JP2002206479A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2002206479A
JP2002206479A JP2001254116A JP2001254116A JP2002206479A JP 2002206479 A JP2002206479 A JP 2002206479A JP 2001254116 A JP2001254116 A JP 2001254116A JP 2001254116 A JP2001254116 A JP 2001254116A JP 2002206479 A JP2002206479 A JP 2002206479A
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健太郎 外山
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保川  幸雄
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恵司 大嶋
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/04Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric
    • F04B35/045Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric using solenoids

Abstract

(57)【要約】 【課題】振動圧縮機の構造を簡素化して小形化及び組立
精度の向上を図る。 【解決手段】駆動子コイル11とともにリニア駆動部9
を構成する永久磁石13の磁束を通す継鉄とシリンダ1
及び圧力容器本体26とを本体ブロック28として一体
構成するとともに、シリンダ1に挿入するピストン3を
作動ガスの圧縮空間5と反対側の端部で2組の支持ばね
7,8により片持ち支持させ、リニア駆動部9をピスト
ン3の径方向に並列的に配置する。リニア駆動部9がピ
ストンの軸方向に直列的に配列されるものに比べてピス
トン部の長手寸法が縮小され、また複数の部品が本体ブ
ロック28に集約されるので、部品点数が減って組立精
度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、極低温冷凍機な
どに用いられる圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機については、特許第25
22424号公報、特開平5−288419号公報、特
開平8−110110号公報などに記載されている。図
9は上記特開平8−110110号に係る圧縮機を改め
て示す一部分を断面にした側面図、図10はその可動部
を取り出して示す縦断面図である。図9及び図10にお
いて、円筒空間を有するシリンダ1に隙間2を介してピ
ストン3が挿入され、シリンダヘッド4で閉塞されたシ
リンダ1の円筒空間内に作動ガスの圧縮空間5が形成さ
れている。ピストン3にはピストン軸6が同軸に固着さ
れ、ピストン3はピストン軸6に軸方向に間隔を介して
取り付けられた板ばねからなる2個の支持ばね7及び8
により、軸方向に往復運動自在に支持されている。
【0003】ピストン3はリニア駆動部9により軸方向
に往復駆動されるが、リニア駆動部9は、ピストン軸6
に固着されたコイルボビン10に巻かれた駆動子コイル
11と、駆動子コイル11を納める空隙12を有する磁
気回路とからなり、磁気回路は環状の永久磁石13と、
その両側のつば付き円筒状の継鉄14及び環状の継鉄1
5とにより形成されている。継鉄14には円筒状のフレ
ーム16が連結され、更にフレーム16には底付き2段
円筒状のフレーム17が連結されている。しかして、シ
リンダヘッド4、シリンダ1、継鉄14及びフレーム1
6,17は全体としてガス室34を形成する一つの圧力
容器を構成し、ガス室34は隙間2を介して圧縮空間5
に通じている。
【0004】ここで、図9の圧縮機の主要部の組立順序
を説明すると、次の通りである。すなわち、永久磁石1
3に継鉄14及び15を接着剤で接着して一体化したも
