JP3422906B2 - 電磁ポンプ - Google Patents

電磁ポンプ

Info

Publication number
JP3422906B2
JP3422906B2 JP13981297A JP13981297A JP3422906B2 JP 3422906 B2 JP3422906 B2 JP 3422906B2 JP 13981297 A JP13981297 A JP 13981297A JP 13981297 A JP13981297 A JP 13981297A JP 3422906 B2 JP3422906 B2 JP 3422906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
vibrator
head
mounting groove
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13981297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10331771A (ja
Inventor
素之 田中
栄次 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP13981297A priority Critical patent/JP3422906B2/ja
Publication of JPH10331771A publication Critical patent/JPH10331771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3422906B2 publication Critical patent/JP3422906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラム式の
電磁ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】交流電磁石への交流の供給により軸方向
に往復移動される振動子を備え、この振動子の端部に突
設されたねじ軸をダイヤフラムに連結し、前記振動子の
往復移動に伴うダイヤフラムの振幅動作により、このダ
イヤフラムで一側を仕切られたポンプ室での流体(気体
又は液体)の吸入・吐出しを行うダイヤフラム式の電磁
ポンプは広く知られている。
【0003】この種の電磁ポンプが備える交流電磁石の
鉄心には、一般に中央磁極とその両側に位置される側磁
極とを有したE型積層鉄心が使用され、この鉄心に対応
して振動子には短冊状をなす一対の永久磁石を有したも
のが使用されている。そして、振動子としては、図9
(A)(B)に示す磁石カバー型のものと、図10
(A)(B)に示す磁石露出型のものとが知られてい
る。
【0004】図9(A)(B)に示された磁石カバー型
振動子1は、振動子本体をなす合成樹脂製のカバー2、
2間に、一対の永久磁石3(希土類系磁石)を挟んで、
かつ、接着剤4により接着止めして設けるとともに、長
手方向両端部に夫々ねじ軸5を挟んで、かつ、接着止め
して突設してなる。
【0005】図10(A)(B)に示された磁石露出型
振動子11は、アルミニューム合金製又は合成樹脂製の
振動子本体12に設けた一対の磁石取付け孔12aの夫
々に永久磁石13(フェライト磁石)を嵌合して図示し
ない接着剤により接着止めするとともに、振動子本体1
2の長手方向両端部に形成されたねじ穴12bに夫々ね
じ軸14をねじ込んで突設してなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した振動子1
のねじ軸5は、カバー2、2間に挟まれて取付けられる
ため、部品の寸法精度が影響してカバー2よりも固いね
じ軸5を適正な強さで挟持することが難しく、ねじ軸5
がぐらついて取付けられたり、或いはカバー2を破損に
至らしめる恐れがある。
【0007】図10に示した振動子11のねじ軸14
は、振動子本体12にねじ込んで取付けるため、振動子
本体12bにねじ穴12bを後加工する必要があるとと
もに、このねじ穴12bに逐一ねじ軸14をねじ込む手
間が必要である。つまり、部品の加工および組立てに手
間が掛かる。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、振動子本体の端部にねじ軸を容易かつ確実に連結
できる電磁ポンプを得ることにある。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、振動子本体を、金属製として、この本体
の端部に、ダイヤフラムに連結されるねじ軸の頭部が嵌
合する略T字形状のねじ軸取付け溝と、前記頭部の端面
が臨む前記ねじ軸取付け溝の奥側溝縁から前記ねじ軸取
付け溝内に突出する固定凸部と、前記奥側溝縁の近傍に
前記振動子本体の厚み方向に凹んで設けられて前記固定
凸部を前記頭部に押付ける加圧凹部とを設けて、前記固
定凸部と前記ねじ軸取付け溝の段状溝縁との間に前記頭
部を挟着して前記ねじ軸を前記振動子本体に連結すると
ともに、前記ねじ軸の頭部が前記振動子の振動方向と交
差する方向に延びる頭部溝を有しており、この溝内に前
記固定凸部が入り込んでいることを特徴とする。本発明
において、金属製材料板から所定形状の振動子本体を加
工して得る際に、略T字状のねじ軸取付け溝も同時に加
工されるものであり、それにより、ねじ穴加工を省略で
きる。そして、振動子本体の端部にねじ軸を連結するに
は、ねじ軸の頭部を振動子本体のねじ軸取付け溝に嵌合
させた状態で、振動子本体のねじ軸取付け溝の奥側溝縁
の近傍部分を厚み方向から加圧して加圧凹部を設けるこ
とにより、前記奥側溝縁にねじ軸取付け溝内に突出する
固定凸部を形成し、ないしは既に前記奥側溝縁にある固
定凸部を更にねじ軸取付け溝内に大きく突出させればよ
い。それにより、固定凸部とねじ軸取付け溝の段状溝縁
との間にねじ軸の頭部を強く挟み付けて、ねじ軸を振動
子本体の端部に連結する。こうした連結構造によれば、
ねじ軸をねじ込む手間が不要であるとともに、前記固定
凸部の突出量を大目に管理することにより、部品精度の
影響を少なくして確実にねじ軸の頭部に対する前記挟み
込みを実現できるとともに、振動子本体もねじ軸も金属
であるので、前記連結に伴って振動子本体が破損に至る
おそれもない。しかも、固定凸部の一部がねじ軸の頭部
溝に入り込んで、この凸部とねじ軸取付け溝の段状溝縁
との間にねじ軸の頭部を挟み付けて、振動子本体にねじ
軸を連結するから、固定凸部をねじ軸の軸回り方向の回
り止めとして利用できる。それにより、ねじ軸にナット
を螺合してねじ軸にダイヤフラムを連結するに際して、
前記ナットの締め付けに拘らずねじ軸が回転される恐れ
を防止できる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0014】図1及び図2中21は本体ケースであり、
これは主ケース22と一対の副ケース23a、23bと
を連結してなる。主ケース22は一対のケース部材22
a、22bを連結して形成されている。
【0015】一方のケース部材22aとこれに連結され
た一方の副ケース23aとの間にはダイヤフラム24の
周縁部が挟み込まれている。同様に、他方のケース部材
22bとこれに連結された他方の副ケース23bとの間
にはダイヤフラム25の周縁部が挟み込まれている。両
ダイヤフラム24、25はその中央部を両面から挟着す
るセンタープレート26、27を有している。
【0016】両ダイヤフラム24、25によって本体ケ
ース21内は、両ダイヤフラム24、25間の電磁石収
容室28と、一方のダイヤフラム24と一方の副ケース
23aとの間の第1ポンプ室29と、他方のダイヤフラ
ム25と他方の副ケース23bとの間の第2ポンプ室3
0との三室に仕切られている。図2に示されるように電
磁石収容室28の下側にはケース部材22a、22bの
一部によって、電磁石収容室28とは仕切られた脈動吸
収用のタンク室31が形成されており、この室31の壁
面には吐出し口32が設けられている。なお、図2中3
1aはタンク室31内に設けられた邪魔板であり、吐出
されようとする空気のうちの一部は邪魔板31aを迂回
して吐出し口32に向けて流動し得るようになってい
る。
【0017】図2に示されるように第1ポンプ室29側
の副ケース23aには、その外面との間に吸い込み室と
しての吸気室33を形成する第1カバー34と、同じく
副ケース23a外面との間に排出室としての排気室35
を形成する第2カバー36とが夫々取付けられている。
吸気室33はポンプの外部に連通する吸気口33aを有
し、排気室35の排気口35aはタンク室31に連通さ
れている。
【0018】これら両室33、35と第1ポンプ室29
との間を仕切っている副ケース23aには、吸気室33
と第1ポンプ室29との間を開閉する吸気弁37と、排
気室35と第1ポンプ室29との間を開閉する排気弁3
8とが取付けられている。吸気弁37は、吸気室33か
ら第1ポンプ室29に空気が流入するときのみ開いて、
それ以外は閉じ状態を維持し、同様に排気弁38は第1
ポンプ室29から排気室35に空気が流入する時のみ開
いて、それ以外は閉じ状態を維持する。
【0019】第2ポンプ室30側の副ケース23bに
