JPH08331804A - 振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造 - Google Patents

振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造

Info

Publication number
JPH08331804A
JPH08331804A JP13301095A JP13301095A JPH08331804A JP H08331804 A JPH08331804 A JP H08331804A JP 13301095 A JP13301095 A JP 13301095A JP 13301095 A JP13301095 A JP 13301095A JP H08331804 A JPH08331804 A JP H08331804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
drive coil
piston
bobbin
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13301095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Fujisawa
良昭 藤澤
Junji Yoshihara
順二 吉原
Naoya Kawakami
直哉 川上
Hiroyuki Kainuma
弘之 海沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
Priority to JP13301095A priority Critical patent/JPH08331804A/ja
Priority to AU54511/96A priority patent/AU681825B2/en
Priority to US08/657,055 priority patent/US5704771A/en
Priority to EP96108639A priority patent/EP0745773B1/en
Priority to DE69600168T priority patent/DE69600168T2/de
Priority to CN96106687A priority patent/CN1071001C/zh
Publication of JPH08331804A publication Critical patent/JPH08331804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動コイルの自動巻線化を可能ならしめる。 【構成】 磁界中に配設された駆動コイルに交番電流を
流し、共振ばねで支持されたピストンを往復動させて高
圧気体を発生させる振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン
構造において、フランジ部46aと、フランジ部46a
に連なり、駆動コイルを支持する複数個の導電部材から
なるコイルヨーク片46bと、当該フランジ部46aに
ピストンの一端が固定される円筒形状部46cとを備え
て構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動型圧縮機の駆動コ
イル用ボビン構造、特に2個の共振ばねで支持され、交
番電流が流れることにより磁界中を振動する駆動コイル
の自動巻線化を可能ならしめた振動型圧縮機の駆動コイ
ル用ボビン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車載用冷蔵庫などの圧縮機
として使用される振動型圧縮機は、図5に示すような構
造が採られていた。
【0003】同図において、振動型圧縮機1は、円筒2
aおよび当該円筒2aの両開口端を閉塞する蓋板2b,
2cにより構成される円筒状の密閉容器2内に圧縮機本
体3が、ばね4,5により弾性的に支持されて構成され
ている。
【0004】圧縮機本体3のケーシング6は、円筒部7
aの一端、すなわち上端を壺状のボトム7bの他端、す
なわち下端にシリンダ8を固定して構成されている。上
記ボトム7bは、例えば旋削加工により上記円筒部7a
の内周面に対して垂直に交差する段差部7cと、当該内
周面に嵌合する嵌合部7dとが形成されたものである。
そして図示されている様に、上記嵌合部7dを円筒部7
aの内周面に嵌合させるようにして、上記ボトム7bと
円筒部7aとを固定(例えば溶接)することによってヨ
ーク7が構成されている。
【0005】また上記シリンダ8は、ヨーク7の下端に
嵌合される。そして上記ヨーク7の下端側内周面には、
リング状の円板の一部が切り欠かれて形成された取付板
9が装着されており、上記シリンダ8を貫通する複数個
のねじ部材10を上記取付板9に螺合して締め付けるこ
