JP2537827Y2 - 成形装置 - Google Patents
成形装置Info
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- JP2537827Y2 JP2537827Y2 JP10632690U JP10632690U JP2537827Y2 JP 2537827 Y2 JP2537827 Y2 JP 2537827Y2 JP 10632690 U JP10632690 U JP 10632690U JP 10632690 U JP10632690 U JP 10632690U JP 2537827 Y2 JP2537827 Y2 JP 2537827Y2
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- Japan
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- plunger
- mold
- pot
- molding material
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は成形装置に関し、特に、空気の混入等をな
くすことによって製品の品質を著しく向上させることの
できる真空引きの成形装置に関するものである。
くすことによって製品の品質を著しく向上させることの
できる真空引きの成形装置に関するものである。
一般に、この種の成形装置は第5図および第6図に示
すように構成されている。
すように構成されている。
すなわち、この成形装置は、プランジャ21と、このプ
ランジャ21の下方に位置するとともに、プランジャ21に
接離可能な上型24と、この上型24の下方に位置するとと
もに、上型24に接離可能な下型30とを具えている。
ランジャ21の下方に位置するとともに、プランジャ21に
接離可能な上型24と、この上型24の下方に位置するとと
もに、上型24に接離可能な下型30とを具えている。
前記上型24および下型30は図示しないプレス内に設け
られていて、プレスの作動によって一体に前記プランジ
ャ21に接離可能となっている。
られていて、プレスの作動によって一体に前記プランジ
ャ21に接離可能となっている。
前記プランジャ21は図示しない基枠等にフランジ37を
介して固定され、下面には図中下方に突出する突部23が
一体に設けられているとともに、この突部23の外側の適
宜の位置には前記フランジ37を貫通して外部に通じる空
気路22が穿設され、さらにこの空気路22の端部には図示
しない真空ポンプが接続されるようになっている。
介して固定され、下面には図中下方に突出する突部23が
一体に設けられているとともに、この突部23の外側の適
宜の位置には前記フランジ37を貫通して外部に通じる空
気路22が穿設され、さらにこの空気路22の端部には図示
しない真空ポンプが接続されるようになっている。
前記上型24の上面には成形材料34を収納するためのポ
ット25が設けられていて、このポット25は前記プランジ
ャ21の突部23よりもやや大きく形成され、底面には凹部
28、28、……が複数設けられていて、この凹部28、28、
……は前記ポット25と注入孔27、27、……を介して連通
するようになっている。
ット25が設けられていて、このポット25は前記プランジ
ャ21の突部23よりもやや大きく形成され、底面には凹部
28、28、……が複数設けられていて、この凹部28、28、
……は前記ポット25と注入孔27、27、……を介して連通
するようになっている。
前記下型30の上型24との接合面30aには、前記上型24
の下面の凹部28、28、……に対応する位置にそれぞれ凹
部31、31、……が設けられており、上型24への当接時に
これらの凹部31、31、……と上型24の凹部28、28、……
との間で密閉されたキャビティ33、33、……が形成され
るようになっている。
の下面の凹部28、28、……に対応する位置にそれぞれ凹
部31、31、……が設けられており、上型24への当接時に
これらの凹部31、31、……と上型24の凹部28、28、……
との間で密閉されたキャビティ33、33、……が形成され
るようになっている。
また、前記上型24および下型30には下型30の下面側か
ら上型24の上面側に貫通する空気路29、29が穿設されて
おり、この空気路29、29は前記プランジャ21への接近時
にプランジャ21側の空気路22と連通するようになってい
る。
ら上型24の上面側に貫通する空気路29、29が穿設されて
おり、この空気路29、29は前記プランジャ21への接近時
にプランジャ21側の空気路22と連通するようになってい
る。
また、前記下型30の上型24との接合面30aにはパッキ
ン35が装着されているので、下型30の上型24への当接時
に両者の間に形成されるキャビティ33、33、……は完全
に密封されるようになっている。また、前記上型24と前
