JP3390094B2 - 振動型ダイヤフラムポンプ - Google Patents

振動型ダイヤフラムポンプ

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JP3390094B2
JP3390094B2 JP27542394A JP27542394A JP3390094B2 JP 3390094 B2 JP3390094 B2 JP 3390094B2 JP 27542394 A JP27542394 A JP 27542394A JP 27542394 A JP27542394 A JP 27542394A JP 3390094 B2 JP3390094 B2 JP 3390094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動型ダイヤフラムポン
プに関する。さらに詳しくは、部品点数を少なくするこ
とができ、振動子の外周面と電磁コイルの内周面とのあ
いだの寸法(空隙寸法)を正確に維持し、力率を向上さ
せることができ、かつ電極部の寸法を縮小することがで
きる振動型ダイヤフラムポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電磁石と永久磁石の磁気的相
互作用に基づいて、永久磁石を備えダイヤフラムに連結
された振動子が振動するのを利用した振動型ダイヤフラ
ムポンプが種々提案されている。このようなポンプはポ
ンプ室の一方の壁をダイヤフラムによって形成させてお
り、ダイヤフラムの振動によってポンプ室を圧縮、膨脹
させ、ポンプ室に流体を吸引、吐出するものである。図
11は、このような振動型ダイヤフラムポンプ(以下、
単にポンプという)の一例を示すものである。
【0003】このポンプは、振動子100、電磁コイル
110、ダイヤフラム120およびポンプ部121から
なり、各要素は以下のように構成されている。
【0004】振動子100は、永久磁石101、該永久
磁石101の両極にあって励磁される磁極片(ポールピ
ース)102、およびこれらを支持する軸103からな
る。軸103の両端はダイヤフラム120に連結されて
おり、当該ダイヤフラム120によって支持される。振
動子100は電磁コイル110の磁極の変化に応じて軸
方向に振動する。
【0005】電磁コイル110は、ボビン111、該ボ
ビン111に巻回される導線112、およびこれらを内
包する鉄心113からなる。電磁コイル110は、振動
子100のポールピース102がその内側に来るように
配設される。また、図3に示されるタイプのダイヤフラ
ムポンプでは、永久磁石101が1つでポールピースが
2つであるので、それに対応して電磁コイル110が2
つ設けられている。そのばあい、隣合う電磁コイル11
0において、導線112を流れる電流が互いに逆方に流
れるように配線され、これによって鉄心113の端部に
出現する磁極は反発しあう。なお、電磁コイル110は
円筒状のケーシング131内に固定されている。
【0006】ダイヤフラム120はEPDM(エチレン
プロピレンゴム)などのエラストマーなどで作製されて
おり、弾性を有している。
【0007】ポンプ部121は、ダイヤフラム120の
外周部を把持するための第一ダイヤフラム台122と第
二ダイヤフラム台123(図面左方向のみ図示されてい
るが、図面右方向にも左右対称に装着されている)から
構成され、第二ダイヤフラム台123はダイヤフラム1
20の振動によって圧縮、膨脹するポンプ室124と、
吸引室125および吐出室(図示せず)を形成する。吸
引室125とポンプ室124のあいだには吸引弁126
が設けられ、吐出室とポンプ室124のあいだには吐出
弁(図示せず)が設けられる。
【0008】このような構成のダイヤフラムポンプで
は、2つの電磁コイル110に交流電流を流すと交流電
流の変化に同期して、電磁コイル110の内側左右端部
(図11において)はN極またはS極に磁化される。図
11において、たとえばある半周期のあいだN極に励磁
されているとすると、永久磁石101によって磁化され
ているN極のポールピース102がこれと反発し、か
つ、S極のポールピース102が吸引される。この反発
力、吸引力はともに同じ方向(矢印方向)を向いている
ため、振動子100は矢印方向に移動する。
【0009】振動子100が図11右側に移動すると、
右側のダイヤフラム120がポンプ室124(右側は図
示されていない)を圧縮し、ポンプ室124から空気が
吐出される。それと同時に、左側のダイヤフラム120
がポンプ室124を膨脹させ、吸引口127から空気を
吸引する。つぎの半周期のあいだでは、電磁コイル11
0の内側左右端部はS極に磁化され、振動子100は逆