は、その外面との間に吸い込み室としての吸気室39を
形成する第1カバー40と、同じく副ケース23b外面
との間に排出室としての排気室41を形成する第2カバ
ー42とが夫々取付けられている。吸気室39はポンプ
の外部に連通する吸気口39aを有し、排気室41の排
気口41aはタンク室31に連通されている。
【0020】これら両室39、41と第2ポンプ室30
との間を仕切っている副ケース23bには、吸気室39
と第2ポンプ室30との間を開閉する吸気弁42と、排
気室41と第2ポンプ室30との間を開閉する排気弁4
3とが取付けられている。吸気弁42は、吸気室39か
ら第2ポンプ室30に空気が流入するときのみ開いて、
それ以外は閉じ状態を維持し、同様に排気弁42は第2
ポンプ室30から排気室41に空気が流入する時のみ開
いて、それ以外は閉じ状態を維持する。
【0021】図1及び図2に示されるように前記電磁石
収容室28には、一対の交流電磁石45と、これら電磁
石45の励磁に従い前記ダイヤフラム24、25を伴っ
て軸方向に往復移動、言い換えれば、図1及び図2中左
右方向に移動する振動子46とが収容されている。
【0022】電磁石45は、中央磁極51と、この磁極
51の両側に夫々位置される一対の側磁極52とを一体
に有した積層構造のE型鉄心53に、コイルボビン54
を介して駆動コイル55を組合わせて形成されている。
駆動コイル55はコイルボビン54に巻き付けられ、コ
イルボビン54は中央磁極51に嵌合してE型鉄心53
に取付けられている。
【0023】図1に示されるように互いに平行な各磁極
51、52の先端は、圧潰されて中央磁極51と側磁極
52との間の溝に向けて突出するように張り出された部
分を有する磁極端面51a、52aをなしている。これ
らの磁極端面51a、52aは図2中2点鎖線で示され
るように垂直方向に延びているとともに、その張り出し
部分により、磁極端面51a、52aの面積が拡大され
て、後述の永久磁石との間での磁気的な吸引・反発作用
をより効果的に行えるようになっている。更に、中央磁
極51の磁極端面51の張り出し部分はコイルボビン5
4を押さえるストッパとして使用されて、このボビン5
4が中央磁極51から抜け出すことがないようにしてあ
る。
【0024】前記構成の一対の電磁石45は、その磁極
端面51a同志及び磁極端面52a同志が互いに向かい
合うような配置に電磁石収容室28に収容されている。
これらの電磁石45は、ケース部材22a、22bが有
する側壁22a1、22b1間に夫々軽圧入することに
より固定され、かつ、前記各側壁22a1、22b1と
側磁極52とを凹凸嵌合(図1に示す凹凸嵌合部56を
参照)させることにより互いに位置決めされている。
【0025】振動子46は前記一対の電磁石45間に配
設されるものであって、図1〜図4に示されるように非
磁性の金属材料からなる振動子本体61と、一対のねじ
軸62と、一対の永久磁石63とを有してなる。
【0026】振動子本体61は、略長方形状なして略同
じ大きさの二枚の本体プレート64、65を連結してな
る。二枚の本体プレート64、65は、振動子46の振
幅を大きくしてポンプ性能を向上するために、質量が大
きな非磁性体材料である真ちゅう板等からなる金属材料
板から例えばプレス加工により打ち抜いて得たものであ
り、その板厚(約1mm)は永久磁石63の厚みよりも
薄い。これらプレート64、65は、図3及び図4に示
されるように一方の本体プレート64には複数の連結突
起66が一体に突出されており、他方の本体プレート6
5には各連結突起66に対応して複数の連結孔67が開
けられている。そして、各連結突起66を連結孔67に
圧入しながら両本体プレート64、65を重ね合わせて
連結することにより、振動子本体61が形成されてい
る。
【0027】両本体プレート64、65はその長手方向
両端部中央に夫々略T字状の溝68aを有し、これらの
溝68aは振動子本体61の前記組立てにより合わさっ
てねじ軸取付け溝68を形成している。前記溝68aは
本体プレート64、65を金属材料板から打ち抜くプレ
ス加工において同時に打ち抜かれて形成されるものであ
る。ねじ軸取付け溝68の奥側溝縁には、図4および図
5(A)に示されるように固定凸部75がねじ軸取付け
溝68内に突出して設けられている。
【0028】振動子本体61の長手方向両端部のねじ軸
取付け溝68には夫々ねじ軸62が取付けられている。
図4および図5に示されるようにねじ軸62には、頭部
62aを四角形に形成したねじが使用される。これらの
ねじ軸62は、その頭部62aをねじ軸取付け溝68に
嵌着することにより、ねじ軸部を振動子本体61の端面