記プランジャ21との間にもパッキン36が介在しているの
で、上型24とプランジャ21との間も完全に密閉されるよ
うになっている。
ン35が装着されているので、下型30の上型24への当接時
に両者の間に形成されるキャビティ33、33、……は完全
に密封されるようになっている。また、前記上型24と前
記プランジャ21との間にもパッキン36が介在しているの
で、上型24とプランジャ21との間も完全に密閉されるよ
うになっている。
そして、上記のように構成される成形装置を用いて成
形材料を成形するには、まず、上型24の下面に下型30を
当接させて上型24の凹部28、28、……と下型30の凹部3
1、31、……との間でキャビティ33、33、……を形成す
るとともに、上型24のポット25内にシート状の成形材料
34を挿入し、この後図示しないプレスを作動させて上型
24と下型30とを一体にプランジャ21に接近させてプラン
ジャ21との間で加圧が開始される直前で上型24と下型30
との上昇を停止させる。
形材料を成形するには、まず、上型24の下面に下型30を
当接させて上型24の凹部28、28、……と下型30の凹部3
1、31、……との間でキャビティ33、33、……を形成す
るとともに、上型24のポット25内にシート状の成形材料
34を挿入し、この後図示しないプレスを作動させて上型
24と下型30とを一体にプランジャ21に接近させてプラン
ジャ21との間で加圧が開始される直前で上型24と下型30
との上昇を停止させる。
この場合、上型24および下型30を加熱することによっ
てポット25内の成形材料34を十分に軟化させておく。
てポット25内の成形材料34を十分に軟化させておく。
次に、図示しない真空ポンプを作動させて、フランジ
37、プランジャ21、上型24および下型30の空気路22、2
2、29、29を介してポット25、注入孔27、27、……およ
びキャビティ33、33、……内の空気を真空吸引して外部
に排出し、内部を完全な真空状態とし、真空状態となっ
た後に再びプレスを作動させて上型24および下型30を上
昇させて上型24とプランジャ21との間で成形材料34を押
圧して、ポット25から注入孔27、27、……を介してキャ
ビティ33、33、……内に充填し、その後、冷却等するこ
とによってキャビティ33、33、……の形状に合致した製
品が成形されることになる。
37、プランジャ21、上型24および下型30の空気路22、2
2、29、29を介してポット25、注入孔27、27、……およ
びキャビティ33、33、……内の空気を真空吸引して外部
に排出し、内部を完全な真空状態とし、真空状態となっ
た後に再びプレスを作動させて上型24および下型30を上
昇させて上型24とプランジャ21との間で成形材料34を押
圧して、ポット25から注入孔27、27、……を介してキャ
ビティ33、33、……内に充填し、その後、冷却等するこ
とによってキャビティ33、33、……の形状に合致した製
品が成形されることになる。
しかしながら、上記のように構成される従来の成形装
置にあっては、成形材料34の加圧直前にポット25、注入
孔27、27、……およびキャビティ33、33、……内の空気
を真空吸引によって外部に排出する際に、成形材料34が
シート状に形成されていて、しかも十分に軟化した状態
となっているために、成形材料34が上型24のポット25の
底面に密着してしまって注入孔27、27、……およびキャ
ビティ33、33、……を完全に閉塞してしまう。
置にあっては、成形材料34の加圧直前にポット25、注入
孔27、27、……およびキャビティ33、33、……内の空気
を真空吸引によって外部に排出する際に、成形材料34が
シート状に形成されていて、しかも十分に軟化した状態
となっているために、成形材料34が上型24のポット25の
底面に密着してしまって注入孔27、27、……およびキャ
ビティ33、33、……を完全に閉塞してしまう。
その結果、注入孔27、27、……およびキャビティ33、
33、……内の空気を完全に排出することができなくなっ
てしまって成形された成形品に空気が混入してしまい、
製品の品質を著しく低下させてしまうという問題点を有
していた。
33、……内の空気を完全に排出することができなくなっ
てしまって成形された成形品に空気が混入してしまい、
製品の品質を著しく低下させてしまうという問題点を有
していた。
この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解
決したものであって、成形材料の加圧直前の真空吸引の
際に、ポット、注入孔およびキャビティ内の空気を完全
に除去して成形された製品に空気が混入することを完全
に阻止し、それによって成形される製品の品質を著しく
向上させることのできる成形装置を提供することを目的
とするものである。
決したものであって、成形材料の加圧直前の真空吸引の
際に、ポット、注入孔およびキャビティ内の空気を完全