とにより、シリンダ8がヨーク7の下端に固定されてい
る。
【0006】ケーシング6の内部には、円弧状の永久磁
石11がヨーク7の内周面と段差部7cとに当接するよ
うに固定されている。またボトム7bには、上記永久磁
石11との間に環状の間隙14を形成するためのポール
・ピース13が永久磁石(アルニコ磁石)12を介し、
例えばねじ部材15によって固定されている。
【0007】上記間隙14には、駆動コイル16がケー
シング6の軸方向、すなわち上下方向に往復動自在に配
置されている。この駆動コイル16は支持部材17に固
着されており、当該支持部材17はケーシング6の軸と
同心円筒のピストン18とは実質的に一体化されてい
る。このピストン18は、ケーシング6内に突出するよ
うにして、上記ピストン18に一体的に設けられたシリ
ンダ部19に摺合されている。
【0008】またポール・ピース13と支持部材17と
の間に共振ばね20が介装され、当該支持部材17と上
記シリンダ8上のターミナル34dとの間にも共振ばね
21が介装される。従って、上記ピストン18は、上下
一対の共振ばね20,21によって支持されることにな
る。さらに、当該ピストン18の下端には吸入弁22が
装備される。
【0009】シリンダ8の下端には、例えば図示省略し
たボルトにより帽状蓋23が固着される。この帽状蓋2
3と上記シリンダ8との間には、シリンダ部19内でピ
ストン18の下方に位置するシリンダ室24の更に下方
に吐出弁室25が設けられると共に、上記ピストン18
に設けられた穴を帽状蓋23で塞ぐことにより、高圧室
26および低圧室27が形成される。
【0010】また上記帽状蓋23には、吐出弁室25と
高圧室26との間を連通する連通路28が穿設される。
また上記高圧室26に連通する吐出管29が設けられ、
当該吐出管29は蓋板2cを貫通して外部に引き出さ
れ、例えば図示省略した冷蔵庫のコンデンサに吐出され
る。つまり圧縮機本体3で圧縮された高圧冷媒が当該コ
ンデンサに吐出される。
【0011】当該高圧冷媒はコンデンサ、キャピラリー
チューブ、エバポレータを経て低圧冷媒となり、上記蓋
板2cを貫通して設けられている吸入管30a、帽状蓋
23を貫通して低圧室27に連通する吸入管30b、お
よび低圧室27とケーシング6の内部とを連通する吸入
管30cを介してケーシング6、すなわち圧縮機本体3
の内部に導入される。
【0012】吐出弁室25には、上記シリンダ室24の
下端においてシリンダ8に設けられた弁座31に着座し
得る吐出弁32と、当該吐出弁32を弁座31に着座す
る方向に付勢する押圧ばね33とが収納される。
【0013】また、蓋板2cには給電端子34aが取付
けられている。そして当該給電端子34aと共振ばね2
1とを接続する接続部材34b,34c,34dが設け
られている。また駆動コイル16と共振ばね21との間
はリード線35aによって接続され、駆動コイル16と
共振ばね20との間はリード線35bによって接続され
ている。
【0014】従って、駆動コイル16の一方の端末はリ
ード線35a、共振ばね21、接続部材34d,34
c,34bを介して給電端子34aと接続され、また他
方の端末はリード線35b、共振ばね20、ポール・ピ
ース13、ねじ部材15、ボトム7b、ばね4を介して
密閉容器2に接続されている。つまり、上記給電端子3
4aと密閉容器2との間に交番電圧を印加することによ
って、上記駆動コイル16に交番電流を供給することが
可能となっている。
【0015】更に、ボトム7b及び帽状蓋23には、突
起部7b´および23´に対応する位置に、例えばゴム
等の弾性体によってリング状に形成された緩衝部材36
および37が設けられている。従って圧縮機本体3の非
所望な揺動を当該緩衝部材36,37によって最小限度
の範囲に抑制することが可能となっている。
【0016】このような構成で、駆動コイル16に交番
電流を流すと、当該交番電流の極性に応じて、ピストン
18が上記駆動コイル16と共に上下に振動する。そし
て当該ピストン18の上下振動は、上下一対の共振ばね
20,21によって増幅される。当該増幅されたピスト
ン18の上下振動により、吸入弁22および吐出弁32
がいわばポンプ作用を行い、当該ポンプ作用により密閉
容器2内に導入された冷媒などの流体は、吸入管30
a,30b、低圧室27、吸入管30cを介してケーシ
ング6の内部に流入し、ピストン18、シリンダ室24
および吐出弁32を経て吐出弁室25に流入し、更に連
通路28、高圧室26および吐出管29を介して冷蔵庫
のコンデンサなどに吐出される。
【0017】ところで、上記駆動コイル16の巻線は、
次の様にして製造されていた。図6を参照しながら説明
すると、所定の径を有する巻き治具に駆動コイル16の
一部を内側用として巻き、当該内側用の駆動コイル16
の一部を巻き終えた時点で巻線作業を停止させ、この内
側に巻かれた一部の駆動コイル16に、補強のための4
