JP3949916B2 - 磁気浮上モータ、及び磁気軸受装置 - Google Patents

磁気浮上モータ、及び磁気軸受装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータを浮上制御するためのラジアル磁気軸受及びスラスト磁気軸受を備えた磁気浮上モータ及び磁気軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種機器において広く用いられている軸受装置には、一般的な接触型の軸受のほかに、磁力を利用して回転軸等の回転体を浮上させ、これを無接触で支持するようにした磁気軸受装置がある。磁気軸受装置を用いれば、軸受部の摩擦係数がほぼゼロに近いため高速回転が可能になる。また、磁気軸受は潤滑油を必要としないため、高温、低温あるいは真空中など、特殊環境下での使用が可能となり、さらに、メンテナンスを要しないという利点がある。
【0003】
このような利点から、磁気軸受装置をモータのロータ支持に用いることが考えられている。磁気軸受装置を有するモータの基本的構成は、磁気軸受装置、回転力発生機構すなわちモータ部、磁気軸受装置、という順序で、それらを回転軸線方向に配置したものである。しかしながら、このような配置では、モータ部の両側に磁気軸受を配置するため軸長が増加し、固有振動数が低くなって危険速度が低下するという難点がある。
【0004】
そこで、磁気軸受装置のステータが交流モータのステータとほぼ同じ構造であることに着目し、磁気軸受装置とモータとを一体化した磁気浮上モータの提案が従来からなされている。その磁気浮上モータの一形式として、ハイブリッド型磁気浮上モータがあるが、このものは、永久磁石を用いてロータ内部から放射状に広がる一定磁束を作り、ロータの浮上制御を一般的な磁気軸受装置と同様に2極の直流磁場で行うことができるようにしたものである。このハイブリッド型磁気浮上モータによれば、永久磁石で一定の磁束を作り出すので、電力を消費することなくバイアス吸引力を発生させることができ、電磁石は制御力のみを分担すればよいという利点がある。
【0005】
このとき、従来のハイブリッド型磁気浮上モータは、ラジアル磁気軸受とモータとのハイブリッドであり、スラスト軸受については、磁気浮上式スラスト軸受としてのみ機能する磁気軸受をモータに付加した構成になっている。一方、磁気軸受としては、磁気回路を工夫することにより、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受とを複合した磁気軸受が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の磁気軸受とモータとを一体化した磁気浮上モータは、ラジアル磁気軸受とモータとの複合であって、スラスト軸受は、スラスト軸受として単独に機能するスラスト磁気軸受を付加しただけのものである。スラスト磁気軸受は、モータ全体の中で大きな部分を占めており、磁気浮上モータの小型化の妨げとなっている。また、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受とを複合した磁気軸受を用いた場合も、モータは別個に必要となるから、やはり、磁気浮上モータの小型化の妨げとなっている。
【0007】
なお、本願発明者は、特願2000−000388号において、ハイブリッド型ラジアル磁気浮上モータとスラスト磁気軸受とを磁気回路的に一体化し、スラスト磁気磁気受のバイアス磁束をハイブリッド型ラジアル磁気浮上モータと兼用させるようにした構成を既に提案しているが、このものでは、バイアス磁束が大きくなるとスラスト方向の負の磁気バネ特性が大きくなる傾向があり、スラスト磁気軸受の制御が不安定になる問題がある。
【0008】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ハイブリッド型磁気浮上モータ、又は磁気軸受装置のバイアス磁束を用いて、その磁路内にスラスト軸受を配置し、これによって、磁気浮上モータとスラスト磁気軸受とを複合化し小型化を可能にしつつ、スラスト方向において安定した軸支持制御を行わせることができるようにした磁気浮上モータ及び磁気軸受装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、バイアス磁束を用いることにより、一つのコイルでスラスト軸受の制御が可能となるとともに、バイアス電流を必要としないため、消費電力を小さくすることができる磁気浮上モータ及び磁気軸受装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1にかかる磁気浮上モータでは、磁性体からなり周面に永久磁石が固着されたロータと、このロータをラジアル方向に浮上制御するための浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線及び上記ロータに対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線が巻回されたステータコア部と、を備えた磁気浮上モータにおいて、上記ロータにロータ側スラスト軸受用磁路部が形成されているとともに、前記ステータに上記ロータ側スラスト軸受用磁路部と半径方向に対向するステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられ、上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束が、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成される半径方向ギャップを通過するように構成され、かつ、上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束中に、スラスト軸受荷重の支持力を生成するスラスト制御用コイルが配置されたものであって、上記スラスト制御用コイルは、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部又はステータ側スラスト軸受用磁路部の一方側に対して回転の軸を中心として巻回されている。
