JP2018054849A - 撮像装置及び移動体 - Google Patents

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【課題】レンズに付着した水滴を確実に除去することによって、画像が不鮮明となったり、画像に歪みが発生したりすることを防ぐ。【解決手段】撮像装置1は、撮像光学系の最も被写体側に設けられた光学部材3と、撮像光学系による結像される被写体の像を取得する撮像素子4と、単独で又は他の部材との間に、水滴の吸入路と排出路とを有する空洞を形成するケーシング71と、吸入路に設けられた第1の逆止弁71と、空洞内を減圧可能な減圧器74と、を備え、吸入路の吸入口7aは光学部材3の周縁部の少なくとも一部に隣接して配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び移動体に関する。
従来、カメラは屋外で利用されることが多い。特に、車載カメラや監視カメラには、常時、屋外に設置されているものもある。このような場合、降水、水蒸気等によって、カメラのレンズに水滴が付着して、該カメラによって撮像された画像がぼけてしまうことがある。そのため、画像が被写体を鮮明に表したものとはならず、画像を参照する者にとっては、視認性が低下することがあった。
これを防ぐために、例えば、特許文献1には、レンズに付着した水滴が排水部材を伝って排水されるように、レンズに排水部材を接触するように設置する方法が記載されている。
特開2014−182255号公報
しかしながら、上述の方法では、排水部材は水滴が自重で滴下するのを誘導するものであるため、レンズ表面には水滴が残ってしまう場合がある。レンズ表面に水滴が残ったカメラによって撮像された画像は不鮮明となったり、画像に歪みが発生したりするおそれがある。
そこで本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、レンズに付着した水滴を確実に除去することによって、画像が不鮮明となったり、画像に歪みが発生したりすることを防ぐ撮像装置及び移動体を提供することを目的とする。
上記課題を解決する撮像装置は、撮像光学系の最も被写体側に設けられた光学部材と、前記撮像光学系により結像される被写体の像を取得する撮像素子と、単独で又は他の部材との間に、水滴の吸入路と排出路とを有する空洞を形成するケーシングと、前記吸入路に設けられた第1の逆止弁と、前記空洞内を減圧可能な減圧器と、を備え、前記吸入路の吸入口は前記光学部材の周縁部の少なくとも一部に隣接して配置される。
また、上記課題を解決する移動体は、撮像光学系の最も被写体側に設けられた光学部材と、前記撮像光学系による結像される被写体の像を取得する撮像素子と、単独で又は他の部材との間に、水滴の吸入路と排出路とを有する空洞を形成するケーシングと、前記吸入路に設けられた逆止弁と、前記空洞内を減圧可能な減圧器と、を備え、前記吸入路の吸入口は前記光学部材の周縁部の少なくとも一部に隣接して配置される撮像装置を備える。
本発明の一実施形態によれば、レンズに付着した水滴を確実に除去することによって、画像が不鮮明となったり、画像に歪みが発生したりすることを防ぐ。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の断面図である。 図2は、図1に示す撮像装置を搭載した移動体の概略図である。 図3は、図1に示す水滴除去部の拡大断面図であり、図3(a)は加圧減圧器が空洞内を加圧している状態を示す図であり、図3(b)は加圧減圧器が空洞内を減圧している状態を示す図である。 図4は、本実施形態の他の例に係る撮像装置の断面図である。 図5は、本実施形態の他の例に係る水滴除去部、及び水滴除去部が取り付けられる撮像装置の一部の断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明で用いられる図は模式的なものであり、図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
撮像装置1は、図1に示すように、筺体2、光学部材3、撮像素子4、基板5、プロセッサ6、水滴除去部7等を含んで構成される。また、撮像装置1は、図2に示すように、移動体8に搭載される。移動体8に搭載された撮像装置1は、移動体8の、例えば後方を撮像する。撮像装置1の撮像方向は移動体8の後方に限られず、移動体8の前方、側方を撮像してもよい。ここで、「移動体」は、例えば、乗用車、トラック、バスといった道路上を走行する車両等を意味する。