のに、フレーム16を嵌合部を介して組み合わせ、図示
しないねじで締結する。次に、その継鉄14に図9の上
方から支持ばね7を嵌合部を介して組み合わせ、図示し
ないねじで締結する。次に、支持ばね7の中心穴にピス
トン3と一体のピストン軸6を上方から差し込み、更に
このピストン軸6に、図10に示すように間隔管18、
コイルボビン10、ワッシャ19、スリーブ20及び支
持ばね8を下方から順次嵌め込み、その際に同時に支持
ばね8を嵌合部を介してフレーム16に組み合わせ、図
示しないねじで締結する。
【0005】また、ピストン軸6上では支持ばね7、間
隔管18、コイルボビン10、ワッシャ19、スリーブ
20及び支持ばね8をワッシャ21を介してナット22
により、ピストン3との間で締め付ける。その後、フレ
ーム17を嵌合部を介してフレーム16に組み合わせ、
隅肉溶接により固着する。なお、23a及び23bはピ
ストン3の軸方向変位を検出する変位センサのそれぞれ
可動部及び固定部で、可動部23aはナット22の締め
付け後にピストン軸6に取り付ける。上述したように一
体組立したピストン3、支持ばね7,8、継鉄14,1
5、フレーム16,17等からなるユニットは、別に組
立架台に支持させたシリンダ1に挿入し、ピストン3を
慎重に心合わせした上で、継鉄14をシリンダ1にねじ
24により締結する。
【0006】このような圧縮機において、永久磁石13
から発生した磁束は、N極面から継鉄15、空隙12、
継鉄14を経てS極面に戻る。そこで、駆動子コイル1
1に周期的に電流を流すと、この電流と空隙12内の磁
界との間に生じる電磁力によりピストン3が軸方向に往
復運動し、圧縮空間5内の作動ガスを圧縮する。この圧
縮ガスの圧力波はシリンダヘッド4のガス流路25を通
して図示しない極低温冷凍機などに加えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の圧縮機
には、次のような問題があった。 ピストン3にはピストン軸6が固着され、このピスト
ン軸6の半径方向外側にリニア駆動部9が配置されると
ともに、リニア駆動部9の軸方向両側に支持ばね7及び
8がそれぞれ配置されている。そのため、ピストン3、
リニア駆動部9及び複数の支持ばね7,8が軸方向に直
列的に配置され、結果として可動部が長くなって圧縮機
の長手寸法が大きくなる。 支持ばね7,8の間には、支持ばね7と継鉄14との
間、継鉄14とフレーム16との間及びフレーム16と
支持ばね8との間にそれぞれ嵌合部があるため、各嵌合
部における部品誤差及び組立誤差の集積により、支持ば
ね7と支持ばね8との間に芯ずれが生じやすい。この芯
ずれがあると、ピストン3の軸線がシリンダ1に対して
傾き、両者が接触して磨耗が生じる。 リニア駆動部9の軸方向の一方側(図9の上側)から
支持ばね7やピストン3を挿入し、その反対側(図9の
下側)から間隔管18、コイルボビン10、支持ばね8
などを挿入して組み立てるため、リニア駆動部9に対し
て一方向組立ができず組立作業性が悪い。
【0008】そこで、この発明の課題は、これらの問題
に対処し、圧縮機の小形化、高精度化及び組立性の向上
を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、円筒空間を
有するシリンダと、このシリンダにクリアランスシール
を形成する隙間を介して挿入され、前記円筒空間内に作
動ガスの圧縮空間を形成するピストンと、このピストン
を軸方向に往復運動自在に支持する板ばねからなる支持
ばねと、前記ピストンを軸方向に往復駆動するリニア駆
動部と、前記隙間を介して前記圧縮空間に通じるガス室
を形成する圧力容器とを備え、前記リニア駆動部は前記
ピストンに連結された駆動子コイルと、この駆動子コイ
ルを納める空隙を有する永久磁石及び継鉄からなる磁気
回路とにより形成される圧縮機において、前記ピストン
をその反圧縮空間側端部に間隔を介して配置した複数
前記支持ばねにより片持ち支持させるとともに、前記ピ
ストンの圧縮空間側端部の半径方向外側に前記リニア駆
動部を配置ものとする(請求項1)。
【0010】この請求項1によれば、ピストンの一端を
複数の支持ばねにより片持ち支持させ、他端の半径方向