このような構成を有する磁気浮上モータによれば、ラジアル磁気軸受とモータとを複合化した磁気浮上モータに対して、軸を中心として巻回されたVCM(ボイスコイルモータ)方式による良好なスラスト軸受特性を備えたスラスト磁気軸受が複合化される。
【0010】
また、請求項2にかかる磁気浮上モータでは、請求項1におけるロータ側スラスト軸受用磁路部及びステータ側スラスト軸受用磁路部が、回転の軸を中心とした略円筒状の部材から形成されているとともに、当該略円筒状の部材の外周面に、前記スラスト制御用コイルが巻回されていることから、小さいスペース内にスラスト制御用コイルが収容されるようになっている。
【0011】
さらに、請求項3にかかる磁気浮上モータでは、請求項1におけるスラスト制御用コイルが短絡されていることから、スラスト方向の振動に対して、電力を消費することなくスラスト方向のダンパー作用が得られるようになっている。
【0012】
さらにまた、請求項4にかかる磁気浮上モータでは、請求項1に加えて、ステータコア部が、軸方向に二つ並べて配置されているとともに、その二つのステータコア部の間に、前記ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との半径方向対向部分が配置されていることから、実質的に二つのモータ部が設けられ、この二つのモータ部のスラスト荷重を一つのスラスト磁気軸受で支持する構造になり、スラスト磁気軸受までも有していながら、大きな出力が得られる割にコンパクト化されるようになっている。
【0013】
さらに、請求項5にかかる磁気浮上モータでは、請求項1に加えて、ステータコア部とステータ側スラスト軸受用磁路部とが、軸方向に並べて配置されていることから、スラスト方向の制御力が大きくされてスラスト方向の制御を迅速かつ安定的に行われるようになっている。
【0014】
さらにまた、請求項6にかかる磁気浮上モータでは、請求項1におけるロータが、アウタロータ型またはインナーロータ型のいずれかであり、請求項7にかかる磁気浮上モータでは、請求項1におけるバイアス磁束を発生させるバイアスマグネットがロータ側に配置されているとともに、ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるリング状ロータマグネットが配置され、請求項8にかかる磁気浮上モータでは、請求項1におけるバイアス磁束を発生させるバイアスマグネットがステータ側に配置され、ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるリング状ロータマグネットが配置されている。
【0015】
一方、請求項9にかかる磁気軸受装置では、磁性体からなり周面に永久磁石が固着されたロータと、このロータをラジアル方向に浮上制御するためのラジアル浮上制御磁束を発生するステータ巻線が巻回されたステータコアと、を備えた磁気軸受装置において、上記ロータにロータ側スラスト軸受用磁路部が形成されているとともに、前記ステータに上記ロータ側スラスト軸受用磁路部と半径方向に対向するステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられ、上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束が、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成される半径方向ギャップを通過するように構成され、かつ、上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束中に、スラスト軸受荷重の支持力を生成するスラスト制御用コイルが配置されたものであって、上記スラスト制御用コイルは、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部又はステータ側スラスト軸受用磁路部の一方側に対して回転の軸を中心として巻回されている。
このような構成を有する磁気軸受装置によれば、ラジアル磁気軸受装置に対して、軸を中心として巻回されたVCM(ボイスコイルモータ)方式による良好なスラスト軸受特性を備えたスラスト磁気軸受が複合化される。
【0016】
また、請求項10にかかる磁気軸受装置では、請求項9におけるロータ側スラスト軸受用磁路部及びステータ側スラスト軸受用磁路部が、回転の軸を中心とした略円筒状の部材から形成されているとともに、当該略円筒状の部材の外周面に、前記スラスト制御用コイルが巻回されていることから、小さいスペース内にスラスト制御用コイルが収容されるようになっている。
【0017】
