JPH0311426Y2 - - Google Patents

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JPH0311426Y2
JPH0311426Y2 JP1985126195U JP12619585U JPH0311426Y2 JP H0311426 Y2 JPH0311426 Y2 JP H0311426Y2 JP 1985126195 U JP1985126195 U JP 1985126195U JP 12619585 U JP12619585 U JP 12619585U JP H0311426 Y2 JPH0311426 Y2 JP H0311426Y2
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yoke
permanent magnet
cylindrical
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drive coil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、振動圧縮機、特に一端が閉じられた
円筒状ヨークの他端が閉塞部材で閉塞されて成る
ケーシング内に、永久磁石と、該永久磁石に対す
る間に環状の間隙を形成するポール・ピースとが
固定的に配設され、上記間隙には、交番電力で付
勢される駆動コイルがケーシングの軸方向移動自
在に配置され、該駆動コイルと実質的に一体のピ
ストンが上記閉塞部材に設けられたシリンダ部に
摺合される振動圧縮機において、上記ヨークを円
筒部と該円筒部の一方の端面に当接しかつ該円筒
部の内径側に接する壷状のボトムとから構成する
ことにより、上記ヨークの加工工程の簡素化を図
るとともに上記駆動コイルに対向する永久磁石と
上記ヨークとの密着度を向上させて上記駆動コイ
ルに対する磁束密度を増大せしめるようにした振
動圧縮機に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば車載用冷蔵庫などの圧縮機として
用いられる振動圧縮機においては、圧縮機本体の
ケーシングは、一端が閉じられた円筒状のヨーク
と該ヨークの開口端を閉塞する閉塞部材とによつ
て構成され、駆動コイルに対向するように断面が
円弧状に形成された永久磁石が上記ヨークの円周
面に当接するように配設されている。そして、上
記永久磁石の最適な配設位置は、上記駆動コイル
の位置に対応して予め定められている。従つて、
上記永久磁石の位置決めを確実に行うために、上
記ヨークの内周面に段差部(例えば、後述する本
考案の一実施例を示す第1図における段差部7c
に対応するもの)がもうけられている。以下、従
来の振動圧縮機における上記ヨークの構造を説明
するに当たつて、当該ヨークを除く部分は後述す
る本考案の一実施例を示す全体縦断面図(第1
図)と同じであるため、当該全体縦断面図に関連
させて説明する。
本考案においては、ヨーク7が円筒部7aとボ
トム7bとから構成されているが、従来の振動圧
縮機におけるヨークは、第2図に図示されている
如く、上記円筒部7aとボトム7bとが一体にな
つたかたちの素材に対して、例えば旋盤などの工
作機械を用いて旋削加工を行うことにより、円周
面および上記段差部7cに対応する段差部が形成
されていた。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記従来の振動圧縮機におけるヨークの内周面
と段差部とは、前述したように旋削加工によつて
成形されるものであるが、上記段差部がヨークの
開口端から深い位置にあるため、上記旋削加工は
容易でなく加工工数が多くかかる。また、上記ヨ
ークの内周面と段差部とを旋削加工によつて成形
するため、該内周面と段差部との交差部(第2図
図示矢印R)に或る程度のR(例えば0.4mm程度の
R)ができることは避けられない。
一方、上記駆動コイル16に対向する永久磁石
11には、振動圧縮機の小型化を図る上で、ヨー
クの内周面に沿う円弧形状かつ薄厚に成形する必
要があるため、所望する形状に成形することが容
易であると共に、磁気特性も優れているフエライ
ト磁石が用いられている。そして、当該フエライ
ト磁石(永久磁石11)は、前述したように上記
ヨークの内周面および段差部に当接するように配
設される。このとき、上記永久磁石11とヨーク
との間に空隙が存在しないことが望ましいことは
言うまでもない。
しかしながら、前述した如く、上記ヨークの内
周面と段差部との交差部はR面であり、該交差部
に対応する上記永久磁石の角度は一般的にシヤー
プな直角であつて上記交差部のR面と一致しな
い。そのため、上記永久磁石とヨークとの間に空
隙(第2図図示矢印G)が生じるという非所望な
問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の如き問題点を解決することを
目的としており、そのため本考案の振動圧縮機
は、一端が閉じられた円筒状ヨークの他端が閉塞
部材で閉塞されて成るケーシング内に、上記円筒
状ヨークの内周面にもうけた段差部につきあてら
れた状態で固定される永久磁石と、該永久磁石に
対する間に環状の間隙を形成するポール・ピース
とが固定的に配設され、上記間隙には、交番電力
で付勢される駆動コイルがケーシングの軸方向移
動自在に配置され、該駆動コイルと実質的に一体
のピストンが上記閉塞部材に設けられたシリンダ
部に摺合される圧縮機本体をそなえ、該圧縮機本
体が長手方向の少なくとも一方の端面において、
弾性部材によつて支持されるように構成されてい
る振動圧縮機において、上記ヨークは、円筒部と
該円筒部の一方の端面に当接しかつ当該円筒部の
内径よりも小さい内径を有して一部が当該円筒部
の内径側に接する壷状のボトムとをそなえてな
