JPS595194Y2 - 振動式電磁エアポンプ - Google Patents

振動式電磁エアポンプ

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JPS595194Y2
JPS595194Y2 JP1979137127U JP13712779U JPS595194Y2 JP S595194 Y2 JPS595194 Y2 JP S595194Y2 JP 1979137127 U JP1979137127 U JP 1979137127U JP 13712779 U JP13712779 U JP 13712779U JP S595194 Y2 JPS595194 Y2 JP S595194Y2
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JP
Japan
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diaphragm
magnetic pole
magnetic member
housing
pump
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JP1979137127U
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JPS5654285U (ja
Inventor
脩 高橋
三雄 勝又
Original Assignee
国産電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一端がハウジングに拘束された振動板を電磁石
により振動させてポンプ室の容積変化を図ることによっ
てポンプ室内の空気を圧送する振動式電磁エアポンプに
関するものである。
本出願人は、先に第1図に示すような振動式の電磁エア
ポンプ(特開昭55−87883号)を提案した。
このポンプではハウジングC内に振動板りが配設されて
ポンプ室Eが形成され、振動板りの先端部に永久磁石F
が固着されている。
ハウジングCの外側にはコの字状の鉄心GにコイルHを
巻回した電磁石Jが配置され、永久磁石Fを電磁石Jの
磁極部に、Lに接近及び離間させる方向に(矢印a、l
)方向に)振動させることにより振動板りを矢印方向に
振動させてポンプ室Eの容積変化を図り空気を圧送する
ようになっている。
しがしこのエアポンプにおいては、電磁石との距離も長
くなるため振動板を大きな振幅で振動させることが困難
で、空気の吐出量が制限されるという問題があることが
明らかになった。
本考案の目当は、振動板を大きな振幅で振動させて十分
な吐出量を得ることができるようにした振動式電磁エア
ポンプを提供することにある。
本考案の振動式電磁エアポンプは、内部に空所を有する
ハウジングと、相対向する一対の磁極面を有する電磁石
と、前記ハウジングの空所内にポンプ室を形成するよう
に設けられ一端が前記ハウジングに拘束された振動板と
、前記振動板に対して固定され前記電磁石により駆動さ
れて前記一対の磁極面間の間隙を該磁極面の対向方向と
直角な方向に往復変位する可動磁性部材と、前記振動板
との間に間隙を保って該振動板と略平行に配置されて一
端が前記ハウジングに拘束され他端が前記可動磁性部材
に固着された補強板とにより構成されている。
上記のように、電磁石の磁極面を対向させて可動磁性部
材を該電磁石の磁極面の対向方向と直角な方向−に振動
させると、振動板を大きな振幅で振動させることができ
る。
このように可動磁性部材を電磁石の磁極面の対向方向と
直角な方向に振動させる場合には振動板がねじれて可動
磁性部材がいずれかの磁極面側に吸着されるのを防ぐ必
要があるが、本考案においては振動板と平行に補強板を
配置して該補強板の一端をハウジングに拘束し他端を可
動磁性部材に固着したので、可動磁性部材が傾いて磁極
面に接触するのを防止することができ、可動磁性部材の
振動を円滑に行なわせることができる。
また上記のように振動板と補強板とを略平行に保った状
態で相互に結合すると可動磁性部材を略平行移動させる
ことができるため、振動板の自由端の振動軌跡を円弧に
近い単純な形淋にすることができ、ポンプの設計を容易
にすることができる。
以下図示の実施例について本考案を詳細に説明する。
第2図及び第3図において、1は非磁性体よりなるハウ
ジング本体で、この・・ウジング本体はその厚味方向に
貫通する空所2を有している。
空所2の周囲は壁部3により囲まれ、この壁部の第2図
に示す上端にはスペーサ嵌合部4が形成され、左端には
吸入孔5が形成され、更に下端には吐出孔6が形成され
ている。
また壁部3の第2図に示す右端には外方に突出するよう
にしてステータ固定部7が突設されている。
このステータ固定部は後述する鉄心が当接する当接面8
と励磁コイルが収納される四部9とからなり、全体がリ
ブ10により補強されている。
ハウジング本体1の空所2が開口する両端面にはこの空
