JPH09291880A - リニアモータ圧縮機 - Google Patents

リニアモータ圧縮機

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Publication number
JPH09291880A
JPH09291880A JP10775596A JP10775596A JPH09291880A JP H09291880 A JPH09291880 A JP H09291880A JP 10775596 A JP10775596 A JP 10775596A JP 10775596 A JP10775596 A JP 10775596A JP H09291880 A JPH09291880 A JP H09291880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
pistons
casing
linear motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10775596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kiyota
尚郎 清田
Takeshi Osugi
武司 大杉
Yutaka Momose
豊 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP10775596A priority Critical patent/JPH09291880A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダーピストン間の芯だしが容易かつ確
実に行えるリニアモータ圧縮機を提供する。 【解決手段】 この発明のリニアモータ圧縮機1は、ケ
ーシング2と、ケーシング内に固定して設けられるシリ
ンダ7と、シリンダ内へ往復動可能に挿入されシリンダ
内に圧縮室を区画するピストン21、21と、ピストン
をシリンダに対して往復動させるリニアモータ30、3
0と、ピストンの外周へ同軸的に装着され、その実質的
な両端がピストンとシリンダへそれぞれ実質的に直接連
結され、シリンダに対しピストンを弾性的に支持するコ
イルばね15、15からなる。このように構成された圧
縮機では、ケーシング2を何ら介在させることなくピス
トン21、21とシリンダ7との間にコイルばね15、
15が架設される。よって、シリンダーピストン間の芯
だしが容易かつ確実に行えることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリニアモータ圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりリニアモータ圧縮機は、ケーシ
ング内に固定して設けられたシリンダと、ボイスコイル
モータ等のリニアモータにより駆動されるピストンと、
ピストンを弾性的に支持するコイルばねから構成されて
いる。従来のリニアモータ圧縮機では、例えば、特開平
4ー27775号公報、特開平4ー209978号公報
に見られるように、ピストンが有底筒状に形成されてそ
の底の部分がシリンダ内へ挿入される。そしてコイルば
ねはピストン内に装着され、その一端がピストンの底部
内側へ取り付けられ、他端がケーシングへ取り付けられ
る。これによりピストンがシリンダに対して弾性的に支
持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リニアモータ圧縮機で
はピストンの外周面とシリンダの内周面との間の摺動は
無潤滑でなされ、両面間のシールはクリアランスシール
により行われる。従って、シールを確実に行うためには
シリンダに対するピストンの芯だしが極めて重要とな
る。シリンダとケーシングとの間に架設されたコイルば
ねによって当該シリンダが支持される場合、シリンダー
ピストン間の芯だしを得るのが困難であった。シリンダ
とコイルばねとの間にケーシングが介在するので、これ
らの組付け精度を高くする必要があるからである。シリ
ンダーピストン間に芯ずれが生じると、シリンダーピス
トン間のシール性が低下し、圧縮機の性能低下をきた
す。また、シリンダーピストン間に偏磨耗が生じ、圧縮
機の耐久性が低下する。
【0004】また、リニアモータ圧縮機に要求される性
能に応じてピストンのストロークが大きくなると、要求
される弾性力に応じてコイルばねを長くしなければなら
ない。コイルばねが長くなるとその一端を支持するケー
シングの部分は必然的にピストンの軸方向外方へ膨出
し、この方向にリニアモータ圧縮機は大きくなり、芯ず
れの問題もより増大する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するためになされたものであり、ピストンをシリンダ
で直接支持することにより、シリンダーピストン間の芯
ずれを最小とすることができることに思い到り本発明を
完成したものである。すなわち、本発明のリニアモータ
圧縮機は、ケーシングと、前記ケーシング内に固定して
設けられるシリンダと、前記シリンダ内へ往復動可能に
挿入され、前記シリンダ内に圧縮室を区画するピストン
と、前記ケーシングと前記ピストンとの間に設けられ前
記ピストンを前記シリンダに対して往復動させるリニア
モータと、前記ピストンの一端と前記シリンダの外周と
の間で、かつ、前記ピストンおよび前記シリンダの外周
側に同軸的に、かつ、前記ピストンの一端と前記シリン
ダの外周との間に装着され、前記シリンダに対し前記ピ
ストンを弾性的に支持するばね手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0006】本発明のリニアモータ圧縮機では、そのバ
ネ手段がピストンの外周側に有り、バネ手段の一端はピ
ストン、他端はシリンダに連結され、ピストンは直接的
にシリンダにより弾性的に支持される。すなわち、ピス
トンはケーシングを何ら介在させることなく弾性的に支
持される。よって、シリンダーピストン間の芯だしが容
易かつ確実に行えることとなる。また、コイルばねはピ
ストンの外周に装着されるので、ピストン内に挿着され
ていた従来のものに比べて、コイルバネのコイル径を大
きくできる。かつ径の設計自由度も大きくなるので、例
えばピストンのストロークが大きくされた場合において
も、コイルばねを特別に長くすることなくばね弾性力を
変化させることができる。よって、圧縮機自体を特に大
きくさせずにすむ。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照にして説明する。実施例のリニアモータ
圧縮機1の構成を図1に示す。このリニアモータ圧縮機
1は、ケーシング2と円筒形のシリンダ7とピストン2
1、21とコイルばね15、15とボイスコイルモータ
30、30とを持つ。ケーシング2は中央の厚肉部3と
両端の薄肉部5、5からなり、厚肉部3は円筒形であっ
て、上端側の外周にはバルブシール13を取り付けるた
めの凹部4が形成されている。薄肉部5、5は有底筒状
であってそのそれぞれの開口端部が厚肉部3の両端に連
接されている。
【0008】厚肉部3の内周にはフランジ9を介して円
筒形のシリンダ7が固定されている。また、フランジ9
には凹部4に連通するガス通路10が形成されている。
シリンダ7の両端は薄肉となり、これらの部分(ばね受
け部11、11)の外周にそれぞれ相背向する一端に開
口する筒状の空間からなるネジ溝が設けられ、この溝へ
コイルばね15、15の一端が挿入されて固定されてい
る。
【0009】ピストン21、21は有底円筒形の部材で