筺体2は、光学部材3、及び撮像素子4を取り付けた基板5を固定して保持する部材である。具体的には、筺体2は、第1の側面の中央に開口を有し、開口において光学面が外部に露出するように光学部材3を保持する。また、筺体2は、第1の側面に対向する第2の側面の内側に、撮像面41が光学部材3の光軸OXに略垂直となるように撮像素子4を取り付けた基板5を固定して保持する。また、開口には、光学部材3とともに光学系を構成する1つ以上の他のレンズ、又は各種フィルタなどの光学材料を配置することができる。
光学部材3は、入射した光を撮像素子21で結像させるように集光する撮像光学系のうち、最も被写体側に配置される部材である。光学部材3は、レンズとすることができ、例えば、魚眼レンズ、超広角レンズで構成されてもよい。光学部材3は、単レンズで構成されてもよいし、複数枚のレンズで構成されてもよい。
撮像素子4は、撮像光学系によって結像される被写体の像を取得することによって、画像を撮像する。撮像素子4は、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサ及びCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを含む。撮像素子4は、上述のように、筺体2の内部空間の、光学部材3を透過する光が結像する位置に、基板5に取り付けられて配置される。
プロセッサ6は、撮像素子4によって撮像された画像を処理する。画像の処理には、歪み補正、ガンマ補正、ノイズ除去等の任意の処理が含まれる。本実施形態では、プロセッサ6は、画像に基づいて光学部材3に水滴が付着していることを検出する水滴検出処理を行う。具体的には、プロセッサ6は、画像のエッジ強度を検出して、エッジ強度が弱い領域を含む画像が水滴により被写体がぼやけて撮像されたものとして、光学部材3に水滴が付着したことを検出する。プロセッサ6が行う水滴検出処理はこれに限られず、任意の水滴検出処理とすることができる。
また、プロセッサ6は、画像に基づいて光学部材3に水滴が付着したことを検出すると、水滴検出信号を水滴除去部7に出力する。
水滴除去部7は、光学部材3の周縁部の少なくとも一部に付着した水滴を除去する。水滴除去部7は、ケーシング71、第1の逆止弁72、第2の逆止弁73、加圧減圧器(減圧器)74、駆動部75、コントローラとしての制御部76等を含んで構成される。
ケーシング71は、単独で又は他の部材との間に、水滴の吸入路と排出路とを有する空洞Cを形成する。図1に示す例では、ケーシング71は、筺体2の外側の側面との間に空洞Cを形成する。
吸入路における吸入口7aは、ケーシング71によって形成される空洞Cとケーシング71の外部とを分ける入口であり、光学部材3の周縁部の少なくとも一部に設けられる。吸入口7aは、光学部材3の周縁部における水滴がたまりやすい部分に設けられるのがよい。例えば、吸入口7aは、光学部材3の鉛直方向下側に位置する部分に設けられるのがよい。また、光学部材3の周辺に位置する筺体2の一部は、吸入路に接する側の側面がレンズ側の側面より光軸方向において短くなるようなテーパ形状を有しているのがよい。これにより、光学部材3の周辺に付着した水滴は吸入口7aから吸入路へ導入されやすくなる。
排出路における排出口7bは、ケーシング71によって形成される空洞Cとケーシング71の外部を分ける出口であり、該排出口7bから排出された水滴が光学部材3の方向へ移動しないような位置に設けられる。例えば、排出口7bは、光学部材3の周縁部から離れた位置、より具体的には、吸入口7aとは空洞Cに対して対向する側に設けられるのがよい。また、排出口7bは、吸入口7aより鉛直方向下側の位置に設けられるのがよい。
第1の逆止弁72は、ケーシング71の吸引路の入口である吸入口7aに設けられる。第1の逆止弁72は、ケーシング71の外部から空洞Cの内部への水滴の流れを許容し、空洞Cの内部からケーシング71の外部への水滴の流れを防止するように設けられる。
第2の逆止弁73は、ケーシング71の排出路の出口である排出口7bに設けられる。第2の逆止弁73は、ケーシング71の外部から空洞Cの内部への水滴の侵入を防止し、空洞Cの内部からケーシング71の外部への水滴の排出を許容するように設けられる。
加圧減圧器74は、ケーシング71によって形成される空洞Cを加圧したり、減圧したりする、例えば、プランジャー、スクリュー、ベーンを含む。図3(a)及び(b)に示すように、加圧減圧器74は、空洞Cとケーシング71の外部とをつなぐ領域に配置され、駆動部75によって駆動されることによって変位するプランジャーとすることができる。加圧減圧器74のプランジャーが変位することによってケーシング71の空洞Cの容積が変化する。空洞Cの容積が変化することによって、空洞C内の気圧が変化する。
