JPS6211051Y2 - - Google Patents

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JPS6211051Y2
JPS6211051Y2 JP11092979U JP11092979U JPS6211051Y2 JP S6211051 Y2 JPS6211051 Y2 JP S6211051Y2 JP 11092979 U JP11092979 U JP 11092979U JP 11092979 U JP11092979 U JP 11092979U JP S6211051 Y2 JPS6211051 Y2 JP S6211051Y2
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case
piezoelectric resonator
piezoelectric
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧電装置に関し、特に、たとえば面
積振動を利用した圧電共振子を収納するケースの
内部構造が改良された圧電装置に関する。
第1図はこの考案の背景となる圧電装置の外観
図であり、特に、第1図aは横断面図を示し、第
1図bは縦断面図を示す。第2図は第1図aの要
部を拡大して示す断面図である。
まず、第1図および第2図を参照して従来の圧
電装置について説明する。ベース1は合成樹脂な
どによつて上方が開口された箱形形状に形成さ
れ、その内部に圧電共振子2と、この圧電共振子
2を挟んで2枚の端子板3,4が配置される。端
子板3,4には、そのほぼ中心部に突起部31,
41が形成されていて、これらの突起部31,4
1によつて圧電共振子2に設けた電極膜と微小面
積による面接触によつて電気的に接続されてい
る。また、端子板3,4には、ベース1の底部か
ら突出するようにして延びる接続部32,42が
一体的に形成されている。そして、圧電共振子2
と端子板3,4が配置されたベース1を覆うよう
にしてたとえば合成樹脂などによつて下方が開口
されたケース5が被せられ、ケース5の下方の開
口部は合成樹脂6によつて封着される。
上述のごとく構成される従来の圧電装置は、ベ
ース1およびケース5と圧電共振子2の外周部と
の最小間隔t1は第2図に示すようにほぼ0.1mm
程度に選ばれる。ところが、この間隔t1を0.1
mm程度に選んだ場合、外部から強い衝撃や圧力な
どが加わると、圧電共振子2が移動したり回転し
てベース1またはケース5の内壁に接触してしま
うことがあつた。また、半田付け時等、周囲温度
が高温になつたり、低温になつたりすると、ベー
ス1やケース5などが熱膨張したりまたは収縮し
たりして圧電共振子2に接触したりすることがあ
つた。そのため、圧電共振子2の機械的振動が妨
げられ、圧電共振子2固有の特性が著しく劣化し
たり機能を停止してしまつたりする場合があつ
た。
それゆえに、この考案の主たる目的は、周囲温
度の変化や外部からの強い衝撃や圧力などによる
特性の劣化を防止しうる圧電装置を提供すること
である。
この考案は要約すれば、ケース内に圧電共振子
と、この圧電共振子を挟んで端子板とを配置し、
圧電共振子の外周部に対向するケースの内壁が肉
薄となるように凹部を形成し、振動などによつて
圧電共振子がケース内壁に接触したりすることの
ないようにしたものである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は以下に図面を参照して行なう詳細な説明から
一層明らかとなろう。
第3図はこの考案の一実施例の外観図であり、
特に第3図aは横断面図を示し、第3図bは縦断
面図を示す。第4図は同じく分解斜視図を示し、
第5図は第3図の要部を拡大して示す断面図であ
る。
第3図ないし第5図において、以下の点を除い
て第1図と同じである。すなわち、ベース7には
圧電共振子2とこの圧電共振子2を挟んで2枚の
端子板3,4が配置されるが、圧電共振子2の外
周部に対抗する側壁に断面が一例として半円状の
溝71,72によつて肉薄部が形成される。ま
た、好ましくは、ベース7の底部にも同様にして
溝73が形成され、同様にケース8の上側の内壁
にも溝81が形成される。これらの溝71,7
2,73,81は第5図に示すように圧電共振子
2の外周部との最小間隔t2がほぼ0.3mm程度と
なるように選ばれる。なお、端子板3,4はベー
ス7やケース8にガタのないように組込まれる。
そして、この考案に係る圧電装置を組立るとき
は、第4図に示すようにベース7内に圧電共振子
2と、この圧電共振子2を挟んで2枚の端子板
3,4を収納する。さらに、その上からケースを
被せ、ケースの開口部82を合成樹脂(図示せ
ず)によつて封着する。
以上のように、この考案によれば、ケースに収
納される圧電共振子の外周部とケースの内壁との
間に所定の間隔を設けたことによつて、外部から
衝撃や圧力などが加わつても圧電共振子がケース
内壁に接触することがない。それによつて、特性
を劣化させたりすることがなくなつた。また、周
囲温度の変化によつてケースが膨張したり収縮し
たりしても圧電共振子がケース内壁に接触するこ
とを防止することができる。したがつて、圧電装
置の耐衝撃特性および温度特性などを向上させる
ことができ、信頼性を著しく向上させることがで
きる。ちなみに、この考案によると、従来に比べ
て組立時の初期不良が10%から0%になり、高温
保持試験での不良率が2.5%から0%になり、さ
らに耐衝撃試験での不良率が1.0%から0%にな
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の背景となる圧電装置の外観
図である。第2図は第1図の要部を拡大して示す
断面図である。第3図はこの考案の一実施例の外
観図である。第4図は同じく分解斜視図である。
第5図は第3図の要部を拡大して示す断面図であ
る。 図において、2は圧電共振子、3,4は端子
板、7はベース、71,72,73,81は溝、
8はケースを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケースと、 前記ケース内に配置される少なくとも1つの
    圧電共振子板と、 前記ケース内の前記圧電共振子板を挟んで配
    置される少なくとも2枚の端子板とを含み、 前記ケースの前記圧電共振子板の外周部に対
    向する部分には、該圧電共振子板と所定の間隔
    を隔てるように肉薄部が形成された圧電装置。 (2) 前記少なくとも2枚の端子板は、前記ケース
    の内壁に固定される実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の圧電装置。
JP11092979U 1979-08-11 1979-08-11 Expired JPS6211051Y2 (ja)

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JP11092979U JPS6211051Y2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11

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JP11092979U JPS6211051Y2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11

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Publication Number Publication Date
JPS5629531U JPS5629531U (ja) 1981-03-20
JPS6211051Y2 true JPS6211051Y2 (ja) 1987-03-16

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