に移動し、逆のポンプ室124で吸引と吐出が行なわれ
る。
【0010】通常、この種のポンプでは、ダイヤフラム
120自身が振動子100を支持する能力(強度)をも
っているので、ダイヤフラム120のみで振動子100
を支持することも可能である。しかし、磁石が強力であ
ったり、空隙寸法が小さかったりして、磁石の吸引力の
方がダイヤフラム120の支持力よりも強くなれば、ダ
イヤフラム120のみで支持することができなくなる。
そこで、図11に示されるような軸受150が設けられ
るものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示されるように、軸103に直接嵌合されるタイプの
軸受150では、軸受150を支持するためのブラケッ
ト151が必要であり、またこのためのスペースを必要
とするため、電極部のコンパクト化が図れないという問
題がある。
【0012】また、ブラケット151の取り付け精度に
よっては、空隙寸法が全周にわたって均一となるように
保つことができず、振動に偏りが生じダイヤフラムの劣
化が早まったり、ポールピースを鉄心とが接触して雑音
を発生したり、ばあいによってはこれらが吸着してしま
ってポンプが作動しなくなるという問題もある。
【0013】本発明は叙上の事情に鑑み、少ない部品で
振動子を支持する軸受が装着され、磁束密度に影響を及
ぼす空隙寸法を全周にわたり均一とし、ポンプ性能の向
上、電極部のコンパクト化を図ることができるポンプを
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のポンプは、円盤
型の永久磁石、該永久磁石の両極に設けられる磁極片な
らびに前記永久磁石および前記磁極片を支持しダイヤフ
ラムに連結される軸からなる振動子と、該振動子の回り
に配設される円筒型の電磁コイルとを備えており、前記
振動子が前記電磁コイルとの磁気的相互作用により軸方
向に振動し、ダイヤフラムを駆動するよう構成されるポ
ンプであって、前記電磁コイル外殻を形成する鉄心の
内周中央部に形成される円環状の溝に、前記磁極片
に対して、空隙を保持する目的で軸受を設けてなるこ
とを特徴としている。
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】本発明のポンプでは、電磁コイルの外殻を形成
する鉄心の内周中央部に形成される円環状の溝に、前記
磁極片の外周に対して空隙を保持ないしは確保してい
る。
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明のポンプ
を説明する。
【0021】図1〜3は本発明のポンプにかかわる参考
例の説明図、図4〜6は本発明のポンプの一実施例の説
明図、図7は本発明のポンプの他の実施例の説明図、図
8〜10は本発明のポンプのさらに他の実施例の説明図
である。
【0022】図1は本発明のポンプにかかわる参考例の
斜視説明図、図2は図1の要部断面説明図である。
【0023】本参考例において従来技術と異なる点は、
振動子100を構成する永久磁石101の外周に、電磁
コイル110の内周面に対して、空隙を保持する、すな
わち空隙を確保する目的で軸受1を設けた点にある。電
磁コイル110の外殻は、鉄心113によって形成され
ており、軸受1は、2つの電磁コイル110の連結部付
近に配置するよう構成されている。
【0024】軸受1は、乾式軸受として好適な材料、た
とえば、フッ素系樹脂、カーボン系(グラファイト)、
およびナイロンなどのポリアミド系樹脂であって、耐
熱、低摩擦、低磨耗といった性質を有するものが好まし
い。また、形状は、円筒形状であることが、製造容易性
やコストの面から好ましいが、図8に示されるように、
軸受31の外周に溝を設けても同様の効果を奏すること
ができ、そのばあい、重量を軽くすることができ、ま
た、左、右の通風冷却の面で有利である。
【0025】図2に示されるように、鉄心113の内周
面aと磁極片102の外周面bとのあいだの距離(空隙
寸法)Gは、次式で表される。
【0026】 G = (鉄心の内径E−磁極片の外径F)/2 空隙寸法Gは、鉄心や振動子などの部品の内外径の製造
上の寸法誤差、および組立精度による誤差、あるいは振
動子の振動中の偏りなど、機械的な問題からある程度の
大きさが必要である。たとえば、ダイヤフラム120は
弾性体であるため、振動子100の軸方向ばかりでな
く、径方向にも伸び縮みをする。そのような理由から、
従来のダイヤフラム120のみで振動子100を支持す
るタイプのものでは、この空隙寸法Gは約2mmであ
り、振動子100が電磁コイル110に引っ掛かって動
作不能となることのないようになっている。
【0027】一方、磁気的な問題からは、空隙寸法Gは