具体的には、図3(a)に示すように、加圧減圧器74のプランジャーがケーシング71の内部の方向へ変位することによって、空洞Cの容積が減少し、これに伴い、ケーシング71によって形成される空洞Cは加圧される。また、図3(b)に示すように、加圧減圧器74がケーシング71の外部の方向へ変位することによって、空洞Cの容積が増加し、これに伴い、ケーシング71によって形成される空洞Cは減圧される。
また、水滴除去部7は、加圧減圧器74の代わりに、加圧をせず減圧のみが可能な減圧器を有することができる。減圧器は、例えばスクリューであり、スクリューが軸周りの回転によりケーシング71の空洞Cの内側から外側への流れを発生させることにより空洞C内を減圧することができる。また、減圧器74はベーンとしてもよく、空洞C内にベーンを設け、回転させることによって、空洞C内を減圧することができる。水滴除去部7が加圧減圧器74の代わりに減圧器を備える場合、空洞Cの減圧とともにケーシング71の外部への排水も行われるため、水滴除去部7は、第2の逆止弁を備えなくてもよい。
駆動部75は、制御部76の制御に基づいて駆動し、加圧減圧器74のプランジャーを変位させる。駆動部75は、例えば圧電素子、モーター、ソレノイド等である。駆動部75は、撮像素子4、プロセッサ7等に電力を供給する電源装置によって電力を供給されてもよいし、該電源装置とは別の電源装置によって電力を供給されてもよい。駆動部75が、撮像素子4、プロセッサ7等に電力を供給する電源装置によって電力を供給される場合、撮像装置1は1つの電源装置を備えればよく、撮像装置1を小型化することが可能となる。
例えば、制御部76は、光学部材3の周縁部に水滴が付着していることを検出すると、加圧減圧器74が空洞Cを減圧するように駆動部75を駆動させる。これにより、駆動部75は、空洞Cの容積が増加するように、加圧減圧器74をケーシング71の外部の方へ変位させる。このため、光学部材3の周縁に付着した水滴は吸入口7aより吸引され、吸入路を通過して、空洞Cに収容される。このとき、排出口7bには第2の逆止弁73が設けられているため、加圧減圧器74によって空洞C内が減圧されても、光学部材3以外の撮像装置1の部材に付着した水滴が排出口7bから空洞C内に流入することは少ない。これにより、空洞C内が水で満たされ、光学部材3の周縁部の水を吸入口7aから吸入することができない状態になるのを防ぐことができる。
また、制御部76は、加圧減圧器74が空洞Cを減圧するように駆動部75を駆動させた後、加圧減圧器74が空洞Cを加圧するように駆動部75を駆動させる。すなわち、駆動部75は、空洞Cの容積が増加するように、加圧減圧器74をケーシング71の外部の方へ変位させた後、空洞Cの容積が減少するように、加圧減圧器74をケーシング71の内部の方へ変位させる。これにより、空洞Cに収容された水滴は、排出路を通過して排出口7bに到達し、排出口7bから排出される。このとき、吸入口7aには第1の逆止弁72が設けられているため、加圧減圧器74によって空洞C内が加圧されても、空洞Cに収容された水滴が吸入口7aから外部に排出されることは少ない。
また、制御部76は、例えば、プロセッサ6から水滴検出信号を受信することによって、水滴が付着していることを検出する。また、制御部76は、プロセッサ6から出力された画像信号が表す画像に基づいて、水滴を検出する処理を行ってもよい。
また、制御部76は、移動体8が備えるワイパー駆動装置からワイパー駆動信号を受信してもよい。この場合、制御部76は、ワイパー駆動信号を受信すると、降雨により光学部材3に水滴が付着したとみなすことによって、駆動部75を駆動させる。また、制御部76は、移動体8が備える降雨検出装置から降雨信号を受信してもよい。この場合、降雨信号を受信すると、降雨により光学部材3に水滴が付着したとみなすことによって駆動部75を駆動させる。
制御部76が光学部材3に水滴が付着したことを検出する方法はこれらに限られず、任意の方法を用いることができる。
以上のように、上述の実施形態によれば、吸入口7aが光学部材3の周縁部に隣接して配置されるケーシング71内の空洞Cを加圧減圧器74を用いて減圧することによって、光学部材3の周縁部の少なくとも一部に隣接して配置された吸入口7aから水滴が吸入される。そのため、水滴除去部7は、光学部材3から水滴をよりよく除去することができる。これにより撮像装置1によって撮像された画像がぼやけた画像となるのを防ぐことができ、ユーザによる画像の視認性が向上する。