外側にリニア駆動部を配置することにより、可動部がピ
ストンの長さの範囲内に略収まり、圧縮機の長手寸法の
縮小が可能になる。また、複数の支持ばねは、リニア駆
動部の片側にまとめて配置されるため、圧縮機本体の支
持ばね嵌合面を各支持ばねに対して共通にすることが容
易で、それにより支持ばね相互間の芯出し精度が高くな
り、また複数の支持ばねをリニア駆動部に対して一方向
から組み付けることが可能になる。
【0011】その場合、前記リニア駆動部の駆動子コイ
ル、永久磁石及び継鉄を前記ピストンの半径方向に配列
するのがよく、これにより前記リニア駆動部自体の軸方
向寸法が短縮される(請求項2)。
【0012】前記シリンダと前記永久磁石の一方側の継
鉄とは一体構成するのがよく、これにより前記シリンダ
と継鉄との間の組立誤差がなくなるとともに部品点数が
減る(請求項3)。
【0013】また、前記永久磁石の他方側の継鉄と前記
圧力容器の本体とは一体構成し、この本体に前記支持ば
ねを支持させるのがよく、これにより前記圧力容器本体
と継鉄との間の組立誤差がなくなるとともに部品点数が
減る。また、前記ピストンに対して前記コイルボビン及
び支持ばねを軸方向の同一側から挿入し、また前記シリ
ンダに対して前記ピストンをそれと同一側から挿入して
組み立てるという一方向組立が可能になる(請求項
4)。
【0014】一方、前記支持ばねは表裏の向きを互いに
逆にして設置するのがよい。前記支持ばねは表裏による
ばね特性の相違を完全に解消することが困難であるが、
複数の前記支持ばねの表裏の向きを互いに逆にすること
により、それらの相違を相殺し、往復運動時の前記ピス
トンの先振れと、前記支持ばねの捩れによる前記ピスト
ンの回転とを抑えることができる(請求項5)。
【0015】前記支持ばねの間隔は、可動部(前記ピス
トン、コイルボビン、駆動子コイルなど)の重量、前記
支持ばねの剛性及び前記ピストンとシリンダとの間の隙
間から構造解析により適正値が求められるが、この適正
間隔を維持するために、この間隔を規制する間隔片を支
持ばね間に設けるのがよい(請求項6)。
【0016】前記シリンダの内周面及び前記ピストンの
外周面の一方又は双方に前記隙間に相応する厚さの潤滑
性の固体皮膜を剥離可能に施し、前記内周面と外周面と
のはめあいにより前記ピストンを前記シリンダに挿入す
るようにするとよい(請求項7)。前記ピストンをはめ
あいにより前記シリンダに挿入することにより、前記ピ
ストンとシリンダとの心合わせを正確に行うことができ
る(請求項7)。
【0017】圧縮機は、一対の前記ピストンをそれらに
共通の前記圧縮空間を挟んで対向配置した構成とするこ
とができ、これにより前記ピストンの往復運動による振
動を互いに相殺させ、圧縮機全体の振動を抑制すること
ができる(請求項8)。
【0018】ところで、上記圧縮機において、ピストン
側の駆動子コイルへは、圧力容器側に固定された外部接
続端子からリード線を介して給電される。ピストンは圧
力容器に対して軸方向に往復運動するので、駆動子コイ
ル給電用リード線はピストンの軸方向に対して可動的に
構成され、その一端は前記ピストン側に保持され、他端
は圧力容器側に保持される。この発明においては、この
駆動子コイル給電用リード線は間隔を介して配置された
前記支持ばねの間に配置するものとする(請求項9)。
これにより、支持ばねの配置スペースを利用して駆動子
コイル給電用リード線を配置し、このリード線を支持ば
ねの軸方向外側に配置する場合に比して、圧縮機の長手
方向寸法の縮小を図ることができる。
【0019】請求項9において、前記ピストン側及び圧
力容器側に、前記駆動子コイル給電用リード線と前記駆
動子コイル及び外部接続端子との間をそれぞれ中継する
中間端子を前記支持ばねを貫通させてそれぞれ設けると
よい(請求項10)これにより、駆動子コイル給電用リ
ード線と駆動子コイル及び外部接続端子との間をそれぞ
れ接続する電線を支持ばねの穴を潜らせて配線しなくて
も済むので、配線作業が簡単になる。更に、駆動子コイ
ル給電用リード線と中間端子とを一体的に結合すれば、
駆動子コイル給電用リード線と中間端子との間を接続す
る電線が不要になり、配線作業が一層簡単になる(請求
