JP2540294Y2 - パワーインバータの駆動回路 - Google Patents

パワーインバータの駆動回路

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JP2540294Y2
JP2540294Y2 JP1988051435U JP5143588U JP2540294Y2 JP 2540294 Y2 JP2540294 Y2 JP 2540294Y2 JP 1988051435 U JP1988051435 U JP 1988051435U JP 5143588 U JP5143588 U JP 5143588U JP 2540294 Y2 JP2540294 Y2 JP 2540294Y2
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JP
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transistor
base
current
inverter
drive circuit
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JP1988051435U
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栄寿 前原
永 清水
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はトランジスタで構成されたパワーインバータ
の駆動回路に関し、特にトランジスタベースを駆動する
回路に関する。
(ロ)従来の技術 大容量トランジスタがたやすく入手できる現在では、
交流を直流に変換した後更に任意の周波数の交流を作り
出すインバータ装置には、従来のサイリスタに代って主
回路にトランジスタを使用されることが多い。トランジ
スタはサイリスタに比べオン(ON),オフ(OFF)の制
御が容易で、効率的にもより優れたインバータを構成で
きる。
しかしトランジスタのベースをドライブするベースド
ライブ回路の設計には、効率はもとより信頼性等も左右
する要素を持っており難しい。
第3図は、トランジスタインバータの構成を示す略線
図である。
交流電源(11)からの交流を整流回路(12)により直
流に変換した後、Q1〜Q4の4個のトランジスタを直流電
源間にブリッジ状に接続する。負荷(13)はトランジス
タQ1とQ3及びトランジスタQ2とQ4の接続点に結線され
る。
このような構成において、トランジスタQ1とQ2及びト
ランジスタQ3とQ4をおのおの1組として交互にベース信
号を供給すれば、負荷(13)には交流が印加される。
上述したインバータでは負荷(13)が誘電性であるた
めに、トランジスタQ1〜Q4の耐圧を高くすればよいが、
通常第4図に示す如く、負荷(13)の逆起電圧による逆
起電流を回生させるためのダイオードD(14)ガトラン
ジスタQ1〜Q4のコレクタとエミッタ間に接続されてお
り、ここではトランジスタの符号と対応してD1〜D4が接
続されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 第4図で示したインバータではトランジスタQ1,Q4
オンすると負荷(13)に駆動電流が流れ、トランジスタ
Q1がオフになると、負荷(13)の逆起電圧による電流は
トランジスタQ4−ダイオードD3を介して流れる。トラン
ジスタQ1が再びオンになると電源から負荷へ電流が供給
される。第5図はこのとき検出抵抗R0に流れる電流波形
(I0)及びダイオードD3に流れる逆起電圧による電流波
形(I1)であり、第6図は電流波形(I0)の拡大波形で
ある。
第6図に示す如く、トランジスタQ1がオンしたとき、
ダイオードD3の逆回復時間(trr)の間だけ、トランジ
スタQ1からダイオードD3を介して負荷(13)を通さない
過電流が流れる。このため検出抵抗R0で安定した電流検
出が行えず、モータ制御を行う場合の誤動作を起すノイ
ズの原因となり、大きな問題点となっていた。
斯る問題を解決するためにダイオードD1〜D4にファー
スト・リカバリー・ダイオード(FRD)を使用すればよ
いが超高速なものはコストが大きくなり、製造コスト面
での使用が問題とされている。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は上述した問題点に鑑みて為されたものであ
り、駆動段とパワー段とで形成されたパワーインバータ
ICにおいて、前記パワー段へ電流を流し込むための前記
駆動段のトランジスタのベース電流の立上り波形を滑ら
かにするためのコンデンサを接続して解決する。
(ホ)作用 この様に本考案に依れば、パワー段へ電流を流し込む
ための駆動段のトランジスタのベース電流の立上り波形
を滑らかにするためのコンデンサを接続することによ
り、上述の如く、トランジスタのベース電流の立上り波
形を滑らかにすることができ、負荷の逆起電圧による電
流を回生させるダイオードの逆回復時による過電流を防
止することができる。
(ヘ)実施例 以下に第1図に示した一実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1図は本考案のインバータの駆動回路を示す接続図
であり、(6)(6)は制御回路からの信号が入力され
る入力端子、(5)はフォトカプラー、(3)は入力信
号によりオン、オフされる第3のトランジスタ、(1)
はパワー段の第4のトランジスタ(4)にベース電流を
流し込むための第1のトランジスタ、(8)は第1のト
ランジスタ(1)のベース電流の立上り波形を滑らかに