本のコイルヨーク片38−1と2本のターミナル片38
−2とを手作業で位置決めした上で、再び外側用として
駆動コイル16の残りの巻線作業を行い、補強のための
4本のコイルヨーク片38−1と2本のターミナル片3
8−2とを中にしたサンドイッチ構造で所定の巻き数の
駆動コイル16を巻き、2本のターミナル片38−2に
駆動コイル16の巻き始め端と巻き終わり端をそれぞれ
巻付け、電気的接続をしていた。
【0018】その後コイルヨーク片38−1とターミナ
ル片38−2との各片端にフランジ部38−3をスポッ
ト溶接して巻き治具を除去したとき駆動コイル16が崩
れないようにし、当該巻き治具を除去した後ワニス処理
で固形化していた。このフランジ部38−3にピストン
18の一端を溶接し、ピストン18と駆動コイル16と
を実質上一体化するようにしていた。
【0019】なお公知とはなっていないが、当該振動型
圧縮機1は、円筒2a等を電路とし用いているため、上
記ターミナル片38−2を1本にし、当該ターミナル片
38−2に駆動コイル16の巻き始め端を接続すると共
に、いずれかのコイルヨーク片38−1に駆動コイル1
6の巻き終わり端を接続することも案出されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動コ
イル16の強度を確保するためコイルヨーク片38−1
とターミナル片38−2とを中に入れて巻線する従来の
駆動コイル16の製造方法では、コイルヨーク片38−
1とターミナル片38−2とを挿入するため巻線作業を
途中で停止させなければならず、その上当該コイルヨー
ク片38−1やターミナル片38−2の位置決めを手作
業で行っているため、駆動コイル16の自動巻線化がで
きない欠点があった。またコイルヨーク片38−1やタ
ーミナル片38−2の各端部とフランシ部38−3とを
スポット溶接などで溶接接続しなければならないことか
ら、作業能率が悪い欠点があった。
【0021】本発明は、上記の欠点を解決することを目
的としており、駆動コイルの自動巻線が可能で、自動巻
線の際の巻き始めや巻き終わりの端末処理も簡単に処理
できる振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造を提供す
ることを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明の振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造
は磁界中に配設された駆動コイルに交番電流を流し、共
振ばねで支持されたピストンを往復動させて高圧気体を
発生させる振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造にお
いて、フランジ部と、フランジ部に連なり、駆動コイル
を支持する複数個の導電部材からなるコイルヨーク片
と、当該フランジ部にピストンの一端が固定される接続
部とを備えていることを特徴としている。
【0023】そして上記コイルヨーク片は、駆動コイル
のコイル端を押さえる立ち上がり部がその上端部と下端
部とにそれぞれ設けられており、上端部に設けられた立
ち上がり部の少なくとも1つに、駆動コイルの巻き始め
を挟む挟み込み部が設けられていることを特徴としてい
る。
【0024】
【作用】複数のコイルヨーク片の一端がフランジ部に連
なり、コイルヨーク片に駆動コイルのコイル端を押さえ
る立ち上がり部がその上端部と下端部とにそれぞれ設け
られ、当該上端部に設けられた立ち上がり部の少なくと
も1つに、駆動コイルの巻き始めを挟む挟み込み部が設
けられているので、駆動コイルの自動巻線化が行い得
る。
【0025】
【実施例】図1は本発明が用いられている振動型圧縮機
の一実施例構成断面図を示している。
【0026】同図において、本発明に係る振動型圧縮機
1は、図5に示された従来の二重密閉構造のものと異な
り、ケースなしの構造をしており、一方が開口端、他方
が有底の二重円筒形状のハウジング40とその両端に取
り付けられた帽子状の蓋体41,42とで密閉容器2が
構成され、気密が保持されるようになっている。ハウジ
ング40は外円筒40aと内円筒40bとが一体で形成
されているが、必ずしも一体で形成されていなければな
らないものではなく、固着により一体的に形成された構
造であってもよい。
【0027】ハウジング40の外円筒40aはヨークを
形成すると共にケーシングを兼ねており、その内周面に
は円弧状の永久磁石11が固定されている。また内円筒
40bの中心部にはその軸方向にシリンダ43が設けら
れ、シリンダ43は複数個のねじ44で内円筒40bに
固定されている。
【0028】シリンダ43の内部には円筒状のピストン
45が嵌め込まれており、当該ピストン45の一端が、
後に説明する様に本発明に係るボビン46のフランジ部
46aに固定されている。当該ボビン46には駆動コイ