から突出させて振動子本体61に固定されている。ねじ
軸62の頭部62aは、ねじ軸取付け溝68の入口部以
外の溝部分より僅かに小さく形成されているととに、そ
の幅Bは振動子本体61の最大幅(図3中符号C)より
も狭く形成されている。
【0029】これらねじ軸62は振動子本体61の端部
に次の手順により連結される。振動子本体61の両ねじ
軸取付け溝68に夫々ねじ軸62の頭部62aを嵌合さ
せる。この嵌合状態は図5(A)に示されている。又、
この嵌合状態での振動子本体61とねじ軸62との相互
の位置は、図示しない専用の治具により維持されるよう
になっている。次に、ねじ軸62が嵌合された振動子本
体61を図示しないプレス機械にセットして、このプレ
ス機械により加圧加工を行い、振動子本体61の前記固
定凸部75の近傍部分を、厚み方向片側もしくは両側か
ら前記プレス機械が有するポンチ状の打ち込み型で加圧
する。この加圧加工は、一対のねじ軸62について同時
に行うが、個々に行ってもよい。こうした加圧加工によ
って、図5(B)に示されるように固定凸部75の近傍
に加圧凹部76が形成されるとともに、この凹部76に
より材料が周囲に押し退けられるに伴って、図5(A)
中2点鎖線で示されるように固定凸部75が更にねじ軸
取付け溝68の内側に押し出される。それにより、図5
(B)に示されるように固定凸部75がねじ軸62のの
頭部62aに押付けられるから、この固定凸部75とね
じ軸取付け溝68の段状溝縁68b(図5参照)との間
に頭部62aが挟着され、したがって、ねじ軸62が振
動子本体61に連結されるものである。
【0030】前記振動子本体61は互いに平行な一対の
磁石取付け孔69を有している。これら取付け孔69
は、両ねじ軸52の軸心間をつなぐ直線、すなわち、振
動子61の中心線A、言い換えれば、振動子46の後述
の振幅の方向に対して直角に交差する方向に設けてもよ
いが、第1の実施の形態では振動子の振幅動作を滑らか
にして使用時の騒音を低減するために前記中心線Aに対
して斜めに交差する方向に設けられている。前記中心線
Aは図2に示され、又、図2中θは中心線Aに対する磁
石取付け孔69のスキュー角を示している。
【0031】磁石取付け孔69は、両本体プレート6
4、65に開けた長方形状の開口69aを、振動子本体
61の前記組立てにより合わせることにより形成されて
いる。磁石取付け孔69の長手方向に沿う開口縁には、
振動子本体61の厚み方向外側に突出して永久磁石63
の支持面積を大きく確保するためのフランジ69bが夫
々折り曲げられている。
【0032】永久磁石63は、長方形状であって、磁石
取付け孔69に夫々嵌合して図示しない嫌気性接着剤等
を介して接着止めされている。したがって、一対の永久
磁石63も振動子本体61の中心線Aに対してスキュー
角θをもって互いに平行に傾斜されて設けられている。
図3に示されるように永久磁石63は、その厚み方向両
面の磁極面がフランジ69bの突出高さ以下となるよう
に取付けられ、この第1の実施の形態の場合には、強度
的にもろい永久磁石63の損傷を防止するために、フラ
ンジ69bの先端縁を僅かに前記磁極面から突出されて
いて、永久磁石63の縁が何かにぶつからないようにし
てある。
【0033】これら永久磁石63には、その幅、ひいて
は振動子46の幅を薄くできるとともに電磁石45を小
型化できるようにするために、エネルギー積が大きく、
したがって、磁気特性が高い希土類の磁石材料、例えば
サマリウム・コバルト系磁石材料が使用されるが、同様
なネオジウム・鉄・ボロン系磁石材料等を使用してもよ
い。永久磁石63はその厚み方向に着磁されており、一
面はN極であり、他面はS極となっている。そして、両
方の永久磁石63は、一方の電磁石45側の一面同志が
互いに異極となるとともに、他方の電磁石45側の他面
同志が互いに異極となるように振動子本体61に固定さ
れている。
【0034】前記構成の振動子46は、図1に示される
ように一対の交流電磁石45間に配設され、その両端か
ら突出されたねじ軸62は、夫々左右一対のダイヤフラ
ム24、25に連結されている。この連結は、ねじ軸6
2をダイヤフラム24、25のセンターフレーム26、
27の中心部を貫通させ、その貫通端部にワッシャ70
を嵌合してからナット71を螺合して締め付けることに
より実現されている。このようにして左右のダイヤフラ
ム24、25にわたって支持された振動子46の永久磁
石63と電磁石45の磁極端面51a、52aとの関係
は図2に示されている。すなわち、永久磁石63は、既
述のように傾けられているから、磁石端面51a、52
aに対して前記スキュー角θをもって振動子46の振動