さらに、請求項11にかかる磁気軸受装置では、請求項9におけるスラスト制御用コイルが短絡されていることから、スラスト方向の振動に対して、電力を消費することなくスラスト方向のダンパー作用が得られるようになっている。
【0018】
さらにまた、請求項12にかかる磁気軸受装置では、請求項9に加えて、ステータコア部とステータ側スラスト軸受用磁路部とが、軸方向に並べて配置されていることから、スラスト方向の制御力が大きくされてスラスト方向の制御を迅速かつ安定的に行われるようになっている。
【0019】
また、請求項13にかかる磁気軸受装置では、請求項9におけるロータが、アウタロータ型またはインナーロータ型のいずれかであり、請求項14にかかる磁気軸受装置では、請求項9におけるバイアス磁束を発生させるバイアスマグネットがロータ側に配置され、請求項15にかかる磁気軸受装置では、請求項9におけるバイアス磁束を発生させるバイアスマグネットがステータ側に配置されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる磁気浮上モータの実施の形態について説明する。
図1において、基台フレーム1から図示上方に向かって一体に延びた固定軸2には、軸方向に沿って、第1のステータコア3、ステータヨーク4、及び第2ステータコア5が、順に挿通するようにして装着されている。上記第1のステータコア3は、前記固定軸2の図示下部に設けられた段部2aに軸方向に当接して位置決めされているとともに、上記固定軸2の図示上端部分にネジ止め固定されたクランプ部材6によって、上記第2ステータコア5が軸方向に押さえられ、それによって上記各部材3,4,5が固定軸2に固定されている。
【0021】
上記ステータヨーク4は、略円筒状の部材から形成されたステータ側スラスト軸受用磁路部を構成するものであって、そのコイルボビン形状をなすステータヨーク4の外周部に、軸を中心として巻回された形でスラスト制御用コイル7が絶縁体を介して配置されている。また、上記各第1及び第2のステータコア3,5には、それぞれステータ巻線8,9が巻き回されている。これらの各ステータ巻線8,9は、後で詳細に説明するロータ11をラジアル方向に浮上制御するための2極の浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線と、上記ロータ11に対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線とからなる。
【0022】
上記第1及び第2のステータコア3,5、及びステータヨーク4等を有してなるステータの外周側には、ロータ11が回転可能に支持されている。このロータ11は、円筒状の磁性材からなるロータスリーブ12を主体としてなるものであって、そのロータスリーブ12が、上記ステータを環状に囲むようにして配置されている。このロータスリーブ12の内周壁面側には、軸方向の略中央部分に内方側に突出するフランジ状ヨーク13が、ロータ側スラスト軸受用磁路部を構成するように一体的に形成されている。このフランジ状ヨーク13の内周端面は、上述したステータヨーク4に巻回されたスラスト制御用コイル7に対して、半径方向外方側から近接対向するように配置されている。
【0023】
また、上記ロータスリーブ12の内周側壁面における軸方向の両端(図示上下端)部分には、リング状の永久磁石からなる第1のロータマグネット14及び第2のロータマグネット15が、第1のロータヨーク13A及び第2のロータヨーク13Bを介在してそれぞれ固着されている。これら第1及び第2のロータマグネット14,15は、上述した第1及び第2のステータコア3,4の外周側端面に対して半径方向に近接するように配置されている。
【0024】
さらに、上述したロータスリーブ12における前記フランジ状ヨーク13の軸方向両側部分には、第1のバイアスマグネット21及び第2のバイアスマグネット22が配置されている。これらの各バイアスマグネット21,22は、リング状に形成されて軸方向に着磁されている。したがって、上記第1のバイアスマグネット21に関しては、当該第1のバイアスマグネット21−フランジ状ヨーク13−スラスト制御用コイル7−ステータヨーク4−第1のステータコア3−第1のロータヨーク13A−第1のバイアスマグネット21の順に巡るバイアス磁束B1が形成される。また、第2のバイアスマグネット22に関しては、当該第2のバイアスマグネット22−フランジ状ヨーク13−スラスト制御用コイル7−ステータヨーク4−第2のステータコア5−第2のロータヨーク13B−第2のバイアスマグネット22の順に巡るバイアス磁束B2が形成される。
【0025】
上記両バイアス磁束B1,B2の磁路は、スラスト軸受用の磁路であって、それぞれステータ側スラスト軸受用磁路とロータ側スラスト軸受用磁路に分けることができる。そして、ロータスリーブ12側のフランジ状ヨーク13と、ステータ側のステータヨーク4に設けられたスラスト制御用コイル7との間に、半径方向のギャップがあり、この半径方向ギャップを、上記両バイアス磁束B1,B2がそれぞれ通過するように構成されている。
【0026】
