JPS5997334A - 液封入防振装置 - Google Patents
液封入防振装置Info
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- JPS5997334A JPS5997334A JP20671382A JP20671382A JPS5997334A JP S5997334 A JPS5997334 A JP S5997334A JP 20671382 A JP20671382 A JP 20671382A JP 20671382 A JP20671382 A JP 20671382A JP S5997334 A JPS5997334 A JP S5997334A
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- vibration
- opening
- fluid chamber
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/262—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions changing geometry of passages between working and equilibration chambers, e.g. cross-sectional area or length
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車両用エンジンマウントに使用する防振装置で
あって、ゴム弾性体壁で形成された第１の流体室と第２
の流体室を有し、振動が作用して上記流体室が変形した
時に両流体室間を連通する狭部を封入液体が流通するこ
とにょシ振動の減鼓作用をなす液封入防振装置に関する
ものである。
あって、ゴム弾性体壁で形成された第１の流体室と第２
の流体室を有し、振動が作用して上記流体室が変形した
時に両流体室間を連通する狭部を封入液体が流通するこ
とにょシ振動の減鼓作用をなす液封入防振装置に関する
ものである。
エンジンの共振周波数は通常１ｏＨｚなりし２０Ｈｚ程
度の低周波領域にあり、エンジンの低速回転時にエンジ
ンマウントの振動振幅は最も大きくなる。この低周波振
動の車体への伝達を低減せしめて乗シ心地を良くするた
めには、上記防振装置は低周波振動域すなわち制振領域
にて大きな減衰係数を有する必要がある。また、走行中
に路面から受ける低周波の振動によりエンシーンマウン
トの共振振動を起こさせないためＫも同様に制振領域で
の減衰係数は大きいほうが良い。同様の目的で制振領域
では装置のバネ定数も大きくする必要がある。
度の低周波領域にあり、エンジンの低速回転時にエンジ
ンマウントの振動振幅は最も大きくなる。この低周波振
動の車体への伝達を低減せしめて乗シ心地を良くするた
めには、上記防振装置は低周波振動域すなわち制振領域
にて大きな減衰係数を有する必要がある。また、走行中
に路面から受ける低周波の振動によりエンシーンマウン
トの共振振動を起こさせないためＫも同様に制振領域で
の減衰係数は大きいほうが良い。同様の目的で制振領域
では装置のバネ定数も大きくする必要がある。
高速回転時のエンジン振動は小さいが、この高周波振動
は可聴領域にあるため、振動が車体に伝達されると車内
騒音が大きくなる。この高周波振動域すなわち防振領域
における振動の伝達を防止するためには上記防振装置の
防振領域における減衰係数を小さくする必要がある。同
様の目的で防振領域では装置のバネ定数も小さくする必
要がある。
は可聴領域にあるため、振動が車体に伝達されると車内
騒音が大きくなる。この高周波振動域すなわち防振領域
における振動の伝達を防止するためには上記防振装置の
防振領域における減衰係数を小さくする必要がある。同
様の目的で防振領域では装置のバネ定数も小さくする必
要がある。
第１図は従来の液封入防振装置の一例を示すもので、円
筒状の厚肉ゴム弾性体壁１の下端面には円板状の底板２
が接合してあシ、上端面には支持板３が接合しである。