所を閉じる1対の蓋部材11.11がビス止めされ、各
蓋部材にはその内面と面一になるように配置されて相対
向する磁極面12.12を有する1対の磁極部材13.
13が接着或いは鋳込みにより取付けられている。
ステータ固定部7にはその当接面8に当接するようにし
て略コ字形の積層鉄心14がビス止めされ、鉄心14の
両端部は磁極部材13.13に接合されている。
鉄心14には1対の励磁コイル15.15がボビン16
.16を介して巻回されている。
上記ハウジング本体1と1対の蓋部材11.11とによ
りハウジングが構成され、このハウジングの内部には空
所2を蓋部材11.11により塞がれた空室17が形成
されている。
また鉄心14及びコイル15.15により交流電磁石が
構成されている。
18は振動板19と補強板20との間に挾まれるように
配置されて振動板19及び補強板20とともにハウジン
グ本体1のスペーサ嵌合部4に嵌合されたスペーサで、
スペーサ18、振動板19及び補強板20はポル)21
.21によりハウジング本体1に締着されている。
振動板19と補強板20とは共に可撓性を有するバネ板
からなり、振動板19は空室17内を磁極面12.12
の対向方向と直角な方向に2分してハウジング本体1の
吸入孔5が形成された壁部側にポンプ室22を形成し、
ポンプ室22をほぼ気密に保つようになっている。
そして振動板19が撓んだ際にもポンプ室22の気密を
保持できるようにハウジング本体1の吐出孔6が形成さ
れた壁部の内壁面は湾曲面に形成されている。
23は補強板20の自由端と振動板19との間に配置さ
れてリベット24.24により振動板19及び補強板2
0に固着された可動磁性部材で、この可動磁性部材は、
磁極面12.12間の間隙に出入りできるように形成さ
れている。
可動磁性部材23の幅寸法は蓋部材11.11との間に
僅かな間隙dを形成する大きさに設定され、補強板19
の幅寸法は可動磁性部材23の幅寸法に略等しく設定さ
れている。
すなわち、ポンプ室22の気密は振動板19で保持され
、補強板20を蓋部材11.11に接触しないようにな
っている。
25はゴム等のバネ性を有する吸入側リード弁で、この
ノード弁はハウジング本体1の外側から吸入孔を塞ぐよ
うに配置され、吸込孔26を有するバルブカバー27と
ともにビス止めされている。
吸入側リード弁25は吸込状態で吸込孔5側に撓み、吐
出状態でバルブカバー27側に押圧されて吸込孔26を
塞ぐように作用する。
ハウジング本体1の吐出孔6付近の外側にはゴム等のバ
ネ性を有する吐出側リード弁28が配置されてバルブガ
イド29とともにビス止めされており、このリード弁は
吸込状態で吐出孔6を塞ぎ、吐出状態でバルブガイド2
9側に撓んで吐出孔6を開口するように作動する。
30はハウジング本体1に適宜に取付けられた吐出側カ
バーで、ホース等の接続ノズル31が形成されている。
次に上記実施例の動作について述べる。
今交流電源の出力電圧をダイオード等により半波整流し
てこの電圧が励磁コイル15.15に印加すると、鉄心
14が励磁される状態とこの励磁が解かれる状態とが反
復され可動磁性部材23は磁極面12.12間の間隙か
ら外れた第1の位置(第2図に示す位置)Aと、磁極面
12.12間の間隙内に進入する第2の位置(第4図に
示す位置)Bとの間を振動する。
可動磁性部材23が第1の位置Aから第2の位置Bに変
位する際には、振動板19及び補強板20が第4図に示
すように撓み、ポンプ室22の容積が増大する。
したがって吸入行程が行なわれ、吸入側リード弁24が
撓んで吸入孔5を開き外部空気をポンプ室22に吸込む
次に振動板19が第2の位置Bから第1の位置Aに変位
すると、ポンプ室22ノ容積が小さくなるためポンプ室
22内の空気が圧縮されて吐出側リード弁28が撓み、
吐出孔6が開いてポンプ室内の空気が接続ノズル31か
ら外剖へ圧送される。
このような動作が繰り返され、空気が断続的に圧送され
る。
上記のように可動磁性部材23を磁極面12.12の対
向方向と直角な方向に振動させる場合、原琲的には補強
板20は不要である。
しかしながら補強板20を設けない場合には第5図に示
すように、可動磁性部材23が磁極面12.12間に進
入した際に、可動磁性部材23がいずれか近い側の磁極
面12側に傾いて該可動磁性部材の一端が磁極面12に
接触するため、摩擦により損失が生じてポンプ効率を著
しく低下させることになる。
これに対し、本考案では、振動板19がこの振動板に対
してほぼ平行に配置されて該振動板に結合されているの
で、可動磁性部材23の傾きを抑制することができ、可
動磁性部材23が磁極面12に接触してポンプ効率が低
下するのを防ぐことができる。
また上記実施例において補強板20を設けない場合には
、第6図に示したように、可動磁性部材23が磁極面1
2.12により吸引されて両磁極面間に進入する際に、
先ず該可動磁性部材23の角部イ付近が磁極面により吸
引されるため、可動磁性部材23には該部材23と振動
板19との取付部口付近を中心とした回動力が作動し、
該回動力により振動板19が図示のように複雑な形に湾
