JPH0238557Y2 - - Google Patents

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JPH0238557Y2
JPH0238557Y2 JP9087685U JP9087685U JPH0238557Y2 JP H0238557 Y2 JPH0238557 Y2 JP H0238557Y2 JP 9087685 U JP9087685 U JP 9087685U JP 9087685 U JP9087685 U JP 9087685U JP H0238557 Y2 JPH0238557 Y2 JP H0238557Y2
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terminals
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ビデオテープレコーダ等の電子機
器におけるスイツチの動作の確認等に利用する、
圧電ブザーに関する。
(従来の技術) この出願の出願人は、第6図及び第7図に示す
圧電ブザーについて、すでに出願している(実開
昭59−9698号)。第6図は一部分を断面にした平
面図、第7図は第6図の−断面図であり、こ
れらの図面に基づいて説明する。aは圧電振動子
接続用の端子を示しているが、この端子aは直線
状の支持部1と、支持部1の一端から約20度の角
度で折返したバネ部2と、支持部1の他端から90
度の角度に折曲げた導出部3とよりなっている。
バネ部2は、導出部3の位置にまでは達しない長
さとしている。bは金属振動板接続用の端子であ
るが、端子bも支持部1とバネ部2と導出部3と
よりなつていて、端子aと同じ形状をしている。
ただし、バネ部2は導出部3の位置に達する長さ
としていて、しかもその先端を側方へ折曲げてい
る。4は下ケースを示しており、この下ケース4
は安価にするために熱に弱いプラスチツクスで作
られている。下ケース4の端板5には、その外周
付近の対向位置2箇所にそれぞれ孔6,6をあけ
ている。孔6,6の近くに、それぞれ一対の位置
決め用の小突起7,7…を設けている。このうち
一組の小突起7,7は中央を向けていて、この小
突起7,7に端子aの支持部1をはめ、導出部3
を孔6に通している。他組の小突起7,7は側方
を向くようにして形成されており、同様にして端
子bをはめている。
一方、板状の圧電振動子8の一方の面を貼り付
けた金属振動板9の外周を、下ケース4の外周板
の端面に当て、その上から上ケース10をはめ
て、全体を一体に組立てている。この組立て状態
において、端子aのバネ部2の先端が圧電振動子
8により押圧された状態になつている。また、端
子bのバネ部2の先端が、金属振動板9により押
圧された状態になつている。
(考案が解決しようとする問題点) 以上に示した圧電ブザーは、端子a、bの導出
部3,3をプリント基板に半田付けする場合、発
生する熱により下ケース4の孔6,6の付近が軟
化する。端子a、bのバネ部2,2の先端が圧電
振動子8や、金属振動板9に押されて圧力を受け
ているのであるが、その圧力は支持部1,1の全
長に分散されながら支えられているとはいえ、バ
ネ部2,2の先端直下の位置がやはり最も強い圧
力を受ける。すなわち、孔6,6の位置がかなり
の圧力を受けているのである。
そして、孔6,6の付近が強い圧力を受けてい
る状態にありながら、半田付けによる熱で軟化し
た場合は、支持部1,1の導出部3,3側の部分
が下ケ−ス4内にめり込んでしまいがちとなる。
めり込んでしまうと、端子a、bの支持部1,1
とバネ部2,2との間の角度が広がって、バネ部
2,2先端の圧電振動子8や金属振動板9への接
触位置や接触圧力が変化する。それらが変化する
と、金属振動板9の共振周波数も変化して、振動
音の音高も変わつてしまうという、不都合が生じ
てしまう。
この考案は、このような問題点を解消した、圧
電ブザーを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、前記の問題点を解決するために、
次のような構成のものとした。
すなわち、板状の圧電振動子33の片面を接着
した金属振動板32をケース内に支持させ、ケー
スの端板25には2つの孔27,27をあけて、
孔27,27の近くにそれぞれストツパ−28,
28を設けた。ケ−ス内に2つの端子を取付けた
が、それらの端子は、中央が盛上がった山形形状
に形成したバネ部21の一端側に摺動部23を形
成して、他端側には支持部20を形成し、支持部
20の他端側には、バネ部21に形成した山形形
状とは逆の方向に延びる導出部22を形成したも
のとした。そして、2つの端子のそれぞれの導出
部22,22を、ケ−スの端板25の孔27,2
7を通してケース外へ出している。しかも、一方
