JP3850195B2 - 磁気浮上モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータを浮上制御するためのラジアル磁気軸受およびスラスト磁気軸受を備えた磁気浮上モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来広く用いられている接触型の軸受のほかに、磁力を利用して回転軸等の回転体を浮上させ、これを無接触で支持するようにした磁気軸受が用いられるようになってきた。磁気軸受を用いれば、軸受部の摩擦係数がほぼゼロに近いため高速回転が可能になる。また、磁気軸受は潤滑油を必要としないため、高温、低温あるいは真空中など、特殊環境下での使用が可能となり、さらに、メンテナンスを要しないという利点がある。そこで、磁気軸受をモータのロータ支持に用いることが考えられている。
【0003】
磁気軸受を有するモータの基本的構成は、磁気軸受、回転力発生機構すなわちモータ部、磁気軸受、という順序で、これらを回転軸線方向に配置したものである。しかし、このような配置では、モータ部の両側に磁気軸受を配置するため軸長が増加し、固有振動数が低くなって危険速度が低下するという難点がある。
【0004】
そこで、磁気軸受のステータが交流モータのステータとほぼ同じ構造であることに着目し、磁気軸受とモータとを一体化した磁気浮上モータが提案されている。磁気浮上モータの一形式としてハイブリッド型磁気浮上モータがある。これは、永久磁石を用いてロータ内部から放射状に広がる一定磁束を作り、ロータの浮上制御を、一般的な磁気軸受と同様に2極の直流磁場で行うことができるようにしたものである。ハイブリッド型磁気浮上モータによれば、永久磁石で一定の磁束を作り出すので、電力を消費することなくバイアス吸引力を発生させることができ、電磁石は制御力のみを分担すればよいという利点がある。
【0005】
上記従来のハイブリッド型磁気浮上モータは、ラジアル磁気軸受とモータとのハイブリッドであり、スラスト軸受については、磁気浮上式スラスト軸受としてのみ機能する磁気軸受をモータに付加した構成になっている。
一方、磁気軸受としては、磁気回路を工夫することにより、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受とを複合した磁気軸受が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の、磁気軸受とモータとを一体化した磁気浮上モータは、上記のようにラジアル磁気軸受とモータとの複合であって、スラスト軸受は、スラスト軸受として単独に機能するスラスト磁気軸受を付加しただけのものである。スラスト磁気軸受は、モータ全体の中で大きな部分を占めており、磁気浮上モータの小型化の妨げとなっている。
また、ラジアル磁気軸受とスラスト磁気軸受とを複合した磁気軸受を用いた場合も、モータは別個に必要となるから、やはり、磁気浮上モータの小型化の妨げとなっている。
【0007】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ハイブリッド型磁気浮上モータのバイアス磁束を用いて、その磁路内にスラスト軸受を配置し、これによって、磁気浮上モータとスラスト磁気軸受とを複合化し、小型化を可能にした磁気浮上モータを提供することを目的とする。
本発明はまた、バイアス磁束を用いることにより、一つのコイルでスラスト軸受の制御が可能となるとともに、バイアス電流を必要としないため、消費電力を小さくすることができる磁気浮上モータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、磁性体からなり周面に永久磁石を固着したロータと、このロータを浮上制御するための2極の浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線と上記ロータに対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線とを巻回したステータコア部とを備えた磁気浮上モータであって、ロータにロータ側スラスト軸受用磁路部を形成するとともに、ロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部を設け、浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束がロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成されるスラスト方向ギャップをともに通過するように構成し、二つのステータ側スラスト軸受用磁路部の間にスラスト制御用コイルを設け、スラスト制御用コイルに通電することによりスラスト軸受荷重を支持することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ステータコア部を軸方向に二つ並べて配置するとともに、この二つのステータコア部の間にロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、ステータコア部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、ロータは、アウタロータ型またはインナーロータ型のいずれかであることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットがステータ側に配置され、ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるリング状ロータマグネットが配置されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるセグメント型ロータマグネットが配置され、このセグメント型ロータマグネットは、バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットを兼ねていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる磁気浮上モータの実施の形態について説明する。図1において、基台53から上に向かって一体に延びた軸54には、ステータコア部56、バイアスマグネット62、二つのヨーク58,57、バイアスマグネット61、ステータコア部55がこの順に落とし込まれている。上記ステータコア部56は、軸54の下部の段部に当たり、軸54の上端に固定された適宜のクランプ部材によってステータコア部55が押さえられることによって、上記各部材が軸54に固定されている。上記二つのヨーク58,57は、内周側に軸方向に延びた円筒部を有し、この円筒部同士が当接することにより、二つのヨーク58,57は軸方向に離間し相互間に空間が形成されている。この空間において、二つのヨーク58,57の上記円筒部に巻回された形でスラスト制御用コイル59が配置されている。
【0012】
各ステータコア部55、56にはそれぞれステータ巻線63,64が巻き回されている。図示されてはいないが、各ステータ巻線63,64は、後で詳細に説明するロータ50を浮上制御するための2極の浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線と、上記ロータ50に対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線とからなる。上記ステータコア部55、56、ヨーク58,57等を有してなるステータの外周側にはロータ50が配置されている。ロータ50は、円筒状の磁性材からなるロータケース51を主体としてなる。ロータケース51は、上記ステータを囲むようにして配置されている。ロータケース51は、軸方向の中央部に内向きフランジ状のヨーク52を一体に有するとともに、内周上端部にリング状の永久磁石からなるロータマグネット53が、内周下端部にリング状の永久磁石からなるロータマグネット54が固着されている。また、ロータケース51の内周には、上記ヨーク52の上側においてタッチダウンベアリング67が取り付けられている。
【0013】
ロータケース51の上記ヨーク52は、上記二つのヨーク58,57間に形成されている空間に侵入している。この空間の軸方向の離間距離が上記ヨーク52の軸方向寸法よりも大きく、ヨーク52はヨーク58,57に接触することなく回転することができるようになっている。上記タッチダウンベアリング67は、ロータ50が回転していないとき、したがって磁気浮上制御が行われていないとき、あるいは回転を開始し、また停止するとき、ステータ側の上記ヨーク57に接触してロータ50を支えるものである。ロータマグネット53,54の内周面は、それぞれステータコア部55,56の外周面に適宜の間隙をおいて対向している。
【0014】
前述のように構成されることにより、ステータコア部55とヨーク57との間、ヨーク58とステータコア部56との間において、かつ、これらの部材の内周側にそれぞれ前記バイアスマグネット61,62が配置されている。各バイアスマグネット61,62はリング状に形成され、軸方向に着磁されている。したがって、バイアスマグネット61−ステータコア部55−ロータマグネット53−ロータケース51−そのヨーク52−ヨーク57−バイアスマグネット61の順に巡るバイアス磁束65が形成される。また、バイアスマグネット62−ステータコア部56−ロータマグネット54−ロータケース51−そのヨーク52−ヨーク58−バイアスマグネット62の順に巡るバイアス磁束66が形成される。
【0015】
上記バイアス磁束65,66の磁路は、スラスト軸受用の磁路であって、それぞれステータ側スラスト軸受用磁路部とロータ側スラスト軸受用磁路部に分けることができる。図1に示す実施の形態では、ロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられている。ロータケース51のヨーク52とステータ側のヨーク57との間、および上記ヨーク52とステータ側のヨーク58との間にはスラスト方向のギャップがあり、この各ギャップを上記バイアス磁束65,66がそれぞれ通過するように構成されている。
【0016】
前記スラスト制御用コイル59に通電されると、このコイル59への通電方向により、コイル59によって発生した磁束がヨーク57−ヨーク52−ヨーク58の順に巡り、その間、上記スラスト方向の二つのギャップを通過するようになっている。ここでは、コイル59によって発生した磁束をスラスト磁気軸受制御磁束60という。ロータ側のヨーク52に対しては、上側のヨーク57と下側のヨーク58との間にそれぞれバイアス磁束65およびバイアス磁束66によって磁気吸引力が発生しているから、この双方の磁気吸引力を、スラスト制御用コイル59に通電制御することによって制御し、ロータ50の軸方向の位置を制御する。より具体的には、図示されないセンサがロータ50の軸方向の位置を検知し、ロータ50の軸方向の位置が一方に偏ろうとすると、上記センサの出力に基づいてスラスト制御用コイル59の正逆方向の通電およびその電流を制御し、上記各ギャップのバイアス磁束65,66の一方を強め、他方を弱める。その結果、ヨーク52に対する上下の吸引力の一方を強め、他方を弱めることになり、ロータ50の軸方向の位置(スラスト方向の位置)を所定位置に制御する。
【0017】
前記ステータコア部55,56と、ステータ巻線63,64と、ロータマグネット53,54とによって、ラジアル磁気軸受とモータとが複合化されている。ステータ巻線63,64は前述のように第1のステータ巻線と第2のステータ巻線とからなる。第1のステータ巻線の通電を制御することにより、上記バイアス磁束65,66と第1のステータ巻線から発生する2極の浮上制御磁束との相互作用により、ロータ50を浮上制御してラジアル方向に非接触で支持する。また、上記第2のステータ巻線の通電を制御することによりロータ50に対して回転磁界を発生させ、ロータマグネット53,54との相互作用によりロータ50を回転駆動する。
【0018】
以上説明したとおり、図1に示す実施の形態は、ラジアル磁気軸受とモータとを複合化した磁気浮上モータに、ロータ側スラスト軸受用磁路部と、このロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部を設け、浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束65,66がロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成されるスラスト方向ギャップをともに通過するように構成し、二つのステータ側スラスト軸受用磁路部の間にスラスト制御用コイル59を設け、スラスト制御用コイル59に通電することによりスラスト軸受荷重を支持するようにした。そのため、スラスト磁気軸受も複合化することができ、小型化して軸長を短くすることが可能になり、高速化を図ることができる。
【0019】
また、上記実施の形態によれば、ステータコア部55,56を軸方向に二つ並べて配置するとともに、この二つのステータコア部55,56の間にロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを形成しているため、実質的に二つのモータ部が設けられ、この二つのモータ部のスラスト荷重を一つのスラスト磁気軸受で支持する構造になり、スラスト磁気軸受までも有していながら、大きな出力が得られる割にコンパクトな磁気浮上モータを得ることができる。
【0020】
さらに、ステータコア部55,56と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置したため、スラスト方向の制御力が大きく、スラスト方向の制御を迅速かつ安定に行うことができる。
【0021】
図1に示す実施の形態は、ステータコア部55,56を軸方向に二つ並べて配置して、ステータコア部55,56ではそれぞれロータ50をX−Y方向に位置制御し、スラスト磁気軸受部ではロータ50をZ方向に位置制御するようにした5軸制御形式になっていたが、図2に示す実施の形態のように、3軸制御形式にしてもよい。
【0022】
図2に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態においてバイアスマグネット61より上を取り除いた形になっている。すなわち、ステータは、一つのステータコア部56、一つのバイアスマグネット62、二つのヨーク57,58、スラスト制御用コイル59、ステータ巻線64を有してなる。ロータ50の主体をなすロータケース51は、上端に一体に形成された内向きフランジ状のヨーク52、ロータマグネット54を有してなる。これら各部材の構成は、図1に示す実施の形態において対応する各部材の構成と同じである。
【0023】