また、上述の実施形態によれば、撮像装置1は、レンズ表面に排水部材を設ける必要がない。そのため、撮像装置1は、レンズ表面に設けられた排水部材の像が写り込んだり、排水部材に光が反射することによるフレア及びゴーストが発生したりすることを防ぐことができる。
また、上述の実施形態によれば、加圧減圧器74によって空洞Cを加圧することによって、ケーシング71に収容された水滴が排出される。そのため、空洞Cにたまった水滴が溢れ出て、光学部材3の方へ戻ることによって、ふたたび光学部材3に水滴が付着するのを防ぐことができる。
また、上述の実施形態によれば、ケーシング71の吸入口7aには逆止弁が設けられる。そのため、空洞Cに吸引された水滴が吸入口7aから排出されて、光学部材3の方へ戻ることによって、ふたたび光学部材3に水滴が付着するのを防ぐことができる。
また、上述の実施形態によれば、ケーシング71の排出口7bには逆止弁が設けられる。そのため、ケーシング71の外部に排出された水滴が、排出口7bから再び流入して、空洞Cに水滴がたまるのを防ぐことができる。
また、上述の実施形態によれば、吸入口7aは、光学部材3の周縁部における、移動体8に取り付けられた場合の鉛直方向下部に隣接して配置される。光学部材3の鉛直方向下部には、光学部材3に付着した水滴がたまりやすく、そのため、この位置に吸入口7aを配置することによって、より多くの水滴がケーシング71によって形成される空洞Cに吸引されやすくなる。
また、上述の実施形態によれば、排出口7bは、該排出口7bを通って排出された水滴が光学部材3の方へ移動しないような位置に設けられる。そのため、ケーシング71の外部に排出された水滴が、光学部材3の方へ戻ることによって、ふたたび光学部材3に付着するのを防ぐことができる。
また、上述の実施形態によれば、光学部材3の少なくとも一部に水滴が付着されたことが検出されると、加圧減圧器74は、ケーシング71の空洞C内を加圧及び減圧する。これにより、光学部材3に水滴が付着したときに、該水滴を確実に除去することができる。また、光学部材3に水滴が付着していないときには、加圧減圧器74を変位させないため、圧電素子、モーター等を駆動させるための電力を節減することができる。
上述の実施形態及び実施例は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態及び実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
上述の実施形態では、水滴除去部7は、筺体2の外側の側面とケーシング71とにより空洞Cを形成したが、この限りではない。例えば、図4に示すように、ケーシング71単独での内部に空洞Cを形成してもよい。この場合も、上述の実施形態と同様に、水滴除去部7は、ケーシング71の吸入口7aは光学部材3の周縁部の少なくとも一部に配置され、排出口7bを備える。また、加圧減圧器74が空洞Cを加圧したり減圧したりする。これによって、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
撮像装置1は駆動部75及び制御部76を備えなくてもよい。この場合、加圧減圧器74は、外部から受ける任意の力によって変位する。例えば、図5に示すように、加圧減圧器74はプランジャー741とし、スプリング77等を介してケーシング71の内部へ進退可能に取り付けられる。
図5に示す例では、プランジャー741は、水平方向に変位可能に、かつ、プランジャー収容部742に少なくとも部分的に収容可能に配置される。プランジャー741の、プランジャー収容部742に収容されていない部分は、空洞C内に位置する。また、スプリング77は、第1のスプリング771と第2のスプリング772とを含む。第1のスプリング771及び第2のスプリング772は、プランジャー収容部742内で水平方向に伸縮するように、プランジャー741のつば741aを挟んで配置される。これにより、プランジャー741は外部からの水平方向の力を受けると力を受けた方向へ変位する。このとき、つば741aの変位に伴ってスプリング77が伸縮し弾性力が発生するため、プランジャー741は、外部からの力により変位した後、該変位の方向とは逆方向に変位する。
このように、移動体8が走行中に振動を受けたとき、又は、加速及び減速をするときに、加圧減圧器74が、ケーシング71に対して変位するように、水滴除去部7を構成すると、上述の実施形態と同様に、水滴除去部7は、光学部材3の周縁部に付着した水滴をケーシング71内に吸引し、また、ケーシング71外へ排出することによって、光学部材3の表面から水滴を除去することができる。また、この場合、水滴除去部7は、駆動部75及び制御部76を必要としないので、撮像装置1の軽量化、小型化を図ることができる。