筒状の厚肉ゴム弾性体壁１の下端面には円板状の底板２
が接合してあシ、上端面には支持板３が接合しである。
底板２の下面には装置を車体へ固着するだめのボルトト
２１が設けである。支持板３は中央部に凹部が形成され
、その中心に中心穴が形成されて、中心穴と上記弾性体
壁−１の内径面とが合致する状態に配設しである。
２１が設けである。支持板３は中央部に凹部が形成され
、その中心に中心穴が形成されて、中心穴と上記弾性体
壁−１の内径面とが合致する状態に配設しである。
上板４は中央部に上方へ突出する円筒部４２を有し、外
周に平板状の７ランジ部４５を有する。円筒部４２内に
は内部を上下に仕切るように薄肉のゴム弾性体シート７
が設けてあり、上端面には通気孔１３１を有する頂板１
３が冠着しである。
周に平板状の７ランジ部４５を有する。円筒部４２内に
は内部を上下に仕切るように薄肉のゴム弾性体シート７
が設けてあり、上端面には通気孔１３１を有する頂板１
３が冠着しである。
上記支持板３と上板４のフランジ部４５とはその中央部
で仕切板１４を挟圧した状態でポルト５ａ１ナツト５ｂ
にて結合しである。そして仕切板１４と底板２の間には
第１の流体室Ａが、仕切板１４とゴム弾性体シート７と
の間には第２の流体室Ｂがそれぞれ形成されるとともに
、これ等両流体室Ａ、Ｂは仕切板１４に設けた絞り孔１
４１によシ連通している。両流体室には液体が封入され
ている。そして上記装置は底板２に設けたボルト２１に
よシ車体に固定支持せしめられる。また支持板３に設け
た抜き穴３１およびこれと合致して上板４のフランジ部
４５に設けた抜き穴４３によりボルト等でエンジン本体
を支持するようにしである。
で仕切板１４を挟圧した状態でポルト５ａ１ナツト５ｂ
にて結合しである。そして仕切板１４と底板２の間には
第１の流体室Ａが、仕切板１４とゴム弾性体シート７と
の間には第２の流体室Ｂがそれぞれ形成されるとともに
、これ等両流体室Ａ、Ｂは仕切板１４に設けた絞り孔１
４１によシ連通している。両流体室には液体が封入され
ている。そして上記装置は底板２に設けたボルト２１に
よシ車体に固定支持せしめられる。また支持板３に設け
た抜き穴３１およびこれと合致して上板４のフランジ部
４５に設けた抜き穴４３によりボルト等でエンジン本体
を支持するようにしである。
上記のように構成し、エンジンを支持せしめた液封入防
振装置において、エンジンが振動すると第１の流体室Ａ
の室壁をなすゴム弾性体壁１が弾性的に変形する。これ
により第１の流体室Ａは容積変化して液圧が変化し、封
入液体は絞シ孔１４１を通って両流体室Ａ、Ｂ間を流動
する。この時の流通抵抗によって第・９図の線りの如く
、低周波振動域たる制振領域での大きな減衰係数が得ら
れる。しかしこの構造では第８図の線りで示すように高
周波振動域たる防振領域で動バネ定数が急激に上昇する
。
振装置において、エンジンが振動すると第１の流体室Ａ
の室壁をなすゴム弾性体壁１が弾性的に変形する。これ
により第１の流体室Ａは容積変化して液圧が変化し、封
入液体は絞シ孔１４１を通って両流体室Ａ、Ｂ間を流動
する。この時の流通抵抗によって第・９図の線りの如く
、低周波振動域たる制振領域での大きな減衰係数が得ら
れる。しかしこの構造では第８図の線りで示すように高
周波振動域たる防振領域で動バネ定数が急激に上昇する
。
本発明は上記従来装置の不具合を解消し、制振領域では
充分に大きな動バネ定数、減衰係数を有する一方、防振
領域では充分に小さな動バネ定数、減衰係数を有する防
振装置を提供しようとするもので、筒状の厚肉ゴム弾性
体壁の上下端面にそれぞれ上板および底板を接合して第
１の流体室を形成し、上記上板を隔壁として第１の流体
室と仕切られた薄肉のゴム弾性体よシなる第２の流体室
を形成した防振装置において、上板に開口部を形成する
とともに、はぼ同じ大きさの開口部を形成した永久磁石
よりなる可動壁を上板吟摺動可能に設け、磁界を作用せ
しめることによシ制振領域では上記両開口部にて形成さ
れる通路面積を小さくするように可動壁を移動せしめ、
防振領域では大きくなるように可動壁を移動せしめるよ
うにしたものである。