曲する。
この振動板の湾曲形状は、振動板の厚さのバラツキや可
動磁性部材の寸法のバラツキ等が原因となって一定にな
らないため、振動板19の自由端部ハの軌跡を正確に予
測することが困難である。
したがって補強板を設けない場合には、振動板19の自
由端とポンプ室の内面二との間の間隙を一定に保つため
に必要な、ポンプ室内面二の形状を正確に定めることが
難しく、ポンプの設計が困難になるのを避けられない。
これに対し本考案のように振動板19と平行に補強板2
0を設けて両方を結合すると第4図に示したように可動
磁性部材23は略平行移動するため、振動板19の自由
端の軌跡は円弧乃至は円弧に近い単純な形状となり、ポ
ンプの設計を容易とすることができる。
上記実施例においては、振動板の板厚方向の両側に閉じ
られた室が形成されているが、第7図に示すようにハウ
ジング本体1′の電磁石側を開放してハウジング本体内
にポンプ室22のみを形成するようにしてもよい。
この場合各蓋部材11とハウジング本体1′と振動板1
9とにより略気密に保たれたポンプ室22が形成される
尚第7図において第2図及び第3図に示した実施例と同
等な部材には同一符号を付しである。
第7図に示したようにポンプ室と反対の側を開放した場
合には、振動板の振動を容易にすることができる。
また、第2図及び第3図に示すように振動板の両側に閉
じられた室が形成される場合には、その両側の室をポン
プ室として両ポンプ室から交互に空気を吐出させるよう
にすることができる。
以上のように、本考案によれば、電磁石の一対の磁極面
を対向配置して両磁極面の対向方向と直角な方向に可動
磁性部材を振動させるようにしたので、振動板を大きな
振幅で振動させることができ、十分大きな吐出量を得る
ことができる。
また振動板と平行に補強板を配置して両方を結合したの
で、可動磁性部材が磁極面間に進入した際の可動磁性部
材の傾きを抑制することができ、可動磁性部材が磁極面
に接触するのを防いでポンプ効率が低下するのを防ぐこ
とができる。
また可動磁性部材が略平行移動しつつ振動するので、振
動板の自由端部の振動軌跡を円弧に近い単純な形状にす
ることができ、ポンプの設計を容易にすることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本出願人が先に提案したポンプの概略断面図、
第2図は本考案のポンプの断面図、第3図は第2図のI
II −III線断面図、第4図はポンプの吸入状態を
示す第2図に相当する断面図、第5図は本考案者が本考
案を推考する過程で考えたポンプの要部横断面図、第6
図は第5図のポンプの縦断面図、第7図は本考案の他の
実施例を示す断面図である。 1.1′・・・・・・ハウジング本体、2・・・・・・
空所、14・・・・・・積層鉄心、17・・・・・・空
室、15・・・・・・励磁コイル、19・・・・・・振
動板、20・・・・・・補強板、22・・・・・・ポン
プ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に空所を有するハウジングと、相対向する一対の磁
    極面を有する電磁石と、前記ハウジングの空所内にポン
    プ室を形成するように設けられ一端が前記ハウジングに
    拘束された振動板と、前記振動板に対して固定され前記
    電磁石により駆動されて前記一対の磁極面間の間隙を該
    磁極面の対向方向と直角な方向に往復変位する可動磁性
    部材と、前記振動板との間に間隙を保って該振動板と略
    平行に配置されて一端が前記ハウジングに拘束され他端
    が前記可動磁性部材に固着された補強板とを具備してな
    る振動式電磁エアポンプ。
JP1979137127U 1979-10-03 1979-10-03 振動式電磁エアポンプ Expired JPS595194Y2 (ja)

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JPS5654285U JPS5654285U (ja) 1981-05-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738596Y2 (ja) * 1989-12-19 1995-09-06 シロキ工業株式会社 照明付きキートップケース
JPH0735064Y2 (ja) * 1990-06-29 1995-08-09 シロキ工業株式会社 照明付きキートップケース

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827845U (ja) * 1971-08-06 1973-04-04

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JPS4827845U (ja) * 1971-08-06 1973-04-04

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