できるだけ小さくしたほうが磁気抵抗が少なく、磁束密
度を高めることができる点から好ましい。そのように磁
束密度が高められたものでは、永久磁石の軸方向の寸法
(厚さ)を小さくすることも可能である。
【0028】しかし、空隙寸法Gを小さくすれば、その
均一化が問題となる、すなわち、空隙寸法Gを小さくす
ればするほど、その寸法の差による磁束密度の違いが、
吸引力の差に現れやすく、もし、振動中の偏りで寸法が
極端に小さいところが発生すると、鉄心113と磁極片
102とがくっつき、最悪のばあい、動作不能となる。
鉄心と磁極片との吸引力は磁束密度の自乗に比例するか
らである。
【0029】以上の磁気的および機械的な点を考慮し
て、本参考例のポンプにおいては、空隙寸法Gは、磁極
片102の外周に均一に、約0.5mmとなるよう構成
されている。こうすることにより、駆動中に振動子10
0と電磁コイル110とが接触するおそれがなくなり、
振動動作が安定する。このばあいに、軸受の精度(円筒
度、同心度)が高いほど、空隙の磁束密度が全周にわた
り均一に保たれるので、電磁コイル110と振動子10
0のあいだの吸引、反発力は全周にわたり均一化され
る。したがって、鉄心113と軸受1の接触力が弱く、
軸受1の磨耗が少なくなる。
【0030】また、軸受1の外周面が鉄心113の内
周面aに対して隙間を有するためには、軸受1の外径D
は、鉄心113の内径Eよりも小さくなければならな
い。すなわち、軸受1の外径Dと鉄心113の内径E
と、磁極片102の外径Fとの関係は、以下のごときで
なければならない。
【0031】D<E = F+2G さらに、図2において、鉄心113の内径Eと軸受1の
外径Dとの差の1/2であるS1は、 S1 = (鉄心の内径E−軸受の外径D)/2 で表され、0.05〜0.1mmであることが好まし
い。機械的精度の問題から、0.05mm未満である
と、振動中に軸受1が鉄心113に引っ掛かるおそれが
生じ、0.1mmをこえると、機械的接触音が高くなる
からである。
【0032】図1に示されるポンプでは、図11に示さ
れる従来のブラケット2個と軸受2個が設けられたポン
プに対し、軸受1が1つだけであるので、部品点数が少
なくなり、構造が簡略化されるとともにコストダウンを
図ることができる。
【0033】図3は本発明のポンプにかかわる他の参考
例の説明図である。
【0034】本参考例では、図1に示されるように、永
久磁石101が1つのタイプのものだけでなく、図3に
示されるように、2つのタイプのもの、または、それ以
上のタイプのものにも適応可能である。そのばあい、バ
ランスよく振動させるためにすべての永久磁石2の周り
に軸受1を設けることが好ましい。
【0035】しかし、3つ以上の永久磁石を有するもの
であれば、端の2つの永久磁石のみに軸受1を設けるこ
とも可能である。また中央の永久磁石1つのみに軸受1
を設けることも可能である。
【0036】図4は本発明のポンプの一実施例を示す斜
視説明図、図5は図4の軸受の説明図、図6は図4の要
部断面説明図である。
【0037】本実施例において従来技術と異なる点は、
電磁コイル110の内周に、磁極片102に対して空隙
を保持する軸受11を設けた点にある。電磁コイル11
0の外殻を形成する鉄心113の内周中央部には円環状
の溝が形成されており、軸受11は、この溝を利用して
設けるのが好ましい。
【0038】軸受11は、導線112を巻回するための
ボビン111を利用して、図5に示されるように、ボビ
ン111の内周面に設けられるのが好ましい。また、ボ
ビン111と軸受11とは一体に形成してもよいが、別
体に形成されるほうが、軸受11を製造するための材料
を自由に選べ、低いコストに抑えることができるという
観点から好ましい。さらに、軸受11の内周面11aを
平坦にすることも、製造容易性やコストの面から好まし
い。しかし、後述する図8に示される実施例のように、
軸受32の内周に溝を設けても同様な効果を奏すること
ができる。そのばあいには、重量を軽くすることができ
るとともに、左、右の通風が可能なので冷却の面でも有
利である。
【0039】軸受11は、前述した軸受1と同様な材料
で製造することができる。また、軸受11と一体成形さ
れるボビン111のばあいも、ボビンの材質として、低
摩擦性、低磨耗性の性質を有し、かつ、絶縁の良好な材
質である、フッ素系樹脂、ポリアミド系樹脂を採用すれ
ば効果的である。
【0040】図6に示されるように、本発明において
も、鉄心113の内周面aと磁極片102の外周面bと
のあいだの距離(空隙寸法)Gは、0.5mmであるこ
とが好ましい。
【0041】そして、軸受11の内周面dと磁極片10
2の外周面bとのあいだの距離S2は、0.05〜0.
