JP4010344B2 - 歯合磁極片形モータ - Google Patents

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Description

本発明は、歯合極(Klauenpol, clawpol)形モータ(交互に櫛状に食い込み合った形に組立て構成した磁極構造のモータ)および例えば電子的整流式歯合極形モータに関する。
この種のモータはしばしば極端に小型であり、例えば2cm以下の外径を有することができる。このモータは有利には、コンピュータのプロセッサを直接冷却する小型ファンを駆動するために使用される。コンピュータボードには非常に制限されたスペースしか存在しないから、このようなモータの構造高さを小さくする努力が為されるが、その機能は絶対確実なものでなければならない。
EP766370A2から公知のモータは比較的大きな構造高さを有している。なぜならこのモータでは、アウタロータの永久磁石とインナステータの歯合極構成との相互作用によって、ロータに対する磁気的吸着力を、これがシャフトの軸支承部に対する十分な押圧力を保証するように形成しなければならないからである。このためにこのモータでは、ロータとステータとを軸方向に大きくずらさなければならない。
本発明の課題は、例えばマイクロプロセッサを冷却するためのファン駆動部として適した新たな歯合極形モータ、とりわけ小型モータを提供することである。
本発明によればこの課題は請求項1に記載の手段によって解決される。即ち、上記の課題を解決するために、本発明の第1の視点により、歯合極形モータ、例えば電子整流式歯合極形モータであって、
インナステータと、アウタロータとを有し、前記インナステータは、歯合磁極片を備えた2つの軟磁性ステータ磁極片を有し、
それら2つの軟磁性ステータ磁極片の各々は、対向するステータ磁極片の2つの歯合磁極片間において、所属の空隙に突出しており、
前記アウタロータにはロータマグネットが配属されており、
該ロータマグネットは、その軸方向伸長部を基準にして、回転方向に対して横に伸長する磁気的中央面を有し、かつ軸支承部(ないし軸方向軸受部)に配属されており
インナステータとロータマグネットとの間で軸方向に作用する磁力によって、アウタロータは前記軸支承部の方向に押し付けられ、
歯合磁極片を形成する鉄質量(ないし部材)が磁気的対称面を次のように規定し、すなわち軸方向に任意にスライド可能なロータマグネットがその磁気的中央面を以てインナステータの磁気的対称面に対向するように規定されるよう構成された歯合極形モータが提供される。この歯合極形モータにおいて、歯合磁極片の非対称構造によって、前記インナステータの磁気的対称面が該インナステータの幾何学的中央面に対し相対的に、前記軸支承部の方向に向かってずらされ、
アウタロータに設けられたロータマグネットの磁気的中央面は、インナステータの磁気的対称面に対し相対的に、軸支承部から離れる(weg)方向で軸方向にずらされている、ことを特徴とする(形態1・基本構成1)。
更に、上記の課題を解決するために、本発明の第2の視点により、歯合極形モータ、例えば電子整流式歯合極形モータであって、アウタロータと、ステータと、軸支承部(ないし軸方向軸受)と、軸方向のずれとを有し、
前記アウタロータは、カップ状ロータ部材の形状であり、
該カップ状ロータ部材の底部にはシャフトが固定されており、かつ該カップ状ロータ部材にはロータマグネットが配置されており、
前記ステータは、ロータ底部とは反対側に第1の軟磁性ステータ磁極片を有し、
該第1の軟磁性ステータ磁極片には、ロータ底部に向かって突出した第1の歯合磁極片が設けられており、
前記ステータは、ロータ底部の側には第2の軟磁性ステータ磁極片を有し、
該第2の軟磁性ステータ磁極片には、ロータ底部から離れるように突出した第2の歯合磁極片が設けられており、
該第2の歯合磁極片は、第1の歯合磁極片間の空隙に突出しており、
前記軸支承部によって、ロータ底部の反対側端部はシャフトに抗支され、
前記軸方向のずれ分だけ、ロータマグネットはステータに対して相対的に、前記軸支承部から離れる方向にずらされており、これにより前記軸支承部に加えられる磁力が形成されるよう構成された歯合極形モータが提供される。この歯合極形モータにおいて、該第2の軟磁性ステータ磁極片の、ロータ底部から離れるように突出した第2の歯合磁極片は、第1の歯合磁極片よりも大きな軸方向長さを有することを特徴とする(形態9・基本構成2)。これにより、ロータに作用する軸方向の磁気的吸着力を増大する手段、またはモータの構造高さを低減する手段が得られ、これらを組み合わせることができる。
本発明のさらなる詳細および有利な展開形態は、以下の説明および図面に示された、本発明の限定として理解すべきでない実施例、並びに従属請求項から明らかである。
