JPH0726668Y2 - 温度検知用サーミスタ - Google Patents

温度検知用サーミスタ

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JPH0726668Y2
JPH0726668Y2 JP1986118559U JP11855986U JPH0726668Y2 JP H0726668 Y2 JPH0726668 Y2 JP H0726668Y2 JP 1986118559 U JP1986118559 U JP 1986118559U JP 11855986 U JP11855986 U JP 11855986U JP H0726668 Y2 JPH0726668 Y2 JP H0726668Y2
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JP
Japan
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thermistor
lug terminal
thermistor element
lug
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正範 西堀
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、パワートランジスタやIC等の電子部品の過熱
検知に用いる正特性あるいは負特性の温度検知用サーミ
スタに関する。
〈従来の技術〉 第8図は従来の温度検知用サーミスタの一部切欠側面
図、第9図は第8図のB−B線矢視図である。
これらの図において、1はサーミスタ素子で、ほぼ円盤
状のサーミスタ素子本体1aと、その円周部より突出した
2本のリード端子1b,1bからなっている。サーミスタ素
子1は、ラグ端子2の中に、縦置きで接着剤4により固
定されている。このように、サーミスタ素子1を縦置き
としているのは、サーミスタ素子1のリード端子1bとラ
グ端子底部2gとの間に充分な間隔を保つためで、この間
隔により、リード端子1bとラグ端子底部2gとの短絡を防
止している。
また、ラグ端子底部2gは、過熱検知をすべき電子部品の
外壁6に直接接触してビス5により固定される。つま
り、この構成では、サーミスタ素子本体1aの円周下部1d
が、電子部品外壁6の発熱のラグ端子底部2gを介しての
受熱面となっている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来の技術では、サーミスタ素子1を縦置きでラグ端子
2に設けるため、つまりサーミスタ素子1はその円周一
部1dでラグ端子底部2gに接触するため、サーミスタ素子
1のラグ端子底部2gからの受熱面積が小さく、優れた熱
応答性が得られない。
これに対し、第10図のように、サーミスタ素子1を横置
きすることが考えられるが、その場合には、リード端子
1bとラグ端子底部2gとの間隔、あるいはリード端子1bと
電子部品外壁6との間隔が小さくなり、短絡が生じやす
くなる。
また、サーミスタ素子1をラグ端子2に接着固定する前
の状態では、各サーミスタ素子1は、第5図のように、
横置きの姿勢で一定の間隔に順次横一列に並べられ、同
一方向に出揃った各リード端子1bが上下一対のテープ7,
7で保持されている。そのため、このようなサーミスタ
素子1をラグ端子2に設ける際、横置き状態(第5図の
状態)にあるサーミスタ素子1を、テープ7,7から分離
したのち、いちいち縦置き状態にセットし直さなければ
ならないので、工程が複雑になり、量産性が損なわれ
る。
本考案は、このような問題を解消するためになされたも
ので、サーミスタ素子の熱応答性が良く、かつリード端
子とラグ端子が着実に絶縁され、しかも量産性を備える
温度検知用サーミスタを提供することを目的としてい
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案にかかる温度検知用サーミスタに置いては、この
ような目的を達成するため、ラグ端子の一端部にはこれ
から外向きに突出する絶縁部材を一体に設け、かつ、こ
の絶縁部材にはラグ端子の表面上に横置きで接合固定さ
れたサーミスタ素子のリード端子が嵌入される溝を形成
している。
〈作用〉 前記構成によると、横置きのサーミスタ素子の偏平な下
面がラグ端子表面からの広い面積の受熱面となる。ま
た、ラグ端子と一体の絶縁部材により、サーミスタ素子
のリード端子とラグ端子の間の絶縁が確保される。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の斜視図であって、サーミス
タ素子1をラグ端子2に装着する前の状態を示してい
る。サーミスタ素子1は、従来同様に、ほぼ円盤状のサ
ーミスタ素子本体1aと、その円周部より突出した2本の
リード端子1b,1bからなっている。ラグ端子2は金属製
で、サーミスタ素子本体1aの外径に対応した広幅のベー
ス部2aを有する。ラグ端子ベース部2aの左右には側板2
b,2bが、また側板2b,2bの一端部間には係止片(第2図
参照)2cが、さらに他端部側には取付孔2dがそれぞれプ
レス成形にて形成されている。3は樹脂や磁器等よりな
る絶縁部材であり、ラグ端子2の係止片2cを被包して両
側板2b,2bを連結するように、ラグ端子2の一端部から
外向きに突出した状態で設けられている。また、絶縁部
材3の上面には、ラグ端子2の両側板2b,2bと平行状に
2本の溝3a,3aが形成されている。また、絶縁部材3の
下面は、ラグ端子ベース部2aの下面と面一に形成されて
いる。
第3図は前述したサーミスタ素子1をラグ端子2に装着
した状態の平面図、第4図は第3図の縦断側面図であ
る。すなわち、サーミスタ素子1のリード端子1b,1bは
絶縁部材3のそれぞれの溝3a,3aに嵌入して位置決めさ
れ、かつサーミスタ素子本体1aはラグ端子ベース部2aの
表面2e上に横置きで接着剤(第4図)4により接着固定
されている。
このような構成において、サーミスタ素子1のリード線
1b,1bとラグ端子2の表面2eの間は絶縁部材3の介在に
より着実に絶縁される。
また、ラグ端子2のベース部2aは、ラグ端子2が取付孔
2dに挿入されたビス5で電子部品外壁6に取り付けられ
ることにより、電子部品外壁6に直接全面的に接触して
いる。そして、電子部品外壁6の熱は、ラグ端子2から
サーミスタ素子本体1aに伝わる。この場合、横置きのサ
ーミスタ素子本体1aは偏平で広い面積の下面1cでラグ端
子2の表面2eに面接しているので、サーミスタ素子本体
1aのラグ端子2に対する受熱面積は広く、優れた熱応答
性が得られる。
また、すでに第5図で述べたように、サーミスタ素子1
をラグ端子2に設ける前の状態では、各サーミスタ素子
1を横一列に並べ、かつそれぞれのリード端子1bをテー
プ7,7で保持することにより、各サーミスタ素子1は横
置き状態となっている。つまり、この横置き状態は、各
サーミスタ素子1をそれぞれのラグ端子2にそのまま一
度にセットし得る状態であるから、サーミスタ素子1の
姿勢をいちいち変更する必要がなく、量産性がある。
第6図はラグ端子2の変形例を示す斜視図、第7図はそ
のラグ端子2に絶縁部材を設けた平面図である。この例
では、第2図のラグ端子2の側板2b,2bに代えて係止片2
f,2fが設けられている。そして、このラグ端子2には、
前記係止片2f,2fを被包して立ち上がる両側板3b,3bと、
係止片2cを被包して両側板3b,3bを連結する溝3a付き絶
縁部材3が樹脂モールドにより一体に形成されている。
なお、絶縁部材3の内部に埋め込まれるラグ端子係止片
2cに、小孔もしくは凹凸を形成しておくと、ラグ端子2
と絶縁部材3との結合力が増大する。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、ラグ端子の一端部か
ら外向きに突出する絶縁部材を一体に設けたうえ、この
絶縁部材に形成された溝の各々に対してリード端子を嵌
入しているので、これらのリード端子を位置決めしなが
らサーミスタ素子本体をラグ端子の表面上に横置きする
ことが可能となる結果、サーミスタ素子のラグ端子から
の受熱面積が大きく、優れた熱応答性が得られる。
また、このようにサーミスタ素子を横置きでラグ端子に
設けることにより、サーミスタ素子から突出したリード
端子とラグ端子との間隔、およびリード端子と電子部品
外壁との間隔が小さくなるが、その間隔には絶縁部材が
介在されるので、リード端子とラグ端子や電子部品外壁
との間は着実に絶縁される。
さらに、サーミスタ素子のラグ端子への取付け工程で
は、横置き状態で横一列に並べられた複数のサーミスタ
素子をそのままそれぞれのラグ端子に一度にセットでき
るので、量産性がある。
さらにまた、本考案においては、絶縁部材に形成した溝
に対してリード端子を嵌入しているので、溝によってリ
ード端子の正確な位置決めを行うことが可能となり、外
力の作用に伴ってリード端子が揺れ動くことを防止し得
ることになる。その結果、絶縁部材の介在によってリー
ド端子同士の接触が生じることを確実に阻止することが
でき、また、各リード端子とサーミスタ素子本体との接
続部分に破損が生じることを確実に阻止することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかる温度検知用サーミス
タの分解斜視図、第2図はラグ端子の斜視図、第3図は
サーミスタ素子をラグ端子にセットした状態の平面図、
第4図は第3図の縦断側面図、第5図はサーミスタ素子
の供給時の説明図、第6図はラグ端子の変形例を示す斜
視図、第7図は第6図のラグ端子に絶縁部材を形成した
状態の平面図、第8図は従来の温度検知用サーミスタの
一部切欠側面図、第9図は第8図のB−B線矢視図、第
10図は温度検知用サーミスタの他の例を示す一部切欠側
面図である。 1…サーミスタ素子、1b…リード端子、2…ラグ端子、
2e…表面、3…絶縁部材、4…接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラグ端子の一端部にはこれから外向きに突
    出する絶縁部材を一体に設け、かつ、この絶縁部材には
    ラグ端子の表面上に横置きで接合固定されたサーミスタ
    素子のリード端子が嵌入される溝を形成していることを
    特徴とする温度検知用サーミスタ。
JP1986118559U 1986-07-31 1986-07-31 温度検知用サーミスタ Expired - Lifetime JPH0726668Y2 (ja)

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JPS6325338U JPS6325338U (ja) 1988-02-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6371002B1 (ja) * 2017-01-16 2018-08-08 株式会社芝浦電子 温度センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6371002B1 (ja) * 2017-01-16 2018-08-08 株式会社芝浦電子 温度センサ

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JPS6325338U (ja) 1988-02-19

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