項11)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて、請
求項1〜請求項8に係るこの発明の実施の形態を説明す
る。ここで、図1は圧縮機の縦断面図、図2は図1の要
部の分解斜視図、図3は図1におけるピストン部の縦断
面図である。なお、従来例と対応する部分には同一の符
号を用いるものとする。図1〜図3において、図示圧縮
機は、円筒状のシリンダ1と、その外側の円筒状の圧力
容器本体26と、それらの間を結合する環状のリブ27
とからなる2重円筒体としての本体ブロック28が設け
られている。本体ブロック28は、例えば構造用鋼など
の磁性材から、削り出しにより一体に構成されている。
シリンダ1の中心の円筒空間には、例えば10〜15μmの
隙間2を介して一対のピストン3が対向して挿入され、
その先端間に作動ガスの圧縮空間5が形成されている。
ピストン3は、非磁性材、例えばステンレスのパイプの
一端に円板が溶接されて中空体として形成されている。
【0021】ピストン3は、圧縮空間5と反対側の端部
で、間隔を介して配置された複数、今の場合、2個の支
持ばね7,8により、圧力容器本体26の両端に片持ち
支持されている。各支持ばね7,8は、ベリリウム銅板
などからなる円形の板ばね29が2枚、間隔を介して平
行配置された公知のもので、板ばね29には複数条の渦
巻状のスリットが切り込まれ、軸方向に変形しやすくな
っている。図3において、板ばね29は、中心部及び周
縁部において、黄銅からなる同心のボス30及びリム3
1により把持されている。ボス30は、つば付きのブッ
シュ30aとリング板30b及び30cとからなり、2
枚の板ばね29は中心の丸穴を介してリング板30b及
び30cと交互にブッシュ30aに嵌め込まれ、それら
を貫通する図示しないピンのかしめ加工により、互いに
一体的に結合されている。
【0022】また、リム31は3個のリング板31a,
31b及び31cからなり、これらは2枚の板ばね29
と交互に重ねられ、溶接により互いに一体的に結合され
ている。ボス30の内周面とリム31の外周面は、研磨
により精密に同軸加工されていて、ボス30がピストン
3に緊密に嵌合した支持ばね7,8は、リム31が圧力
容器本体26の共通の嵌合面に緊密に嵌合する。これに
より、支持ばね7,8は、相互の芯出しがきわめて正確
に行なわれる。一方、圧力容器本体26の内周面とシリ
ンダ1の内周面も研磨により精密に同軸加工されてい
る。従って、支持ばね7,8を介して圧力容器本体26
に支持されたピストン3とシリンダ1とは、上記嵌合に
よりきわめて正確に芯出しが行われる。支持ばね7と支
持ばね8との間には、リング状の間隔片32及び36が
介挿され、支持ばね7,8の間隔を規定している。
【0023】圧力容器本体26の内周面には、ピストン
3の圧縮空間側端部の半径方向外側に位置して、半径方
向に着磁された円筒状の永久磁石13が嵌合され、接着
剤により固着されている。そして、永久磁石13の内周
面とシリンダ1の外周面との間の空隙12には、駆動子
コイル11が隙間を介して納められている。駆動子コイ
ル11は樹脂成形品あるいはステンレスからなるボビン
10に巻かれ、ボビン10はピストン3に嵌め込まれて
支持されている。圧力容器本体26の両端は、例えばス
テンレスからなる浅い底付き円筒状の端板33で閉塞さ
れて圧力容器が構成され、シリンダ1の背後にガス室3
4が形成されている。隙間2を介して圧縮空間5に通じ
るガス室34内には、ヘリウムガスなどの作動ガスが充
填されている。端板33は嵌合部を介して圧力容器本体
26に嵌合し、端面で支持ばね8のリム31を押えてい
る。端板33は、溶接により圧力容器本体26に固着さ
れている。
【0024】上記した圧縮機の組立順序は下記の通りで
ある。まず、図3に示すピストン部を部分組立してユニ
ット化する。すなわち、駆動子コイル11を巻線したコ
イルボビン10をピストン3に、その外周面の段差に突
き当たるまで挿入し、次に支持ばね7、間隔片32及び
支持ばね8を順次挿入し、6角ナット35をピストン端
末のねじ溝に螺合させて締め付ける。その際、支持ばね
7と8とは、板ばね29のプレスによる打ち抜き方向に
よって生じる表裏の向きが互いに逆になるように装着す