方向に傾斜され、その一部が予め磁極端面51a、52
aに対向するようになっている。
【0035】前記構成のダイヤフラム式電磁ポンプは、
その一対の交流電磁石45の各駆動コイル55に交流を
半サイクルづつずらして印加することにより使用され
る。それにより、振動子46を間に置いて向かい合うよ
うな位置関係にある中央磁極51同志が互いに異極にな
るとともに、同様な位置関係にある側磁極52同志が互
いに異極となるように励磁されて、これら磁極51、5
2の極性が交流の半サイクル毎に入れ替わる。
【0036】そのため、供給される交流の半サイクル期
間での電磁石45の励磁により、振動子46の一方の永
久磁石63が、例えば中央磁極51の磁極端面51aと
の間で磁気的に吸引し合うととともに一方の側磁極52
の磁極端面52aとの間では磁気的に反発し合い、同時
に、他方の永久磁石63が、磁極端面51aとの間で磁
気的に吸引し合うとともに、他方の側磁極52の磁極端
面52aとの間で磁気的に吸引し合い、それにより、振
動子46は図1中右方向に移動される。そして、次の交
流の半サイクル期間での励磁により、振動子46の前記
一方の永久磁石63が、磁極端面51aとの間で磁気的
に反発し合うとともに前記一方の側磁極52の磁極端面
52aとの間では磁気的に吸引し合い、同時に、前記他
方の永久磁石63が、磁極端面51aとの間では磁気的
に吸引し合うとともに、前記他方の側磁極52の磁極端
面52aとの間では磁気的に反発し合い、それにより、
振動子46は図1中左方向に移動される。
【0037】こうした磁気的作用によって振動子46は
その軸方向にダイヤフラム24、25を伴って往復移動
され、すなわち、図1及び図2中左右方向に振動される
から、それに伴ってポンプ作動が営まれる。
【0038】このポンプ作動において、振動子46が右
方向に移動される時には、第1ポンプ室29の容積が大
きくなるので、排気弁38が閉じられるとともに吸気弁
37が開かれて、吸気室33から第1ポンプ室29に空
気が吸込まれる。そして、次に振動子46が左方向に移
動されるときには、第1ポンプ室29の容積が小さくな
るので、吸気弁37が閉じられるとともに排気弁38が
開かれて、第1ポンプ室29から排気室35に空気が圧
送され、この空気はタンク室31を経由して吐出し口3
2から外部に吐出される。同様に、前記のように振動子
46が右方向に移動された時には、第2ポンプ室30の
容積が小さくなるので、排気弁43が開かれるとともに
吸気弁42が閉じられて、第2ポンプ室30から排気室
41に空気が圧送され、この空気はタンク室31を経由
して吐出し口32から外部に吐出される。そして、前記
のように振動子46が左方向に移動されたときには、第
2ポンプ室30の容積が大きくなるので、吸気弁42が
開かれるとともに排気弁53が閉じられて、吸気室39
から第2ポンプ室30に空気が吸込まれる。
【0039】このようなポンプ動作の繰り返しにより、
この電磁ポンプは振動子46の一往復につき2回空気を
圧縮して吐出すことができる。なお、吐出された空気
は、例えば空気袋を膨張・収縮させることによりマッサ
ージを行うエアーマッサージ機が備える前記空気袋を膨
張させる媒体として利用される。
【0040】前記構成の電磁ポンプの振動子46の組立
てにおいて、振動子本体61の端部にねじ軸62を連結
するには、既述のようにねじ軸62の頭部62aを振動
子本体61のねじ軸取付け溝68に嵌合させた状態で、
振動子本体61のねじ軸取付け溝68の奥側溝縁の近傍
部分に、厚み方向からの加圧によって加圧凹部76を形
成することにより、前記奥側溝縁に予め設けられている
固定凸部75を更にねじ軸取付け溝68内に大きく突出
させればよい。それにより、固定凸部75とねじ軸取付
け溝68の段状溝縁68bとの間にねじ軸62の頭部6
2aを強く挟み付けて、ねじ軸62を振動子本体61の
端部に連結できる。
【0041】こうした連結構造によれば、ねじ軸62を
振動子本体61にねじ込む手間が不要であるとともに、
真ちゅう板から振動子本体61をなす本体プレート6
4、65を打ち抜き加工して得る際に、略T字状のねじ
軸取付け溝68を形成する略T字状の溝68aを同時に
加工でき、それにより、振動子本体61に対して後加工
となるねじ穴加工を省略できる。しかも、前記のように
一対のねじ軸62を振動子本体61に対して同時に取付
け固定することができる。したがって、低コストで振動
子46を得ることができる。
【0042】そして、ねじ軸62に取付けにあたり、固
定凸部75の突出量を大目に管理することにより、ねじ
軸62等の部品の精度の影響を少なくでき、ねじ軸62