ここで、上記基本構成1を形態1及び上記基本構成2を形態9として、従属請求項の対象でもある本発明の実施の形態を以下にまとめる:
(2) 上記形態1の歯合極形モータにおいて、該歯合磁極片は少なくとも部分的に、かつ少なくとも部分領域において、周方向に対して相対的に斜めに延在するエッジを有し、これにより当該部分領域では歯合磁極片の磁気的有効作用幅がアウタロータの回転方向で増大することが好ましい(形態2)。
(3) 上記形態2の歯合極形モータにおいて、該軸支承部から離れるように突出した、一方のステータ磁極片の歯合磁極片と、当該ステータ磁極片に向かって突出した、他方のステータ磁極片の歯合磁極片には、斜めに延在するエッジが、当該歯合磁極片の、軸支承部とは反対側に一様に(gleichermaBen)設けられていることが好ましい(形態3)。
(4) 上記形態1〜3の歯合極形モータにおいて、該軸支承部の方向に突出した歯合磁極片の少なくとも一部には少なくとも一つの切欠部が設けられており、該切欠部は、回転方向で当該歯合磁極片の隆起側方エッジから、回転方向で減少する磁気的作用幅を以て当該歯合磁極片に入り込むよう伸長していることが好ましい(形態4)。
(5) 上記形態4の歯合極形モータにおいて、該切欠部は少なくとも1つの補強ウェブにより分割されていることが好ましい(形態5)。
(6) 上記形態5の歯合極形モータにおいて、該補強ウェブは実質的に軸方向に、または軸方向に対して角度を為して延在することが好ましい(形態6)。
(7) 上記形態1〜6の歯合極形モータにおいて、ロータ底部にはロータの回転シャフトが固定結合されており、該回転シャフトは、ロータに設けられたロータマグネットとインナステータとの間で作用する磁力によって、モータの軸方向支承箇所に対し当接保持されることが好ましい(形態7)。
(8) 上記形態1〜7の歯合極形モータにおいて、該軸支承部に近傍のステータ磁極片の歯合磁極片の軸方向長さは少なくとも部分的に、別のステータ磁極片の歯合磁極片の軸方向長さよりも小さいことが好ましい(形態8)。
(10) 上記形態1〜9の歯合極形モータにおいて、第1のステータ磁極片は基板に配置されており、該基板では磁気的センサが、カップ状ロータ部材に設けられたロータマグネットの端面領域に配置されていることが好ましい(形態10)。
(11) 上記形態10の歯合極形モータにおいて、磁気的センサは基板の切欠部に配置されていることが好ましい(形態11)。
(12) 上記形態10又は11の歯合極形モータにおいて、該磁気的センサはロータマグネットの端面に対して、モータの回転軸に対する方向において半径方向にずらされていることが好ましい(形態12)。
(13) 上記形態10〜12の歯合極形モータにおいて、ロータマグネットの、前記磁気的センサに向いた端面は、軸方向空隙によって磁気的センサから分離されており、前記軸方向空隙は、ステータとロータとの間の軸方向のずれの少なくとも一部を形成することが好ましい(形態13)。
(14) 上記形態9〜13の歯合極形モータにおいて、ロータマグネットの軸方向寸法は実質的に、ステータの軸方向寸法と一致することが好ましい(形態14)。
(15) 上記形態9〜14の歯合極形モータにおいて、該軸支承部は、シャフトの自由端部とステータ固定部材との間のスライドベアリングとして構成されていることが好ましい(形態15)。
(16) 上記形態1〜15の歯合極形モータは、小型モータとして構成可能である(形態16)。
(17) ファンは、上記形態1〜16の歯合極形モータを駆動装置として有することが可能である(形態17)。
(18) 上記形態17のファンは、プロセッサファンとして構成することが可能である(形態18)。
図1は、本発明の電子整流式歯合極形小型モータを備えたファンの縦断面図であり、非常に大きく拡大した縮尺で示されている。実際にはこのようなモータは例えば約2cmの外径を有することができる。
図2は、図1のモータに使用される歯合極構成の歯合極の展開図である。
図3は、図1および図2の上側磁極片74を図4の矢印IIIの方向から見た平面図である。
図4は、上側磁極片74の側面図である。
図5は、磁力の形成を説明するための概略図である。
図6は、詳細の概略図である。
図7は、図2のステータ構成に対する変形を示す図である。
図8は、図1から図7および図12と図13のモータを整流するための電気回路図である。
図9は、本発明の別の実施例の下側磁極片の側面図である。
図10は、図9の磁極片を、図9の矢印Xの方向から見た平面図である。
図11は、図9と図10の磁極片の詳細を、図10の矢印XIの方向から見て展開した図である。
図12は、図9から図11の下側磁極片を有する歯合極形モータの概略図、
図13は、図12の細部XIIIを大きく拡大した図である。