る。これにより、支持ばね7,8固有の表裏による特性
の相違が互いに相殺され、ピストン3の往復運動の直線
性が向上してピストン3の先端の触れが少なくなり、シ
リンダ内周面との接触によるピストン磨耗が抑えられ
る。また、支持ばね7,8の捩れによるピストン3の回
転も抑えられる。このピストン部は、永久磁石13をす
でに固着した本体ブロック28に挿入し、最後に端板3
3を嵌め込んで溶接固着する。
【0025】上記ピストン部の本体ブロック28への挿
入に先立ち、予め隙間2に相当する膜厚を有するPTF
Eのような固体潤滑剤あるいはDLCのような潤滑性を
有するセラミックコートの被膜をピストン又はシリンダ
1の表面に付与しておき、シリンダ1とピストン3との
はめあいによりピストン3をシリンダ1に挿入するよう
にすれば、ピストン3の心出し精度を一層高めることが
できる。上記被膜は圧縮機の運転初期に磨耗し、必要な
隙間2が精密に確保される。
【0026】この圧縮機の動作は、従来のものと本質的
に同じである。すなわち、図1の上下の各永久磁石13
のN極から出た磁束は、圧力容器本体26、リブ27及
びシリンダ1を通り、空隙12を経てS極に戻る。そこ
で、各駆動子コイル11に互いに180度の位相差を持
つ交流励磁電流を通流させると、空隙12において磁界
と励磁電流との間に働く電磁力により、各ピストン3は
軸方向に互いに逆向きに往復運動をし、圧縮空間5の作
動ガスを圧縮する。この作動ガスの波動は、本体ブロッ
ク28に半径方向にあけられたガス流路25を介して外
部の極低温冷凍機などに与えられる。
【0027】このような図1の圧縮機において、ピスト
ン3は反圧縮空間側の端部に間隔を介して配置された複
数の支持ばね7,8により片持ち支持され、ピストン3
の圧縮空間側端部の半径方向外側に、リニア駆動部9、
つまり永久磁石13、駆動子コイル11及び継鉄の機能
を果たす圧力容器本体26、リブ27及びシリンダ1が
配置されている。これは、ピストン3の一端を複数の支
持ばね7,8により片持ち支持させ、他端の半径方向外
側にリニア駆動部9を配置したもので、支持ばね7,8
とリニア駆動部9とがピストン3と並列的に配置された
ことになり、図1から分る通り、可動部がピストン3の
長さの範囲内に略収まる。その結果、ピストン3、支持
ばね7,8及びリニア駆動部9が軸方向に直列的に配置
された従来構成に比べて可動部の長さが短くなり、結果
として圧縮機の長手寸法が縮小されている。特に、図示
圧縮機は、リニア駆動部9の駆動子コイル11、永久磁
石13及び継鉄26,27,1がピストン3の半径方向
に重なるように配列されているので、永久磁石13と継
鉄14,15とがピストン3の軸方向に配列された図9
の従来構成に比べて、リニア駆動部自体の軸方向寸法が
短縮され、従って圧縮機の長手寸法も一層短縮されてい
る。なお、図示実施の形態では支持ばねが2個の例を示
したが、ピストン3を片持ち支持させる支持ばねの数は
3個、あるいはそれ以上とすることも可能である。
【0028】次に、図1において、シリンダ1は磁性材
により形成され、継鉄の機能を果たしている。そのた
め、継鉄14がシリンダ1と別体に形成され、ねじ24
で締結された図9の従来構成における心ずれ、つまり継
鉄14とシリンダ1との心ずれ、ひいては継鉄14を介
して支持ばね7に支持されたピストン3とシリンダ1と
の間の心ずれが生じず、かつ部品点数も少なくなる。
【0029】また、図1において、磁性材からなる圧力
容器本体26は継鉄の機能を果たすとともに、支持ばね
7及び8は圧力容器本体26嵌合面に共通に嵌合してい
る。そのため、フレーム16が別体の継鉄14にねじで
締結された図9の従来構成における芯ずれ、つまり継鉄
14とフレーム16との芯ずれ、ひいては継鉄14に支
持された支持ばね7とフレーム16に支持された支持ば
ね8との間の芯ずれが生じず、従ってピストン3のシリ
ンダ1に対する傾きが生じない。また、部品点数も少な
くなる。
【0030】特に、図示実施の形態においては、シリン
ダ1と圧力容器本体26とがリブ27を介して一体構成
され、全体として磁気回路の継鉄の作用をしている。こ
れにより、シリンダ1や圧力容器本体26が一部品に集
