JPH09162458A - 圧電トランスの支持装置 - Google Patents

圧電トランスの支持装置

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Publication number
JPH09162458A
JPH09162458A JP7345934A JP34593495A JPH09162458A JP H09162458 A JPH09162458 A JP H09162458A JP 7345934 A JP7345934 A JP 7345934A JP 34593495 A JP34593495 A JP 34593495A JP H09162458 A JPH09162458 A JP H09162458A
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JP
Japan
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piezoelectric ceramic
ceramic plate
piezoelectric
piezoelectric transformer
vibration
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Pending
Application number
JP7345934A
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English (en)
Inventor
Eiji Sato
栄二 佐藤
Toshihiro Takahashi
敏弘 高橋
Katsuyoshi Takano
勝好 高野
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性を損なうことなく、確実に圧電トランス
を支持する。また、装置全体の薄型化を可能にする。 【解決手段】 圧電セラミック板10を、振動の節の部分
で接触する爪16を具えた金属板14、15で挟んで支持す
る。金属板には二組の爪を形成し、二枚の金属板には対
向する位置に爪を形成する。舌片21、22で金属板を枠体
19に固定することができる。金属板は入力端子として用
いることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスの支
持装置に係るもので、特に、圧電セラミック板に生じる
振動の減衰を少なくして、高い出力を得ることのできる
圧電トランスの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷陰極管等の駆動のための高電圧を得る
ために、圧電トランスを利用することが従来から検討さ
れている。最近、液晶表示装置のバックライト駆動用の
インバータトランスとして圧電トランスが注目されてい
る。
【0003】圧電トランスには、単結晶を用いたものも
あるが、圧電セラミック板を用いたものが一般的であ
る。長方形の圧電セラミック板の一端側の表裏面に入力
電極を設け、反対側の端面に出力電極を設けて駆動する
ものが多い。入力電圧を圧電セラミック板の振動に変
え、この振動を出力電圧に変換して高い電圧を得るもの
である。
【0004】振動する圧電セラミック板は、何らかの手
段で支持されなければならないが、振動の節点あるいは
その近傍で圧電セラミック板を押さえる構造がとられ
る。通常はゴムダンパー等を用いて、振動の節の部分に
圧着して支持する構造が採られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなゴムダンパ
ー等を用いた支持構造では、その幅や押さえる圧力によ
って圧電セラミック板の振動を減衰させてしまう。それ
によって、圧電トランスのQが低下して所定の出力を得
ることができなくなる。
【0006】また、押さえ方が緩いと、振動や衝撃によ
って圧電トランスの位置がずれてしまう問題も生じる。
【0007】本発明は、圧電トランスの出力を低下させ
ずに高いQを得られるようにするとともに、圧電セラミ
ック板を確実に支持して、安定性、信頼性に優れた圧電
トランスを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電トランス
となる圧電セラミック板の振動の節の表面を金属板に形
成した爪で支持することによって、上記の課題を解決す
るものである。
【0009】すなわち、圧電セラミック板の表裏面の一
端側に入力電極を、振動方向の他の端面に出力電極を具
えた圧電トランスの支持装置において、圧電セラミック
板の振動の節の部分で接触する爪を具えた二枚の金属板
で挟むことに特徴を有するものである。
【0010】
【発明の実施の態様】二枚の金属板には圧電セラミック
板側に突出する爪を形成する。爪は、対向する方向から
伸びる二本を一組として互いに反対の方向に伸びるよう
に形成する。金属板にはそれぞれ二組の爪を形成して、
両側から圧電セラミック板を挟む。なお、爪は一本のみ
として表裏面で逆方向から伸びて対向するように形成し
てもよい。また、爪の先端部の線状方向に対しては素子
を保持する力が弱いので、爪は90°異なる方向に伸びる
よう二組形成するとよい。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0012】図1は、本発明による圧電トランスの支持
装置の組立前の斜視図である。圧電セラミック板は22mm
×12mmで厚さが0.5mm で長さ方向の1/2波長の振動モ
ードと幅方向の基本波長の振動モードを利用する圧電ト
ランスを構成する。長さ方向の片側の表裏面に入力電極
11が形成され、反対側の端面に出力電極12が形成された
ものである。
【0013】この圧電トランスは長さ方向の中央から1
/4の距離の位置に長さ方向の振動モードの節があり、
幅方向の中央に幅方向の振動の節がある。この共通の振
動の節に当たる部分、すなわち長さ方向の中心線の中央
から1/4の距離の位置を支持することが必要となる。
【0014】そこで、本発明による圧電トランスの支持
装置は、この振動の節の部分に突出する爪を具えた二枚
の金属板で挟んで支持する。すなわち、金属板14を上面
に、金属板15を下面に配置し、金属板14には振動の節に
当たる部分に圧電セラミック板10側(下側)に突出する
爪16a、16bを切り起こして形成しておく。爪16aは幅
方向に逆方向から対向して延びる二本の爪を一組として
形成し、爪16bは長さ方向に逆方向から対向して伸びる
二本の爪を一組として形成する。
【0015】金属板15にも圧電セラミック板10側(上