本発明は有利には非常に小型のモータに使用され、従って以下ではマイクロプロセッサの冷却用ファン、すなわちいわゆるプロセッサファンの実施例で説明する。このようなファンは極端に小型であるから、図面を非常に拡大しなければならない。わかりやすくするために図1の右側には長さ1cmに対する縮尺が例として示されており、拡大比が明りょうになっている。1:1の縮尺での表示は明らかに不可能である。
参照符号10によりマイクロプロセッサ(またはその他の半導体)が示されており、マイクロプロセッサは熱発生が大きいため強制冷却しなければならない。マイクロプロセッサには通常のように、金属製の冷却体(ヒートシンク)12が熱伝導的に固定されている。この冷却体は冷却フィン14および(左側)ねじ孔部16を有し、ねじ孔部にはねじ(図1にはライン18により概略的にだけ示されている)によってプロセッサファン22のケーシングを固定することができる。このケーシング20はほぼ円筒状の空気案内チャネル24を有し、このチャネルの中央には半径方向(放射状)スポーク26を介して電子整流式歯合極形モータのベース部材28が固定されている。放射状スポーク26はそのうちの1つだけが図示されている。
ベース部材28の中央では、凹部30に軟磁性の支承部支持管32が挿着(圧嵌)されている。同じように基板34がベース部材28に固定されている。基板34の切欠部37には図示のように、ホールIC(磁気的センサ)35が固定されている。このホールICは図8にも示されている。
支承部支持管32にはスライドベアリング(焼結支承部)36が挿着(圧嵌)されており、このスライドベアリングはアウタロータ42のシャフトを支承(軸受支持)する。アウタロータの回転軸は43により示されている。シャフト40はその上側自由端部を以て、ベース部材28の支承面46に当接しており、これにより軸方向に支承(スラスト軸受け)される。このため支承面には、磁気的に形成された力Fが上方に作用する。この磁力Fの形成を以下に詳細に説明する。この力は、アウタロータ42を図示の状態でも、これが下方に懸架されるステータにしっかり保持するよう十分に大きいことが重要である。
シャフト40の上側端部領域には、軸方向安全器としてディスク41が固定されている。このディスクは、シャフト40に沿って上方へ移動するオイルを(焼結支承部36から)外側へはじき飛ばす。オイルはそこから焼結支承部36へ戻る。
シャフト40の下側端部は、プラスチック製のロータカップ状部材52のロータ底部50に固定されている。ロータカップ状部材52とは、複数のファン羽根54が一体的に成型されており、これらのうちの2つが図示されている。羽根54はロータ42が回転する際に空気を矢印56の方向、すなわち下方から上方へに送風する。従って加熱された空気は冷却フィン14の間を通って上方へ吸引される。このことによりロータ42には下方に作用する力が生じ、この力はここでは例えば0.05Nである(回転数が3900r.p.mの場合)。この力は力Fに対抗して作用する。同じようにロータ42の重量も例えば約0.1Nの力として作用し、これも力Fに対抗して作用する。すなわち後者は0.05+0.1=0.15Nよりも大きくなければならない。実際には形成される磁力Fはこの実施例で少なくとも0.2Nなければならない。これはロータ42をファン22のすべての状態において確実に軸方向に支承(スラスト軸受保持)するためである。
ロータカップ状部材52の内部には、軟磁性の(磁気)帰還(磁気回路)部材60がプラスチック射出成形により固定されており、これには半径方向に磁化されたリングマグネット62(ロータマグネット)が固定されている。リングマグネットは周方向に4極であり、有利には台形状に磁化することができる。その上端部はホールIC35にほぼ対向して位置し、従ってロータマグネット62はその漂遊磁界によりホールIC35を制御する。図示のようにホールIC35は磁石62の上端部に対向して配され、半径方向にやや内側へずらされている。ここで得られる利点については後で図12で詳細に説明する。
支承部支持管32の外側にはインナステータ64が固定されている。インナステータの詳細については後の図面に示されている。その内部にはコイル枠66が配置されており、コイル枠には図示のようにリングコイル68が巻回されている。このリングコイルもシャフト40に対して同心に配置されている。リベット70によってインナステータ64は基板34に固定されている。
磁力Fを形成するためにこのモータ29では、ステータ64の磁気回路の非対称構造が使用される。ステータはすでに述べたように、リングコイル68を備えたコイル枠66を含み、このコイル枠66は歯合極形モータでは2つのステータ磁極片の間に配置されている。すなわち、上側磁極片74と下側磁極片76との間に配置されている。上側磁極片74はリング状の内部部分ないしカラー78を有し、このカラーは支承部支持管32にプレス(圧嵌)され、これによりこの支持管に固定されている。同じように下側磁極片76もリング状の内部部分またはカラー80を有し、このカラーも同じように支承部支持管32にプレス(圧嵌)されている。従ってその間で磁極片74,76はコイル68を備えたコイル枠66を保持している。
