JPH0610399Y2 - 圧電ブザー - Google Patents

圧電ブザー

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JPH0610399Y2
JPH0610399Y2 JP1988134872U JP13487288U JPH0610399Y2 JP H0610399 Y2 JPH0610399 Y2 JP H0610399Y2 JP 1988134872 U JP1988134872 U JP 1988134872U JP 13487288 U JP13487288 U JP 13487288U JP H0610399 Y2 JPH0610399 Y2 JP H0610399Y2
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JP
Japan
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cap
base
fitting jaw
recess
jaw
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JP1988134872U
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JPH0255297U (ja
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正弘 勝田
康弘 金井
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圧電素子を用いた圧電ブザーに関し、特にそ
のケースの構造の改良に関する。
[従来の技術] 従来における圧電ブザーの構成を、第3図と第4図によ
り説明すると、この種の圧電ブザーは、交流電圧の印加
により振動が惹起される圧電要素11と、この圧電要素
11を収納するためのベース3及びキャップ4とからな
る。
圧電要素11は、金属製の振動板1の中心部に板状の圧
電素子2を貼り付けてなり、上記圧電素子2の両主面に
形成された電極に交流電圧を印加すると、金属板1に振
動を生じる。
ベース3は、樹脂等の絶縁体により形成された円板形の
基部12の周辺部から、上方及び外周方向にせりだした
嵌合顎部7を有している。さらに、上記基部12には、
先端側が可撓性を有するピン端子5a、5bが貫通して
いる。キャップ4は、中心の貫通孔13を除いて上部が
閉じられた円筒体を呈しており、その下部内周面には、
上記ベース3の嵌合顎部7が嵌まり込む凹部6が全周に
わたって形成されている。
この圧電ブザーは、第3図から第4図に示すように、上
記圧電要素11をキャップ4の中に収納すると共に、ベ
ース3の嵌合顎部7をキャップ4の下部開口部から嵌め
込み、同嵌合顎部7をキャップ4の凹部6に嵌め込むと
共に、ベース3の嵌合顎部7の上端とキャップ4の凹部
6との間に、上記圧電要素11の外周部を挟み込んで固
定している。そして、このときピン端子5a、5bの先
端部が撓みながら、その一方が圧電要素11の振動板1
に、他方が圧電素子2の主面の電極に接触する。
さらに、この圧電ブザーは、第4図で示すように、回路
基板8の半田付ランド9、9に、上記ピン端子5a、5
bの一端側を半田10で導電固着することにより、電子
回路装置等に組み込まれる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の圧電ブザーにおいては、これを回路基板8に
搭載する工程で、ベース3とキャップ4とが外れること
がしばしばある。この点について、本件考案者が子細に
検討した結果、次の事実が明らかになった。すなわち、
第2図(a)で示すように、通常、ベース3の嵌合顎部
7は、キャップ4の内周に形成された凹部6に密着して
嵌め込まれているが、上記ピン端子5a、5bを回路基
板8の半田付ランド9、9に半田10で導電固着する
際、同リードピン5a、5bを介して伝達される熱がベ
ース3に伝達され、続いてキャップ4の下部に伝達さ
れ、第2図(b)で示すようにベース3、キャップ4の
下部の順に熱膨張する。そうすると、キャップ4の下部
がその弾力に抗して外側に押し開かれ、その凹部6がベ
ース3の嵌合顎部7から外れる。そして、半田付けが終
わると、キャップ4の下部、ベース3の順に冷却され
て、その弾力よってキャップ4が嵌合顎部7の外周のテ
ーパに沿ってずれ上がり、外れてしまう。
本考案は、こうした事実に着目し、回路基板等の上に半
田付けする際の、ベースとキャップの外れのない圧電ブ
ザーを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、上記目的を達成するため、本考案において採
用された手段の要旨は、圧電素子2を金属製の振動板1
に貼り付けてなる圧電要素11と、互いに嵌合されるベ
ース3とキャップ4とからなり、キャップ4の周壁の下
部内周側に凹部6を周設し、ベース3の周辺部から立ち
上がらせた嵌合顎部7の外周下部に顎状の段部14を形
成し、この嵌合顎部7を上記凹部6に嵌め込むと共に、
前記凹部6の下段部に前記嵌合顎部7の段部14を係合
し、且つ同嵌合顎部7の上端と上記キャップ4の凹部6
の上段部との間に、上記金属板1の周辺部を挟み込んで
固定した圧電ブザーにおいて、上記ベース3の嵌合顎部
7とキャップ4の凹部6とが径方向に変形していない初
期状態で、上記ベース3の嵌合顎部7の外径を、同嵌合
顎部7が嵌め込まれるキャップ4の凹部6の内径より小
さくしたことを特徴とする圧電ブザーである。
[作用] 上記本考案による圧電ブザーでは、上記ベース3の嵌合
顎部7とキャップ4の凹部6とが径方向に変形してない
初期状態で、ベース3の嵌合顎部7の外径がキャップ4
の凹部6の内周の内径より小さく設定されていることか
ら、ベース3の嵌合顎部7の外周とキャップ4の凹部6
の内周面との間に或る程度の余裕が生じる。これによ
り、この圧電ブザーを回路基板8に搭載するため、ピン
端子5a、5bを半田付けするときに、ベース3に熱が
伝達され、熱膨張しても、上記の余裕のため、キャップ
4の下部が押し広げられて、キャップ4がベース3から
外れてしまうことがない。
[実施例] 次に、図面を参照しながら、本考案の実施例について具
体的に説明する。
第1図は本考案の実施例を示す図面で、構成部材及びそ
の組立状態の構成は、基本的に第3図や第4図と同じで
あり、共通する部分は、何れも同じ符号で示してある。
本考案では、既に述べたような構成を有する圧電ブザー
において、上記ベース3の嵌合顎部7とキャップ4の凹
部6とが径方向に変形してない初期状態で、キャップ4
の凹部6の内径に比べて、ベース3の嵌合顎部7の最大
径を僅かに小さくし、ベース3とキャップ4との嵌合時
に、嵌合顎部7の外周とキャップ4の凹部6の内周との
間に或る程度の余裕が与えられるようになっている。
例えば、第1図では、嵌合顎部7の外周面が上から下へ
いくに従って次第に径が増大するテーパ状となってお
り、この嵌合顎部7の下部と基部12との連なる部分に
顎状の段部14が形成されている。他方、キャップ4の
下部の内周面に形成された凹部は、上記嵌合顎部7の高
さに圧電要素11の振動板1の厚さを加えた寸法に相当
する高さをもって形成された溝形を呈する。そして、上
記キャップ4の凹部6の内径は、ベース3の嵌合顎部7
の最大径より僅かに大きく形成され、第5図(a)にも
示すように、ベース3とキャップ4との嵌合時に、嵌合
顎部7の外周面と凹部6の内周面との間にこれらの外径
と内径との差の約1/2に相当する間隙δが形成され
る。なお、キャップ4の外径が14mm程度の場合、上記
間隙は0.1mm程度が適当である。
圧電ブザーにおいて、上記ベース3の嵌合顎部7とキャ
ップ4の凹部6とが径方向に変形してない初期状態で、
キャップ4の凹部6の内径に比べて、ベース3の嵌合顎
部7の最大径を僅かに小さくし、ベース3とキャップ4
との嵌合時に、嵌合顎部7の外周とキャップ4の凹部6
の内周との間に或る程度の余裕が与えられるようになっ
ている。第5図(b)〜(c)は、この間隙δが形成さ
れた部分の他の形態を示している。これらは何れも凹部
6の深さに変化が与えられており、嵌合顎部7の外周
も、この形状に倣って形成されている。何れの場合も、
この間に間隙δが形成されていることは、もちろんであ
る。
さらに、第5図(a)の実施例では、圧電要素11の振
動板1の下面に接する嵌合顎部7の上端が、平坦で、或
る程度の幅をもって上記振動板1の周辺部に接している
が、第5図(b)〜(d)では、この部分が鋭角的に切
り立った稜線をもって形成されている。従って、嵌合鍔
部7の上端は、振動板1の周辺に線状に接する。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によれば、回路基板8への半
田付時に、ベースとキャップが外れ難い圧電ブザーを提
供することができ、これによって基板搭載工程における
上記キャップの外れによる不良の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す圧電ブザーを回路基板に
搭載した状態の縦断側面図、第2図は、従来の圧電ブザ
ーにおいて、キャップがベースから外れる原因を説明す
る要部縦断面図、第3図は、従来例を示す圧電ブザーの
半断面斜視図、第4図は、同従来の圧電ブザーを回路基
板に搭載した状態の縦断側面図、第5図は、本考案の各
実施例を示す要部縦断側面図である。 1……振動板、2……圧電素子、3……ベース、4……
キャップ、6……キャップの凹部、7……ベースの嵌合
顎部、11……圧電要素

