JPS62274Y2 - - Google Patents

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JPS62274Y2
JPS62274Y2 JP12388679U JP12388679U JPS62274Y2 JP S62274 Y2 JPS62274 Y2 JP S62274Y2 JP 12388679 U JP12388679 U JP 12388679U JP 12388679 U JP12388679 U JP 12388679U JP S62274 Y2 JPS62274 Y2 JP S62274Y2
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JP
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resin case
vibrator
outer frame
vibration
piezoelectric
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JP12388679U
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、撓み振動を用い、発振子、フイルタ
などの構成素子として使用する圧電振動子を実装
するときの構造体に関するものである。
まず、従来から用いられている圧電振動子構造
体の一例を第1図に斜視図で示す。同図において
11は音片、12は音片の振動節点から出した支
持線、13は音片11及び支持線12を固定する
外枠体、14は撓み振動する圧電磁器板を示す。
ここで、支持線12と音片11、支持線12と外
枠体13は溶接で固定されている。さらに、上記
圧電振動子構造体は、気密性を保つため上下面が
平行平面となつている金属ケースに封入されてい
るのが通例である。
この第1図に示すような圧電振動子構造体で
は、第1に音片11と支持線12、支持線12と
外枠体13が個々の独立した部品となつているた
めに溶接でこれらを固着する方法が一般に行わ
れ、このように溶接付けするためには非常な困難
さを伴い、作業能率の低下をきたし、この課程で
非常に多くの工数がかかり、小型化、低廉化への
障害となつていた。
第2に、溶接個所の位置ずれ、溶接不良のため
に、スプリアスの発生及びQnの低下の原因とな
り、良品率の低下を招く恐れがあつた。以上の諸
欠点は振動子の形状が小さくなるほど顕著に現わ
れるものである。
第3に、第1図の従来の振動子構造体は気密性
を保つために上下面、左右側面が直方体の金属ケ
ースに封入されていたため、金属ケースの内壁面
と音片11との間で音響的な共振が生じやすく、
共振周波数の変動及びQnの低下の原因となつて
いた。
そこで、本考案は上述のような従来の欠点を解
決して、小型で高性能の圧電振動子構造体を提供
することを目的とするものである。
振動子の小型化、高性能化を図るためには、従
来例のように溶接して支持線を出すような構造の
ものでは本質的に難かしい。この困難を製造技術
上の改良で回避しようとすれば、例えば第1図に
示すような音片、支持線、外枠部を一体化したも
のをエツチング等の方法により、一枚の金属板か
ら形成することが考えられるであろう。
しかし、それだけでは、音片の振動エネルギー
が、支持線に伝搬し、外枠部まで振動させること
になり、クリアーな共振応答を得ることが難かし
く、このため小型振動子を製品として実現するこ
とには無理があり、外装ケースも含めて改めて考
え直す必要が実はあるのである。
以下、本考案については、第2図に例示した一
実施例に基ずいて説明する。第2図の圧電振動子
構造体において、まず第2図イは音片21、音片
21の振動節点から出した支持線22、外枠部2
3、をエツチング等の方法により、一枚の金属板
より一体化して形成した振動子素体を示し、次に
第2図ロは第2図イの外枠部23が嵌合する段
と、この段の外枠部23と接する平面25を有
し、音片21の振動を機械的に阻害することのな
いように凹部が設けられている下側樹脂ケースを
示す。また凹部の底面26に多数の小穴起が形成
される場合もあり、第2図イの外枠部23と第2
図ロの平面25は接着され、音片21の圧電材2
4の部分において必要な電気的結線をした後、端
子ピン27に導線が接続される。その後、図示し
ていないが、音片21の振動を機械的に阻害する
ことのないような凹部を有する上側樹脂ケースを
図ロの下側樹脂ケースの面28に接着し本考案の
圧電振動子構造体が完成する。このとき、下側樹
脂ケースの凹部が上側樹脂ケースの凹部の少なく
ともいずれか一方には小突起を設ける。
圧電材24としては、所謂圧電磁器板の他にZ
oO薄膜等も用いることができる。
以上のような構成を用いることにより、 (1) 第2図ロの下側樹脂ケースに、第2図イの外
枠部23と嵌合する段をもうけ、この段の平面
25と第2図イの外枠部23を接着するわけで
あるかな、接着のさい位置ずれが生じ、そのた
めに振動を阻害される恐れが全くなく、またこ
の工程において高度な技術は不要である。
(2) 上側、下側ケースとも樹脂といつた弾性損失
の大きな材料でできているため、支持線22を
通して外枠部23に伝播する振動を吸収するこ
とが可能となる。したがつて、スプリアスの少
ないクリアな共振応答を得ることができる。
(3) 上側樹脂ケースが下側樹脂ケースの少なくと
もいずれか一方の凹部の内面に多数の小突起を
設けることによつて音片の上下方向に相対向す
る平面がなくなるため、音響的な共振を生ずる
恐れがなくなり、実装後の共振周波数の変動と
かQnの低下といつた悪影響を避けることがで
きる。
尚、以上単一共振音片からなる振動子構造体に
ついてのみ説明してきたが、勿論本考案は音片と
音片を結合子を介して結合させたメカニカルフイ
ルタにも適用可能であり、本考案の圧電振動子に
はこれらのものも当然含めて考えるべきである。
すなわち本考案を用いることにより、小型で高
性能のフイルタを製造することが可能となり、工
業的価値も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来用いられている圧電振動子構造
体の一例を示した斜視図であり、11は音片、1
2は支持線、13は外枠体、14は圧電磁器板で
ある。第2図は本考案の圧電振動子構造体の模式
的分解組み立て図であり、図イは振動子素体、図
ロは下側樹脂ケースを示し、21は音片、22は
支持線、23は外枠部、24は圧電材、25は2
3の外枠部に接着される平面、26は凹部の底
面、27は端子ピン、28は上側樹脂ケースに接
着される平面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 撓み振動子、支持線及びそれらを支える外枠部
    を同一材料で一体化した振動子素体と前記振動子
    素体の外枠部と嵌合する段を有し、かつまた前記
    撓み振動子の振動を阻害しないような凹部を内側
    に有する下側樹脂ケース及び下側ケースと同様に
    前記撓み振動子の振動を機械的に阻害しないよう
    な凹部を内側に有する上側樹脂ケースからなり、
    少なくとも上側樹脂ケースか下側樹脂ケースのい
    ずれか一方の凹部の内面に多数の小突起を設けた
    ことを特徴とする圧電振動子構造体。
JP12388679U 1979-09-07 1979-09-07 Expired JPS62274Y2 (ja)

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JP12388679U JPS62274Y2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07

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JP12388679U JPS62274Y2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07

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JPS5642026U JPS5642026U (ja) 1981-04-17
JPS62274Y2 true JPS62274Y2 (ja) 1987-01-07

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JP12388679U Expired JPS62274Y2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07

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GB2143461B (en) * 1983-07-22 1987-07-01 Metal Box Plc Method and apparatus for flanging tubular polymer articles

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JPS5642026U (ja) 1981-04-17

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