あって、それぞれの底の部分が向き合うようにしてシリ
ンダ7へ挿入されている。このピストン21、21の底
部及びシリンダ7の内壁により圧縮室8が規定される。
この圧縮室8で圧縮されたガスはガス通路9を通りバル
ブシート13へ送られる。ピストン21、21の自由端
の外周にはコイルばね15、15のリテーナ23、23
が装着されている。リテーナ23、23からはフランジ
27、27が膨出している。コイルばね15、15の他
端はこのリテーナ23、23の外周に固定されている。
ピストン21、21とリテーナ23、23とは一体であ
るので、コイルばね15、15の他端はピストン21、
21へ、実質的に、直接的に固定して取り付けられたも
のとみなすことができる。
【0010】コイルばね15、15はこのリテーナ2
3、23とシリンダのばね受け部11、11との間に、
ピストン21、21と同軸的に、架設されている。そし
てコイルばね15、15はピストン21、21の外周に
装着されるので、ピストン内へ入れられていた従来例の
ものに比べ、その径を大きくすることができる。従っ
て、ばね定数を大きくとり、より余裕を持った条件で使
用できることとなる。またコイルばね15、15の一端
をケーシング2に固定する必要がないため、ピストン2
1、21とケーシング2との相対位置関係を厳密に規定
する必要がなくなる。
【0011】ピストン21、21はボイスコイルモータ
30、30によりシリンダ7内で往復動される。ボイス
コイルモータ30、30は固定子としての永久磁石3
5、35と可動子としてのコイル33、33から構成さ
れるリニア型のモータである。永久磁石35、35はヨ
ーク37、37の外周に固定されている。ヨーク37、
37はシリンダ7の外周に固定されている。コイル3
3、33には作動筒31、31が連結され、この作動筒
31、31はリテーナ23、23の各フランジ27、2
7へボルトにより固定されている。これにより、モータ
30、30の可動子33、33の振動がピストン21、
21へ伝達されることとなる。
【0012】次に、実施例のリニアモータ圧縮機1の動
作について説明する。冷凍機の運転開始に伴い、モータ
30、30のコイル33、33へ図示しない公知の電源
より所定周波数の交流電流を印加する。コイル33、3
3に流れる交流電流と永久磁石35、35の磁界との相
互作用により、フレミングの左手の法則で表される推力
が生じる。これにより、コイル33、33がシリンダ7
の軸方向へ振動する。なお、コイルの33、33の振動
は相互に逆向き、同位相である。
【0013】コイル33、33の振動は作動筒31、3
1及びリテーナ23、23を介してピストン21、21
へ伝達される。ピストン21、21は、コイルばね1
5、15を伸縮させながら互いに逆向きに、同位相で往
復動する。これにより、圧縮室8の容積が増減し、バル
ブを介して所定のガス圧力を得る。
【0014】
【発明の効果】この発明の圧縮機はケーシングと、ケー
シング内に固定して設けられるシリンダと、シリンダ内
へ往復動可能に挿入されシリンダ内に圧縮室を区画する
ピストンと、ピストンをシリンダに対して往復動させる
リニアモータと、ピストンの外周へ同軸的に装着され、
その実質的な両端がピストンとシリンダへそれぞれ実質
的に直接連結され、シリンダに対しピストンを弾性的に
支持するコイルばねと、を備えてなる構成である。
【0015】このように構成された圧縮機では、ケーシ
ングを何ら介在させることなくピストンとシリンダとの
間にコイルばねが架設される。よって、シリンダーピス
トン間の芯だしが容易かつ確実に行えることとなる。ま
た、コイルばねはピストンの外周に装着されるので、ピ
ストン内に挿着されていた従来のものに比べて、その径
が大きくなる。また、径の設計自由度も大きくなるの
で、例えばピストンのストロークが大きくされた場合に
おいても、コイルばねを長くすることなくばね弾性定数
を調節することができる。よって、圧縮機自体を特に大
きくさせずにすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施例のリニアモータ圧縮機
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 ケーシング 7 シリンダ 15 コイルばね 21 ピストン 30 ボイスコイルモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、 前記ケーシング内に固定して設けられるシリンダと、 前記シリンダ内へ往復動可能に挿入され、前記シリンダ
    内に圧縮室を区画するピストンと、 前記ケーシングと前記ピストンとの間に設けられ前記ピ
    ストンを前記シリンダに対して往復動させるリニアモー
    タと、 前記ピストンの一端と前記シリンダの外周との間で、か
    つ、前記ピストンおよび前記シリンダの外周側に同軸的
    に、かつ、前記ピストンの一端と前記シリンダの外周と
    の間に装着され、前記シリンダに対し前記ピストンを弾
    性的に支持するばね手段と、 を備えていることを特徴とするリニアモータ圧縮機。
JP10775596A 1996-04-26 1996-04-26 リニアモータ圧縮機 Pending JPH09291880A (ja)

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JP10775596A JPH09291880A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 リニアモータ圧縮機

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ID=14467166

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JP (1) JPH09291880A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512472A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ Lpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
JP2011512471A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ 潤滑剤隔離構造を有するlpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
CN104806471A (zh) * 2015-04-30 2015-07-29 中国电子科技集团公司第十六研究所 对置式气体轴承线性压缩机

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JP2011512472A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ Lpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
JP2011512471A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ 潤滑剤隔離構造を有するlpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
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