約されるとともに、シリンダ1の円筒空間と支持ばね
7,8の支持面(圧力容器本体26の両端内周面)とが
同軸加工(研磨)が可能であるため、その間の軸心精度
はきわめて高いものになる。一方、すでに述べたよう
に、支持ばね7,8におけるボス30とリム31の内外
周面も精密に同心研磨されるため、ボス30に嵌合する
ピストンと支持ばね7,8との軸心精度も高く、結果と
してシリンダ1とピストン3との心ずれはきわめて小さ
いものになる。
【0031】一方、図示圧縮機の組立作業において、図
3に示すピストン部の部分組立においては、ピストン3
に一方側(図3の上方側)からコイルボビン10、支持
ばね7,間隔片32,支持ばね8を挿入した後、ナット
35を締め付け、次にこのピストン部を本体ブロック2
8に挿入して、端板33を装着・溶接する。この組立作
業は常に一方向への部品の組み付けであるため作業性が
良好であり、またねじ締め作業が少ないので組立工数が
少なくて済む。ここで、間隔片32は支持ばね7,8の
間隔を規制するものであるが、この間隔で片持ち支持さ
せたピストン3の先端の振れを許容値以下に抑え、シリ
ンダ1との接触による磨耗を防ぐためには、ピストン3
を含む可動部重量と支持ばね7,8の剛性とから支持ば
ね7,8の間隔を構造解析などにより適正に定める必要
があり、間隔片32はこの定められた間隔を維持する役
目をする。
【0032】図示実施の形態では、一対のピストン3を
それらに共通の圧縮空間5を挟んで対向配置した複動式
の圧縮機を示した。このような圧縮機はピストン3の往
復運動による振動が互いに相殺され、圧縮機全体の振動
が抑制されるという利点があるが、この発明に係る圧縮
機は必ずしも複動式である必要はない。例えば図1にお
いて、本体ブロック28を上下半分にし、その端面に図
9の従来構成におけるようなシリンダヘッドを装着し
て、ピストン3が単一の単動式として構成することも可
能である。
【0033】次に、図4及び図5は、請求項9に係る実
施の形態を示し、図9は圧縮機の縦断面図、図5は図4
における駆動子コイルリード線の正面図である。図4の
圧縮機の構成は図1のものと実質的に同一なので、その
全体についての説明は省略する。図4において、駆動子
コイル11には、圧力容器側(端板33)に固定された
外部接続端子40から、電線41、駆動子コイル給電用
リード線(以下、単にリード線という。)42、電線4
3を経て駆動子コイル11に給電される。ここで、リー
ド線42は、図10に示すように向かい合わせに組み合
わされた一対のU字状の導体44からなり、導体44は
導電性の薄板、例えばベリリウム銅の薄板からプレスに
より打ち抜かれて製作されている。
【0034】導体44の一端はピストン側の保持板45
に絶縁体46を介してねじ接続され、他端は圧力容器側
の保持板47に、やはり絶縁体44を介してねじ接続さ
れている。保持板45及び47はいずれも鋼鈑からな
り、保持板45はピストン3の外周面に嵌合する環状体
の外側に、導体44の一端が接続される一対の接続片が
一体に突出形成されている。また、保持板47は、端板
33の内周面と嵌合する環状体の内側に、導体44の他
端が接続される一対の接続片が一体に突出形成されてい
る。図5に示すように一体接続された導体44と保持板
45,47とは、ピストン部の組み立て時に、コイルボ
ビン10、支持ばね7、一方の間隔片32a,36aに
続いてピストン3に挿入される。その際、一端が予め駆
動子コイル11に接続された電線43の他端が、支持ば
ね7のボスの穴48を通してリード線42の一端に接続
される。次いで、もう一方の間隔片32b、36b、支
持ばね8などが挿入され、最後にナット35が締め付け
られる。その際、一端が導体44に接続された電線43
の他端が支持ばね8のリムの穴49を通して引き出され
る。この電線43の他端は、ピストン部が本体ブロック
28に挿入された後、端板33が装着される際に外部接
続端子9に接続される。
【0035】図4において、リード線42は支持ばね
7,8相互間に配置されるため、支持ばね7,8の配置ス
ペースがリード線42の配置スペースに共用され、例え
ば支持ばね8の外側にリード線42が配置される場合の
リード線42の専用スペースが不要であり、それだけ圧
