JPH0731348Y2 - 半導体式熱感知器 - Google Patents

半導体式熱感知器

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JPH0731348Y2
JPH0731348Y2 JP1987010440U JP1044087U JPH0731348Y2 JP H0731348 Y2 JPH0731348 Y2 JP H0731348Y2 JP 1987010440 U JP1987010440 U JP 1987010440U JP 1044087 U JP1044087 U JP 1044087U JP H0731348 Y2 JPH0731348 Y2 JP H0731348Y2
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JP
Japan
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base
cover
heat sensing
hole
packing
Prior art date
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JP1987010440U
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JPS63118693U (ja
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裕康 小林
一成 森末
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、先端にサーミスタが取着された棒状の熱感知
素子を用いた半導体式熱感知器に関するものである。
[背景技術] この種の半導体式熱感知器では、先端にサーミスタが取
着された棒状の熱感知素子を用いるものがある。この熱
感知素子はプリント基板上に立設され、ベースとともに
ケースを構成するカバーの熱感知穴内に挿入するように
してケース内にプリント基板とともに収納される。この
ような半導体式熱感知器は、天井面などの造営面に受け
台によって取り付けられるようになっており、このため
ベースの下面に上記受け台に固定して取り付けるクリッ
プばねを備えている。このクリップばねは受け台と上記
熱感知器とを電気的に接続する働きも備えている。従っ
て、従来ではこのクリップばねとプリント基板とをリー
ド線などにて電気的に接続し、その後ベース上に固定ね
じなどにてプリント基板を固定していた。このようにプ
リント基板のベースへの取付を固定ねじで行うと作業が
面倒であり、しかもプリント基板から引き出されたリー
ド線を挟んでリード線を断線させたりするために、この
リード線用の配線スペースを必要とし、ベースが大きく
なる問題があった。また、従来ではプリント基板上に立
設された熱感知素子を熱感知穴内に挿入するようにして
そのままカバーをベースに被着して組立を行っていたた
め、熱感知素子が曲がってしまったりしてカバーの取付
作業も面倒であった。
しかも、この種の先端にサーミスタが取着された棒状の
熱感知素子を用いた半導体式熱感知器では、サイミスタ
を外気に触れさせる必要があるため、ケース内を防水す
ることが難しいという問題があった。
また、クリップばね式の半導体式熱感知器では、受け台
との着脱の際に、ケースを掴んで回転させる必要がある
が、従来のこの種の半導体式熱感知器ではケースを掴み
にくく、着脱が容易に行えないという問題があった。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、組立が簡単で、防水性に優れ、且つ
受け台からの着脱も容易な半導体式熱感知器を提供する
ことにある。
[考案の開示] (構成) 本考案は、上面から熱感知穴を構成する円筒部が突設さ
れその円筒部の周縁から放射状にフィン部が突設された
カバーと、このカバーが被着されカバーと共にケースを
構成するベースと、ケース内部に連通する円筒部に内側
から嵌着されるパッキンと、先端にサーミスタが取着さ
れ上記パッキンの貫通孔に先端のサーミスタを貫通させ
て熱感知穴に挿入される棒状の熱感知素子と、この熱感
知素子が立設して実装されベースとカバーにて挟持して
固定されるプリント基板と、ベースの下面に複数配置さ
れ天井などの造営面への取付用の受け台と電気的及び機
械的に接続するクリップばねとを備え、上記プリント基
板の下面から接続ピンを突設し、この接続ピンをベース
の底面に穿設された挿通孔に挿通し、上記接続ピンのベ
ースの下面側からの突出部をクリップばねに穿孔された
挿入孔に挿入し、この接続ピンの先端をクリップばねに
半田付けしてプリント基板とクリップばねとの電気的な
接続を行うようにしてあり、熱感知穴内に嵌合されたパ
ッキンの挿通孔に熱感知素子を貫通することで、熱感知
素子が曲がって取り付けられることがなく、しかも各部
品が嵌合あるいは挟持するだけで組み立てられることに
より、組立を極めて容易とし、また熱感知穴内にパッキ
ンを嵌合し、そのパッキンの挿通孔に熱感知素子を貫通
させることにより、外気と連通する熱感知穴を閉塞し
て、防水性を保ち、さらに熱感知穴を構成する円筒部が
突設されその円筒部の周縁から放射状にフィン部が突設
されたカバー構造とすることにより、受け台との着脱の
際に、半導体式熱感知器を持ちやすく、かつフィン部が
回り止めになって、回転力を容易に付与し、受け台との
着脱を容易にするようにしたものである。
(実施例) 第1図乃至第3図に本考案の一実施例を示す。本実施例
も、先端にサーミスタが取着された棒状の熱感知素子3