側)に突出する爪17a、17bを形成し、爪17aは幅方向
に伸びるように、爪17bは長さ方向に伸びるように形成
しておく。すなわち、同じ位置の表裏面で対向する爪同
士は同じ方向に伸びるように形成しておく。爪の伸びる
方向はこの例に限られず、表裏面で90°異なる方向に伸
びるようにしてもよい。
【0016】圧電セラミック板10を収容する空間を具え
た長方形のプラスチック等の絶縁体で形成された枠体19
内に圧電セラミック板を収容し、二枚の金属板14、15を
上下から枠体19に被せる。このときに、爪16、17の先端
が圧電セラミック板に接触するように、つめを切り起こ
す高さ、枠体19の厚みを調整しておく。
【0017】なお、金属板14、15の周囲に金属板を加締
める舌片21、22を形成しておき、枠体19の凹部25に嵌め
込むようにすると位置決めが容易になり、支持も安定す
る。図2は、図1の各部分を組み立てたものの斜視図
で、枠体19を二枚の金属板14、15で挟んだもので、枠体
19内に圧電セラミック板が収容されている。舌片21、22
を折り曲げて金属板14、15は枠体19に固定される。な
お、金属板14、15に端子23、24を形成しておき、下側に
突出する構造としておくとよい。
【0018】図3は圧電セラミック板10が二枚の金属板
14、15によって支持された構造を示す正面断面図であ
る。二枚の金属板の対向する位置に形成された爪によっ
て両面から支持された構造となる。なお、二枚の金属板
は舌片21、22が接触しない寸法、形状としておく必要が
ある。
【0019】爪だけでは支持が十分でない場合には、つ
めの先端を電極にはんだ付けするか、接着材によって接
着するようにしてもよい。半田や導電性の接着材を用い
れば金属板と入力電極の接続もでき、金属板14、15の端
子23、24を介して駆動することができる。
【0020】なお、長さ方向のみの振動を用いる場合に
は、長さ方向に伸びる爪を二組形成してもよい。あるい
は、長さ方向の基本モードを用いる場合には、圧電セラ
ミック板の中央の部分を爪で抑えるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、振動の減衰を最小限に
抑え、高いQを実現できる圧電トランスを得ることがで
きる。しかも、安定した支持が可能となるので信頼性の
面でも優れた圧電トランスが得られる。
【0022】また、圧電セラミック板を薄い金属板で支
持するので、装置全体の厚みを圧電セラミック板の厚み
とほとんど変わらない寸法に抑えることができ、薄型の
圧電トランスが実現できるとともに、入力電極に金属板
を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す組立前の斜視図
【図2】 本発明の実施例を示す組立後の斜視図
【図3】 本発明の実施例を示す正面断面図
【符号の説明】
10:圧電セラミック板 14、15:金属板 16、17:爪 19:枠体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック板の表裏面の一端側にに
    入力電極を、振動方向の他の端面に出力電極を具えた圧
    電トランスの支持装置において、圧電セラミック板の振
    動の節の部分で接触する爪を具えた二枚の金属板で挟む
    ことを特徴とする圧電トランスの支持装置。
  2. 【請求項2】 圧電セラミック板の表裏面の一端側に入
    力電極を、振動方向の他の端面に出力電極を具えた圧電
    トランスの支持装置において、圧電セラミック板の2箇
    所の振動の節の部分で接触する爪を具えた二枚の金属板
    で圧電セラミック板を挟み、それらの爪の圧電セラミッ
    ク板の表裏で対向する一方は長さ方向に延び、他方は幅
    方向に延びたことを特徴とする圧電トランスの支持装
    置。
  3. 【請求項3】 圧電セラミック板の表裏面の一端側に入
    力電極を、振動方向の他の端面に出力電極を具えた圧電
    トランスの支持装置において、圧電セラミック板の振動
    の節の部分で接触する爪を具えた二枚の金属板で圧電セ
    ラミック板を挟み、二枚の金属板は圧電セラミック板を
    囲む枠体に取りつけられたことを特徴とする圧電トラン
    スの支持装置。
  4. 【請求項4】 二枚の金属板に入力端子を形成した請求
    項1記載の圧電トランスの支持装置。
  5. 【請求項5】 入力電極と接触する爪の先端が入力電極
    に接着された請求項1記載の圧電トランスの支持装置。
JP7345934A 1995-12-08 1995-12-08 圧電トランスの支持装置 Pending JPH09162458A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7345934A JPH09162458A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 圧電トランスの支持装置

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JP7345934A JPH09162458A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 圧電トランスの支持装置

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JPH09162458A true JPH09162458A (ja) 1997-06-20

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JP7345934A Pending JPH09162458A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 圧電トランスの支持装置

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JP (1) JPH09162458A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013168618A (ja) * 2012-02-17 2013-08-29 Murata Mfg Co Ltd 圧電トランス装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013168618A (ja) * 2012-02-17 2013-08-29 Murata Mfg Co Ltd 圧電トランス装置

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