また、上述の実施形態において、加圧減圧器74は、水平方向に変位するように設けられているが、この限りではない。例えば、加圧減圧器74が垂直方向又は斜め方向に変位するように設けられてもよい。
1 撮像装置
2 筺体
3 光学部材
4 撮像素子
5 基板
6 プロセッサ
7 水滴除去部
8 移動体
7a 吸入口
7b 排出口
71 ケーシング
72 第1の逆止弁
73 第2の逆止弁
74 加圧減圧器
75 駆動部
76 制御部

Claims (11)

  1. 撮像光学系の最も被写体側に設けられた光学部材と、
    前記撮像光学系により結像される被写体の像を取得する撮像素子と、
    単独で又は他の部材との間に、水滴の吸入路と排出路とを有する空洞を形成するケーシングと、
    前記吸入路に設けられた第1の逆止弁と、
    前記空洞内を減圧可能な減圧器と、
    を備え、
    前記吸入路の吸入口は前記光学部材の周縁部の少なくとも一部に隣接して配置される撮像装置。
  2. 前記吸入口は、前記光学部材の周縁部における鉛直方向下部に隣接して配置される請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記排出路の排出口は、前記吸入口より鉛直方向下側の位置に設けられる請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記排出口は、前記ケーシングに対して前記吸入口とは対向する側に設けられる請求項1から3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記排出路に設けられた第2の逆止弁を備え、
    前記減圧器は、前記空洞内を加圧可能な加圧減圧器であり、前記空洞の内部と外部との間に配置され、前記内部の容積を変化させるプランジャーを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記減圧器は、前記空洞の内部と外部との間に配置されるスクリュー、ベーンのいずれかを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記減圧器を駆動させる圧電素子、モーター、又はソレノイドを備える請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像素子が取得した被写体の像から、前記光学部材への水滴の付着を検出するプロセッサを備え、
    前記減圧器は、前記光学部材への水滴の付着が検出されると前記空洞内を加圧及び減圧する請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記減圧器は、外部から受ける力によって前記空洞内を加圧及び減圧する請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 撮像光学系の最も被写体側に設けられた光学部材と、
    前記撮像光学系による結像される被写体の像を取得する撮像素子と、
    単独で又は他の部材との間に、水滴の吸入路と排出路とを有する空洞を形成するケーシングと、
    前記吸入路に設けられた逆止弁と、
    前記空洞内を減圧可能な減圧器と、
    を備え、
    前記吸入路の吸入口は前記光学部材の周縁部の少なくとも一部に隣接して配置される撮像装置を備える移動体。
  11. 降雨検出装置から出力された降雨信号、ワイパー駆動装置から出力されたワイパー駆動信号、及び前記撮像素子が取得した前記被写体の像から、前記光学部材への水滴の付着を検出するプロセッサから出力された水滴検出信号のいずれか1つ以上の信号を受信するコントローラを備え、
    前記減圧器は、前記コントローラが前記信号を受信すると、前記空洞内を減圧する請求項9に記載の移動体。
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JP2017141019A (ja) * 2016-02-05 2017-08-17 ヴァレオ システム デシュヤージュValeo Systemes D’Essuyage 自動車用の光学検出システム、およびこのようなシステムを洗浄するための装置

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