上側磁極片74は基板34に直接載置されており、図2によれば同形の2つの歯合磁極片82,84を有する。これら歯合磁極片は軸方向に上方から下方へ相応の空隙86へ突出している。この空隙部は上方に突出する、下側磁極片76の歯合磁極片88,90間に構成されている。反対に歯合磁極片88,90は歯合磁極片82と84の間の空隙92へ突出している。
上側磁極片74の形状は図3と図4にもっとも良く示されている。ロータ42の回転方向はそこにRにより示されている。歯合磁極片82,84がその隆起(立上り)エッジ96ないし98から発してそれぞれ角度領域αで回転方向に次第に幅広になり、これにより斜めエッジ100ないし102を有していることがわかる。続いて回転角度領域βではその幅h1は(軸方向を基準にして)一定である。典型値は:α=60°el.;β=100°el.である。
例えばEP766370A2に示されたような通常の歯合極形モータでは、上側磁極片と下側磁極片の歯合極は同じ構造である。すなわち公知のモータではインナステータは対称構造を有している。
これとは異なり本発明では、磁極片74と76が図2に示すように互いに異なって構成される。ステータの非対称構造を得るためである。この非対称構造により、モータの駆動に必要なリラクタンストルクの形成を可能にする付加的条件が満たされる。(リラクタンストルクは回転の際に永久磁石ロータ62と、ロータ62に対向する歯合極の軟鉄質量との相互作用によって発生する。)
図2には、よりよく理解するために、ロータマグネット62(断面で示されている)と軸支承部44,46が示されている。ロータマグネット62は磁気的中央面106を有し、この中央面は回転軸43に対して直交して延在している。この中央面106は、均質な磁石がそこで分断される場合には、この磁石を2つの実質的に同じリングに分けることとなる。インナステータ64は幾何学的中央面108を有する。すなわち、ステータ64が全高Hを有すれば、その幾何学的中央面108はステータ64の2つの軸方向端面110,112から間隔H/2有する。
2つの歯合磁極片88,90は、図2には一方だけが完全に示されているが、同じ形状を有する。従って歯合磁極片90の説明と図示だけで十分である。その隆起(立上り)エッジ116に、歯合磁極片は長さαの切欠部118を有し、この切欠部には長さβの歯合磁極片90の部分が続いて形成されている。後者の部分には切欠部はない。
切欠部118(ないしは歯合磁極片88における118’)の特徴は、これが回転方向Rで先細になっていること、すなわちテーパ状になっていることである。このことは有利には、その上側縁部(Berandung)120ないし120’では回転軸43に対して斜めに経過し、下側縁部122ないし122’では回転軸43に対して垂直に経過し、できるだけ下に延在するようにして為される。しかし反対に縁部122ないし122’が斜めに延在し、縁部120が回転軸43に対して垂直に延在することもできる。しかしこの場合は、力Fが小さくなる。
斜めの縁部120ないし120’は実質的に歯合磁極片82のエッジ100に対して、図2の展開図に基づき平行に延在している。
歯合磁極片88,90のこの構成によって、この歯合磁極片の部分126(この部分は図2に歯合磁極片90に対して正確に示されている)が、図3および図4の磁極片と比較して、いわば1階層だけ上方にずれている。
付加的に本発明では有利には、上側歯合磁極片82,84の軸方向伸長部h1が下側歯合磁極片88,90の軸方向伸長部h2より小さくなるようにする。すなわち、下側磁極片76と、上側歯合磁極片82,84の下側端部82’ないし84’との間の軸方向間隔s1は、上側磁極片74と、下側歯合磁極片88,90の上側端部との間の軸方向間隔s2よりも大きい。(h1=h2である実施例も可能であるが、この場合力Fは小さくなる。)
このようにして、図2の状態に位置するロータマグネット62には力f1が上方に向かって作用し、この力によりロータ62の磁気的中央面106はステータ64の磁気的対称面130と同一面にもたらされる。ステータ64の磁気的対称面130は間隔dだけその幾何学的中央面108より高い。これもまた、部分(Abschnitt)126の「高さのずれ」(レベルオフセット)と、間隔s1とs2とが異なる結果である。
これに第2の作用が加わる。すでに述べたように、ロータマグネット62はその軸方向漂遊磁界によりホールIC35を制御する。このホールICは図2に同じように簡略して示されている。これを制御するために、ホールIC35とロータマグネット62の上側端部との間には例えば0.3mmの小さな軸方向空隙134しか存在しない。