ル16が巻装されており、永久磁石11と内円筒40b
の外周面との空間位置に配置された上記駆動コイル16
は、ピストン45の往復動と一体的に上下の往復動をす
るように構成されている。
【0029】上記ボビン46は導電性部材からなり、図
2,図3図示の如く、4本のコイルヨーク片46b、当
該コイルヨーク片46bを束ねているフランジ部46
a、当該フランジ部46aに連なりピストン45の一端
を固定する円筒形状部46cを備え、4本のコイルヨー
ク片46bに支持された態様で駆動コイル16が巻装さ
れるようになっている。
【0030】当該コイルヨーク片46bには、その上端
部および下端部に駆動コイル16のコイル端を押さえる
立ち上がり部46dがそれぞれ設けられ、巻回された駆
動コイル16が崩れるのを防止するようになっている。
図2では下端部の立ち上がり部46dがコイルヨーク片
46bに設けられた上端部の立ち上がり部46dと異な
る位置に設けられているが、必ずしもこのような構造で
あることは必要でなく、当該コイルヨーク片46bの下
端部の立ち上がり部46dを上端部の立ち上がり部46
dの真下の位置に、打ち抜き等で切り起こして設け、下
端部分の立ち上がり部46dとしてもよい。
【0031】この上端部分の立ち上がり部46dの少な
くとも1つに、駆動コイル16の一端、すなわちその巻
き始め端が自動巻線機で自動的に挟み込まれるように、
切り溝等の挟み込み部46eが穿設されている。
【0032】この様な構造を有するボビン46に駆動コ
イル16を巻回し駆動コイル16を製造する方法は種々
の態様が存在するが、例えばボビン46に駆動コイル1
6を巻回する前に、ボビン46のフランジ部46aに、
図1図示の如く絶縁部材47を添え、当該絶縁部材47
の表面に導電材のターミナル48を装着しておく。
【0033】この様に準備をした後、コイルヨーク片4
6bの内径を有する巻き治具をボビン46内に挿入し、
自動巻線機で駆動コイル16の巻き始め端をボビン46
の挟み込み部46eの切り溝に挟み込ませた上で、ボビ
ン46に所定の巻き数だけ巻回し、駆動コイル16をボ
ビン46に巻装する。駆動コイル16の巻き終わり端は
ターミナル48の端子48aに電気的接続される。そし
て上記巻き治具からボビン46から除去し、ワニス処理
を行って絶縁固形化した後ピストン45を上記円筒形状
部46cに差し込み溶接をする。
【0034】上記の説明では駆動コイル16をボビン4
6に巻回した後、ピストン45をボビン46に溶接する
ようにしたが、駆動コイル16をボビン46に巻回する
前にピストン45とボビン46とを溶接し、その後駆動
コイル16をボビン46に巻回するようにしてもよいこ
とは言うまでもない。その他種々の製造方法を用いて駆
動コイル16をボビン46に巻装させることができる。
【0035】ボビン46のフランジ部46aとハウジン
グ40の内円筒40bの内部との間に共振ばね20が介
装され、またボビン46のフランジ部46aに絶縁部材
47を介して設けられているターミナル48と、インシ
ュレーションベース50を介して帽子状の蓋体42に設
置されている座ターミナル51との間に共振ばね21が
介装され、当該共振ばね21の両端各部は上記ターミナ
ル48および座ターミナル51とそれぞれ面接触による
電気的接続されている。このようにしてピストン45
は、上下一対の2個の共振ばね20,21によって支持
された構造となっている。
【0036】ハウジング40の開口端を閉塞する帽子状
の蓋体42の中央部は凸部42aが形成されており、当
該凸部42aにハーメチックシールターミナル53が設
けられている。アウタターミナル56と蓋体42とは電
気的接続がなされており、当該アウタターミナル56と
センタターミナル54とは、絶縁部材のガラス部材55
で絶縁されている。センタターミナル54はその両端が
蓋体42から共に突出しており、蓋体42の中央部の凸
部42aによって形成された円形凹部42bに、上記説
明のインシュレーションベース50を介して導電性の座
ターミナル51が配設され、当該座ターミナル51とセ
ンタターミナル54とが、プッシュナット方式で電気的
機械的に接続固定されている。また蓋体42には吸入管
30が取付けられている。
【0037】一方、ハウジング40の有底側は、吐出管
29を備え中央部に凸状部を有する帽子状の蓋体41に
よって空間57を形成して覆われているが、当該中央部
の凸状部で形成される空間は吐出弁室58を形成してい
る。当該吐出弁室58にはシリンダ室60の先端部に配
設された吐出弁32を押圧する方向に付勢しているばね
59が配設されている。そしてピストン45のシリンダ
室60側は、ピストンヘッド61がピストン45に圧入
され、ピストンヘッド61とピストン45の先端との間
に吸入弁22が配設された構造となっている。
【0038】このように構成されているので、ハーメチ
ックシールターミナル53のセンタターミナル54とア
ウタターミナル56との間に交番電圧を印加すると、セ