1mmであることが、加工、組立の点から好ましい。
【0042】図4に示されるポンプでは、ボビン111
と一体に軸受11が形成されるばあい、追加部品点数は
0点であり、またボビン111とは別個に軸受11を形
成しても、追加部品点数は2個と、図11に示される従
来例と比べてコストを安くすることができる。
【0043】また、空隙寸法Gの精度はボビン111と
鉄心113との取付精度で決まるので、両部品の製作精
度および取付精度を高めることが必要である。
【0044】さらに、図1に示されるように、永久磁石
101のまわりに軸受1を設けたものでは、軸受1が1
つだけであるが、図4に示される本発明では、軸受11
が2つ設けられるので、空隙寸法Gの精度をより容易に
維持することができる。
【0045】発明も、図3に示されるように、永久磁
石2が2つのタイプのもの、つまり電磁コイル3が3つ
のタイプのもの、またはそれ以上のタイプのものに適応
可能である。そのばあい、すべての電磁コイル3の内周
に、図5に示されるような軸受11を設けるのが好まし
い。なお、3つ以上ある電磁コイル3の内、両端の電磁
コイル3に軸受11を設けることも可能である。
【0046】図7は本発明の他の実施例の要部断面説明
図である。
【0047】本実施例のポンプでは、永久磁石101の
外周に軸受21を設けるとともに、電磁コイル110の
内周に軸受22が設けられている。
【0048】そのばあい、振動子100の振動中に軸受
21が軸受22に当接することのないように、そのあい
だの距離Lを振動子の振幅以上としておくことが必要で
ある。
【0049】図7のポンプでは、電磁石側の軸受22に
よって振動子の運動が安定し、電磁石鉄心と振動子の磁
極片が接触しないという利点がある。
【0050】図8は本発明のポンプのさらに他の実施例
を示す斜視説明図であり、図9は図8のポンプの要部断
面説明図、図10は外筒軸受および内筒軸受の凹凸を示
す説明図である。
【0051】本実施例のポンプは永久磁石101の外周
と、電磁コイル110の内周の両方に軸受31、32を
設けたものであり、双方が干渉しないように外周または
内周に凹凸を設けている。これにより、合計3つの軸受
31、32が設けられることになり、一層安定した空隙
寸法をうることができる。
【0052】図9に示されるように、永久磁石101の
外周に設けられる内筒軸受31は電磁コイル110の連
結部近辺の鉄心113の内周面aに対して空隙を保持
る。したがって、図10に示されるように、内筒軸受3
1の凸部31aの外径R1×2は、鉄心の内径より小さ
く、その差は、図2に示されるように、S1が、0.0
5〜0.1mmとなるように決定される。
【0053】 S1 = 鉄心の内径(E)−凸部の外径(R1×2) である。
【0054】電磁コイル110の内周に設けられる外筒
軸受32は、磁極片102の外周面bに対して空隙を保
する。したがって、図10に示されるように、外筒軸
受32の凸部32aの内径R2×2は、磁極片102の
外径Fより大きく、その差は、図6に示されるように、
S2が、0.05〜0.1mmとなるように決定され
る。
【0055】S2 = 凸部の内径(R2×2)−磁極
片の外径(F) である。
【0056】また、図10に示されるように、内筒軸受
31の凸部31aと、外筒軸受32の凸部32aは互い
違いとなるように設けられ、それぞれ相手側に設けられ
た溝内を揺動する。
【0057】鉄心113の内周面aと磁極片102の外
周面bとの距離(空隙寸法)Gは、このばあいも前述と
同じく、磁気的および機械的理由から0.5mmとなる
ようにすることが好ましい。
【0058】図8のポンプでは、図7に示したポンプと
比べたばあいに、電磁石側の軸受22の寸法(振動方
向)を大きくとれるという利点がある。したがって、比
較的大流量のポンプ(80リットル/分〜200リット
ル/分)で磁石としてエネルギー積の大きい希土類磁石
を採用し、空隙の磁束を高めたばあいに有効であり、安
定した長寿命の軸受を構成できる。
【0059】