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子2を金属製の振動板1に貼り付け
    てなる圧電要素11と、互いに嵌合されるベース3とキ
    ャツプ4とからなり、キャップ4の周壁の下部内周側に
    凹部6を周設し、ベース3の周辺部から立ち上がらせた
    嵌合顎部7の外周下部に顎状の段部14を形成し、この
    嵌合顎部7を上記凹部6に嵌め込むと共に、前記凹部6
    の下段部に前記嵌合顎部7の段部14を係合し、且つ同
    嵌合顎部7の上端と上記キャップ4の凹部6の上段部と
    の間に、上記金属板1の周辺部を挟み込んで固定した圧
    電ブザーにおいて、上記ベース3の嵌合顎部7とキャッ
    プ4の凹部6とが径方向に変形してない初期状態で、上
    記ベース3の嵌合顎部7の外径を、同嵌合顎部7が嵌め
    込まれるキャップ4の凹部6の内径より小さくしたこと
    を特徴とする圧電ブザー。
JP1988134872U 1988-10-15 1988-10-15 圧電ブザー Expired - Lifetime JPH0610399Y2 (ja)

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JP1988134872U JPH0610399Y2 (ja) 1988-10-15 1988-10-15 圧電ブザー

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JPH0255297U JPH0255297U (ja) 1990-04-20
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JP6567462B2 (ja) * 2016-05-19 2019-08-28 株式会社今仙電機製作所 電子式警音器
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JPS58138499U (ja) * 1982-03-10 1983-09-17 日本特殊陶業株式会社 圧電ブザ−
JPS5936700U (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 日本特殊陶業株式会社 圧電ブザ−

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