縮機の長手寸法が縮小される。
【0036】図6は、請求項10に係る実施の形態を示
す圧縮機の要部縦断面図である。図6において、図4と
相違するのは、ピストン側及び圧力容器側に、中間端子
50及び51がそれぞれ設けられている点である。中間
端子50,51はいずれも絶縁被覆された銅棒からな
り、L形に折り曲げ形成されている。これら中継端子5
0,51は、図6に示すように、図4における電線41,
43が通るべき支持ばね7,8の穴48,49に圧入さ
れ、その両端が支持ばね7,8の前後に突出している。
中間端子50,51はリード線42と駆動子コイル11
及び外部接続端子40との間をそれぞれ中継するもの
で、中間端子50の両端と駆動子コイル11及びリード
線42との間は電線43a及び43bでそれぞれ結ば
れ、中間端子51の両端と外部接続端子40及びリード
線42との間は、電線41a及び41bでそれぞれ結ば
れる。この実施の形態によれば、電線42,43を支持
ばね7,8の穴48,49を潜らせて引き回す必要がない
ため配線作業が容易になる。なお、図6では外部接続端
子40は2極構造のものが1個設けられているが、図9
におけるように単極構造のものを一対設けても同じであ
る。
【0037】図7及び図8は請求項11に係る実施の形
態を示すもので、図7は圧縮機の要部縦断面図、図8は
リード線42の正面図である。図7及び図8において、
図6と相違するのは、中間端子50,51とリード線4
2とが一体的に結合されている点である。この場合、中
間端子50,51は方形の板材からなる板端子50a,5
1aと、これに直交するようにかしめ加工などにより結
合された棒端子50b,51bとからなり、板端子50
a,51aにリード線41の両端がスポット溶接により
結合された後、中間端子50,51全体に樹脂のインサ
ート成形により絶縁被覆52が施されている。この中間
端子50,51は板端子50a,51aが保持板45,4
7に図示しないねじにより固定され、棒端子50b,5
1bが支持ばね7,8の穴48,49に圧入されている。
この実施の形態によれば、電線41,43による接続は
中間端子50と駆動子コイル11との間及び中間端子5
1と外部接続端子40との間だけとなり、配線作業が一
層簡略になる。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、ピスト
ンは一端で複数の支持ばねにより片持ち支持されるとと
もに、リニア駆動部はピストンの他端の半径方向外側に
配置されるため可動部の長手寸法が短縮され、圧縮機の
小形化が図れる。また、磁気回路の継鉄とシリンダや圧
力容器本体とが一体構成されるため、部品点数が減ると
ともに、部品誤差や組立誤差が少なくなり、ピストンと
シリンダとの間の軸芯精度が向上してクリアランスシー
ルが適正に保たれる。更に、部品の一方向挿入による組
立が可能になり、組立作業性が改善されるとともに、部
品点数が少ないこととあいまって組立工数が低減する。
一方、駆動子コイル給電用リード線を支持ばねの間に配
置することにより、支持ばねと駆動子コイル給電用リー
ド線の配置スペースを共用し、圧縮機の長手寸法を一層
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す圧縮機の縦断面図
である。
【図2】図1における要部の分解斜視図である。
【図3】図1のピストン部の縦断面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す圧縮機の縦断面図
である。
【図5】図4における駆動子コイル給電用リード線の正
面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す圧縮機の要部縦断
面図である。
【図7】この発明の実施の形態を示す圧縮機の要部縦断
面図である。
【図8】図7における駆動子コイル給電用リード線の正
面図である。
【図9】従来例を示す圧縮機の縦断面図である。
【図10】図9におけるピストン部の縦断面図である。