に除去して成形された製品に空気が混入することを完全
に阻止し、それによって成形される製品の品質を著しく
向上させることのできる成形装置を提供することを目的
とするものである。
上記の問題点を解決するためにこの考案は、ピストン
状に突出した突部を有するプランジャと、該プランジャ
の突部と嵌合可能に形成されて底面を有する凹部状のポ
ットが設けられ、かつ、該底面と反対側の面に複数の凹
部が設けられて、該凹部と前記底面との間を連通する注
入孔が設けられている上型と、該上型に対して接離可能
に設けられた接合面を有すると共に該接合面の上型の凹
部に対応する部位にそれぞれ凹部が設けられて前記上型
の凹部との間にキャビティを形成する下型とを具えた真
空引きの成形装置において、前記上型のポットの底面
に、外側にまで延出する溝を複数本穿設し、該溝と前記
各注入孔の開口部を連通させた手段を採用したものであ
る。また、前記複数本の溝は格子状に交差し、各交差部
にそれぞれ前記各注入孔の開口部が位置する手段を採用
したものである。さらに、前記各溝は、V字型、方形
状、U字型状又は台形状をなす手段を採用したものであ
る。
状に突出した突部を有するプランジャと、該プランジャ
の突部と嵌合可能に形成されて底面を有する凹部状のポ
ットが設けられ、かつ、該底面と反対側の面に複数の凹
部が設けられて、該凹部と前記底面との間を連通する注
入孔が設けられている上型と、該上型に対して接離可能
に設けられた接合面を有すると共に該接合面の上型の凹
部に対応する部位にそれぞれ凹部が設けられて前記上型
の凹部との間にキャビティを形成する下型とを具えた真
空引きの成形装置において、前記上型のポットの底面
に、外側にまで延出する溝を複数本穿設し、該溝と前記
各注入孔の開口部を連通させた手段を採用したものであ
る。また、前記複数本の溝は格子状に交差し、各交差部
にそれぞれ前記各注入孔の開口部が位置する手段を採用
したものである。さらに、前記各溝は、V字型、方形
状、U字型状又は台形状をなす手段を採用したものであ
る。
この考案は前記の手段を採用したことにより、上型の
ポットの底面の複数の溝によって成形材料の下面とポッ
トの底面との間には成形材料の外側に通じる隙間が複数
形成されることになり、したがって、成形材料の下側に
位置する注入孔およびキャビティはこれらの隙間を介し
て成形材料の外側と連通することになり、この隙間を介
して注入孔およびキャビティ内の空気が外部に排出され
ることになる。
ポットの底面の複数の溝によって成形材料の下面とポッ
トの底面との間には成形材料の外側に通じる隙間が複数
形成されることになり、したがって、成形材料の下側に
位置する注入孔およびキャビティはこれらの隙間を介し
て成形材料の外側と連通することになり、この隙間を介
して注入孔およびキャビティ内の空気が外部に排出され
ることになる。
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明す
る。
る。
第1図〜第4図はこの考案による成形装置が示されて
いて、第1図は全体を示す概略断面図、第2図は第1図
に示すものの部分拡大図、第3図は第1図に示す上型の
平面図、第4図は第3図に示すものの断面図である。
いて、第1図は全体を示す概略断面図、第2図は第1図
に示すものの部分拡大図、第3図は第1図に示す上型の
平面図、第4図は第3図に示すものの断面図である。
すなわち、この成形装置は、前記従来と同様に、プラ
ンジャ1と、このプランジャ1の下方に位置するととも
に、プランジャ1に接離可能な上型4と、この上型4の
下方に位置するとともに、上型4に接離可能な下型10と
を具えている。
ンジャ1と、このプランジャ1の下方に位置するととも
に、プランジャ1に接離可能な上型4と、この上型4の
下方に位置するとともに、上型4に接離可能な下型10と
を具えている。
前記上型4および下型10は図示しないプレス内に設け
られていて、プレスの作動によって一体に前記プランジ
ャ1に接離可能となっている。
られていて、プレスの作動によって一体に前記プランジ
ャ1に接離可能となっている。
前記プランジャ1は図示しない基枠等にフランジ17を
介して固定され、下面には図中下方に突出する突部3が
一体に設けられているとともに、この突部3の外側の適
宜の位置には前記フランジ17を貫通して外部に通じる空
気路2が穿設され、さらにこの空気路2の端部には図示
しない真空ポンプ(図示せず)が接続されるようになっ
ている。
介して固定され、下面には図中下方に突出する突部3が
一体に設けられているとともに、この突部3の外側の適
宜の位置には前記フランジ17を貫通して外部に通じる空
気路2が穿設され、さらにこの空気路2の端部には図示
しない真空ポンプ(図示せず)が接続されるようになっ
ている。
前記上型4の上面には成形材料14を収納するためのポ
ット5が設けられていて、このポット5は前記プランジ
ャ1の突部3よりもやや大きく形成され、底面には凹部