ンタターミナル54、座ターミナル51、共振ばね2
1、ターミナル48、駆動コイル16、ボビン46、共
振ばね20、内円筒40b、外円筒40aそしてアウタ
ターミナル56の電路で駆動コイル16に交番電流が流
れる。
【0039】これにより永久磁石11の磁界中に配設さ
れている駆動コイル16は、当該交番電流の極性に応じ
て上下に振動する。駆動コイル16と実質上一体化され
ているピストン45も上記駆動コイル16と共に上下に
往復振動する。そして当該ピストン45の上下の往復振
動は、上下一対の共振ばね20,21によって増幅され
る。当該増幅されたピストン45の上下の往復振動によ
り、吸入弁22および吐出弁32がいわばポンプ作用を
行い、当該ポンプ作用により吸入管30を通して密閉容
器2内に導入された冷媒などの気体は、ピストン45、
吸入弁22、シリンダ室60および吐出弁32を経て吐
出弁室58に流入し、冷媒などの高圧化された気体が更
に空間57および吐出管29を介して冷蔵庫のコンデン
サなどに吐出される。
【0040】また図6に示されている如く、ピストン1
8がフランジ部38−3の外部側に溶接される構成のも
のにおいても、本発明のボビン46を使用して駆動コイ
ル16を自動巻線化することができることは言うまでも
ない。
【0041】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、コ
イルヨーク片とフランジ部とを一体化したボビンとな
し、当該コイルヨーク片に巻き崩れを防ぐ立ち上がり部
をその上端部と下端部とにそれぞれ設け、かつ当該上端
部の立ち上がり部に駆動コイルの巻き始めを挟む挟み込
み部を有するボビン構造にしたので、コイルヨーク片と
フランジ部とスポット溶接が不要となり、部品点数も少
なくて済み、巻線工数も低減した駆動コイルの自動巻線
化が可能となり、ピストン付き駆動コイルを能率良く製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いられている振動型圧縮機の一実施
例構成断面図である。
【図2】本発明に係る振動型圧縮機の駆動コイル用ボビ
ン構造の一実施例斜視図である。
【図3】ボビンに駆動コイルが巻回されたときの断面図
である。
【図4】ボビンに駆動コイルが巻回されたときの斜視図
である。
【図5】従来の振動型圧縮機の断面図である。
【図6】従来のピストン付き駆動コイル部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 振動型圧縮機 2 密閉容器 16 駆動コイル 20,21 共振ばね 40 ハウジング 41,42 蓋体 45 ピストン 46 ボビン 46a フランジ部 46b コイルヨーク片 46c 円筒形状部 46d 立ち上がり部 46e 挟み込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海沼 弘之 群馬県新田郡新田町大字早川字早川3番地 澤藤電機株式会社新田工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界中に配設された駆動コイルに交番電
    流を流し、共振ばねで支持されたピストンを往復動させ
    て高圧気体を発生させる振動型圧縮機の駆動コイル用ボ
    ビン構造において、 フランジ部と、 フランジ部に連なり、駆動コイルを支持する複数個の導
    電部材からなるコイルヨーク片と、 当該フランジ部にピストンの一端が固定される接続部と
    を備えていることを特徴とする振動型圧縮機の駆動コイ
    ル用ボビン構造。
  2. 【請求項2】 上記コイルヨーク片は、駆動コイルのコ
    イル端を押さえる立ち上がり部がその上端部と下端部と
    にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造。
  3. 【請求項3】 上記上端部に設けられた立ち上がり部の
    少なくとも1つに、駆動コイルの一端を挟む挟み込み部
    が設けられていることを特徴とする請求項2記載の振動
    型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造。
JP13301095A 1995-05-31 1995-05-31 振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造 Pending JPH08331804A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13301095A JPH08331804A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造
AU54511/96A AU681825B2 (en) 1995-05-31 1996-05-27 Vibrating compressor