【符号の説明】 1 シリンダ 2 隙間 3 ピストン 5 圧縮空間 7 支持ばね 8 支持ばね 9 リニア駆動部 10 コイルボビン 11 駆動子コイル 12 空隙 13 永久磁石 18 間隔片 25 ガス流路 26 圧力容器本体 28 本体ブロック 29 板ばね 32 間隔片 36 間隔片 40 外部接続端子 41 電線 42 駆動子コイル給電用リード線 43 電線 44 導体 45 保持板 47 保持板 50 中間端子 51 中間端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 恵司 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA13 BB38 BB40 BB41 CC06 CC28 CC31 CC46

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒空間を有するシリンダと、このシリン
    ダにクリアランスシールを形成する隙間を介して挿入さ
    れ、前記円筒空間内に作動ガスの圧縮空間を形成するピ
    ストンと、このピストンを軸方向に往復運動自在に支持
    する板ばねからなる支持ばねと、前記ピストンを軸方向
    に往復駆動するリニア駆動部と、前記隙間を介して前記
    圧縮空間に通じるガス室を形成する圧力容器とを備え、
    前記リニア駆動部は前記ピストンに連結された駆動子コ
    イルと、この駆動子コイルを納める空隙を有する永久磁
    石及び継鉄からなる磁気回路とにより形成される圧縮機
    において、 前記ピストンをその反圧縮空間側端部に間隔を介して配
    置した複数の前記支持ばねにより片持ち支持させるとと
    もに、前記ピストンの圧縮空間側端部の半径方向外側に
    前記リニア駆動部を配置したことを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】前記リニア駆動部の駆動子コイル、永久磁
    石及び継鉄を前記ピストンの半径方向に配列したことを
    特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】前記シリンダと前記継鉄とを一体構成した
    ことを特徴とする請求項2記載の圧縮機。
  4. 【請求項4】前記継鉄と前記圧力容器の本体とを一体構
    成し、この本体に前記支持ばねを支持させたことを特徴
    とする請求項3記載の圧縮機。
  5. 【請求項5】前記支持ばねの表裏の向きを互いに逆にし
    て設置したことを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  6. 【請求項6】前記支持ばねの間隔を規制する間隔片を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  7. 【請求項7】前記シリンダの内周面及び前記ピストンの
    外周面の一方又は双方に前記隙間に相応する厚さの潤滑
    性の固体皮膜を施し、前記内周面と外周面とのはめあい
    により前記ピストンを前記シリンダに挿入するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  8. 【請求項8】一対の前記ピストンをそれらに共通の前記
    圧縮空間を挟んで対向配置して構成したことを特徴とす
    る請求項1〜請求項7のいずれかに記載の圧縮機。
  9. 【請求項9】一端が前記ピストン側に保持され、他端が
    前記圧力容器側に保持される駆動子コイル給電用リード
    線を前記支持ばねの間に配置したことを特徴とする請求
    項1〜請求項8のいずれかに記載の圧縮機。
  10. 【請求項10】前記ピストン側及び圧力容器側に、前記
    駆動子コイル給電用リード線と前記駆動子コイル及び外
    部接続端子との間をそれぞれ中継する中間端子を前記支
    持ばねを貫通させてそれぞれ設けたことを特徴とする請
    求項9記載の圧縮機。
  11. 【請求項11】前記駆動子コイル給電用リード線と前記
    中間端子とを一体的に結合したことを特徴とする請求項
    10記載の圧縮機。
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