これにより、有利にはステータ64と同じ高さHを有するロータマグネット62はステータ64に対してこの軸方向空隙量134だけ下方へずらされる。すなわち0.3mmだけ下方へずらされる。このことにより付加的に上方へ作用する力f2がロータマグネット62に作用し、ロータマグネット62の両方の軸方向端部でこのずれによって磁界が歪み、この歪みが力f2に作用する。このことはとりわけ、ここに軸方向に存在する、ロータマグネット62の磁束密度が実質的に矩形状に分布している場合に当てはまる。
力f1とf2は加算され、磁気的に形成された力F=f1+f2となる。この力Fは図1のロータ42を確実に上方へ吸引し、シャフト40の自由端部44を確実にその位置で支承面46に対し保持する。
図5は、力f2の形成を説明する。ロータマグネット62と(概略的にのみ示した)ステータ64との間の磁界140は空隙142内に実質的に均質な経過を有する。
しかしロータマグネット62の上側エッジ144と下側エッジ146の領域では、この磁界は図5に148と150で示したように歪んでいる(verzerrt)。このことは、ロータ62の長さ(高さ寸法)HRが実質的にステータ64の高さHSと一致するという前提の下で当てはまる。磁力線140がゴム糸のようなものであると仮定すれば、この磁力線は両方のエッジ144と146でいわば伸ばされ、従ってロータマグネット62を上方に吸引しようとする。これによりロータ62のこの箇所に力f2が形成される。
力f1は、磁束密度がステータ64の上側領域では、そこで増大されて存在する歯合磁極片の鉄により下側領域よりもやや高められて(vermehrt)いることによって形成される。このことは図5には示されていない。
図6は、断面図に最大空隙幅s1を説明するための詳細を示している。図2参照。実験により、上側歯合磁極片82,84は、図6に示すようにコイル68を覆うような長さを有するべきであることが示された。
h1が図6に示すより短ければ、コイル68が覆われず、そのため拡大した空隙s1によりコイル68から漂遊磁界が発生し、ロータ62への軸方向の揺動力が形成される。このことにより付加的にモータノイズが発生する。
ステータ64が対称構造である場合、このような軸方向力は両方の磁極片の歯合磁極片が同じように大きく短縮されることとなっても発生しない。なぜならこの場合、漂遊磁界が相殺されるからである。しかし図2,7または図9から13に示すように空隙s1とs2が異なる非対称構造の場合には、モータノイズを回避したいと望む限り、h1は上側歯合磁極片82,84がコイル68を覆うような大きさでなければならないという規則を維持しなければならない。
図7は、図2のステータ構造に対する変形実施例を示す。図7のステータは64’により示されている。上側磁極片74はその歯合磁極片82および84と共に、図2から図4に基づいて詳細に説明した構造に相応する。
下側磁極片76’はその歯合磁極片88’、90’に切欠部118”ないしは118”’を有し、これらは補強ウェブ156ないし156’を有する。この補強ウェブは歯合磁極片88’、90’の機械的補強のために用いる。ここではこの歯合磁極片が非常に小さく薄く、従って機械的負荷を受けると容易に変形し得ることを考慮しなければならない。理想的にはこの補強ウェブ156,156’は非磁性材料、例えば真鍮またはプラスチックから製造する。有利にはこの補強ウェブは軸方向に対して角度を為して延在し、これにより障害となる磁気的に形成される回転トルクを回避する。
従ってこの構造では下側歯合磁極片88’、90に閉じた開口部158,158’が形成され、この開口部は、図2および図7を比べて分かるように、磁気的に切欠部118”ないしは118”’の一部である。
ウェブ156,156’は図7では回転軸43に対して平行に延在する。しかし有利には回転軸に対して角度を為して延在することもできる。1つだけのウェブではなく、2つまたは3つのウェブを設けることもできる。この場合これらは比較的に薄く構成することができ、従って容易に磁気的飽和に達する。このことはここでは有利である。空隙s2’はここでは図2の空隙s2よりも大きく示されている。この空隙はできるだけ小さくすべきである。空隙は場合によっては半径方向に延在することもできる。
図8は本発明のモータ29を駆動するための回路を示し、このモータのロータマグネット62が概略的に示されている。巻線68は2線
Figure 0004010344
に巻回されており、従って2つの巻線ないし相68’と68”を有する。これらは図8に示されている。ホールIC35の電流供給のためにホールICの端子はプラス線路162と、抵抗164を介してマイナス線路166に接続されている。その出力端168はプルアップ抵抗170を介してプラス線路162と、抵抗172を介してnpn形ダーリントントランジスタ174のベースと、そして抵抗176を介してnpn形トランジスタ178のベースと接続されている。このnpn形トランジスタは位相反転トランジスタとして用いる。トランジスタ178のエミッタはマイナス線路166と接続されている。そのコレクタは抵抗180を介してプラス線路と、そして抵抗182を介してnpn形トランジスタ184のベースと接続されている。