を適正な姿勢に保持してその頭部62aを確実かつ強固
に固定凸部75と前記段状溝縁68bとの間に挟み込む
ことができる。しかも、振動子本体61もねじ軸62も
金属であるので、前記挟み込みによる連結に伴って振動
子本体61が破損に至るおそれもない。
【0043】なお、前記構成の電磁ポンプは、その振動
子46に基づき以下の優れた点がある。振動子46は、
その永久磁石63の磁極面が外部に露出していて交流電
磁石45の磁極端面51a、52aに対向する磁石露出
型であるから、永久磁石63の磁極面と前記磁極端面5
1a、52aとの間のギャップ内に磁束を減衰させる部
材を存在させることがないとともに、前記ギャップg
(図1参照)を狭めることができる。そのため、電磁石
45と振動子46の永久磁石63との間での磁気的な吸
引・反発作用を高めて、ポンプ性能を向上できる。又、
振動子46の振動子本体61を、二枚の本体プレート6
4、65を重ね合わせて形成したから、夫々の本体プレ
ート64、65には薄肉の真ちゅう板を採用できる。し
たがって、本体プレート64、65に対する磁石取付け
孔69をなす開口69aの形成を、加工が容易なプレス
加工で行うことができる。したがって、加工コストが低
減されて振動子46を安価に得ることができるので、ひ
いては、ポンプ全体のコストダウンを図ることができ
る。
【0044】図7および図8は本発明の第2の実施の形
態を示している。この実施の形態は基本的には前記第1
の実施の形態と同様な構成であるので、その同様構成部
分には第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成
および作用の説明を省略際、以下異なる部分について説
明する。この第2の実施の形態が第1の実施の形態と異
なる点は、ねじ軸の頭部の構成であり、それ以外の点は
図7および図8に示されない部分を含めて前記第1の実
施の形態と同じ構成である。
【0045】この第2の実施の形態において、ねじ軸6
2には、その頭部62aが振動子46の振動方向と交差
する方向、例えば振動子61の幅方向又は厚み方向に延
びる頭部溝62bを有した構成のものを使用している
(図8参照)。そして、この頭部溝62b内には、図9
(B)に示されるように振動子本体61への加圧凹部6
5を形成することにより、更に突出される固定凸部75
が入り込むようになっており、この入り込みによる頭部
62aと固定凸部75との凹凸係合を形成してねじ軸6
2を振動子本体61のねじ軸取付け溝68に連結してい
る。
【0046】そのため、この第2の実施の形態において
は、前記第1の実施の形態で説明した作用以外に次の作
用を有する。すなわち、固定凸部75の一部がねじ軸6
2の頭部溝62bに入り込んで凹凸係合した状態で、こ
の凸部75とねじ軸取付け溝68の段状溝縁68bとの
間にねじ軸62の頭部62aを挟み付けて、振動子本体
61にねじ軸62を連結したから、固定凸部75をねじ
軸62の軸回り方向回り止めとして利用できる。
【0047】したがって、ねじ軸62にナット71を螺
合してねじ軸62にダイヤフラム24又は25を連結す
るに際して、ナット71の締め付けに伴ってねじ軸62
が回転されることが防止されるので、ねじ軸62が適正
な姿勢に設けられて、その頭部62aが電磁石45に干
渉する恐れを防止できる。
【0048】なお、本発明は前記各実施の形態には制約
されない。例えば、固定凸部75は前記両実施の形態で
は予めねじ軸取付け溝68の奥側溝縁に突設したが、こ
れに代えて、加圧凹部76の形成に伴って突出形成され
るようにしてもよい。又、本発明で使用する振動子本体
は、一枚の金属板からなる単板構造のものであってもよ
い。又、前記実施の形態のものは、一対の交流電磁石を
備えているので、振動子を振動させる力が大きい点で優
れているが、本発明は一つの交流電磁石を備える電磁ポ
ンプにも適用できる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を有する。
【0050】本発明によれば、振動子本体に対するねじ
穴加工を省略できるとともに、固定凸部とねじ軸取付け
溝の段状溝縁との間にねじ軸の頭部を強く挟み付けて、
ねじ軸を振動子本体の端部に連結するので、ねじ軸をね
じ込む手間も不要にでき、したがって、振動子本体の端
部に対するねじ軸の連結を容易にできる。その上、振動
子本体へのねじ軸の連結における部品精度の影響が少な
く、そして、振動子本体もねじ軸も金属であるので、前
記連結に伴って振動子本体が破損に至るおそれがない
とに加えて、ねじ軸の頭部溝に入り込む固定凸部によ
り、ねじ軸にダイヤフラムを連結するに際してねじ軸が
回転される恐れを防止できるので、振動子本体の端部に
