JP2539889Y2 - 圧電振動板の保持構造 - Google Patents

圧電振動板の保持構造

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JP2539889Y2
JP2539889Y2 JP8961891U JP8961891U JP2539889Y2 JP 2539889 Y2 JP2539889 Y2 JP 2539889Y2 JP 8961891 U JP8961891 U JP 8961891U JP 8961891 U JP8961891 U JP 8961891U JP 2539889 Y2 JP2539889 Y2 JP 2539889Y2
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勝幸 中村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この本考案は圧電振動子の圧電振
動板の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の実施例を図4、図5を参照にして
説明する。図4は断面図、図5は側面図を示す。図にお
いて、3は金属ベースで、長手方向の両端近傍に透孔を
有し、各透孔にはガラス5、5を介してリード端子4、
4が気密かつ絶縁して封着されており、各リード端子
4、4には縦長のスリット6、6を有するサポート部材
2、2が溶接されている。そしてサポート部材2、2の
スリット6、6間に円板形の圧電板1を挿入し、導電性
接合材で固着する。なお7は圧電板1の表裏面に設けた
電極である(裏面については図示せず)。上記サポート
部材2、2は、プレス打ち抜き等により製作されるた
め、スリット6の角はR面6a、6b、6c、6dを有
したものとなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 (1)サポート部材のスリットが圧電板の厚さよりもわ
ずかに大きい一定幅のものであることから、圧電板に平
行な方向では柔軟性があるが、直角方向においては衝撃
を緩和する構造がなく、圧電板が損傷することがあっ
た。 (2)サポート部材のスリットはプレス抜きにより行わ
れることが多く、プレス抜きによる形状が直角ではな
く、わずかにR面を有した角であることから、R面に圧
電板の厚み面におけるコーナー部分が直接触れることに
より、落下等の衝撃を受けた際、圧電板が損傷すること
があった。 (3)サポート部材のスリットに圧電板を差し込み、導
電性接合材で固着する際、結合面積が小さく、接着力が
弱い。本考案は、これらの欠点を除くためになされたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本考案の圧電振動子の保持構造は、金属ベースの
透孔にガラスを介して、一対のリード端子が気密かつ絶
縁して封着され、前記リード端子の上方側に圧電板挿入
用のスリットを有するサポート部材を備えてなる圧電振
動子用気密端子において、前記一対のサポート部材の中
央付近を外側に突出するように屈曲させたサポートが有
り、圧電板をスリットに挿入し、かつ、屈曲させたサポ
ート部材の内側曲部において、それぞれ上下の曲部間で
固定した。
【0005】また、スリットの上下付近に、それぞれの
幅方向の両端に相対して突起を設けた。
【0006】
【作用】圧電板をスリットに挿入し、かつ、屈曲させた
サポート部材の内側曲部において、それぞれ上下の曲部
間で固定することにより、サポート部材と接触する圧電
板の厚み面におけるコーナー部分がスリットの角のR面
に直接接触しないため、耐衝撃性が向上する。
【0007】スリットの上下付近に相対する突起を設け
ることにより、突起間に圧電板を挿入した際、サポート
部材と接触する圧電板の厚み面におけるコーナー部分が
スリットの幅方向両端部分いずれにも直接接触しないた
め、耐衝撃性が向上する。
【0008】
【実施例】次に、本案の実施例について、図1、図2を
参照にして説明する。図1は本考案の第一の実施例を示
す断面図であり、図2は本考案第一のの実施例を示す側
面図である。なお、他の実施例および従来の実施例にお
ける図面と同種類もしくは同様の部分については、同番
号を付した。 (1)3は長円状の金属ベースで、長手方向の両端近傍
に透孔を有し、各透孔にガラス5、5を介してリード端
子4、4が気密かつ絶縁して封着されている。 (2)サポート部材21、21は細長いスリット61を
有するものであり、サポート部材21、21の中央付近
を外側に突出するように屈曲させ、曲部8a、8b、8
c、8dを設けた。 (3)前記曲部8a、8b、8c、8dにおいて、圧電
板はサポート部材と接触する圧電板の厚み面におけるコ
ーナー部分がスリット61の角のR面61a、61b、
61c、61dに直接接触しないように設けられてい
る。 (4)上記サポート部材21、21は各リード端子4、
4の上方側に溶接される (5)圧電板1はATカットの水晶板で表裏面には電極
7が設けられている(裏面については図示せず)。 (6)上記のように構成されたサポート部材21に圧電
板1をスリット61に挿入し上下の曲部である曲部8
