが大きくて前記環状突
    起4Bの内面側に嵌着離脱可能なダイヤフラム張
    力安定用リング部材12を、前記ダイヤフラム取
    付台10及びカバーケーシング11とは別体に形
    成して装着し、このリング部材12の内周面12
    aを前記ダイヤフラム取付台10の内周面10a
    に対し、前記ダイヤフラム4の装着静止面を対称
    の中心として対称又はほぼ対称形状に構成してあ
    ることを特徴とするダイヤフラムエアーポンプの
    ダイヤフラム拡張支持装置。
JP10473784U 1984-07-10 1984-07-10 ダイヤフラムエア−ポンプのダイヤフラム拡張支持装置 Granted JPS60137184U (ja)

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JP2018054849A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 京セラ株式会社 撮像装置及び移動体

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JPS4825701U (ja) * 1971-07-29 1973-03-27

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