するためのコンデンサC、(2)は逆バイアスのスイッ
チングスピードを早めるための第2のトランジスタ、
(9)はダイオードである。
以下にその動作について説明する。所定の制御回路で
得られたパルス信号は入力端子(6)(6)のパルス入
力としてフォトカプラー(5)を通して絶縁した後、パ
ルス増幅回路に導かれる。
フォトカプラー(5)から入力されたパルス信号は第
1のトランジスタ(1)のベースに印加され、第1のト
ランジスタ(1)をオンさせる。一方、入力パルス信号
は第3のトランジスタ(3)のベースに印加される。こ
のとき第2のトランジスタ(2)のベース、エミッタ間
の電位は略ゼロとなるため、第2のトランジスタ(2)
はオフとなる。このためパワー段の第4のトランジスタ
(4)のベースに供給されるベース順電流は第1のトラ
ンジスタ(1)によって供給され、ダイオードDを通っ
て流れる。このとき、ダイオードDと並列に接続された
コンデンサC2に電荷が充電される。
本考案の特徴とするところは、パワー段の第4のトラ
ンジスタ(4)のベースにベース電流を供給する第1の
トランジスタ(1)のベース電流立上り波形を第2図に
示す如く、滑らかに立上げることにある。即ち、第1の
トランジスタ(1)のベース、コレクタ間にコンデンサ
C1(8)を接続する。
トランジスタ(1)のベース、コレクタ間にコンデン
サC1(8)を接続すると第1のトランジスタ(1)のス
イッチングオン時の速度を遅らせることができるため立
上り波形を滑らかにすることができる。
また、本実施例ではコンデンサCを第1のトランジス
タ(1)のベース、コレクタ間に接続したが、パワー段
の第4のトランジスタ(4)のベース、エミッタ間に接
続してもよい。しかし、このときはコンデンサCの容量
は大きくなり、またオフ時のスピードも遅くなるために
注意をする必要がある。
フォトカプラー(5)からのパルス信号がオフされる
と、第1のトランジスタ(1)はオフされ第4のトラン
ジスタ(4)のベース電流が遮断される。一方、第2の
トランジスタ(2)のベースには抵抗R5を介してベース
電流が供給されオンとなり、コンデンサC2(9)に充電
された負荷が第4のトランジスタ(4)を介して第2の
トランジスタ(2)に流れるため、第4のトランジスタ
(4)のスイッチングスピードが早くなる。なお、駆動
回路の電源は端子(7)(7)から所定の電圧、例えば
6Vの電源が用いられているものとする。
斯る本考案に依れば、パワー段の第4のトランジスタ
(4)のベースに電流を供給するための第1のトランジ
スタ(1)のベース、コレクタ間にコンデンサCを接続
することにより、第1のトランジスタ(1)のベース電
流立上り波形を容易滑らかにすることができ、回生ダイ
オードの逆回復時間による過電流を抑えることができ
る。
(ト)考案の効果 以上に詳述した如く、本考案に依れば、パワー段の第
4のトランジスタをオンさせるためのベース電流を供給
する第1のトランジスタのベース電流立上り波形を滑ら
かにすることにより、従来例発生していたIrrによる過
電流の発生を防止することができ、検出抵抗に安定した
検出電流を流せることができ信頼性面での向上が著しい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路を示す接続図、第2図
は本実施例のトランジスタのベース電流波形図、第3図
はトランジスタインバータの構成を示す略線図、第4図
は従来例を示す接続図、第5図は従来例のトランジスタ
のベース電流波形図、第6図はその要部拡大図である。 (1)乃至(4)……第1乃至第4のトランジスタ、
(5)……フォトカプラー、(8)……コンデンサ、
(9)……ダイオード。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流を整流回路により直流変換した後に、
    この直流電源間にトランジスタより成るパワーインバー
    タが接続され、 前記パワーインバータのトランジスタは、このインバー
    タで駆動される誘導性負荷の逆起電流を回生させるダイ
    オードが接続されており、 前記インバータのトランジスタをオンオフ駆動し、直列
    接続され相補的に動作する第1のトランジスタと第2の
    トランジスタの接続点が、前記インバータのトランジス
    タのベースに接続され、 前記インバータのトランジスタのベースに電流を供給す
    る前記第1のトランジスタのベース・コレクタ間にコン
    デンサが接続されて成ることを特徴としたパワーインバ
    ータの駆動回路。
JP1988051435U 1988-04-15 1988-04-15 パワーインバータの駆動回路 Expired - Lifetime JP2540294Y2 (ja)

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JPH01157588U JPH01157588U (ja) 1989-10-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57113693U (ja) * 1980-12-29 1982-07-14
JPS62285671A (ja) * 1986-06-02 1987-12-11 Matsushita Refrig Co トランジスタインバ−タ装置

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JPH01157588U (ja) 1989-10-31

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