すなわち、上記スラスト制御用コイル7は、VCM(ボイスコイルモータ)方式によるスラスト軸受装置を構成するものであって、当該スラスト制御用コイル7への通電を制御することにより、当該スラスト制御用コイル7を横切る上記両バイアス磁束B1,B2とあいまって、スラスト制御用コイル7にローレンツ力が発生し、その反力の大きさによって、上記ロータ11の軸方向の位置が制御されるように構成されている。より具体的には、図示されないセンサがロータ11の軸方向の位置を検知し、ロータ11の軸方向の位置が一方に偏ろうとすると、上記センサの出力に基づいてスラスト制御用コイル7の正逆方向の通電およびその電流を制御し、ロータ11の軸方向の位置(スラスト方向の位置)を所定位置に制御する。
【0027】
一方、上述した第1のステータコア3及び第2のステータコア5と、ステータ巻線8,9と、前記第1のロータマグネット14及び第2のロータマグネット15とによって、ラジアル磁気軸受とモータとが複合化されている。すなわち、上記ステータ巻線8,9は、それぞれ第1のステータ巻線と第2のステータ巻線とから構成されており、図示しないセンサがロータ11のラジアル方向の位置を検知し、ロータ11のラジアル方向の位置が一方に偏ろうとすると、上記センサの出力に基づいて上記第1のステータ巻線の通電を制御し、上述したバイアス磁束B1,B2と、第1のステータ巻線から発生する2極のラジアル浮上制御磁束との相互作用によって上記ロータ11をラジアル方向に浮上制御し、そのロータ11のラジアル方向位置を所定位置に保って、ラジアル方向に非接触で支持する。また、上記第2のステータ巻線の通電を制御することにより、上記ロータ11に対して回転磁界を発生させ、ロータマグネット14,15との相互作用によりロータ11を回転駆動する。
【0028】
以上説明したとおり、図1に示す実施の形態は、ラジアル磁気軸受とモータとを複合化した磁気浮上モータに、ロータ側スラスト軸受用磁路部と、このロータ側スラスト軸受用磁路部に半径方向に対向するステータ側スラスト軸受用磁路部を設け、ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束B1,B2が、ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との間に配置されたVCM(ボイスコイルモータ)方式によるスラスト制御用コイル7を通過するように構成され、スラスト制御用コイル7に通電することによりスラスト軸受荷重を支持するように構成されている。そのため、ラジアル磁気軸受とモータとを複合化した磁気浮上モータに対して、スラスト磁気軸受も複合化することができ、小型化して軸長を短くすることが可能になり、高速化を図ることができることに加えて、VCM(ボイスコイルモータ)方式による良好なスラスト軸受特性が得られるようになっている。
【0029】
また、上記実施の形態によれば、第1のステータコア3及び第2のステータコア5を軸方向に二つ並べて配置するとともに、この二つの第1のステータコア3及び第2のステータコア5の間に、ロータ側スラスト軸受用磁路部とロータ側スラスト軸受用磁路部との半径方向ギャップを形成しているため、実質的に二つのモータ部が設けられ、この二つのモータ部のスラスト荷重を一つのスラスト磁気軸受で支持する構造になり、スラスト磁気軸受までも有していながら、大きな出力が得られる割にコンパクトな磁気浮上モータを得ることができる。
【0030】
さらに、第1のステータコア3及び第2のステータコア5とステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置したため、スラスト方向の制御力が大きく、スラスト方向の制御を迅速かつ安定に行うことができる。
【0031】
一方、図2に示された実施の形態では、バイアス磁束B1,B2を形成するバイアスマグネット31を、ステータ側のステータヨーク4内に配置したものであって、このような実施形態においても、上述した実施形態と同様な作用・効果が得られる。
【0032】
また、本発明は、図3に示されているようなハイブリッド型の磁気軸受装置に対しても同様に適用することができる。
すなわち、図3に示されているように、略中空円筒状のステータコア41の内部側には、ロータ42が回転可能に支持されており、そのロータ42の回転軸43には、軸方向に沿って、第1のロータヨーク44、中央ロータヨーク45、及び第2のロータヨーク46が、順に配置されている。上記中央ロータヨーク45は、ロータ側スラスト軸受用磁路部を構成する略円筒状のコイルボビン状部材から形成されており、当該中央ロータヨーク45の外周部に、軸を中心として巻回された形でスラスト制御用コイル47が配置されている。
【0033】
上記第1及び第2のロータヨーク44,46、及び中央ロータヨーク45等を有してなるロータ42の外周側に配置されたステータコア41は、略中空円筒状の磁性材からなるステータ側スラスト軸受用磁路部を構成するコアリブ48を主体としてなるものであって、そのコアリブ48が、上記ロータ42を囲むようにして配置されている。このコアリブ48の軸方向両端部分における内周側には、中心側に向かって突出する第1のコア突極51、及び第2のコア突極52が一体に形成されている。これら第1及び第2のコア突極51,52の内周側端面は、上述した第1及び第2のロータヨーク44,46に対して、半径方向外方側からそれぞれ近接対向するように配置されている。
【0034】
上記各第1及び第2のコア突極51,52には、それぞれステータ巻線53,54が巻き回されている。これらの各ステータ巻線53,54は、前記ロータ42をラジアル方向に浮上制御するための2極の浮上制御磁束を発生するよう巻回された巻線からなる。
【0035】
また、上述したコアリブ48には、第1のバイアスマグネット55及び第2のバイアスマグネット56が、軸方向に適宜の間隔離して配置されている。これらの各バイアスマグネット55,56は、リング状に形成されて軸方向に着磁されている。したがって、第1のバイアスマグネット55−コアリブ48−スラスト制御用コイル47−中央ロータヨーク45−第1のロータヨーク44−第1のコア突極51−コアリブ48−第1のバイアスマグネット55の順に巡るバイアス磁束B1が形成される。また、第2のバイアスマグネット56−コアリブ48−スラスト制御用コイル47−中央ロータヨーク45−中央ロータヨーク45−第2のコア突極52−コアリブ48−第2のバイアスマグネット56の順に巡るバイアス磁束B2が形成される。
【0036】
上記両バイアス磁束B1,B2の磁路は、スラスト軸受用の磁路であって、それぞれステータ側スラスト軸受用磁路とロータ側スラスト軸受用磁路に分けることができる。そして、コアリブ48側のコア突極51,52と、ステータ側の中央ロータヨーク45に設けられたスラスト制御用コイル47との間に、半径方向のギャップがあり、この各ギャップを上記両バイアス磁束B1,B2がそれぞれ通過するように構成されている。
【0037】
すなわち、上記スラスト制御用コイル47は、VCM(ボイスコイルモータ)方式によるスラスト軸受装置を構成するものであって、当該スラスト制御用コイル47への通電を制御することにより、当該スラスト制御用コイル47を横切る上記両バイアス磁束B1,B2とあいまって、スラスト制御用コイル47にローレンツ力が発生し、その反力の大きさによって、上記ロータ42の軸方向の位置が制御されるように構成されている。より具体的には、図示されないセンサがロータ42の軸方向の位置を検知し、ロータ42の軸方向の位置が一方に偏ろうとすると、上記センサの出力に基づいてスラスト制御用コイル47の正逆方向の通電およびその電流を制御し、ロータ42の軸方向の位置(スラスト方向の位置)を所定位置に制御する。
【0038】
一方、上述した第1及び第2のコア突極51,52と、第1及び第2のステータ巻線53,54とによって、ラジアル磁気軸受が構成されている。すなわち、図示しないセンサがロータ42のラジアル方向の位置を検知し、ロータ42のラジアル方向の位置が一方に偏ろうとすると、上記センサの出力に基づいて上記両ステータ巻線53,54の通電を制御し、上述したバイアス磁束B1,B2と、第1のステータ巻線から発生する2極のラジアル浮上制御磁束との相互作用により、ロータ42をラジアル方向に浮上制御し、ロータ42のラジアル方向の位置を所定位置に保つことによってラジアル方向に非接触で支持する。
【0039】
以上説明したとおり、図3に示す実施の形態は、磁気浮上型のラジアル磁気軸受に、ロータ側スラスト軸受用磁路部と、このロータ側スラスト軸受用磁路部に半径方向に対向するステータ側スラスト軸受用磁路部を設け、ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束B1,B2が、ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との間に配置されたVCM(ボイスコイルモータ)方式によるスラスト制御用コイル47を通過するように構成され、スラスト制御用コイル47に通電することによりスラスト軸受荷重を支持するようにした。そのため、ラジアル磁気軸受に対して、スラスト磁気軸受も複合化することができ、小型化して軸長を短くすることが可能になることに加えて、VCM(ボイスコイルモータ)方式による良好なスラスト軸受特性が得られるようになっている。
【0040】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
【0041】
例えば、上述した各実施形態のように、本発明は、アウタロータ型、インナーロータ型にかからわず適用することができ、本発明にかかる磁気軸受装置は、モータ以外の多種多様な装置に用いられる各種軸受装置に対しても同様に用いることができる。
【0042】
また、上述した各実施形態におけるVCM(ボイスコイルモータ)方式によるスラスト制御用コイルは、短絡させた状態で配置することも可能であり、そのように構成することによって、スラスト方向の振動に対して電力を消費することなくダンパー作用を持たせることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる磁気浮上モータは、ラジアル磁気軸受とモータとを複合化した磁気浮上モータに対して、軸を中心として巻回されたVCM(ボイスコイルモータ)方式による良好な軸受特性を備えたスラスト磁気軸受を複合化させたものであるから、小型化して軸長を短くすることが可能になり、高速化を図ることができることに加えて、スラスト方向の軸受制御を安定的に行わせることができ、極めて実用性の高い磁気浮上モータを得ることができる。
【0044】
また、請求項2にかかる磁気浮上モータは、請求項1におけるロータ側スラスト軸受用磁路部及びステータ側スラスト軸受用磁路部を、回転の軸を中心とした略円筒状の部材から形成し、当該略円筒状の部材の外周面にスラスト制御用コイルを巻回して、小さいスペース内にスラスト制御用コイルを収容したものであるから、装置の小型化を一層図ることができる。
【0045】
さらに、請求項3にかかる磁気浮上モータは、請求項1におけるスラスト制御用コイルを短絡し、スラスト方向の振動に対して電力を消費することなくダンパー作用を得るようにしたものであるから、上述した請求項1にかかる発明の効果に加えて、消費電力の低減化を図ることができる。
【0046】
さらにまた、請求項4にかかる磁気浮上モータは、請求項1に加えて、ステータコアを軸方向に二つ並べて配置するとともに、この二つのステータコア部の間に、ロータ側スラスト軸受用磁路部と、二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを形成して、実質的に二つのモータ部を設け、その二つのモータ部のスラスト荷重を一つのスラスト磁気軸受で支持する構造とし、スラスト磁気軸受までも有していながら、大きな出力が得られる割にコンパクト化されるように構成したものであるから、上述した請求項1にかかる発明の効果をさらに向上させることができる。
【0047】
また、請求項5にかかる磁気浮上モータは、請求項1に加えて、ステータコア部とステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置して、スラスト方向の制御力を大きくし、スラスト方向の制御を迅速かつ安定的に行われるようにしてものであるから、上述した請求項1にかかる発明の効果を一層高めることができる。
【0048】
一方、請求項9にかかる磁気軸受装置は、ラジアル磁気軸受に対して、軸を中心として巻回されたVCM(ボイスコイルモータ)方式による良好な軸受特性を備えたスラスト磁気軸受を複合化させたものであるから、小型化して軸長を短くすることが可能とすることができることに加えて、スラスト方向の軸受制御を安定的に行わせることができ、極めて実用性の高い磁気軸受装置を得ることができる。
【0049】
また、請求項10にかかる磁気軸受装置は、請求項9におけるロータ側スラスト軸受用磁路部及びステータ側スラスト軸受用磁路部を、回転の軸を中心とした略円筒状の部材から形成し、当該略円筒状の部材の外周面にスラスト制御用コイルを巻回して、小さいスペース内にスラスト制御用コイルを収容したものであるから、装置の小型化を一層図ることができる。
【0050】
さらに、請求項11にかかる磁気軸受装置は、請求項9におけるスラスト制御用コイルを短絡し、スラスト方向の振動に対して電力を消費することなくダンパー作用を得るようにしたものであるから、上述した請求項9にかかる発明の効果に加えて、消費電力の低減化を図ることができる。
【0051】
さらにまた、請求項12にかかる磁気軸受装置は、請求項9に加えて、ステータコア部とステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置して、スラスト方向の制御力を大きくし、スラスト方向の制御を迅速かつ安定的に行われるようにしてものであるから、上述した請求項9にかかる発明の効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気浮上モータの一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明にかかる磁気浮上モータの別の実施形態を示す縦断面図である。
【図3】本発明にかかる磁気軸受装置の一実施形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
3 第1のステータコア
4 ステータヨーク
5 第2ステータコア
7 スラスト制御用コイル
8,9 ステータ巻線
11 ロータ
12 ロータスリーブ
13 フランジ状ヨーク
13A 第1のロータヨーク
13B 第2のロータヨーク
14 第1のロータマグネット
15 第2のロータマグネット
21 第1のバイアスマグネット
22 第2のバイアスマグネット
B1 バイアス磁束
B2 バイアス磁束
31 バイアスマグネット
41 ステータコア
42 ロータ
44 第1のロータヨーク
45 中央ロータヨーク
46 第2のロータヨーク
47 スラスト制御用コイル
48 コアリブ
51 第1のコア突極
52 第2のコア突極
53,54 ステータ巻線
55 第1のバイアスマグネット
56 第2のバイアスマグネット
B1 バイアス磁束
B2 バイアス磁束

Claims (15)

  1. 磁性体からなり周面に永久磁石が固着されたロータと、このロータをラジアル方向に浮上制御するための浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線及び上記ロータに対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線が巻回されたステータコア部と、を備えた磁気浮上モータにおいて、
    上記ロータにロータ側スラスト軸受用磁路部が形成されているとともに、前記ステータに上記ロータ側スラスト軸受用磁路部と半径方向に対向するステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられ、
    上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束が、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成される半径方向ギャップを通過するように構成され、かつ、
    上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束中に、スラスト軸受荷重の支持力を生成するスラスト制御用コイルが配置されたものであって、
