JPS61199313A - セラミツク共振子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像機器および音響機器等におけるフィルター
またはマイクロコンピュータ−の基準信号としての発振
子として利用されるセラミック共振子に関する。

従来の技術 近年セラミック共振子はフィルターあるいは発振子とし
てＬＣ回路に替り使用されて来ている。

セラミック共振子は、圧電セラミック素子をバネ性突起
を有する電極板で挟持し、これをケースに収納した形で
構成されている。かかる従来のセラミック共振子を以下
図面を参照して説明する。

第２図（Ａ）に従来のセラミック共振子の一部切欠正面
図を示し、第２図（Ｂ）にその側面断面図を示す。第２
図（Ａ）および（Ｂ）において、１は機械的振動をする
圧電セラミック素子であり、その両面に電極板２が配置
されており、圧電セラミック素子１は電極板２上に設け
られたバネ性突起３で挟持されている。上記電極板２の
一部は外部接続用のり一部／となっている。４は上記圧
電セラミック素子１および電極板２を収納し、外装を兼
ねたケースであり、５は圧電セラミック素子１をケース
４内に封入するための樹脂封止材であり、６は上記樹脂
封止材５で封止するとき樹脂がケース４の内部即ち圧電
セラミック素子１へと流入するのを防止する流入止め端
子板である。

発明が解決しようとする問題点 かかる従来のセラミック共振子は、圧電セラミック素子
１の位置規制が難しく、また外部衝撃を受けたとき圧電
セラミック素子１が動くことがあり、圧電セラミック素
子１のバネ性突起３による支持位置がずれて機械的振動
の抑圧力が変化してしまい、セラミック共振子としての
特性が変化してしまう欠点を有していた。

従って本発明の目的は、上述した従来のセラミック共振
子の欠点を克服すること、即ち容易に圧電セラミック素
子の位置規制ができ、かつ位置ずれによる特性変化を防
止したセラミック共振子を提供することにある。

問題点を解決するための手段 本発明は二枚の電極板で挟持した圧電セラミック素子を
ケース内に封入したセラミック共振　。

子において、ケース端子板を通して両電極板からリード
部を取り出してケース端子板に電極板を固定し、ケース
蓋部を上記ケース端子板に接着させて圧電セラミック素
子を封入し、上記ケース端子板およびケース蓋部の内面
に少なくとも３個の小凸部を設けて圧電セラミック素子
の周囲側面に対接させたことからなるセラミック共振子
にある。

本発明のセラミック共振子において使用する圧電セラミ
ック素子、電極板およびそのリード、ケース自体は従来
から使用されているものを使用できる。ただし、ケース
を本発明においては後述する如く端子板および蓋部とに
分けて使用する。

作用 本発明によれば、上述した如くケース端子板およびケー
ス蓋部に設けた凸部を圧電セラミック素子の周囲側面に
対接させたことにより、電極板間に圧電セラミック素子
を挟持させ、電極板を固定したケース端子板とケース蓋
部を嵌合接着させるのみで圧電セラミック素子の位置を
規制することができ、かつ圧電セラミック素子のずれを
防止できる。

実施例 以下に図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図（Ａ）は本発明のセラミック共振子の正面断面図
であり、第１図（Ｂ）はその側面断面図である。

第１図（Ａ）および（Ｂ）において、１は圧電セラミッ
ク素子であり、２は電極板、２′はそのリード部である
。この例においては電極板２に従来のバネ性突起を設け
てないが、その代りに電極板２自体を図示する如く内部
に曲折させて直接圧電セラミック素子１を挟持させてい
る。

電極板２は、ケース端子板７に固定し、リード部２′を
端子板７に貫通させて密封する。ケース端子板７の内部
には好ましくはその中央位置に小凸部８を設け、これに
圧電セラミック素子１を対接させる。

ケース蓋部４の内面には少な（とも３個所に小凸部８′
を設け、ケース蓋部４をかぶせて圧電セラミック素子１
および電極板２を内封したとき、圧電セラミック素子１
の周囲側面に上記凸部８′を対接させる。そしてケース
４の下端面をケース端子板７に接着固定する。

発明の効果 本発明によれば、ケース内部、即ちケース端子板、ケー
ス蓋部内面に小凸部を設け、圧電セラミック素子とそれ
を対接させるようにすることにより、ケース蓋部をかぶ
せるだけで圧電セラミック素子の位置を決定することが
できると共に、この小凸部で圧電セラミック素子を支持
する形になっているため、セラミック共振子に不当な外
部衝撃が加わったときでも、圧電セラミック素子の位置
変動もしくはずれが発生することがなく、共振子の特性
に変動を生ぜしめることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明によりセラミック共振子の正面断
面図であり、第１図（Ｂ）はその側面断面図である。 第２図（Ａ）は従来のセラミック共振子の一部切欠正面
図であり、第２図（Ｂ）はその側面断面図である。 １は圧電セラミック素子、２は電極板、２′は電極板リ
ード部、４はケース蓋部、７はケース端子板、８および
８′は小凸部。 特許出願人　　松下電器産業株式会社 第　丁　「？■ （Ａ）（ｓ） 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、二枚の電極板で挟持した圧電セラミツク素子をケー
   ス内に封入したセラミツク共振子において、ケース端子
   板を通して両電極板からリード部を取り出してケース端
   子板に電極板を固定し、ケース蓋部を上記ケース端子板
   に接着させて圧電セラミツク素子を封入し、上記ケース
   端子板およびケース蓋部の内面に少なくとも３個の小凸
   部を設けて圧電セラミツク素子の周囲側面に対接させた
   ことを特徴とするセラミツク共振子。