【発明の効果】本発明のポンプでは、軸受を支持するブ
ラケットなど、他の部品を必要としないので部品点数が
少なく低コストであり、また、小型化を図ることができ
る。
【0060】さらに、軸受が空隙を保持する、すなわち
空隙を確保するため、電磁石鉄心と振動子の磁極片と
が、組立中に接触して吸着することがないので、電磁コ
イル内に振動子を挿入しやすく、組立が容易である。
【0061】また、鉄心の内周面と磁極片の外周面との
距離(空隙寸法)を、全周にわたって均一に保つことが
できるので、空隙寸法を可能な限り小さくして、磁石の
吸引力を高めさせることができる。したがって、ポンプ
性能を向上させることができる。または、電極部のコン
パクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明のポンプにかかわる参考例を示す斜視説
明図である。
【図2】図1のポンプの要部断面説明図である。
【図3】発明のポンプにかかわる他の参考例を示す断
面説明図である。
【図4】発明のポンプの一実施例を示す斜視説明図で
ある。
【図5】図4のポンプの軸受の斜視説明図である。
【図6】図4のポンプの要部断面説明図である。
【図7】発明のポンプの他の実施例を示す要部断面説
明図である。
【図8】発明のポンプのさらに他の実施例を示す斜視
説明図である。
【図9】図8のポンプの要部断面説明図である。
【図10】図8のポンプの外筒軸受および内筒軸受の凹
凸の説明図である。
【図11】従来のポンプの一例を示す斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
1、11 軸受 21、22 軸受 31、32 軸受 100 振動子 101 永久磁石 102 磁極片 103 軸 110 電磁コイル 113 鉄心 120 ダイヤフラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−42464(JP,A) 実開 平5−57369(JP,U) 実開 昭56−77674(JP,U) 実開 平5−42751(JP,U) 実開 昭55−12089(JP,U) 特公 平7−59947(JP,B2) 実公 昭63−15594(JP,Y1) 実公 昭61−15310(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/00 - 39/16 F04B 43/00 - 47/14 F04B 53/00 - 53/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤型の永久磁石、該永久磁石の両極に
    設けられる磁極片ならびに前記永久磁石および前記磁極
    片を支持しダイヤフラムに連結される軸からなる振動子
    と、該振動子の回りに配設される円筒型の電磁コイルと
    を備えており、前記振動子が前記電磁コイルとの磁気的
    相互作用により軸方向に振動し、ダイヤフラムを駆動す
    るよう構成される振動型ダイヤフラムポンプであって、 前記電磁コイル外殻を形成する鉄心の内周中央部に形
    成される円環状の溝に、前記磁極片外周に対して、空
    隙を保持する目的で軸受を設けてなることを特徴とする
    振動型ダイヤフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 前記軸受が前記電磁コイルのボビンの内
    周面に設けられてなる請求項1記載の振動型ダイヤフラ
    ムポンプ。
  3. 【請求項3】 前記軸受の内周に凹凸が設けられてなる
    請求項1記載の振動型ダイヤフラムポンプ。
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CN103470481B (zh) * 2013-09-24 2015-08-05 江苏大学 一种双向电磁隔膜泵

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