    上記スラスト制御用コイルは、前記ロータ側スラスト軸受用磁路部又はステータ側スラスト軸受用磁路部の一方側に対して回転の軸を中心として巻回されていることを特徴とする磁気浮上モータ。
  2. 前記ロータ側スラスト軸受用磁路部及びステータ側スラスト軸受用磁路部が、回転の軸を中心とした略円筒状の部材から形成されているとともに、
    当該略円筒状の部材の外周面に、前記スラスト制御用コイルが巻回されていることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上モータ。
  3. 前記スラスト制御用コイルが短絡されていることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上モータ。
  4. 前記ステータコア部が、軸方向に二つ並べて配置されているとともに、
    その二つのステータコア部の間に、前記ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との半径方向対向部分が配置されていることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上モータ。
  5. 前記ステータコア部とステータ側スラスト軸受用磁路部とが、軸方向に並べて配置されていることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上モータ。
  6. 前記ロータは、アウタロータ型またはインナーロータ型のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上モータ。
  7. 前記バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットが、ロータ側に配置されているとともに、
    前記ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるリング状ロータマグネットが配置されていることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上モータ。
  8. 前記バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットが、ステータ側に配置され、
    前記ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるリング状ロータマグネットが配置されている請求項1記載の磁気浮上モータ。
  9. 磁性体からなり周面に永久磁石が固着されたロータと、このロータをラジアル方向に浮上制御するためのラジアル浮上制御磁束を発生するステータ巻線が巻回されたステータコアと、を備えた磁気軸受装置において、
    上記ロータにロータ側スラスト軸受用磁路部が形成されているとともに、前記ステータに上記ロータ側スラスト軸受用磁路部と半径方向に対向するステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられ、
    上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束が、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部とステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成される半径方向ギャップを通過するように構成され、かつ、
    上記ラジアル浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束中に、スラスト軸受荷重の支持力を生成するスラスト制御用コイルが配置されたものであって、
    上記スラスト制御用コイルは、前記ロータ側スラスト軸受用磁路部又はステータ側スラスト軸受用磁路部の一方側に対して回転の軸を中心として巻回されていることを特徴とする磁気軸受装置。
  10. 前記ロータ側スラスト軸受用磁路部及びステータ側スラスト軸受用磁路部が、回転の軸を中心とした略円筒状の部材から形成されているとともに、
    当該略円筒状の部材の外周面に、前記スラスト制御用コイルが巻回されていることを特徴とする請求項9記載の磁気軸受装置。
  11. 前記スラスト制御用コイルが短絡されていることを特徴とする請求項9記載の磁気軸受装置。
  12. 前記ステータコア部とステータ側スラスト軸受用磁路部とが、軸方向に並べて配置されていることを特徴とする請求項9記載の磁気軸受装置。
  13. 前記ロータは、アウタロータ型またはインナーロータ型のいずれかであることを特徴とする請求項9記載の磁気軸受装置。
  14. 前記バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットが、ロータ側に配置されていることを特徴とする請求項9記載の磁気軸受装置。
  15. 前記バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットが、ステータ側に配置されている請求項9記載の磁気軸受装置。
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