の端子のバネ部21に形成した山形形状の先端を
前記圧電振動子33が押圧して、他方の端子のバ
ネ部21に形成した山形形状の先端を前記金属振
動板32が押圧した状態にしている。さらに、圧
電振動子33や金属振動板32が押圧する力の水
平方向の分力のうち支持部20,20側へ伝わる
ものを、前記ストツパー28,28が支えた状態
にして、端子を取付けている。以上のような圧電
ブザーとしたのである。
(作用) 2つの端子のバネ部21が押圧されることによ
り発生する下方向への力は、左右に分割されて支
持部20,20と摺動部23,23とで2分の1
ずつが支えられている。ところで、下方向の力の
大部分が水平方向の分力に変化していて、支持部
20,20や摺動部23,23が受ける下方向の
力は、それ程大きいものではない。さらに、水平
方向の分力のうち支持部20,20側のものは、
ストツパー28,28が支持部20,20を支え
ていることにより、逆の側すなわち摺動部23,
23側へと逃がされている。
したがつて、端板25の孔27,27の付近に
かかる力は、たいへん弱いものである。
(実施例) この考案の圧電ブザーを第1図〜第5図を参照
しながら説明する。
第1図は、この考案の1実施例を示す分解斜視
図である。Aは圧電振動子接続用の端子である
が、端子Aの形状は第2図及び第3図が示してい
る。第2図は端子Aの平面図であり、第3図は端
子Aの正面図である。
まず、端子Aについて説明する。端子Aは、直
線状の短い支持部20と、支持部20の一端から
同一平面上でほぼ直角の方向に折曲げられたバネ
部21と、支持部20の他端から直角下方へ折曲
げられた導出部22とよりなっている。バネ部2
1は、平面図で見て全体を円弧状に形成してい
て、正面図で見て左右から盛上がった山状になっ
ている。そして、中央が突起状に盛上げた形にな
つている。また、開放端側はいつたん下降させた
後にやや持上げた形状である。最も下降した部分
が摺動部23となる。端子Aは、弾力のある例え
ばリン青銅線からなり、バネ部21はバネとして
の働きをする。
第1図で、Bは金属振動板接続用の端子を示し
ているが、端子Bは端子Aとまつたく同じもので
ある。24は下ケ−スを示している。この下ケー
ス24は円板状をした端板25の上に、円筒状を
した外周板26を一体にした形状をしている。下
ケース24は、安価にするため、熱に弱いプラス
チツクで成形するのが通常である。
端板25の外周付近に、小さい孔27をあけて
ある。孔27の近くに小突起状のストツパー28
を形成し、ストツパー28に対向させて同じ形状
の小突起29を設けている。小突起29は位置決
め用のものである。ストツパー28や小突起29
の近くに、方向をほぼ直角方向の位置に、同じく
位置決め用の小突起30,30を対向させて形成
している。小突起30,30とやや離れた位置に
も、位置決め用の小突起31,31を対向させて
形成している。
このような端子Aは、第1図の想像線で示すよ
うに取付けられる。すなわち、端子Aの導出部2
2を端板25の孔27に通し、支持部20をスト
ツパー28と小突起29との間にはめ、またバネ
部21を小突起30,30や小突起31,31の
間にはめて固定する。この固定状態では、支持部
20と摺動部23とが端板25の平面に接してい
る。
そして、バネ部21の中央は、端板25の中央
寄りに位置している。
また、端板25上には、金属振動板接続用の端
子Bを取付けるための孔27、ストツパー28、
小突起29、小突起30,30、小突起31,3
1を形成し、それらにより端子Bを固定してい
る。この固定状態の端子Bのバネ部21の中央は
端板25の外周付近に位置している。なお、バネ
部21を平面図で見て円弧状になるように形成し
たのは、端子Bを固定したときバネ部21の中央
が端板25の外周付近に位置するようにさせるた
めである。端子Aの方は円弧状にしなくてもよい
が、もつぱら製作コスト低減の目的から同じ端子
を使つているにすぎないのである。
次に、金属振動板32を説明する。金属振動板
32は下ケース24の外周板26の外径と一致す
る外径をした、円板状のものである。金属振動板
32の片面には、同じく円板状をした圧電振動子
33を同心円となるように接着させているが、こ
の圧電振動子33は、圧電性磁器基板の両面に電
極を形成したものである。
下ケースに組み合わされる別体の上ケース34
を説明する。上ケ−ス34は端板35の外周下面
に円筒状の外周板36を一体に形成した構造をし
ている。外周板36の内周面には、下ケース24
の外周板26の上端面と対向する段部37が設け
られており、下ケース24の外周板26にはめる
ことのできるようにしたものである。
このような上ケース34は、下ケース24に端
子A及び端子Bを前述のようにして固定した後
に、金属振動板32を外周板26の端面に当てた