a、8d間で固定した。 (7)サポート部材21と圧電板1を導電性接合材で固
着し、図示していないが金属のキャップでベース3とを
気密封止する。
【0009】なお、本考案の第二の実施例について、図
1、図3を参照にして説明する。図3は本考案の第二の
実施例を示す側面図である。尚、第二の実施例における
断面図は第一の実施例と同様のため、図1を援用した。 (1)3は長円状の金属ベースで、長手方向の両端近傍
に透孔を有し、各透孔にガラス5、5を介してリード端
子4、4が気密かつ絶縁して封着されている。 (2)サポート部材21、21は細長いスリットを有す
るものであり、スリット62、62の上下付近には、そ
れぞれの幅方向の両端に相対して突起9a、9b、9
c、9dを設ける。ここでは9aと9b、9cと9dが
それぞれお互いに相対して設けられている。 (3)前記突起9a、9b、9c、9dにおいて、相対
する突起間の寸法をtとし圧電板の厚みをsとした場
合、t≧sであり、圧電板はこの突起によりスリット内
における圧電板のコーナー部分はスリットの幅方向の両
端部分いずれにも直接接触しないように設けられてい
る。 (4)前記突起9a、9b、9c、9dは、スリット6
2を設ける際にサポート部材21、21をプレス打ち抜
き等により形成される。また、突起9a、9b、9c、
9dは特に形は指定しない。 (5)上記サポート部材において、サポート部材21、
21の中央付近を外側に突出するように屈曲させ、曲部
8a、8b、8c、8dを設けた。 (6)前記曲部8a、8b、8c、8dにおいて、圧電
板はサポート部材と接触する圧電板の厚み面におけるコ
ーナー部分がスリット62の角のR面62a、62b、
62c、62dに直接接触しないように設けられてい
る。 (7)上記サポート部材21、21は各リード端子4、
4の上方側に溶接される (8)圧電板1はATカットの水晶板で表裏面には電極
7が設けられている(裏面については図示せず)。 (9)上記のように構成されたサポート部材21に圧電
板1をスリット62に挿入し上下の曲部である曲部8
a、8d間で固定した。 (10)サポート部材21と圧電板1を導電性接合材で
固着し、図示していないが金属のキャップでベース3と
を気密封止する。
【0010】
【考案の効果】(1)圧電板をスリットに挿入し、一対
のサポート部材の中央付近を外側に突出するように屈曲
させ、屈曲させたサポート部材の内側曲部において、そ
れぞれ上下の曲部間で固定することにより、サポート部
材と接触する圧電板の厚み面におけるコーナー部分がス
リットの角のR面に直接接触しないため、耐衝撃性が向
上する。 (2)スリットの上下付近に相対する突起を設けること
により、突起間に圧電板を挿入した際、サポート部材と
接触する圧電板の厚み面におけるコーナー部分がスリッ
トの幅方向両端部分いずれにも直接接触しないため、圧
電板の直角方向に対し柔軟性をもたせることができ、耐
衝撃性が向上する。 (3)突起を設けることにより、サポートのスリットに
圧電板を差し込み導電性接合材で固着する際、結合面積
が大きくなるため表面張力が大きくなり接着力が強くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す側面図である。
【図3】本考案の第二の実施例を示す側面図である。
【図4】従来の実施例を示す断面図である。
【図5】従来の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 圧電板 2、21 サポート部材 3 金属ベース 4 リード端子 5 ガラス 6、61、62 スリット 6a、6b、6c、6d スリットの角のR面 61a、61b、61c、61d スリットの角のR面 62a、62b、62c、62d スリットの角のR面 7 電極 8a、8b、8c、8d 曲部 9a、9b、9c、9d 突起 s 圧電板の厚み t 突起間の寸法

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ベースの透孔にガラスを介して、一
    対のリード端子が気密かつ絶縁して封着され、前記リー
    ド端子の上方側に圧電板挿入用のスリットを有するサポ
    ート部材を備えてなる圧電振動子用気密端子において、
    前記一対のサポート部材の中央付近を外側に突出するよ
    うに屈曲させたサポートが有り、圧電板をスリットに挿
    入し、かつ、屈曲させたサポート部材の内側曲部におい
    て、それぞれ上下の曲部間で固定したことを特徴とする
    圧電振動子の保持構造。
  2. 【請求項2】 スリットの上下付近に、それぞれの幅方
    向の両端に相対して突起を設けたことを特徴とする実用
    新案登録請求項1記載の圧電振動子の保持構造。
JP8961891U 1991-10-04 1991-10-04 圧電振動板の保持構造 Expired - Lifetime JP2539889Y2 (ja)

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JPH0534722U JPH0534722U (ja) 1993-05-07
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