充分に大きな動バネ定数、減衰係数を有する一方、防振
領域では充分に小さな動バネ定数、減衰係数を有する防
振装置を提供しようとするもので、筒状の厚肉ゴム弾性
体壁の上下端面にそれぞれ上板および底板を接合して第
１の流体室を形成し、上記上板を隔壁として第１の流体
室と仕切られた薄肉のゴム弾性体よシなる第２の流体室
を形成した防振装置において、上板に開口部を形成する
とともに、はぼ同じ大きさの開口部を形成した永久磁石
よりなる可動壁を上板吟摺動可能に設け、磁界を作用せ
しめることによシ制振領域では上記両開口部にて形成さ
れる通路面積を小さくするように可動壁を移動せしめ、
防振領域では大きくなるように可動壁を移動せしめるよ
うにしたものである。
以下図示の実施例によシ本発明を説明する。
第１の実施例を示す第２図、第３図において角筒状の厚
肉ゴム弾性体壁１の下端面には矩形状の底板２が接合し
てあシ、上端面には同じく矩形状の支持板３が接合しで
ある。支持板３の中心部には四角形状の抜き穴３２が形
成してあシ、この抜き穴３２と上記弾性体壁１の内周面
とが合致する状態に配設しである。
肉ゴム弾性体壁１の下端面には矩形状の底板２が接合し
てあシ、上端面には同じく矩形状の支持板３が接合しで
ある。支持板３の中心部には四角形状の抜き穴３２が形
成してあシ、この抜き穴３２と上記弾性体壁１の内周面
とが合致する状態に配設しである。
上記支持板３には上方より上板４がボルト５ａ１ナツ）
５ｂによって固着されて、ゴム弾性体壁１、底板２とで
第１の流体室Ａを形成している。上記上板４の中心部に
は上記抜き穴３２を覆うように断面円弧状で平面矩形状
に膨出した膨出壁４１が形成しである。との膨出壁４１
の端部は流体室Ａ内へ延出して所定幅の開口部４１ａを
形成している。
５ｂによって固着されて、ゴム弾性体壁１、底板２とで
第１の流体室Ａを形成している。上記上板４の中心部に
は上記抜き穴３２を覆うように断面円弧状で平面矩形状
に膨出した膨出壁４１が形成しである。との膨出壁４１
の端部は流体室Ａ内へ延出して所定幅の開口部４１ａを
形成している。
上記膨出壁４１にはその円弧状の内周面に接して回転壁
６が嵌装しである。回転壁６は断面円弧状で正面矩形状
（第５図参照）であシ、膨出壁４１の開口部４１ａと一
致する開口部６ａを有している。上記回転Ｗ６の円弧状
壁面はフェライト樹脂製の永久磁石で、対向する開口端
部６１ａ、６１１）にはそれぞれＮ極、Ｓ極が形成しで
ある。また回転壁６の内部には袋状のゴム弾性体シート
７がその開口端を回転壁６の開口端に接着して設けてあ
り、第２の流体室Ｂを形成している。さらに第５図、第
６図の如く回転壁６の両側端面６３ａ、６３ｂには円弧
断面と同心の軸部６１が突設してあり、この軸部６１は
その一部が径方向に延出せしめられてストッパ部６２と
なっている。
６が嵌装しである。回転壁６は断面円弧状で正面矩形状
（第５図参照）であシ、膨出壁４１の開口部４１ａと一
致する開口部６ａを有している。上記回転Ｗ６の円弧状
壁面はフェライト樹脂製の永久磁石で、対向する開口端
部６１ａ、６１１）にはそれぞれＮ極、Ｓ極が形成しで
ある。また回転壁６の内部には袋状のゴム弾性体シート
７がその開口端を回転壁６の開口端に接着して設けてあ
り、第２の流体室Ｂを形成している。さらに第５図、第
６図の如く回転壁６の両側端面６３ａ、６３ｂには円弧
断面と同心の軸部６１が突設してあり、この軸部６１は
その一部が径方向に延出せしめられてストッパ部６２と
なっている。
一方、第７図に示すように膨出壁４１の上記側端面６３
ａと対向する内壁４３には上記軸部６１を嵌着して回転
壁６を回動自在とする軸受部４３ａおよび上記ストッパ
部６２を当接せしめて回転壁６の回転角を規制するメト
ツバ面４３ｂ％４３（３が形成しである。
ａと対向する内壁４３には上記軸部６１を嵌着して回転
壁６を回動自在とする軸受部４３ａおよび上記ストッパ
部６２を当接せしめて回転壁６の回転角を規制するメト
ツバ面４３ｂ％４３（３が形成しである。
第２図、第３図において膨出壁４１の外周面にはコイ／
Ｌ／９が設けてあシ、このコイＩＶ８はリード線９ａ、
９ｂによシ切換スイッチ１１を介してバッテリ１０に接
続しである。上記切換スイッチ１１は振動によるエンジ
ンと車体の相対変位を検出する図示しないセンサの信号
を受けた制御装置１２の出力信号にょシ、コイ／Ｌ／８
に接続されるバッテリ１ｏの正負極を切換えることがで
きるようになっている。
Ｌ／９が設けてあシ、このコイＩＶ８はリード線９ａ、
９ｂによシ切換スイッチ１１を介してバッテリ１０に接
続しである。上記切換スイッチ１１は振動によるエンジ
ンと車体の相対変位を検出する図示しないセンサの信号
を受けた制御装置１２の出力信号にょシ、コイ／Ｌ／８
に接続されるバッテリ１ｏの正負極を切換えることがで
きるようになっている。
底板２にはポルト２１が突設してａｎ、このボルト２１
にて装置は車体に固定される。また支持板３に設けた抜
き穴３１およびこれと合致して上板４に設けた抜き穴４
４にょシボルト等でエンジン本体を支持するようにしで
ある。
にて装置は車体に固定される。また支持板３に設けた抜
き穴３１およびこれと合致して上板４に設けた抜き穴４
４にょシボルト等でエンジン本体を支持するようにしで
ある。
上記４Ｖ４成を有する防振装置の作動を以下に述べる。
低周波振動域たる制振領域では制御装置１２の出力信号
によシ切換スイッチ１１を介してコイ）Ｖ ８によ多発
生する磁界が膨出壁４１の円弧中心に向けてＳ極を作る
ようにバッテリ１０よシミ流を供給する。回転壁６の両
開口端部６１ａ、６１ｂにはそれぞれＮ極、Ｓ極が形成
しであるから、回転壁６はコイｌｖ８と開口端部６１ａ
が接近し、開口端部６１ｂが離間する方向、。
によシ切換スイッチ１１を介してコイ）Ｖ ８によ多発
生する磁界が膨出壁４１の円弧中心に向けてＳ極を作る
ようにバッテリ１０よシミ流を供給する。回転壁６の両
開口端部６１ａ、６１ｂにはそれぞれＮ極、Ｓ極が形成
しであるから、回転壁６はコイｌｖ８と開口端部６１ａ
が接近し、開口端部６１ｂが離間する方向、。
すなわち第４図の位置から反時計方向に回転して第３図
に示す位置となる。この状態では膨出Ｗ４１の開口部４
１ａに対して回転壁６の開口部６ａが相対移動して、両
開口部４１ａ、６ａにて形成される通路が非常に狭くな
っており、振動による第１の流体室Ａの変形によシ密封
流体が第２の流体室Ｂに流通する際に大きな抵抗を受け
る結果、減皺係数が大きくなる。またこの時第１の流体
室の内圧が大きくなるからバネ定数も大きくなる。
に示す位置となる。この状態では膨出Ｗ４１の開口部４
１ａに対して回転壁６の開口部６ａが相対移動して、両
開口部４１ａ、６ａにて形成される通路が非常に狭くな
っており、振動による第１の流体室Ａの変形によシ密封
流体が第２の流体室Ｂに流通する際に大きな抵抗を受け
る結果、減皺係数が大きくなる。またこの時第１の流体
室の内圧が大きくなるからバネ定数も大きくなる。
高周波微動域たる防振領域ではコイ／１／８によ多発生
する磁界がＮ極を作るように電流を供給すると、回転壁
６はコイル８と開口端部６１ａが離間し、開口端部６１
ｂが接近する方向、すなわち第３図の位置から時計方向
に回転して第４図に示す位置となる。この状態では上記
開口部４１ａ、６ａによって形成される通路が非常に大
きくなシ、両流体室Ａ、Ｂを流通する液体はほとんど抵
抗を父けないから、減衰係数は小さい。また第１の流体
ＭＡに発生する内圧も低くなるからバネ定数も小さい。
する磁界がＮ極を作るように電流を供給すると、回転壁
６はコイル８と開口端部６１ａが離間し、開口端部６１
ｂが接近する方向、すなわち第３図の位置から時計方向
に回転して第４図に示す位置となる。この状態では上記
開口部４１ａ、６ａによって形成される通路が非常に大
きくなシ、両流体室Ａ、Ｂを流通する液体はほとんど抵
抗を父けないから、減衰係数は小さい。また第１の流体
ＭＡに発生する内圧も低くなるからバネ定数も小さい。
上記本発明の防振装置による制振・防振の両領域におけ
る動バネ定数、減衰係数を第８図、第９図の腺Ｍで示す
。図示のように従来装置に比して動バネ定数、減衰係数
とも制振領域ではよシ大きく、防振領域ではより小さく
なって理想的な特性を示している。