ねじ軸を確実に連結できる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電磁ポンプの
構成を示す横断平面図。
【図2】図1中Z−Z線に沿って示す電磁ポンプの断面
図。
【図3】図1に示された電磁ポンプが備える振動子の構
成を示す断面図。
【図4】図3に示された振動子の構成を分解して示す斜
視図。
【図5】(A)は図3の振動子の振動子本体とこれに嵌
合されたねじ軸とが連結される直前の状態を示す平面
図。(B)は図3の振動子の振動子本体とねじ軸とが連
結された状態を図5(A)中Y−Y線に沿って示す断面
図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電磁ポンプの
振動子の構成を分解して示す斜視図。
【図7】第2の実施の形態に係る電磁ポンプの振動子が
備えるねじ軸を示す斜視図。
【図8】(A)は第2の実施の形態に係る電磁ポンプの
振動子の振動子本体とこれに嵌合されたねじ軸とが連結
される直前の状態を示す平面図。(B)は第2の実施の
形態に係る電磁ポンプの振動子の振動子本体とねじ軸と
が連結された状態を図8(A)中X−X線に沿って示す
断面図。
【図9】(A)は従来例に係る電磁ポンプが備える振動
子の構成を示す正面図。(B)は図9(A)中W−W線
に沿って示す断面図。
【図10】(A)は他の従来例に係る電磁ポンプが備え
る振動子の構成を示す正面図。(B)は図10(A)に
示された電磁ポンプの側面図。
【符号の説明】
21…本体ケース、24…ダイヤフラム、25…ダイヤ
フラム、29…ポンプ室、30…ポンプ室、45…交流
電磁石、46…振動子、51…中央磁極、51a…中央
磁極の磁極端面、52…側磁極、52a…側磁極の磁極
端面、53…E型鉄心、54…コイルボビン、55…駆
動コイル、61…振動子本体、62…ねじ軸、62a…
ねじ軸の頭部、62b…頭部溝、63…永久磁石、64
…本体プレート、 65…本体プレート、68…ねじ軸取
付け溝、68b…段状溝縁、75…固定凸部、76…加
圧凹部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−4655(JP,A) 特開 平7−39128(JP,A) 特開 平6−22529(JP,A) 実開 昭63−134180(JP,U) 実開 昭52−142215(JP,U) 実公 昭38−18507(JP,Y1) 実公 平5−43268(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 43/00 - 47/14 F16B 3/00 - 4/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側がダイヤフラムで仕切られたポンプ室
    を有した本体ケースと、鉄心に駆動コイルを装着してな
    る交流電磁石と、振動子本体に永久磁石を取付けるとと
    もに前記振動子本体の端部に前記ダイヤフラムに連結さ
    れるねじ軸を有してなり、前記鉄心の磁極端面と対向し
    て配設された振動子とを備え、前記駆動コイルに交流を
    供給して前記振動子をその軸方向に振動させるとともに
    前記ダイヤフラムを振幅動作させて前記ポンプ室での流
    体の吸入・吐出しを行う電磁ポンプにおいて、 前記振動子本体が、金属製であって、その端部に前記ね
    じ軸の頭部が嵌合する略T字形状のねじ軸取付け溝と、
    前記頭部の端面が臨む前記ねじ軸取付け溝の奥側溝縁か
    ら前記ねじ軸取付け溝内に突出する固定凸部と、前記奥
    側溝縁の近傍に前記振動子本体の厚み方向に凹んで設け
    られて前記固定凸部を前記頭部に押付ける加圧凹部とを
    有し、 前記固定凸部と前記ねじ軸取付け溝の段状溝縁との間に
    前記頭部を挟着して前記ねじ軸を前記振動子本体に連結
    するとともに、前記ねじ軸の頭部が前記振動子の振動方
    向と交差する方向に延びる頭部溝を有しており、この溝
    内に前記固定凸部が入り込んでいることを特徴とする電
    磁ポンプ。
  2. 【請求項2】一側がダイヤフラムで仕切られたポンプ室
    を有した本体ケースと、鉄心に駆動コイルを装着してな
    る交流電磁石と、振動子本体に永久磁石を取付けるとと
    もに前記振動子本体の端部に前記ダイヤフラムに連結さ
    れるねじ軸を有してなり、前記鉄心の磁極端面と対向し
    て配設された振動子とを備え、前記駆動コイルに交流を
    供給して前記振動子をその軸方向に振動させるとともに