り、上記駆動コイルに対向する永久磁石は、該永
久磁石の外周面が上記円筒部の内周面に当接しか
つ該永久磁石の一方の端面が上記ボトムの開口端
面に当接するように配設されていることを特徴と
している。以下、図面を参照しつつ説明する。
(実施例) 第1図は本考案の振動圧縮機の一実施例を示す
全体縦断面図である。
本考案の振動圧縮機1は、第1図に図示されて
いる如く、円筒2aおよび該円筒2aの両開口端
を閉塞する蓋板2b,2cにより構成される円筒
状の密閉容器2内に圧縮機本体3がばね4,5な
どにより弾性的に支持されて構成されている。
圧縮機本体3のケーシング6は、円筒部7aの
一端即ち上端を壷状のボトム7bによつて閉塞さ
れたヨーク7の他端即ち下端に、閉塞部材8を固
定して構成されている。上記ボトム7bは、例え
ば鍛造により壷状に形成した上で例えば旋削加工
により上記円筒部7aの内周面に対して垂直に交
差する段差部7cと、該内周面に嵌合する嵌合部
7dとが形成されたものである。そして図示され
ているように上記嵌合部7dを円筒部7aの内周
面に嵌合せしめるようにして、上記ボトム7bと
円筒部7aとを固定(例えば溶接)することによ
つて、上記ヨーク7は構成されている。また、上
記閉塞部材8は、基本的に厚肉の円盤状に形成さ
れており、ヨーク7の下端に嵌合される。そし
て、上記ヨーク7の下端側内周面には、リング状
の円板の一部が切り欠かれたかたちに形成された
取付板9が装着されており、上記閉塞部材8を貫
通する複数個のねじ部材10を上記取付板9に螺
合して締付けることにより、閉塞部材8がヨーク
7の下端に固定されている。
ケーシング6の内部には、円弧状の永久磁石1
1がヨーク7の内周面と段差部7cとに当接する
ように固定されている。本考案においては、前述
した如く、上記ヨーク7の内周面と段差部7cと
の交差部はシヤープな直角をなしており、上記永
久磁石11の外周面と端面とが交差する角部も上
記ヨーク7の内周面と段差部7cとの交差部と同
様にシヤープな直角をなしているため、上記永久
磁石11は、上記ヨーク7との間に空隙が存在し
ない状態即ちヨーク7に密着した状態で固定され
ることになる。このことは、永久磁石11、ヨー
ク7、永久磁石(アルニコ磁石)12、および上
記永久磁石11との間に環状の間隙14を形成す
るためのポール・ピース13によつて構成される
磁路に非所望な空隙が発生しないことを保証する
ものであつて、当該磁路における磁気抵抗を小さ
くすることに大きく貢献することができる。な
お、上記ポール・ピース13は、永久磁石12を
介しねじ部材15によつて上記ボトム7bに固定
されている。
上記間隙14には駆動コイル16がケーシング
6の軸線方向すなわち上下方向に往復動自在に配
置される。この駆動コイル16は支持部材17に
巻回されており、支持部材17はケーシング6の
軸線と同心の円筒状ピストン18に固着される。
したがつて駆動コイル16とピストン18とは実
質的に一体化されている。このピストン18は、
ケーシング6内に突入するようにして閉塞部材8
に一体的に設けられたシリンダ部19に摺合され
る。またポール・ピース13および支持部材17
間には共振ばね20が介装され、支持部材17お
よび閉塞部材8間にも共振ばね21が介装され
る。したがつてピストン18は上下一対の共振ば
ね20,21によつて支持されることになる。さ
らにピストン18の下端には吸入弁22が装備さ
れる。
閉塞部材8の下部には、図示省略したボルトに
よつて帽状蓋23が固着される。この帽状蓋23
と閉塞部材8との間には、シリンダ部19内でピ
ストン18の下方に位置するシリンダ室24のさ
らに下方に位置する吐出弁室25がもうけられる
とともに、閉塞部材8に設けられた穴を帽状蓋2
3で塞ぐことにより高圧室26および低圧室27
がもうけられる。また帽状蓋23には、吐出弁室
25および高圧室26間を連通する連通路28が
穿設される。また、上記高圧室26に連通する吐
出管29がもうけられ、該吐出管29は蓋板2c
を貫通して外部に引き出され、例えば図示省略し
た冷蔵庫のコンデンサに接続される。また、該コ
ンデンサから排出される低圧冷媒は、上記蓋板2
cを貫通してもうけられている吸入管30a、帽
状蓋23を貫通して低圧室27に連通する吸入管
30b、および低圧室27とケーシング6の内部
とを連通する吸入管30cを介してケーシング6
即ち圧縮機本体3の内部に導入される。
吐出弁室25には、シリンダ室24の下端にお
いて閉塞部材8に設けられた弁座31に着座し得
る吐出弁32と、吐出弁32を弁座31に着座す
る方向に付勢する押圧ばね33とが収納される。
また、蓋板2cには給電端子34aが取付けら
れている。そして、該給電端子34aと共振ばね
21とを接続する接続部材34b,34cとがも
うけられている。また、駆動コイル16と共振ば
ね21との間はリード線35aによつて接続さ
れ、駆動コイル16と共振ばね20との間はリー
ド線35bによつて接続されている。従つて、駆
動コイル16の一方の端末はリード線35a、共
振ばね21、接続部材34c,34bを介して給
電端子34aに接続され、また他方の端末はリー
ド線35b、共振ばね20、ポール・ピース1
3、ねじ部材15、ボトム7b、ばね4を介して
密閉容器2に接続されている。従つて、上記給電
端子34aと密閉容器2との間に交番電圧を印加
することによつて、上記駆動コイル16に交番電
流を供給することが可能である。
更に、第1図に図示されている如く、ボトム7
bおよび帽状蓋23には突起部7b′および23′
をそなえると共に、蓋板2bおよび2cには上記
突起部7b′および23′に対応する位置に例えば
ゴムなどの弾性体によつてリング状に形成されて
いる緩衝部材36および37がもうけれている。
従つて、圧縮機本体3の非所望な揺動を、上記緩
衝部材36および37によつて最小限度の範囲に