トランジスタ174,184のエミッタは相互に、そして共通のエミッタ抵抗185を介してマイナス線路166と接続されている。トランジスタ174のコレクタは巻線相68’を介してプラス線路と接続されている。同じようにトランジスタ184のコレクタは巻線相68”を介してプラス線路162と接続されている。トランジスタ174,184のコレクタとべースとの間には、それぞれ1つのコンデンサ186ないし188(例えば3.3nF)が配置されている。これらコンデンサの機能は切換過程を緩慢にし、これにより整流の際の高周波障害を回避することである。
ロータ42がロータマグネット62の軸方向漂遊磁界によって回転するとき、ホールIC35の出力端168で信号はハイであり、トランジスタ174と178は導通する。これにより巻線相68’は電流を受け取り、トランジスタ184は阻止される。なぜならそのベースはトランジスタ178を介してマイナス線路166と接続されるからである。
ロータマグネット62の磁界により回転が反転すると、ホールIC35の出力端168における信号はローになる。従ってトランジスタ174と178が阻止される。今度は抵抗180を介してトランジスタ184がベース電流を受け取り、このベース電流はトランジスタを導通させる。従ってこの場合、巻線相68”が電流を受け取り、巻線相68’は無電流状態になる。
ホールIC35の出力端168の電位は次のようにして制御される。すなわち、このホールICにロータマグネット62のN極またはS極が対向することにより制御される。言い替えると、巻線相68’、68”の電流はロータ62の回転位置によって制御される。
ダイオード192は、モータ29が誤極性接続されたときに破壊されるのを阻止する。コンデンサ194,196は、モータの静粛な回転を得るためにノイズパルスをろ波するのに用いる。これらのコンデンサはまた、障害電圧がモータ29から外に漏れるのを阻止する。
前記のモータ29ではロータ62が小さな軸方向長HRを有することができ、それにもかかわらず十分な軸方向力Fが形成されるから、前記のプロセッサファン22(またはその他の機器)の構造高さを全体で格段に低減することができ、しかも機能は信頼性が高い。
図9から図13の変形実施例では、上側磁極片74が、図3と図4に基づいて詳細に説明したのと同じ形状を有する。
下側磁極片206は、図7の下側磁極片76’と同じように構成されている。これは図9と図10によれば、内側カラー(リング)210を備えた扁平部分208と、対称形態の2つの歯合磁極片212,212’を有する。従って歯合磁極片212についてだけ説明する。歯合磁極片212’の部材は歯合磁極片212の部材と同じ参照符号を有するが、アポストロフィが付してある。すなわち212ではなく212’である。
角度領域α’に歯合磁極片212は回転方向Rに増大する鉄容積を有し、これに続く回転角度領域β’には一定の鉄容積を有する。そのためにこの歯合磁極片は隆起縁部(立上りエッジ)214に、ほぼ半円形の切欠部216を有する。しかしこの切欠部はこの歯合磁極片212の上側エッジ218までは伸長しておらず、図示のようにその下方で終端している。
この切欠部216にはウェブ220が続いている。このウェブの機能は、歯合磁極片212に所要の機械的強度を与えることである。ウェブ220にはほぼ円形の切欠部222が続いており、この切欠部は歯合磁極片212の鉄容積がすでに説明したように回転角度領域α’では回転方向Rに全般的に増大するように構成されている。または反対に言えば、切欠部216,222はこの回転角度領域において減少する傾向を有する。
続く回転角度領域β’(図10)では、歯合磁極片212は軸方向に完全に広がっている。すなわち最大の鉄容積を有し、隆起(立上り)エッジ224に終端している。
図12と図13のモータでは、機械的構造が図1と重要なすべての点で一致しているから、一致する部材に対しては図1と同じ参照符号を使用し、これらの部材については再度説明しない。
ホール発生器35はここでも半径方向で内側にずらして基板34に配置されている。これによりホール発生器の中央はほぼ、ロータマグネット62の半径方向内側エッジ62’上にある。このような構成においてホール発生器35はより確実にロータマグネット672の磁界によって制御されることが示されている。ホール発生器35の制御は、半径方向に磁化された磁石62の漂遊磁界によって行われ、図示の位置で漂遊磁界はその最大磁束密度に達する。