8、8、……が複数設けられていて、この凹部8、8、
……は前記ポット5と注入孔7、7、……を介して連通
するようになっている。
ット5が設けられていて、このポット5は前記プランジ
ャ1の突部3よりもやや大きく形成され、底面には凹部
8、8、……が複数設けられていて、この凹部8、8、
……は前記ポット5と注入孔7、7、……を介して連通
するようになっている。
この場合、前記上型4のポット5の底面には格子状に
複数のV字形状の溝6、6、……が穿設されており、こ
の溝6、6、……はポット5の底面に開口している注入
孔7、7、……を通ってポット5の両縁部にまで延出す
るようになっている(第3図および第4図参照)。
複数のV字形状の溝6、6、……が穿設されており、こ
の溝6、6、……はポット5の底面に開口している注入
孔7、7、……を通ってポット5の両縁部にまで延出す
るようになっている(第3図および第4図参照)。
前記下型10の上型4との接合面10aには、前記上型4
の下面の凹部8、8、……に対応する位置にそれぞれ凹
部11、11、……が設けられており、上型4への当接時に
これらの凹部11、11、……と上型4の凹部8、8、……
との間で密閉されたキャビティ13、13、……が形成され
るようになっている。
の下面の凹部8、8、……に対応する位置にそれぞれ凹
部11、11、……が設けられており、上型4への当接時に
これらの凹部11、11、……と上型4の凹部8、8、……
との間で密閉されたキャビティ13、13、……が形成され
るようになっている。
また、前記上型4および下型10には下型10の下面側か
ら上型4の上面側に貫通する空気路9、9が穿設されて
おり、この空気路9、9は前記プランジャ1への接近時
にプランジャ1側の空気路2と連通するようになってい
る。
ら上型4の上面側に貫通する空気路9、9が穿設されて
おり、この空気路9、9は前記プランジャ1への接近時
にプランジャ1側の空気路2と連通するようになってい
る。
また、前記下型10の上型4との接合面10aにはパッキ
ン15が装置されているので、下型10の上型4への当接時
に両者の間に形成されるキャビティ13、13、……は完全
に密封されるようになっている。また、前記上型4と前
記プランジャ1との間にもパッキン16が介在しているの
で、上型4の上面側とプランジャ1との間も完全に密閉
されるようになっている。
ン15が装置されているので、下型10の上型4への当接時
に両者の間に形成されるキャビティ13、13、……は完全
に密封されるようになっている。また、前記上型4と前
記プランジャ1との間にもパッキン16が介在しているの
で、上型4の上面側とプランジャ1との間も完全に密閉
されるようになっている。
そして、上記のように構成される成形装置を用いて成
形材料を成形するには、まず、上型4の下面に下型10を
当接させて上型4の凹部8、8、……と下型10の凹部1
1、11、……との間でキャビティ13、13、……を形成す
るとともに、上型4のポット5内に第3図および第4図
に破線で示すようにシート状の成形材料14を挿入し、こ
の後図示しないプレスを作動させて上型4と下型10とを
一体にプランジャ1に接近させてプランジャ1との間で
加圧が開始される直前で上型4と下型10との上昇を停止
させる。
形材料を成形するには、まず、上型4の下面に下型10を
当接させて上型4の凹部8、8、……と下型10の凹部1
1、11、……との間でキャビティ13、13、……を形成す
るとともに、上型4のポット5内に第3図および第4図
に破線で示すようにシート状の成形材料14を挿入し、こ
の後図示しないプレスを作動させて上型4と下型10とを
一体にプランジャ1に接近させてプランジャ1との間で
加圧が開始される直前で上型4と下型10との上昇を停止
させる。
この場合、上型4および下型10を加熱することによっ
てポット5内の成形材料14を十分に軟化させておく。
てポット5内の成形材料14を十分に軟化させておく。
次に、図示しない真空ポンプを作動させて、フランジ
17、プランジャ1、上型4および下型10の空気路2、
2、9、9を介してポット5、注入孔7、7、……およ
びキャビティ13、13、……内の空気を真空吸引して外部
に排出し、内部を完全に真空状態とする。
17、プランジャ1、上型4および下型10の空気路2、
2、9、9を介してポット5、注入孔7、7、……およ
びキャビティ13、13、……内の空気を真空吸引して外部
に排出し、内部を完全に真空状態とする。
この場合、上型4のポット5内に収納されているシー
ト状の成形材料14とポット5の底面との間には、ポット
5の底面に設けた複数のV字状の溝6、6、……によっ
て成形材料14の外側にまで通じる複数の隙間18、18、…
…が形成されることになり、しかも、この隙間18、18、
……は成形材料14の下面側に位置する注入孔7、7、…
…とも通じているので、注入孔7、7、……およびキャ
ビティ13、13、……は成形材料14の外側と完全に連通す