図2に示す実施の形態によれば、バイアスマグネット62−ステータコア部56−ロータマグネット54−ロータケース51−そのヨーク52−ヨーク58およびヨーク57−バイアスマグネット62の順に巡るバイアス磁束66が形成される。このバイアス磁束66の磁路は、スラスト軸受用の磁路であって、それぞれステータ側スラスト軸受用磁路部とロータ側スラスト軸受用磁路部に分けることができる。ロータケース51のヨーク52とステータ側のヨーク57との間、および上記ヨーク52とステータ側のヨーク58との間にはスラスト方向のギャップがあり、この各ギャップを上記バイアス磁束66が分岐して通過するように構成されている。
【0024】
前述の実施の形態と同様に、スラスト制御用コイル59に通電されることによってこのコイル59から発生した磁束が上記スラスト方向の二つのギャップを通過する。スラスト制御用コイル59への通電を前述のように制御することにより、スラスト磁気軸受制御磁束60が制御され、上記各ギャップのバイアス磁束66の一方を強め、他方を弱めることによって、ヨーク52に対する上下の吸引力の一方を強め、他方を弱め、ロータ50の軸方向の位置を所定位置に制御する。ステータコア部56と、ステータ巻線64と、ロータマグネット54とによって、ラジアル磁気軸受が構成され、また、ロータ50を回転させるトルクが発生する。
【0025】
図2に示す実施の形態は、ステータコア部56と、ステータ巻線64と、ロータマグネット54とによって、ロータ50をX−Y方向に位置制御し、スラスト磁気軸受部ではロータ50をZ方向に位置制御するようにした3軸制御形式になっている。
この実施の形態においても、図1に示す実施の形態と同等の効果を得ることができる。
【0026】
図1、図2に示す実施の形態は、磁気浮上力を得るためのバイアスマグネットを用いていたが、ロータマグネットの形を工夫することによってバイアスマグネットを省略することができる。図3、図4に示す実施の形態がそれで、図3に示す実施の形態は図1に示す実施の形態に対応し、図4に示す実施の形態は図2に示す実施の形態に対応する。図3、図4に示す実施の形態では、ロータケース51に固着されているロータマグネット73、74が、リング状のものではなく、セグメント状、すなわち、円筒形を分断した部分円筒状になっている。このセグメント状ロータマグネット73、74が複数個、周方向に所定の間隔をおいてロータケースに固着されている。
【0027】
そして、各セグメント状ロータマグネット73、74は厚さ方向に着磁され、さらに、双方のセグメント状ロータマグネット73、74の厚さ方向の着磁極性が同じになっている。そのため、ロータマグネット73、74から出た磁束の通路は、図1に示す実施の形態における磁束の通路と同様に、マグネット73−ロータケース51−そのヨーク52−ヨーク57−ステータコア部55−マグネット73の順に巡るバイアス磁束65が形成される。また、マグネット74−ロータケース51−そのヨーク52−ヨーク58−ステータコア部56−マグネット74の順に巡るバイアス磁束66が形成される。そのため、図1に示す実施の形態で用いられていたバイアスマグネット61,62は、図3に示す実施の形態では不要となる。上記バイアスマグネット61,62が配置されていた場所には、磁気通路を形成するための磁性材を配置するとよい。このようにしてバイアス磁束65,66がステータ側スラスト軸受用磁路部とロータ側スラスト軸受用磁路部を通り、ロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられている。
【0028】
スラスト制御用コイル59を通電制御すると、スラスト磁気軸受制御磁束60が発生し、ロータ側のヨーク52に対して、バイアス磁束65およびバイアス磁束66によって発生する双方の磁気吸引力の一方を強め、他方を弱め、ロータ50の軸方向の位置を所定位置に制御する。図1に示す実施の形態と同様に、ステータ巻線63,64はそれぞれ第1のステータ巻線と第2のステータ巻線とからなり、第1のステータ巻線の通電を制御することにより、バイアス磁束65,66との相互作用で、ロータ50をラジアル方向に浮上制御する。また、ロータ50の回転位置に応じて第2のステータ巻線の通電を制御することによりロータ50を回転駆動する。
【0029】
図3に示す実施の形態によれば、図1に示す実施の形態と同様の効果を得ることができるとともに、バイアスマグネットを別に設ける必要がないという利点がある。
図3に示す実施の形態は、図1に示す実施の形態と同様に5軸制御を行うものである。
【0030】
図4に示す実施の形態は、図3に示す実施の形態のヨーク57より下を残し、その上を除去した形のものである。この実施の形態においても、セグメント状のマグネット74−ロータケース51−そのヨーク52−ヨーク58およびヨーク57−ステータコア部56−マグネット74の順に巡るバイアス磁束66が形成される。このバイアス磁束66と、スラスト制御用コイル59の通電制御によって発生するスラスト磁気軸受制御磁束60とによって、ロータ50をスラスト方向に位置制御する。また、第1、第2のステータ巻線の通電を制御することにより、ロータ50をラジアル方向に浮上制御し、また、ロータ50を回転駆動する。
【0031】
図4に示す実施の形態によれば、図2に示す実施の形態と同様の効果を得ることができるとともに、バイアスマグネットを別に設ける必要がないという利点がある。
図4に示す実施の形態は、図2に示す実施の形態と同様に3軸制御を行うものである。
【0032】
これまで説明してきた実施の形態は、アウタロータ型であったが、本発明の技術思想はインナーロータ型にも適用することができる。図5ないし図7に示す実施の形態がその例である。インナーロータ型の場合は、ロータがステータの内側に配置されているというだけで、原理的にはアウタロータ型と変わりがない。
【0033】
図5に示す実施の形態は、ステータコア部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置してなるもので、図1に示す実施の形態に対応するものである。図5において、円筒状モータケース35の内周側には二つのステータコア部11,21と、二つのロータ31,32からなる二つの磁気浮上型モータ部が配置されている。上記二つのステータコア部11,21は、それぞれステータコア部12,22と、ステータ巻線13,23とを有してなる。各ステータコア部12,22は同一構成の積層コアであり、珪素鋼板の積層体で構成するのが望ましい。
【0034】
ステータコア部12,22の各突極にはステータ巻線13,23が巻き回されている。各ステータ巻線13,23は、各ロータ31,32を浮上制御するための2極の浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線と、各ロータ31,32に対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線とを有してなるが、明示されていない。
【0035】
上記二つのロータ31,32は、磁性材からなり軸状に構成された共通の回転体40の、軸方向において異なる位置に配置されていて、これにより、二つの磁気浮上型モータ部11,21が軸方向に配置された形になっている。各ロータ31,32を構成する上記回転体40は磁性体からなり、それぞれのロータ31,32の外周にはリング状永久磁石からなるロータマグネット15,16が固着されている。このロータマグネット15,16は、ステータコア12,22の突極の内周端面と適宜の間隙をおいて対向させて配置されている。
【0036】
回転体40には、軸方向の中間部において半径方向外側に突出したフランジ状のヨーク17が一体に形成されている。このヨーク17を軸方向両側から挟んで二つのヨーク19,20がステータ側に固定されている。ヨーク19,20は成形により一体に形成され、断面U字形をしており、全体としてリング状になっている。ヨーク19,20はその外周部がモータケース35に固定されている。ヨーク19,20間には上記回転体40のヨーク17の外周側においてスラスト制御用コイル18が設けられている。回転体40のヨーク17と、ヨーク19およびヨーク20との間、さらにはスラスト制御用コイル18との間には適宜の隙間がある。上記ヨーク19とステータコア12との間、および上記ヨーク20とステータコア22との間には、それぞれバイアスマグネット25,26が配置されている。バイアスマグネット25,26はリング状ないしは円筒状になっていて、モータケース35の内周面に固着されている。
【0037】
上記二つのバイアスマグネット25,26は幅方向すなわち軸線方向から着磁され、マグネット25,26の着磁の向きは互いに逆向き、したがって、ヨーク19,20に接する面の極性は同極になっている。そのため、バイアスマグネット25−ステータコア部12−ロータマグネット15−回転体40−そのヨーク17−ヨーク19−バイアスマグネット25の順に巡るバイアス磁束27が形成される。また、バイアスマグネット26−ステータコア部22−ロータマグネット16−回転体40−そのヨーク17−ヨーク20−バイアスマグネット26の順に巡るバイアス磁束28が形成される。
【0038】
上記バイアス磁束27,28の磁路は、スラスト軸受用の磁路であって、それぞれステータ側スラスト軸受用磁路部とロータ側スラスト軸受用磁路部に分けることができる。図5に示す実施の形態では、ロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部が設けられている。回転体40のヨーク17とステータ側のヨーク19との間、および上記ヨーク17とステータ側のヨーク20との間にはスラスト方向のギャップがあり、この各ギャップを上記バイアス磁束27,28がそれぞれ通過するように構成されている。
【0039】
前記スラスト制御用コイル18に通電されると、このコイル18によって発生した磁束がヨーク19−ヨーク17−ヨーク20の順に巡り、その間、上記スラスト方向の二つのギャップを通過するようになっている。回転体40側のヨーク17に対して、一方側のヨーク19と他方側のヨーク20との間にそれぞれバイアス磁束27およびバイアス磁束28によって磁気吸引力が発生する。この双方の磁気吸引力を、スラスト制御用コイル18に通電制御することによって制御すれば、回転体40、したがってロータのスラスト方向の位置を制御することができる。