る動バネ定数、減衰係数を第８図、第９図の腺Ｍで示す
。図示のように従来装置に比して動バネ定数、減衰係数
とも制振領域ではよシ大きく、防振領域ではより小さく
なって理想的な特性を示している。
このように本発明の防振装置は所定幅の開口部を有する
膨出壁に形成した上板内に摺動回転可能に所定幅の開口
部を有する永久磁石製の回転壁を設け、磁界を作用せし
めて制振領域では上記両開口部によシ形成される密封流
体の流通路を小さくし、防振領域では大きくして低周波
から高周波までの広い振動域にわたって優れた防振作用
をなすものである。
膨出壁に形成した上板内に摺動回転可能に所定幅の開口
部を有する永久磁石製の回転壁を設け、磁界を作用せし
めて制振領域では上記両開口部によシ形成される密封流
体の流通路を小さくし、防振領域では大きくして低周波
から高周波までの広い振動域にわたって優れた防振作用
をなすものである。
第１０図、第１１図に本発明の第２の実施例を示す。円
筒状の厚肉ゴム弾性体壁１には上下端面にそれぞれ支持
板３および底板２が接合しである。支持板３はゴム弾性
体壁１の上端面に沿った円環状としである。
筒状の厚肉ゴム弾性体壁１には上下端面にそれぞれ支持
板３および底板２が接合しである。支持板３はゴム弾性
体壁１の上端面に沿った円環状としである。
上板４は有底筒状の上縁部を外方へ折曲げてフランジ部
４５としてあシ、このフランジ部４５を支持板３とカバ
一部材１５間に挟着固定しである。これにより、上板４
の有底筒状部４２、ゴム弾性体壁１および底板２で囲ま
れた第１の流体室Ａが形成される。上記カバ一部材１５
には装置にエンジンを載置するポルト１７が設けである
。
４５としてあシ、このフランジ部４５を支持板３とカバ
一部材１５間に挟着固定しである。これにより、上板４
の有底筒状部４２、ゴム弾性体壁１および底板２で囲ま
れた第１の流体室Ａが形成される。上記カバ一部材１５
には装置にエンジンを載置するポルト１７が設けである
。
有底筒状部４２の底面中心には上下面より突出せしめて
軸部４３が形成してあり、軸部４３には軸中心に絞シ孔
だる通孔４３ａが設けである。また、有底筒状部４２の
筒壁には径方向の２ケ所に開口部４２ａＳ ４２ｂが設
けである。
軸部４３が形成してあり、軸部４３には軸中心に絞シ孔
だる通孔４３ａが設けである。また、有底筒状部４２の
筒壁には径方向の２ケ所に開口部４２ａＳ ４２ｂが設
けである。
上記有底筒状部４２内には回転壁１６が配設しである。
回転壁１６は筒状部４２の筒壁に接する欠円状の平板１
６１の径方向の２ケ所に、その外周に沿って壁部１６２
ａ、１６２ｂを設けたものである。そして、壁部１６２
ａ、１６２ｂ間には開口部１６２Ｃが形成されている。
６１の径方向の２ケ所に、その外周に沿って壁部１６２
ａ、１６２ｂを設けたものである。そして、壁部１６２
ａ、１６２ｂ間には開口部１６２Ｃが形成されている。
上記平板１６１はその中心部に形成した円筒部１６３を
上板４の軸部４３に嵌合せしめて回動可能としてあり、
回動に伴なって平板１６１の壁部１６２ａ、１６２ｂが
筒状部４２の筒壁に沿って回転移動する。上記壁部１６
２ａ、１６２ｂは永久磁石よシなシ、周方向の両端面に
それぞれ磁極Ｎ、Ｓが形成しである。
上板４の軸部４３に嵌合せしめて回動可能としてあり、
回動に伴なって平板１６１の壁部１６２ａ、１６２ｂが
筒状部４２の筒壁に沿って回転移動する。上記壁部１６
２ａ、１６２ｂは永久磁石よシなシ、周方向の両端面に
それぞれ磁極Ｎ、Ｓが形成しである。
有底筒状部４２内にはまた筒壁に沿ってコイ／ｌ／８が
設けである。コイ／Ｌ／８はリード線９にて外部の電源
と結ばれており、供給される電流の方向に応じて周方向
にその磁界の向きを変える。
設けである。コイ／Ｌ／８はリード線９にて外部の電源
と結ばれており、供給される電流の方向に応じて周方向
にその磁界の向きを変える。
上記コイ／Ｌ／８の周方向の両端面は回転壁１６のスト
ッパ面を兼ねている。すなわち、平板１６１の端部がコ
イル８の端面に当接することによシその回転が止まる。
ッパ面を兼ねている。すなわち、平板１６１の端部がコ
イル８の端面に当接することによシその回転が止まる。
そして、回転壁１６の左回転端では第１１図に示す如く
、筒状部４２の開口部４２ａ、４２１）は全開となり、
右回転端では壁部１６２ａ、１６２ｂにより閉じられる
。
、筒状部４２の開口部４２ａ、４２１）は全開となり、
右回転端では壁部１６２ａ、１６２ｂにより閉じられる
。
上板４には上方よシ薄肉ゴム弾性体シート７が榎着して
あシ、この弾性体シート７と上板４の有底筒状部４２に
て第２の流体室Ｂが形成される。第２の流体室Ｂと上記
第１の流体室Ａは上板４に設けた開口部４２ａ、４２ｂ
および通孔４３ａによシ連通している。
あシ、この弾性体シート７と上板４の有底筒状部４２に
て第２の流体室Ｂが形成される。第２の流体室Ｂと上記
第１の流体室Ａは上板４に設けた開口部４２ａ、４２ｂ
および通孔４３ａによシ連通している。
上記構成を有する防振装置の作動を以下に述べる。
低周波振動域たる制振領域ではコイｉｖ８に壁部１６２
ｂと同一方向の磁界が形成されるように電流を流す。こ
れにより、壁部１６２ｂとコイル８間には吸引力が働ら
き、反対に壁部１６２ａとコイ／Ｉ／８間には反発力が
働らいて、回転壁１６が時計方向に回転する。壁部１６
２ｂがコイ／Ｉ／８の端面に当接することにより回転は
停止し、この時筒状部４２の開口部４２ａ、４２１）は
それぞれ壁部１６２ａ、１６２ｂにて閉じられる。振動
による第１の流体室Ａの変形によシ密封流体は第２の流
体室Ｂに流通するが、流体が細い通孔４３ａを通過する
際に大きな抵抗を受ける結果、減衰係数が大きくなる。
ｂと同一方向の磁界が形成されるように電流を流す。こ
れにより、壁部１６２ｂとコイル８間には吸引力が働ら
き、反対に壁部１６２ａとコイ／Ｉ／８間には反発力が
働らいて、回転壁１６が時計方向に回転する。壁部１６
２ｂがコイ／Ｉ／８の端面に当接することにより回転は
停止し、この時筒状部４２の開口部４２ａ、４２１）は
それぞれ壁部１６２ａ、１６２ｂにて閉じられる。振動
による第１の流体室Ａの変形によシ密封流体は第２の流
体室Ｂに流通するが、流体が細い通孔４３ａを通過する
際に大きな抵抗を受ける結果、減衰係数が大きくなる。
またこの時第１の流体室に発生する内圧は高いからバネ
定数は大きい。
定数は大きい。
高周波振動域たる防振領域ではコイ／ｌ／８に壁部１６
２ａと同一方向の磁界が形成されるように電流を流す。
２ａと同一方向の磁界が形成されるように電流を流す。
これにより、回転壁１６は壁部１６２ａがコイ／Ｌ／８
の端面に当接するまで反時計方向に回転しく第１１図の
状態）、壁部１６２ａ、１６２’ｂの移動によシ筒状部
４２の開口部４２ａ、４２１）が開く。そして、密封流
体はほとんど抵抗を受けることなく両流体室ＡＳＢ間を
流通するから、減衰係数は小さくなる。この時第１の流
体室Ａに発生する内圧は低くなるから、バネ定数も小さ
くなる。
の端面に当接するまで反時計方向に回転しく第１１図の
状態）、壁部１６２ａ、１６２’ｂの移動によシ筒状部
４２の開口部４２ａ、４２１）が開く。そして、密封流
体はほとんど抵抗を受けることなく両流体室ＡＳＢ間を
流通するから、減衰係数は小さくなる。この時第１の流
体室Ａに発生する内圧は低くなるから、バネ定数も小さ
くなる。
このような構造によっても第１の実施例と同様の効果を
生じる。
生じる。
以上の如く、本発明の液封入防振装置はエンジン振動を
検出し、低周波振動域たる制振領域では防振装置の第１
の流体室と第２の流体室間の通路幅を減少せしめ、高周
波振動域たる防振領域では上記通路幅を拡大せしめるこ
とによシ、エンジンの低速回転から高速回転に至るまで
の車体への振動伝達を低減せしめて、車両の居住性の改
善および走行性能の大幅な向上を実現したものである。
検出し、低周波振動域たる制振領域では防振装置の第１
の流体室と第２の流体室間の通路幅を減少せしめ、高周
波振動域たる防振領域では上記通路幅を拡大せしめるこ
とによシ、エンジンの低速回転から高速回転に至るまで
の車体への振動伝達を低減せしめて、車両の居住性の改
善および走行性能の大幅な向上を実現したものである。
第１図は従来装置の全体断面図、第２図ないし第９図は
本発明の第１の実施例を示すもので、第２図は装置を上
方より見だ正面図、第３図、第４図は第２図のＩ−ｍ線
断面図、第５図は回転壁の正面図、第６図はその側面図
、第７図は膨出壁の側壁を示す図、第８図、第９図は従
来装置と本発明の装置について動バネ定数と減衰係数の
周波数特性を比較した図、第１０図、第１１図は本発明
の第２の実施例を示すもので、第１０図は装置の全体断
面図（第１１図のＸ −Ｘ断面図）、第１１図は第１０
図のＭ−Ｘｌ断面図である。 Ａ・・・・・・第１の流体室 Ｂ・・・・・・第２の
流体室、１・・・・・・厚肉ゴム弾性体壁 ２・・・・・・底 板 ４・・・・・・上 板４
１・・・・・・膨出壁 ４１ａ・・・・・・膨出壁の開口部 ６．１６・・・・・・回転壁 ６ａ、１６２０・・・・・・回転壁の開口部７・・・・
・・ゴム弾性体シート ８・・・・・・コイル １０・・・・・・バッテリ １１・・・・・・切換スイッチ １２・・・・・・制御装置 １５・・・・・・カバ一部材 第６図 １、５＋ 第５図 第７図 秋 妖 第１０図 第１１図
本発明の第１の実施例を示すもので、第２図は装置を上
方より見だ正面図、第３図、第４図は第２図のＩ−ｍ線
断面図、第５図は回転壁の正面図、第６図はその側面図
、第７図は膨出壁の側壁を示す図、第８図、第９図は従
来装置と本発明の装置について動バネ定数と減衰係数の
周波数特性を比較した図、第１０図、第１１図は本発明
の第２の実施例を示すもので、第１０図は装置の全体断
面図（第１１図のＸ −Ｘ断面図）、第１１図は第１０
図のＭ−Ｘｌ断面図である。 Ａ・・・・・・第１の流体室 Ｂ・・・・・・第２の
流体室、１・・・・・・厚肉ゴム弾性体壁 ２・・・・・・底 板 ４・・・・・・上 板４
１・・・・・・膨出壁 ４１ａ・・・・・・膨出壁の開口部 ６．１６・・・・・・回転壁 ６ａ、１６２０・・・・・・回転壁の開口部７・・・・
・・ゴム弾性体シート ８・・・・・・コイル １０・・・・・・バッテリ １１・・・・・・切換スイッチ １２・・・・・・制御装置 １５・・・・・・カバ一部材 第６図 １、５＋ 第５図 第７図 秋 妖 第１０図 第１１図
Claims (3)
- （１） 筒状の厚肉ゴム弾性体壁の上端面および下端
面にそれぞれ上板および底板を接合し、上記ゴム弾性体
壁を室壁として被支持体を支持する第１の流体室を形成
し、上記上板を隔壁として第１の流体室と仕切られた薄
肉のゴム弾性体よりなる第２の流体室を形成し、上記上
板には開口部を形成するとともに、永久磁石よりなり、
上記開口部とほぼ同じ大きさの開口部を有する可動壁を
摺動可能に設け、上記可動壁に磁界を作用せしめること
により、制振領域では上記可１１！／Ｉ壁をその開口部
が上板の開口部からずれる方向に移動せしめて両流体室
間の通路面積を縮小し、防振領域では可動壁をその開口
部が上板の開口部と一致する方向へ移動せしめて両流体
室間の通路面積を拡大するようになした液封入防振装置
。 - （２） 上記上板はその中央部を外方へ断面円弧状に
膨出せしめて所定幅の開口部を有する膨出壁に形成し、
一方上記可動壁は上記膨出壁の内周面に沿って摺動回転
可能な断面円弧状で所定幅の開口部を有する回転壁とな
し、該回転壁の開口部には薄肉ゴム弾性体シートを袋状
に取９′付けて第２の流体室を形成した特許請求の範囲
第１項記載の液封入防振装置。 - （３）上記上板はその一部を上記第１の流体室内に有底
筒状に突出せしめ、該突出壁の側壁には所定幅の開口部
を設ける一方、上記可動壁は上記突出壁内に、その内周
に沿って摺動回転可能で、所定幅の開口部を有する回に
壁となした特許請求の範囲第１項記載の液封入防振装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20671382A JPS5997334A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | 液封入防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20671382A JPS5997334A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | 液封入防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5997334A true JPS5997334A (ja) | 1984-06-05 |
Family
ID=16527873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20671382A Pending JPS5997334A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | 液封入防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5997334A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4653735A (en) * | 1984-11-08 | 1987-03-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Suspension for vehicle |
| US4660812A (en) * | 1984-08-27 | 1987-04-28 | Bridgestone Corporation | Vibration isolating apparatus |
| US4793600A (en) * | 1986-03-14 | 1988-12-27 | Bridgestone Corporation | Vibration isolating apparatus |
| US4802658A (en) * | 1984-09-07 | 1989-02-07 | Bridgestone Corporation | Vibration isolating apparatus |
| US4861006A (en) * | 1986-09-16 | 1989-08-29 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration apparatus |
-
1982
- 1982-11-25 JP JP20671382A patent/JPS5997334A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4660812A (en) * | 1984-08-27 | 1987-04-28 | Bridgestone Corporation | Vibration isolating apparatus |
| US4802658A (en) * | 1984-09-07 | 1989-02-07 | Bridgestone Corporation | Vibration isolating apparatus |
| US4653735A (en) * | 1984-11-08 | 1987-03-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Suspension for vehicle |
| US4793600A (en) * | 1986-03-14 | 1988-12-27 | Bridgestone Corporation | Vibration isolating apparatus |
| US4861006A (en) * | 1986-09-16 | 1989-08-29 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration apparatus |
| US4973031A (en) * | 1986-09-16 | 1990-11-27 | Bridgestone Corporation | Anti-vibration apparatus |
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