    前記ダイヤフラムを振幅動作させて前記ポンプ室での流
    体の吸入・吐出しを行う電磁ポンプにおいて、 前記振動子本体が、金属製の2枚の本体プレートを重ね
    合わせて連結してなるものであって、この振動子本体の
    長手方向の端部に前記ねじ軸の頭部が嵌合する略T字形
    状のねじ軸取付け溝と、前記頭部の端面が臨む前記ねじ
    軸取付け溝の奥側溝縁から前記ねじ軸取付け溝内に突出
    する固定凸部と、前記両本体プレートの夫々の前記奥側
    溝縁の近傍に前記振動子本体の厚み方向に凹んで設けら
    れて前記 固定凸部を前記頭部に押付ける加圧凹部とを有
    し、 前記固定凸部と前記ねじ軸取付け溝の段状溝縁との間に
    前記頭部を挟着して前記ねじ軸を前記振動子本体に連結
    した ことを特徴とする電磁ポンプ。
  3. 【請求項3】ねじ軸の頭部が前記振動子の振動方向と交
    差する方向に延びる頭部溝を有しており、この溝内に前
    記固定凸部を入り込ませて前記ねじ軸を前記振動子本体
    に連結したことを特徴とする請求項2記載の電磁ポン
    プ。
JP13981297A 1997-05-29 1997-05-29 電磁ポンプ Expired - Fee Related JP3422906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13981297A JP3422906B2 (ja) 1997-05-29 1997-05-29 電磁ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13981297A JP3422906B2 (ja) 1997-05-29 1997-05-29 電磁ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10331771A JPH10331771A (ja) 1998-12-15
JP3422906B2 true JP3422906B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=15254031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13981297A Expired - Fee Related JP3422906B2 (ja) 1997-05-29 1997-05-29 電磁ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3422906B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10331771A (ja) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3492228B2 (ja) 鉄心および該鉄心を用いる電磁駆動機構
JP3422906B2 (ja) 電磁ポンプ
JP2609066B2 (ja) 振動型ポンプ
JP3420684B2 (ja) 電磁ポンプ
JP3428854B2 (ja) 電磁ポンプ
JP2531876Y2 (ja) 電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホルダ
JP3171751B2 (ja) ダイヤフラム式電磁ポンプ
JP2000130326A (ja) 電磁駆動機構および該機構を用いた電磁振動型ポンプ
JP3422898B2 (ja) 電磁式ポンプ
JP2544782Y2 (ja) 電磁式ダイアフラムポンプ用マグネットホルダ
JP3504516B2 (ja) 電磁ポンプ
JP2000130335A (ja) 電磁式ダイヤフラムポンプ
JPH10311278A (ja) 電磁ポンプ
JP2002285968A (ja) 電磁振動式ダイヤフラムポンプ
JP3201909B2 (ja) 電磁式ポンプ
JP2005351151A (ja) 電磁式ポンプ
CN214281178U (zh) 线性马达
JP2005220769A (ja) 電磁式ポンプ
JPH0311433Y2 (ja)
JP2553633Y2 (ja) 電磁往復動式ポンプ
JP6250729B2 (ja) 電磁駆動式ダイアフラムポンプ
JP3500365B2 (ja) 電磁石部
JPH08121347A (ja) 電磁式ポンプ
JP2856483B2 (ja) 電磁駆動型流体ポンプ
JPH11264377A (ja) 電磁式ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees