JPH08307194A - 振動子 - Google Patents

振動子

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JPH08307194A
JPH08307194A JP7945295A JP7945295A JPH08307194A JP H08307194 A JPH08307194 A JP H08307194A JP 7945295 A JP7945295 A JP 7945295A JP 7945295 A JP7945295 A JP 7945295A JP H08307194 A JPH08307194 A JP H08307194A
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JP
Japan
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vibrator
solder
inner lead
vibrating
supported
Prior art date
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Pending
Application number
JP7945295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Tada
耕三 多田
Hideki Sakurai
秀樹 桜井
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Miyota KK
Original Assignee
Miyota KK
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 耐衝撃性の優れたバラツキの少ない振動子
を提供することを目的とする。 [構成] 振動片を気密端子の2本のインナーリード
で片面支持する振動子において、前記インナーリードを
振動片固定部と該振動片固定部と段差を有する扁平部を
形成する。また成形を気密端子の半田メッキ処理後に行
うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】振動子の振動片を支持する気密端子のイ
ンナーリードの形状は、平面状のもの、円柱状のもの
等、種々しられている。振動片を気密端子の2本のイン
ナーリードに対してどのような相対位置で支持するか、
さらに、振動片とリードをどのような方法で固定するか
によって、気密端子のインナーリードの形状は変わって
くるものである。
【0003】図1に代表的な気密端子の形状を示す。図
1は振動片と気密端子の斜視図であり、振動片1には銀
蒸着膜による電極2が形成されている。気密端子3はヘ
ッダー4外環内に封止ガラス5を介して2本のリード6
を気密絶縁的に封着された構成となっており、7はイン
ナーリード、8はアウターリードである。ここで図2、
3、に代表的な支持構造を示す。図2は、振動子をイン
ナーリードの上方向から見たもので、1は振動片、4は
ヘッダー、5は封止ガラス、7はインナーリード、9は
半田である、図3は図2を上面図とした場合の振動子の
正面図である。リード6は中実の円柱状をしており、振
動片は図2に示した矩形の長手の辺がインナーリード7
に接するように半田9でインナーリードに支持されてい
る。振動片の振動面には電極2が銀蒸着、メッキ等の方
法で形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の代表的な支持構
造は、振動片を円柱状のインナーリード7で支持する構
成となっている故に振動片1の支持剛性が高い。しかし
ながら、支持剛性が高いゆえに耐衝撃性が劣り振動片を
あおる方向の衝撃に弱い。
【0005】また図2で示した半田9の量が少ないと、
半田は溶融した時の表面張力でインナーリード7の周囲
に薄く広がり、振動片1とインナーリードの接する部分
の空間に半田9を充填できず、電気的な接続はとれて
も、機械的な強度が不足してしまう。機械的な強度を確
保するにはインナーリードの半田メッキだけでは不十分
であり、予備的に半田を付けるか、半田ペーストを付け
る必要がある。
【0006】上記欠点を克服するためにインナーリード
に扁平部を形成しバネ性を持たせ、前記あおり方向の耐
衝撃性を改善し、同時に振動片とインナーリードとの空
間をなくし半田メッキだけで十分な機械的強度を確保で
きるものが考案されている。図4、5にその構造を示
す。図4は支持部をインナーリード7aの上方向より見
たもので振動片の材料として水晶を使用したものであ
る。1aは水晶片、4aはヘッダー、5aは封止ガラ
ス、9aは半田である。図5は、図4を上面図とした場
合の正面図である。1aは水晶片、2aは電極、4aは
ヘッダー、6aはリード、7aはインナーリード、8a
はアウターリード、9aは半田である。インナーリード
が扁平状につぶされインナーリード7aが形成されてい
る。図4、5の構成の振動子は前記あおりの方向に対し
扁平部を形成したインナーリード7aが曲がり耐衝撃性
は格段に向上する。しかしながら振動片の半田溶融時に
フラックスの表面張力、半田の表面張力により水晶片1
aがヘッダー4a側にひっぱられることがあり水晶片1
aの支持の位置がバラツクことがある。水晶片の支持の
位置が長手方向にずれると扁平部のバネ剛性が変化して
しまう。
【0007】図6a、bにバネ剛性の変化を示す。aは
水晶片が通常の位置に支持され、bは水晶片の位置が振
動片長手方向にずれて支持された図である。1aは水晶
片、4aはヘッダー、9aは半田、10は扁平部であ
る。水晶片が支持されている部分は水晶片の厚みでバネ
としては働かない。従って水晶片が長手方向にずれると
扁平部の長さが変化しバネ剛性が変化してしまう。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、耐衝撃性の優れたバラツキの少ない振動
子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】振動片を気密端子の2本
のインナーリードで片面支持する振動子において、前記
インナーリードを振動片固定部と該振動片固定部と段差
を有する扁平部に形成する。また成形を気密端子の半田
メッキ処理後に行う。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図にもとづいて説明
する。図7、8、9、10は、本発明における実施例を
示す。図7は支持部をリードの軸方向より見たもので1
bは振動片、4bはヘッダー、5bは封止ガラス、7b
はインナーリード、9bは半田である。図8は図7の正
面図であり1bは振動片、2bは電極、4bはヘッダ
ー、6bはリード、7bはインナーリード、8bはアウ
ターリードである。
【0011】本発明の振動子の気密端子のインナーリー
ドの構成を図9a、b、c、d、eを使用して説明す
る。図9はインナーリード形状を示す図であり、aは正
面図、bは側面図、cは斜視図である。dは気密端子を
側面から見たもので、気密端子の2本のインナーリード
を振動片固定部11と該振動片固定部と段差12を有す
る扁平部10bを気密端子の半田メッキ処理後に成形し
た構造である。気密端子の2本のインナーリードを以上
のように成形したので振動片の先端にインナーリードの
扁平部に対し垂直方向に荷重を掛けたとき振動片をあお
る方向に振動片が折れるより先に扁平部が曲がるため耐
衝撃性が高い。
【0012】コンベックス形状では、振動片の支持部の
形状が曲率を持っているので、インナーリードの固定部
を曲率に合わせて多少角度を持たせる必要があるが、耐
衝撃性はほとんど変化しない。
【0013】インナーリード7bの扁平部10bは耐衝
撃性が優れているため少しの衝撃でも曲がってしまい、
半田メッキをするためのバレルの衝撃で扁平部が曲がっ
てしまいインナーリードの形状精度が悪くなってしま
う。そこで半田メッキ処理後に気密端子のインナーリー
ドに扁平部を形成することでインナーリードの形状精度
の高い状態で振動片を支持できる。気密端子のインナー
リードは図9eのように扁平部両側に段差を形成しても
よい。本実施例では形成前のインナーリードの径は35
0μm、材質はコバールであり、成型後のインナーリー
ドの巾は600μmであり扁平部の厚さは50μmであ
る。この時振動片が水晶で巾1600μmであれば厚さ
60μmままで使用可能である。また振動片の巾や厚さ
材質などによりリードの径や材質、扁平部の厚さ段差な
どが変わるが計算などで解決できる。
【0014】図10a、bは振動子のバネ剛性を示す図
であり、aは、振動片が通常の位置に支持された図を示
す。bは、振動片が長手方向にずれて支持された図を示
す。1bは振動片、4bはヘッダー、7bはインナーリ
ード、9bは半田、10bは扁平部、1bは振動片、1
2は段差である。インナーリードを振動片固定部と該振
動片固定部と段差を有する扁平部に形成したので、振動
片1bの支持の位置が多少ずれてもバネ性を有する扁平
部の寸法に影響なくバネ剛性が変化することはない。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、振
動片を気密端子の2本のインナーリードで片面支持する
振動子において、前記インナーリードを振動片固定部と
該振動片固定部と段差を有する扁平部を気密端子の半田
メッキ処理後に成形することで、次のような著しい効果
を呈する。 1.気密端子の2本のインナーリードに扁平部を設けた
ことにより、耐衝撃性は大巾に向上した。(14MHz
の振動子 75Cm*50回落下で振動片の破損はは0
だった。) 2.片側より振動片を支持するため、気密
端子の半田メッキだけで振動片を支持できる。 3.気密端子の半田メッキ後に成形するのでインナーリ
ードの形状精度が高い状態で振動片を支持できる。 4.振動片固定部と該振動片固定部に段差を有するので
振動片の支持の位置が少々ずれてもバネ剛性に変化はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動片及び気密端子の斜視図である。
【図2】従来の振動片支持部の支持構造図で上面図。
【図3】図2の正面図
【図4】従来のバネ性を持たせた水晶支持部の支持構造
図で上面図。
【図5】図4の正面図
【図6】a、bは図5のバネ剛性を示す図である。
【図7】本発明の振動片支持部の支持構造図で上面図。
【図8】図7の正面図
【図9】a、b、c、d、eは本発明の支持リードの構
造を示す図である。
【図10】a、bは本発明のバネ剛性を示す図である。
【符号の説明】
1、1b 振動片 1a 水晶片 2、2a、2b 電極 3 気密端子 4、4a、4b ヘッダー 5、5a、5b 封止ガラス 6、6a、6b リード 7、7a、7b インナーリード 8、8a、8b アウターリード 9、9a、9b 半田 10、10b 扁平部 11 振動片固定部 12 段差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動片を気密端子の2本のインナーリード
    で片面支持する振動子において、前記インナーリードを
    振動片固定部と該振動片固定部と段差を有する扁平部に
    成形したことを特徴とする振動子。
  2. 【請求項2】成形を気密端子の半田メッキ処理後に行う
    ことを特徴とする請求項1の振動子。
  3. 【請求項3】インナーリードに振動片を片面支持した
    後、振動片の先端にインナーリードの扁平部に対し垂直
    方向に荷重を掛けたとき振動片が折れるより先に扁平部
    が曲がることを特徴とする請求項1または2の振動子。
JP7945295A 1995-03-09 1995-03-09 振動子 Pending JPH08307194A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009044038A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Seiko Instruments Inc 気密端子の製造方法及び気密端子、圧電振動子の製造方法及び圧電振動子、発振器、電子機器、電波時計
JP2009055264A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Seiko Instruments Inc 気密端子の製造方法及び気密端子、圧電振動子の製造方法及び圧電振動子、発振器、電子機器、電波時計
JP2009182932A (ja) * 2008-02-01 2009-08-13 Nec Schott Components Corp 電子素子用円筒型パッケージおよびその製造方法

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JP2009055264A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Seiko Instruments Inc 気密端子の製造方法及び気密端子、圧電振動子の製造方法及び圧電振動子、発振器、電子機器、電波時計
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