【0040】
以上説明したスラスト方向の位置制御原理は、図1に示す実施の形態と同じである。また、図5に示す実施の形態によれば、図1に示す実施の形態と同じ原理によって、ラジアル方向の位置制御が行われ、かつ、回転トルクが発生し、図1に示す実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0041】
図6に示す実施の形態は、図3に示す実施の形態をインナーロータ型にしたのと実質的に同じである。すなわち、二つのロータ部31,32に設けられたロータマグネット33,34はセグメント状になっていて、このセグメント状ロータマグネット33,34が複数個、周方向に所定の間隔をおいてそれぞれロータ部31,32に固着されている。各セグメント状ロータマグネット33,34は厚さ方向すなわち半径方向に着磁され、さらに、双方のセグメント状ロータマグネット33,34は厚さ方向の着磁極性が同じになっている。そのため、ロータマグネット33,34から出た磁束の通路は、図5に示す実施の形態における磁束の通路とほぼ同じになり、バイアス磁束27とバイアス磁束28が形成される。したがって、この実施の形態ではバイアスマグネットは不要であり、上記バイアス磁束27,28はバイアスマグネットの代わりにモータケース35を通る。
【0042】
スラスト制御用コイル59を通電制御することによってロータのスラスト方向の位置を所定位置に制御することができる。また、第1のステータ巻線と第2のステータ巻線とからなるステータ巻線13,23の上記第1のステータ巻線の通電を制御することにより、バイアス磁束27,28との相互作用で、ロータをラジアル方向に浮上制御することができ、上記第2のステータ巻線の通電を制御することにより、ロータを回転駆動することができる。
【0043】
図7に示す実施の形態は、バイアスマグネットを有するタイプの変形例である。この実施の形態は、図5に示す実施の形態に近いものであるが、円筒形状のバイアスマグネット29,30が、ステータ側ではなくロータ側すなわち回転体40の外周に、ヨーク17を挟んでその両側に固着されている。回転体40は非磁性体からなる。回転体40を含む二つのロータ部は、それぞれ回転体40の外周に嵌合固着された磁性体からなるリング36,37と、このリング36,37の外周に固着された円筒状のロータマグネット38,39とを有してなる。
【0044】
図7に示す実施の形態では、バイアスマグネット29−リング36−ロータマグネット38−ステータコア部12−モータケース35−ヨーク19−回転体40のヨーク17−バイアスマグネット29の順に巡るバイアス磁束が形成される。また、バイアスマグネット30−リング37−ロータマグネット39−ステータコア部22−モータケース35−ヨーク20−回転体40のヨーク17−バイアスマグネット30の順に巡るバイアス磁束が形成される。これらバイアス磁束の磁路は、スラスト軸受用の磁路であって、それぞれステータ側スラスト軸受用磁路部とロータ側スラスト軸受用磁路部に分けることができる。したがって、スラスト制御用コイル18を通電制御することにより、ロータがスラスト方向の所定の位置を保持するように制御することができる。
【0045】
また、ステータ巻線を構成する第1のステータ巻線と第2のステータ巻線を通電制御することにより、ロータを浮上させた状態でラジアル方向に支持することができ、かつ、ロータを回転駆動することができる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、ラジアル磁気軸受とモータとを複合化した磁気浮上モータに、ロータ側スラスト軸受用磁路部と、このロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部を設け、浮上制御磁束を形成するためのバイアスがロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成されるスラスト方向ギャップをともに通過するように構成し、二つのステータ側スラスト軸受用磁路部の間にスラスト制御用コイルを設け、スラスト制御用コイルに通電することによりスラスト軸受荷重を支持するようにした。そのため、スラスト磁気軸受も複合化することができ、小型化して軸長を短くすることが可能になり、高速化を図ることができる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、ステータコア部を軸方向に二つ並べて配置するとともに、この二つのステータコア部の間にロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを形成したため、実質的に二つのモータ部が設けられ、この二つのモータ部のスラスト荷重を一つのスラスト磁気軸受で支持する構造になり、スラスト磁気軸受までも有していながら、大きな出力が得られる割にコンパクトな磁気浮上モータを得ることができる。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、ステータコア部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置したため、スラスト方向の制御力が大きく、スラスト方向の制御を迅速かつ安定に行うことができる。
【0049】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるセグメント型ロータマグネットが配置され、このセグメント型ロータマグネットは、バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットを兼ねているため、回転トルクを発生させるためのマグネットと、磁気浮上力を発生させるためのマグネットとを別個に設ける必要がなく、構成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気浮上モータの実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明にかかる磁気浮上モータの別の実施形態を示す縦断面図である。
【図3】本発明にかかる磁気浮上モータのさらに別の実施形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明にかかる磁気浮上モータのさらに別の実施形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明にかかる磁気浮上モータのさらに別の実施形態を示す(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図6】本発明にかかる磁気浮上モータのさらに別の実施形態を示す(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図7】本発明にかかる磁気浮上モータのさらに別の実施形態を示す(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【符号の説明】
12 ステータコア部
15 ロータマグネット
16 ロータマグネット
18 スラスト制御用コイル
22 ステータコア部
25 バイアスマグネット
26 バイアスマグネット
27 バイアス磁束
28 バイアス磁束
31 ロータ
32 ロータ
50 ロータ
53 ロータマグネット
54 ロータマグネット
55 ステータコア部
56 ステータコア部
59 スラスト制御用コイル
63 ステータ巻線
64 ステータ巻線
65 バイアス磁束
66 バイアス磁束

Claims (6)

  1. 磁性体からなり周面に永久磁石を固着したロータと、このロータを浮上制御するための2極の浮上制御磁束を発生する第1のステータ巻線と上記ロータに対して回転磁界を発生させる第2のステータ巻線とを巻回したステータコア部とを備えた磁気浮上モータであって、
    上記ロータにロータ側スラスト軸受用磁路部を形成するとともに、上記ロータ側スラスト軸受用磁路部を間に挟んで二つのステータ側スラスト軸受用磁路部を設け、
    上記浮上制御磁束を形成するためのバイアス磁束が上記ロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部との間に形成されるスラスト方向ギャップをともに通過するように構成し、
    上記二つのステータ側スラスト軸受用磁路部の間にスラスト制御用コイルを設け、
    上記スラスト制御用コイルに通電することによりスラスト軸受荷重を支持することを特徴とする磁気浮上モータ。
  2. ステータコア部を軸方向に二つ並べて配置するとともに、この二つのステータコア部の間にロータ側スラスト軸受用磁路部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを形成してなる請求項1記載の磁気浮上モータ。
  3. ステータコア部と二つのステータ側スラスト軸受用磁路部とを軸方向に並べて配置してなる請求項1記載の磁気浮上モータ。
  4. ロータは、アウタロータ型またはインナーロータ型のいずれかである請求項1記載の磁気浮上モータ。
  5. バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットがステータ側に配置され、ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるリング状ロータマグネットが配置されている請求項1記載の磁気浮上モータ。
  6. ロータ側にはステータコア部と対向して回転トルクを発生させるセグメント型ロータマグネットが配置され、このセグメント型ロータマグネットは、バイアス磁束を発生させるバイアスマグネットを兼ねている請求項1記載の磁気浮上モータ。
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