を立設したプリント基板4をベース1とカバー2とから
ケース内に収納する半導体式熱感知器であり、またこの
熱感知器も天井面などの造営面に取り付けられた受け台
(図示せず)に取り付け固定され、火災受信器などの感
知器回線に接続されるようになっている。
以下、各部について説明する。熱感知素子3の先端の球
状となった部分にサーミスタが取着してあり、このサー
ミスタには2本のリード3aが接続してあり、上記サーミ
スタを含んだ中央部までモールドして形成してある。こ
の熱感知素子3はリード3aをプリント基板4の挿入孔21
に挿入して半田付けすることにより、プリント基板4上
に立設される。
プリント基板4は、上記熱感知素子3を含む感知回路部
品が実装され、2箇所に下方に突出する接続ピン8が取
着してある。この接続ピン8はプリント基板4上に実装
された感知回路の出力が電気的に接続されている。
ベース1は上面が開口した有底円筒状に形成され、底面
に2箇所にボス9が突設してある。このボス9は上面に
小突起9aが突設してあり、この小突起9aをプリント基板
4に穿設された位置決め孔7内に挿入するようにプリン
ト基板4をベース1に取り付けることにより、プリント
基板4を所定位置に取り付けられるようになっている。
このベース1の底面には、上記プリント基板4の下面か
ら突出する接続ピン8を挿通する挿通孔10と、後述する
クリップばね6を固定する固定ねじ11を螺合するねじ孔
12とを対にして4箇所に形成してある。
クリップばね6は、弾性を有する平板を断面Z字状に折
り曲げて形成した2枚のばね片13a,13bを2枚重ねして
形成されるものであり、重ね合わせた2枚のばね片13a,
13bの透孔14を通して固定ねじ11をねじ孔12に螺合する
ことにより、ベース1下面に取り付けられる。本実施例
では、このクリップばね6を2個備えている。このクリ
ップばね6の両ばね片13a,13bの自由端側は互いに外側
方向に折り曲げてあり、受け台の接続片が容易にばね片
13a,13b間に導入できるようにしてある。なお、ベース
2の上記挿通孔10とねじ孔12との対になった部分の下面
側には、上記2枚のばね片13a,13bの向きを決める位置
決めリブ(図示せず)が形成してある。また、ベース1
下面側のばね片13aの固定端側に挿通孔10を通って挿通
される接続ピン8が挿入される挿入孔20を穿孔してあ
る。
カバー2は下面に開口した有底円筒状に形成され、上面
中央に熱感知穴15を穿設してあり、この感知穴15には軟
質材製のパッキン5を内側から圧入するようにしてあ
る。なお、このパッキン5は接着剤にて貼着して完全に
熱感知穴15に取り付けられている。カバー2の上面は、
熱感知穴15を構成する円筒部が突設してあり、この円筒
部の周縁には放射状にフィン部17を形成してある。この
フィン部17は、例えばベース1に被着されたカバー2を
外すとき、あるいはベース1にカバー2を被着するとき
に、カバー2を持ち易くするために形成してあるもので
あり、ベース1とカバー2とを螺合して取り付けるもの
では、このフィン部17を持って簡単にカバー2を回転さ
せることができる。
さらに、このフィン部17は、本実施例の半導体式熱感知
器と上記クリップばね6を構成するばね片13a,13bで係
合離脱される受け台との着脱の際にも、本実施例の半導
体式熱感知器を持ちやすく、かつ回転力を与えやすくす
る働きも有する。
本実施例の組立について説明する。まず、パッキン5の
周面に接着剤を塗布して、パッキン5をカバー2の熱感
知穴15内に圧入して取り付けておき、また熱感知素子3
もプリント基板4に立設して取り付けておく。なお、接
着剤は必ずしも必要でない。パッキン5の貫通孔18の上
部には、第3図に示すように熱感知素子3の胴部より内
径を小さくするように薄肉の防水部19を形成してあり、
この貫通孔18を貫通して熱感知素子3を挿入したとき、
熱感知素子3の胴部と貫通孔18内面との間に隙間ができ
ないようにしてある。このようにパッキン5の貫通孔18
を形成し、また接着剤を塗布してパッキン5を熱感知穴
15内に圧入することにより、熱感知素子3と貫通孔18、
及びパッキン5と熱感知穴15内面との間に隙間ができ
ず、これにより熱感知器の防水を図ることができる。な
お、上記パッキン5としては熱伝導度の低い材質のもの
が用いてあり、これにより熱感知素子3の熱感知感度が
低下することがないようにしてある。このように熱感知
素子3を貫通孔18に挿通した状態を第2図に示す。この
ようにパッキン5の貫通孔18内に熱感知素子3を貫通し
て挿入することにより、熱感知素子3をカバー2に取り
付けた時に傾いたりせず、熱感知穴15の所定位置に真っ
直ぐ熱感知素子3を装着することができる。このときカ
バー2の熱感知穴15の下端は内方に突出させてあり、こ
の突出部下端がプリント基板4に当接することにより、
熱感知素子3の挿入位置がほぼ一定になるようにしてあ
る。なお、パッキン5をカバー2の熱感知穴15の下端よ
り長く突出させて、パッキン5をプリント基板4に当接
させても良い。この状態でプリント基板4の位置決め孔
7にベース9の小突起9aが嵌まるようにカバー2をベー
ス1に被着すれば、プリント基板4はベース1とカバー
2とで挟持されて固定される。このとき、プリント基板
4の下面から突設された接続ピン8の下端は挿通孔10を
通ってベース1下面側に突出し、クリップばね6の一方
のばね片13に穿孔された挿入孔20内に挿入される。この
接続ピン8をばね片13aに半田付けすることにより、プ
リント基板4に実装された熱感知回路とクリップばね6
との接続ができる。このように、本実施例によれば、ク
リップばね6のベース1への取付、及び熱感知素子3の
プリント基板4への取付以外の各部材はすべての組立を
嵌合あるいは挟持するだけで行うことができ、このため
組立が極めて容易になり、しかもプリント基板4とクリ
ップばね6との接続を接続ピン8にて行っているので、
従来のようにリード線を用いずに済み、プリント基板を
取り付けるときにリード線を挟んだりすることがなくな
り、プリント基板4とクリップばね6との接続が容易に
なり、またリード線の配線のためのスペースをベースに
設けたりする必要がなくなり、ベースを薄型にすること
もできる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、上面から熱感知穴を構成する円
筒部が突設されその円筒部の周縁から放射状にフィン部
が突設されたカバーと、このカバーが被着されカバーと
共にケースを構成するベースと、ケース内部に連通する
円筒部に内側から嵌着されるパッキンと、先端にサーミ
スタが取着され上記パッキンの貫通孔に先端のサーミス
タを貫通させて熱感知穴に挿入される棒状の熱感知素子
と、この熱感知素子が立設して実装されベースとカバー
にて挟持して固定されるプリント基板と、ベースの下面
に複数配置され天井などの造営面への取付用の受け台と
電気的及び機械的に接続するクリップばねとを備え、上
記プリント基板の下面から接続ピンを突設し、この接続
ピンをベースの底面に穿設された挿通孔に挿通し、上記
接続ピンのベースの下面側からの突出部をクリップばね
に穿孔された挿入孔に挿入し、この接続ピンの先端をク
リップばねに半田付けしてプリント基板とクリップばね
との電気的な接続を行うようにしたものであり、熱感知
穴内に嵌合されたパッキンの挿通孔に熱感知素子を貫通
することで、熱感知素子が曲がって取り付けられること
がなく、しかも各部品が嵌合あるいは挟持するだけで組
み立てられるから、組み立てが極めて容易となり、また
熱感知穴内にパッキンを嵌合し、そのパッキンの挿通孔
に熱感知素子を貫通するので、外気と連通する熱感知穴
を閉塞して、防水性を保つことができ、さらに熱感知穴
を構成する円筒部が突設されその円筒部の周縁から放射
状にフィン部が突設されたカバー構造とすることによ
り、受け台との着脱の際に、半導体式熱感知器を持ちや
すく、かつフィン部が回り止めになって、回転力を容易
に付与でき、受け台との着脱を容易に行えるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は同上
の熱感知素子の取付状態を示す断面図、第3図は同上の
パッキンへの熱感知素子の取付説明図である。 1はベース、2はカバー、3は熱感知素子、4はプリン
ト基板、5はパッキン、6はクリップばね、10は挿通
孔、15は熱感知穴、17はフィン部、18は貫通孔、20は挿
入孔である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面から熱感知穴を構成する円筒部が突設
    されその円筒部の周縁から放射状にフィン部が突設され
    たカバーと、このカバーが被着されカバーと共にケース
    を構成するベースと、ケース内部に連通する円筒部に内
    側から嵌着されるパッキンと、先端にサーミスタが取着
    され上記パッキンの貫通孔に先端のサーミスタを貫通さ
    せて熱感知穴に挿入される棒状の熱感知素子と、この熱
    感知素子が立設して実装されベースとカバーにて挟持し
    て固定されるプリント基板と、ベースの下面に複数配置
    され天井などの造営面への取付用の受け台と電気的及び
    機械的に接続するクリップばねとを備え、上記プリント
    基板の下面から接続ピンを突設し、この接続ピンをベー
    スの底面に穿設された挿通孔に挿通し、上記接続ピンの
    ベースの下面側からの突出部をクリップばねに穿孔され
    た挿入孔に挿入し、この接続ピンの先端をクリップばね
    に半田付けしてプリント基板とクリップばねとの電気的
    な接続を行って成ることを特徴とする半導体式熱感知
    器。
  2. 【請求項2】上記パッキンとして熱伝導度の低い材質の
    ものを用いて成ることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の半導体式熱感知器。
JP1987010440U 1987-01-27 1987-01-27 半導体式熱感知器 Expired - Lifetime JPH0731348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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JPS63118693U JPS63118693U (ja) 1988-08-01
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ID=30796733

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722307U (ja) * 1980-07-14 1982-02-05
JPS6031698A (ja) * 1983-07-30 1985-02-18 松下電工株式会社 光電式煙感知器

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Publication number Publication date
JPS63118693U (ja) 1988-08-01

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