図9から図13の構成でも、磁力Fが発生し、この磁力はシャフト40を(軸受)支承面46に対して押圧する。この力Fの形成については、図2,図5および図7に基づいてすでに詳細に説明したのでこれを参照されたい。図9から図13の実施例で重要なことは、ウェブ220の形状がモータの磁気的要求(形成されたリラクタンストルクの最適形態)をこのウェブ、ひいては歯合磁極片212,212’の磁気的強度(Festigkeit)への要求に良好に結び付けることである。
図10の角度α’とβ’は図2と図3の角度αおよびβに実質的に一致する。
もちろん本発明の枠内で、多数の変形および改良が可能である。

Claims (18)

  1. 歯合極形モータ(29)、例えば電子整流式歯合極形モータであって、インナステータ(64)と、アウタロータ(42)とを有し、
    前記インナステータは、歯合磁極片(82,84,88,90;88’、90’;212,212’)を備えた2つの軟磁性ステータ磁極片(74,76;76’;206)を有し、
    それら2つの軟磁性ステータ磁極片の各々は、対向するステータ磁極片の2つの歯合磁極片間において、所属の空隙(86,92)に突出しており、
    前記アウタロータにはロータマグネット(62)が配属されており、
    該ロータマグネットは、その軸方向伸長部を基準にして、回転方向(43)に対して横に伸長する磁気的中央面(106)を有し、かつ軸支承部(ないし軸方向軸受部)(44,46)に配属されており
    インナステータ(64)とロータマグネット(62)との間で軸方向に作用する磁力(F)によって、アウタロータ(42)は前記軸支承部(44,46)の方向に押し付けられ、
    歯合磁極片(82,84,88,90;88’、90’;212,212’)を形成する鉄質量(ないし部材)が磁気的対称面(130;130’)を次のように規定し、すなわち軸方向に任意にスライド可能なロータマグネットがその磁気的中央面を以てインナステータ(64)の磁気的対称面(130;130’)に対向するように規定されるよう構成された歯合極形モータにおいて、
    歯合磁極片(82,84,88,90;88’、90’;212,212’)の非対称構造によって、前記インナステータ(64;64’)の磁気的対称面(130;130’)が該インナステータの幾何学的中央面(108)に対し相対的に、前記軸支承部(44,46)の方向に向かってずらされ、
    アウタロータ(42)に設けられたロータマグネット(62)の磁気的中央面(106)は、インナステータ(64;64’)の磁気的対称面(130;130’)に対し相対的に、軸支承部(44,46)から離れる(weg)方向で軸方向にずらされている、
    ことを特徴とする歯合極形モータ。
  2. 該歯合磁極片は少なくとも部分的に、かつ少なくとも部分領域において、周方向に対して相対的に斜めに延在するエッジ(100;120,120’;216)を有し、これにより当該部分領域では歯合磁極片の磁気的有効作用幅(h1,h2)がアウタロータ(42)の回転方向(R)で増大する、請求項1記載の歯合極形モータ。
  3. 該軸支承部(44,46)から離れるように突出した、一方のステータ磁極片(74)の歯合磁極片(82,84)と、当該ステータ磁極片(74)に向かって突出した、他方のステータ磁極片(76,76’;206)の歯合磁極片(88,90;88’,90’;212,212’)には、斜めに延在するエッジ(100;120;120’;216)が、当該歯合磁極片(82,84,88,90;88’,90’;212;212’)の、軸支承部(44,46)とは反対側に一様に(gleichermaBen)設けられている、請求項2記載の歯合極形モータ。
  4. 該軸支承部(44,46)の方向に突出した歯合磁極片(88,90;88’,90’;212,212’)の少なくとも一部には少なくとも一つの切欠部(118,118’;118”,118''';216,216’)が設けられており、
    該切欠部は、回転方向(R)で当該歯合磁極片の隆起側方エッジ(116;116’;214,214’)から、回転方向(R)で減少する磁気的作用幅を以て当該歯合磁極片に入り込むよう伸長している、請求項1から3までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  5. 該切欠部(118”,118''';216,222)は少なくとも1つの補強ウェブ(156,156’;220,220’)により分割されている、請求項4記載の歯合極形モータ(図7)。
  6. 該補強ウェブ(156,156’;220,220’)は実質的に軸方向に、または軸方向に対して角度を為して延在する、請求項5記載の歯合極形モータ。
  7. ロータ底部(50)にはロータ(42)の回転シャフト(40)が固定結合されており、
    該回転シャフトは、ロータ(42)に設けられたロータマグネット(62)とインナステータ(64)との間で作用する磁力(F)によって、モータ(29)の軸方向支承箇所(46)に対し当接保持される、請求項1から6までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  8. 該軸支承部(44,46)に近傍のステータ磁極片(74)の歯合磁極片(82,84)の軸方向長さ(h1)は少なくとも部分的に、別のステータ磁極片(76;76’;206)の歯合磁極片(88,90;88’,90’;212,212’)の軸方向長さ(h2)よりも小さい、請求項1から7までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  9. 歯合極形モータ(29)、例えば電子整流式歯合極形モータであって、アウタロータ(42)と、ステータ(64;64’)と、軸支承部(ないし軸方向軸受)(44,46)と、軸方向のずれ(134)とを有し、
    前記アウタロータ(42)は、カップ状ロータ部材(52)の形状であり、
    該カップ状ロータ部材の底部(50)にはシャフト(40)が固定されており、かつ該カップ状ロータ部材にはロータマグネット(62)が配置されており、
    前記ステータ(64;64’)は、ロータ底部(50)とは反対側に第1の軟磁性ステータ磁極片(74)を有し、
    該第1の軟磁性ステータ磁極片には、ロータ底部(50)に向かって突出した第1の歯合磁極片(82,84)が設けられており、
    前記ステータは、ロータ底部(50)の側には第2の軟磁性ステータ磁極片(76;76’;206)を有し、
    該第2の軟磁性ステータ磁極片には、ロータ底部(50)から離れるように突出した第2の歯合磁極片(88,90;88’,90’;212,212’)が設けらており、
    該第2の歯合磁極片は、第1の歯合磁極片(82,84)間の空隙(92)に突出しており、
    前記軸支承部によって、ロータ底部(50)の反対側端部(44)はシャフト(40)に抗支され、
    前記軸方向のずれ(134)分だけ、ロータマグネット(62)はステータ(64;64’)に対して相対的に、前記軸支承部(40,44)から離れる方向にずらされており、これにより前記軸支承部(40,44)に加えられる磁力(F)が形成されるよう構成された歯合極形モータにおいて、
    該第2の軟磁性ステータ磁極片(76;76’;206)の、ロータ底部(50)から離れるように突出した第2の歯合磁極片(88,90;88’,90’;212,212’)は、第1の歯合磁極片(82,84)よりも大きな軸方向長さ(h2)を有する
    ことを特徴とする歯合極形モータ。
  10. 第1のステータ磁極片(74)は基板(34)に配置されており、
    該基板では磁気的センサ(35)が、カップ状ロータ部材(52)に設けられたロータマグネット(62)の端面領域に配置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  11. 磁気的センサ(35)は基板(34)の切欠部(37)に配置されている、請求項10記載の歯合極形モータ。
  12. 磁気的センサ(35)はロータマグネット(62)の端面に対して、モータの回転軸に対する方向において半径方向にずらされている、請求項10または11記載の歯合極形モータ。
  13. ロータマグネット(62)の、前記磁気的センサ(35)に向いた端面は、軸方向空隙(134)によって磁気的センサ(35)から分離されており、
    前記軸方向空隙(134)は、ステータ(64;64’)とロータ(42)との間の軸方向のずれの少なくとも一部を形成する、請求項10から12までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  14. ロータマグネット(62)の軸方向寸法(HR)は実質的に、ステータ(64;64’)の軸方向寸法(HS)と一致する、請求項9から13までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  15. 該軸支承部は、シャフト(40)の自由端部(44)とステータ固定部材(28)との間のスライドベアリングとして構成されている、請求項9から14までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  16. 小型モータとして構成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の歯合極形モータ。
  17. 請求項1から16までのいずれか1項記載の歯合極形モータを駆動装置として有するファン
  18. プロセッサファンとして構成された請求項17記載のファン
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