US08/657,055 US5704771A (en) 1995-05-31 1996-05-28 Vibrating compressor
EP96108639A EP0745773B1 (en) 1995-05-31 1996-05-30 Vibrating compressor
DE69600168T DE69600168T2 (de) 1995-05-31 1996-05-30 Vibrierender Kompressor
CN96106687A CN1071001C (zh) 1995-05-31 1996-05-31 振动压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13301095A JPH08331804A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08331804A true JPH08331804A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15094685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13301095A Pending JPH08331804A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08331804A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002524688A (ja) * 1998-09-09 2002-08-06 エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク リニアモータによって駆動されるレシプロコンプレッサ
WO2017038586A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 澤藤電機株式会社 振動型圧縮機
CN115331909A (zh) * 2022-08-26 2022-11-11 苏州东菱振动试验仪器有限公司 一种驱动线圈结构、绕线模具及绕制工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002524688A (ja) * 1998-09-09 2002-08-06 エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク リニアモータによって駆動されるレシプロコンプレッサ
WO2017038586A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 澤藤電機株式会社 振動型圧縮機
CN115331909A (zh) * 2022-08-26 2022-11-11 苏州东菱振动试验仪器有限公司 一种驱动线圈结构、绕线模具及绕制工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0745773B1 (en) Vibrating compressor
JP2002206479A (ja) 圧縮機
JP3838502B2 (ja) 往復動式圧縮機
JP2004528795A (ja) リニアモータおよび前記モータを含むリニアコンプレッサ
WO2007011246A2 (en) Linear compressor cylinder and head construction
JPH08331804A (ja) 振動型圧縮機の駆動コイル用ボビン構造
JPH08331805A (ja) 振動型圧縮機
JPH07109975A (ja) 振動型圧縮機
US20050139428A1 (en) Oil feeding apparatus for reciprocating compressor
US4717906A (en) Electric horn with improved pole piece and adjusting cap
JP2557773Y2 (ja) 振動型圧縮機
JPH0311426Y2 (ja)
JPH0118854Y2 (ja)
JPH0118856Y2 (ja)
JPH0311429Y2 (ja)
KR20040105080A (ko) 리니어 압축기의 아우터 스테이터 조립 구조
JPH0118855Y2 (ja)
KR100273440B1 (ko) 리니어 압축기
JP3665389B2 (ja) 振動型圧縮機
KR100442483B1 (ko) 왕복동식 압축기의 피스톤 초기위치 조절장치
JPH09209922A (ja) リニア式コンプレッサ
JPH0240309Y2 (ja)
JPH0311431Y2 (ja)
JP2001182651A (ja) 振動型圧縮機
JPH0110453Y2 (ja)