状態で、その上からかぶせて、外周板36を下ケ
ース24の外周板26にはめこむものである。こ
のようにして組立が完了すると、第4図に示す状
態となる。このとき、第4図の−断面図であ
る第5図から明らかなように、端子Aのバネ部2
1の盛上がつた中央部分が圧電振動子33の露出
電極に接触して押圧されている。また、端子Bの
バネ部21の中央部分も、金属振動板32に接触
して押圧されている。なお、組立時に端子A、B
のバネ部21,21が押圧される際、バネ部2
1,21の山がやや低くなつて、その分だけ左右
に広がることになる。このとき、支持部20,2
0側の動きはストッパー28,28により封じら
れているので、摺動部23,23側がやや摺動す
ることにより、バネ部21,21がやや広がるこ
とができるのである。
そして、組立後においては、端子A、Bのバネ
部21,21が押圧されることにより発生する下
方向の力は、左右に分割されて支持部20,20
と摺動部23,23とで2分の1ずつが支えられ
ている。ところで、バネ部21で受ける下方向の
力の大部分が水平方向の分力に変化していて、支
持部20,20や摺動部23,23が受ける下方
向への力は、それ程大きいものではない。さら
に、水平方向の分力のうち支持部20,20側の
ものは、ストツパー28,28が支持部20,2
0を支えていることにより、逆の側すなわち摺動
部23,23側へと逃がされている。
すなわち、バネ部21,21の中央部が押圧さ
れることにより発生する下方向の力の半分が、大
部分水平方向の分力になりながら支持部20,2
0側へ伝わってくるが、その力はストッパー2
8,28に押えられて、摺動部23,23側へ逃
がされている。このため、端板25の孔27,2
7の付近にかかる力は、たいへん弱いものとなつ
ている。したがつて、孔27,27の付近が半田
付けによる熱で軟化しても、支持部20,20が
めり込んでしまうおそれはない。
なお、以上に示した実施例においては、支持部
20,20をバネ部21,21に対してほぼ直角
方向に形成して、ストツパー28,28により受
けさせているが、支持部20,20の形成の仕方
やストツパー28,28の設け方、位置として
は、このほかにもいろいろと考えられる。とにか
く、支持部20,20側に伝わる水平方向の分力
をストツパー28,28が支えて、端板25の孔
27,27付近に直接伝わることのないようにな
つていればよいのである。
(考案の効果) この考案に係る圧電ブザーにおいては、端板2
5の孔27,27の付近にかかる力は、たいへん
弱いものである。したがつて、孔27,27付近
が半田付けによる熱で軟化しても、端子の一部が
めり込んでしまうおそれはない。このため、振動
音の音高が変わつてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例を示す分解斜視
図、第2図及び第3図はその実施例の要部を示す
平面図及び正面図、第4図は第1図のものの組立
図、第5図は第4図の−断面図、第6図は従
来例の一部分を断面にして示す平面図、第7図は
第6図の−断面図である。 20……支持部、21……バネ部、22……導
出部、23……摺動部、25……端板、27……
孔、28……ストツパー、32……金属振動板、
33……圧電振動子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端板25,35と外周板26,36とで筒形を
    形成するケースと、端板25との間に空間を有す
    るように周縁を上記ケース内の外周板26,36
    の一部で支持固定され、端板25と向い合う側に
    板状の圧電振動子33が接着された金属振動板3
    2と、圧電振動子33もしくは金属振動板32と
    端板25との間に押圧されるように前記空間に配
    設され、端板25に設けられた孔27,27を通
    して導出部22が前記ケース外へ引き出された2
    つの端子A,Bとを有する圧電ブザーにおいて、
    上記端子A,Bのそれぞれは、中央がやや盛り上
    つた山状のバネ部21の一端側に摺動部23が形
    成され、他端側に水平方向に延びる支持部20が
    形成され、支持部20に続いてバネ部21の山状
    の方向とは逆の方向に延びる導出部22が形成さ
    れたものであり、これら端子A,Bが押圧された
    状態では、支持部20の側面の一部が端板25の
    孔27,27に隣接して設けられたストツパー2
    8,28に支持されていることを特徴とする圧電
    ブザー。
JP9087685U 1985-06-18 1985-06-18 Expired JPH0238557Y2 (ja)

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