抑制することが可能である。
次に、図示実施例の作用について説明すると、
駆動コイル16に交番電流を流すことにより、そ
の交番電流の極性に応じて、ピストン18が駆動
コイル16とともに上下に振動する。しかもその
ピストン18の上下振動は、上下一対の共振ばね
20,21によつて増幅される。増幅されたピス
トン18の上下振動により、吸入弁22および吐
出弁32がポンプ作用を行い、容器2内に導入さ
れた冷媒などの流体は吸入管30a,30b、低
圧室27、吸入管30cを介してケーシング6の
内部に流入し、ピストン18、吸入弁22、シリ
ンダ室24および吐出弁32を経て吐出弁室25
に流入し、さらに連通路28、高圧室26および
吐出管29を介して冷蔵庫のコンデンサどに吐出
される。
以上、本考案の振動圧縮機における構成と作用
について説明したが、当該振動圧縮機の駆動源
は、永久磁石11とポール・ピース13との間隙
14に配設されている駆動コイル16である。そ
して、上記間隙14における駆動コイル16に交
差する磁束は、上記永久磁石11および12によ
つて発生するものであるが、上記永久磁石11お
よび12を含む磁路中に非所望な空隙が発生して
いるとすると、上記間隙14における磁束密度が
減少し、駆動力が低下する。本考案においては、
ポール・ピース13と永久磁石12、永久磁石1
2とヨーク7、ヨーク7を構成する円筒部7aと
ボトム7bの夫々の間は勿論のこと、永久磁石1
1とヨーク7との間も非所望な空隙が存在せず密
着した状態で接合されている。そのため、上記間
隙14における磁束密度に損失が生じない。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案によれば、駆動コイ
ルに交差する磁束を発生せしめる永久磁石を含む
磁路中に空隙が存在しないようにすることが可能
となるため、上記永久磁石の磁気力が最大限に利
用されることにより、性能が一層優れた振動圧縮
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の振動圧縮機の一実施例を示す
全体縦断面図、第2図は従来の振動圧縮機の全体
縦断面図である。 図中、1は振動圧縮機、3は圧縮機本体、6は
ケーシング、7はヨーク、7aは円筒部、7bは
ボトム、7cは段差部、8は閉塞部材、11およ
び12は永久磁石、13はポール・ピース、14
は間隙、16は駆動コイル、18はピストン、1
9はシリンダ部を表す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端が閉じられた円筒状ヨークの他端が閉塞部
    材で閉塞されて成るケーシング内に、 上記円筒状ヨークの内周面にもうけた段差部に
    つきあてられた状態で固定される永久磁石と、 該永久磁石に対する間に環状の間隙を形成する
    ポール・ピースと が固定的に配設され、 上記間隙には、交番電力で付勢される駆動コイ
    ルがケーシングの軸方向移動自在に配置され、 該駆動コイルと実質的に一体のピストンが上記
    閉塞部材に設けられたシリンダ部に摺合される 振動圧縮機において、 上記ヨークは、円筒部と該円筒部の一方の端面
    に当接しかつ当該円筒部の内径よりも小さい内径
    を有して一部が当該円筒部の内径側に接する壷状
    のボトムとをそなえてなり、 上記駆動コイルに対向する永久磁石は、該永久
    磁石の外周面が上記円筒部の内周面に当接しかつ
    該永久磁石の一方の端面が上記ボトムの開口端面
    に当接するよう配設されている ことを特徴とする振動圧縮機。
JP1985126195U 1985-08-19 1985-08-19 Expired JPH0311426Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985126195U JPH0311426Y2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19

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JP1985126195U JPH0311426Y2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19

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Publication Number Publication Date
JPS6234174U JPS6234174U (ja) 1987-02-28
JPH0311426Y2 true JPH0311426Y2 (ja) 1991-03-19

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ID=31019768

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JP1985126195U Expired JPH0311426Y2 (ja) 1985-08-19 1985-08-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505912A (ja) * 1972-12-07 1975-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505912A (ja) * 1972-12-07 1975-01-22

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JPS6234174U (ja) 1987-02-28

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