ることになる。
ト状の成形材料14とポット5の底面との間には、ポット
5の底面に設けた複数のV字状の溝6、6、……によっ
て成形材料14の外側にまで通じる複数の隙間18、18、…
…が形成されることになり、しかも、この隙間18、18、
……は成形材料14の下面側に位置する注入孔7、7、…
…とも通じているので、注入孔7、7、……およびキャ
ビティ13、13、……は成形材料14の外側と完全に連通す
ることになる。
したがって、真空吸引によって空気を除去する際に完
全に注入孔7、7、……やキャビティ13、13、……内の
空気も除去することができることになる。
全に注入孔7、7、……やキャビティ13、13、……内の
空気も除去することができることになる。
そして、このようにしてポット5、注入孔7、7、…
…およびキャビティ13、13、……内の空気を除去した後
に、再びプレスを作動させて上型4および下型10を上昇
させて上型4とプランジャ1との間で成形材料14を押圧
して、成形材料14をポット5から注入孔7、7、……を
介してキャビティ13、13、……内に充填し、その後、冷
却等することによってキャビティ13、13、……の形状に
合致した製品を成形することができることになる。
…およびキャビティ13、13、……内の空気を除去した後
に、再びプレスを作動させて上型4および下型10を上昇
させて上型4とプランジャ1との間で成形材料14を押圧
して、成形材料14をポット5から注入孔7、7、……を
介してキャビティ13、13、……内に充填し、その後、冷
却等することによってキャビティ13、13、……の形状に
合致した製品を成形することができることになる。
上記のようにこの実施例による成形装置にあっては、
上型4のポット5内に成形材料14を挿入した際に、成形
材料14の下面とポット5の底面との間には成形材料14の
外側にまで通じる複数の隙間18、18、……が形成され、
しかもこの隙間18、18、……はそれぞれ各注入孔7、
7、……に通じているので、真空吸引によってポット
5、注入孔7、7、……、キャビティ13、13、……内の
空気を完全に除去することができ、したがって、成形さ
れた製品の空気が混入することを完全に阻止できること
になる。
上型4のポット5内に成形材料14を挿入した際に、成形
材料14の下面とポット5の底面との間には成形材料14の
外側にまで通じる複数の隙間18、18、……が形成され、
しかもこの隙間18、18、……はそれぞれ各注入孔7、
7、……に通じているので、真空吸引によってポット
5、注入孔7、7、……、キャビティ13、13、……内の
空気を完全に除去することができ、したがって、成形さ
れた製品の空気が混入することを完全に阻止できること
になる。
したがって、成形される製品の品質を著しく向上させ
ることができることになる。
ることができることになる。
なお、前記実施例においてはポット5の底面に設ける
溝6、6、……をV字形状に形成したが、これに限定す
ることなく、方形状、U字形状、台形状に形成してもよ
いものである。
溝6、6、……をV字形状に形成したが、これに限定す
ることなく、方形状、U字形状、台形状に形成してもよ
いものである。
この考案は前記のように構成して、上型のポットの底
面に、外側にまで延出する溝を複数本穿設し、この溝と
各注入孔の開口部を連通させたことにより、上型のポッ
ト内に成形材料を位置した場合に、成形材料とポットの
底面との間に、複数本の溝によって成形材料の外側にま
で延出する隙間が形成されるとともに、この隙間と各注
入孔の開口部が連通することになる。したがって、この
隙間に注入孔を介してキャビティが連通することになる
ので、成形材料を注入孔を介してキャビティ内に充填す
る場合に、ポット、注入孔およびキャビティ内の空気を
完全に除去することができることになる。この結果、キ
ャビティ内に充填される成形材料中に空気が混入するこ
とがなくなるので、空気の混入していない良質の製品を
成形することができることになる。また、複数本の溝を
格子状に交差させ、各交差部に各注入孔の開口部を位置
させたことにより、成形材料の形状、大きさに影響され
ることなく、確実にポットの底面と成形材料との間に成
形材料の外側にまで延びる隙間を形成することができる
ことになる。したがって、成形材料の形状、大きさに関
わらず、良質の製品を成形することができることになる
等の優れた効果を奏するものである。
面に、外側にまで延出する溝を複数本穿設し、この溝と
各注入孔の開口部を連通させたことにより、上型のポッ
ト内に成形材料を位置した場合に、成形材料とポットの
底面との間に、複数本の溝によって成形材料の外側にま
で延出する隙間が形成されるとともに、この隙間と各注
入孔の開口部が連通することになる。したがって、この
隙間に注入孔を介してキャビティが連通することになる
ので、成形材料を注入孔を介してキャビティ内に充填す
る場合に、ポット、注入孔およびキャビティ内の空気を
完全に除去することができることになる。この結果、キ
ャビティ内に充填される成形材料中に空気が混入するこ
とがなくなるので、空気の混入していない良質の製品を
成形することができることになる。また、複数本の溝を
格子状に交差させ、各交差部に各注入孔の開口部を位置
させたことにより、成形材料の形状、大きさに影響され
ることなく、確実にポットの底面と成形材料との間に成
形材料の外側にまで延びる隙間を形成することができる
ことになる。したがって、成形材料の形状、大きさに関
わらず、良質の製品を成形することができることになる
等の優れた効果を奏するものである。
第1図〜第4図はこの考案による成形装置を示し、第1
図は全体を示す概略断面図、第2図は第1図に示すもの
の部分拡大図、第3図は第1図に示すものの上型の平面
図、第4図は第3図に示すものの断面図、第5図および
第6図は従来の成形装置を示し、第5図は全体を示す概
略断面図、第6図は第5図に示すものの部分拡大断面図
である。 1、21……プランジャ 2、9、22、29……空気路 3、23……突部 4、24……上型 5、25……ポット 6……溝 7、27……注入孔 8、11、28、31……凹部 10、30……下型 10a、30a……接合面 13、33……キャビティ 14、34……成形材料 15、16、35、36……パッキン 17、37……フランジ 18……隙間
図は全体を示す概略断面図、第2図は第1図に示すもの
の部分拡大図、第3図は第1図に示すものの上型の平面
図、第4図は第3図に示すものの断面図、第5図および
第6図は従来の成形装置を示し、第5図は全体を示す概
略断面図、第6図は第5図に示すものの部分拡大断面図
である。 1、21……プランジャ 2、9、22、29……空気路 3、23……突部 4、24……上型 5、25……ポット 6……溝 7、27……注入孔 8、11、28、31……凹部 10、30……下型 10a、30a……接合面 13、33……キャビティ 14、34……成形材料 15、16、35、36……パッキン 17、37……フランジ 18……隙間
Claims (3)
- 【請求項1】ピストン状に突出した突部を有するプラン
ジャと、該プランジャの突部と嵌合可能に形成されて底
面を有する凹部状のポットが設けられ、かつ、該底面と
反対側の面に複数の凹部が設けられて、該凹部と前記底
面との間を連通する注入孔が設けられている上型と、該
上型に対して接離可能に設けられた接合面を有すると共
に該接合面の上型の凹部に対応する部位にそれぞれ凹部
が設けられて前記上型の凹部との間にキャビティを形成
する下型とを具えた真空引きの成形装置において、 前記上型のポットの底面に、外側にまで延出する溝を複
数本穿設し、該溝と前記各注入孔の開口部を連通させた
ことを特徴とする成形装置。 - 【請求項2】前記複数本の溝は格子状に交差し、各交差
部にそれぞれ前記各注入孔の開口部が位置する請求項1
記載の成形装置。 - 【請求項3】前記各溝は、V字型、方形状、U字型状又
は台形状をなす請求項1又は2記載の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10632690U JP2537827Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10632690U JP2537827Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463216U JPH0463216U (ja) | 1992-05-29 |
JP2537827Y2 true JP2537827Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31852376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10632690U Expired - Lifetime JP2537827Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537827Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001129833A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-15 | Miyagi Oki Electric Co Ltd | 成形金型及び半導体装置の製造方法 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP10632690U patent/JP2537827Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0463216U (ja) | 1992-05-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |