JPH0528030Y2 - - Google Patents

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JPH0528030Y2
JPH0528030Y2 JP1986132483U JP13248386U JPH0528030Y2 JP H0528030 Y2 JPH0528030 Y2 JP H0528030Y2 JP 1986132483 U JP1986132483 U JP 1986132483U JP 13248386 U JP13248386 U JP 13248386U JP H0528030 Y2 JPH0528030 Y2 JP H0528030Y2
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convex mold
model
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model convex
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、各種のモデル凸型を使用し、プラ
スチツクス成形用フイルムにより成形凸型を真空
成型するための真空成型装置に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来、成形凸型の製作においては第13図に示
すように、モデル凸型1を使用し、このモデル凸
型1を下部座板2に載せて真空引作用を行うよう
にした多孔吸気台3上に載置し、上方の上下枠
4,5にクランプさせたプラスチツクス成形用フ
イルムFを上方に設置した電熱ヒータの熱源にて
加熱軟化させた後、この軟化状態の成形用フイル
ムFを上下枠4,5の下降によりモデル凸型1上
に下降させると同時に真空引作用によりフイルム
Fをモデル凸型1に密着させてモデル凸型1と同
様の成形凸型を造るのが通常である。
ところが、このモデル凸型1に対して上下枠
4,5にクランプされて下降した加熱軟化フイル
ムFは、その全面でモデル凸型1上に覆い被さ
り、その下方における多孔吸気台2の真空引き作
用による吸気は各モデル凸型1相互間における一
連に連通した広範囲の空間の空気を吸引せざるを
得ないため、その空間内において吸引作用にアン
バランスを生じ、他よりも吸引の弱い部分や吸引
が遅れた部分のフイルムFがモデル凸型1の上周
面部Aと下部座板2の上面Bとに完全に密着せ
ず、上面Bとモデル凸型1の上周面部Aとの間に
密着未了の橋架部Cが形成されて下隅部に空隙G
ができる不具合があつた。
一方従来、真空成型装置により容器状の凹部を
多数連設した成形凹型を成形する場合において、
上下枠にクランプしたフイルムを加熱ヒーターに
より加熱して軟化させた後、上下枠と共に複数の
容器状のキヤビテイを形成した雌型上に密着させ
ると同時に、加熱ヒーターを上下枠上から横移動
させた状態で上方からプラグデスクを下降させ、
その下面に複数突設した突起状のプラグによりフ
イルムを押圧しながら雌型の各キヤビテイ内に押
し込んだ後、雌型の底部からキヤビテイ内の空気
を真空吸引してフイルムをキヤビテイ内面に密着
させて成形凹型を成形するようにした真空成型装
置が知られている。
しなしながら、このような真空成型装置では容
器状の成形凹型を成形できるが、モデル凸型によ
る成形用凸型を成形することができないものであ
つた。
また、プラグテーブルを下降させる際に、加熱
ヒーターが邪魔になるため、加熱軟化フイルムが
冷えて硬化しない前にプラグテーブルを極めて迅
速に横移動させなければならず、そのための移動
機構と移動スペースを要し、装置として構造的に
極めて複雑で大型化するという欠点、ならびに雌
型に加えて製作コストが高いプラグテーブルとそ
の昇降機構を要する等、高価な装置となる等の問
題があつた。
「問題点を解決するための技術的手段」 この考案は前記従来の課題を解決するために、
成形用フイルムFをクランプして昇降する上下枠
4,5中の上枠4内に、例えば碁盤方形、若しく
は連設円形などの互いに隣接した複数の筒状空間
を形成する垂直区壁6を設置し、多孔吸気台3上
に載せた下部座板8にこの垂直区壁6に対応する
区画部9を設けた成形凸型用真空成型装置を提案
するものである。
「作用」 モデル凸型1による凸型の成形において、モデ
ル凸型1を多孔吸気台3上に載せた下部座板8の
区画部9内に載置した後、上下枠4,5間に成形
用フイルムFをクランプし、上下枠4,5を上昇
させて成形用フイルムFを上部に設置した電熱ヒ
ータHにより加熱軟化させ、上下枠4,5の下降
により加熱軟化状態のフイルムFをモデル凸型1
上に下降させると、フイルムFは上枠4の垂直区
壁6が各モデル凸型1,1間に降下して、垂直区
壁6で囲まれた筒状空間のスペース内において各
モデル凸型1の周面部を均等に圧着包囲する。
この状態において、多孔吸気台3を通して垂直
区壁6により押し込まれたフイルムFとモデル凸
型1間の比較的狭小空間R内の空気を真空吸引す
ると、このフイルムFは着実に吸引されてモデル
凸型1に倣つてその全周面及び下部座板8上に隙
間なく完全に密着する。
この場合、垂直区壁6は上枠4に設けられて一
体に上で作動するため、垂直区壁6の特別な作動
機構は必要なく、また電熱ヒーターHは何ら移動
することなく固定的に設置しておけばよい。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明
する。
第12図はこの考案の真空成形機の概要を示し
たもので、真空引作用を行うための多孔吸気台3
は機函11の上面に設置され、機函11内に設置
された真空ポンプに連通している。
4,5はフイルムFを上下からクランプするた
めの方形状上枠及び下枠で、その後部は蝶番金具
などによりヒンジされ、上枠4はこのヒンジ部を
支点として上下に開閉するようになつている。
そしてこの上枠4には、第1図及び第3図に示
すように、例えば碁盤方形もしくは連設円形など
の互いに隣接した複数の筒状空間を形成する垂直
区壁6を設けた支枠7が嵌着又は着脱可能に設置
されている。
下枠5の後部分は垂直のガイド12,13中を
ガイドローラ14を介して昇降する昇降部材15
の上部に連結されていて、この昇降部材15によ
り下枠5と上枠4が昇降運動するようになつてい
る。
昇降部材15はアームレバー16の先部により
上昇し、下降は上下枠4,5と共に自重で降下す
るようになつており、アームレバー16の後部は
機函11の前側部に設けた共通の枢着ピン17に
枢着され、この枢着ピン17に枢着されている別
のアームレバー18の先部により上枠4を展開す
るようになつている。
アームレバー16,18は、操作ハンドル19
により機函11に軸架した支軸を介して正逆回転
する円盤20のコロ21,22により上昇し、自
重で下降するようになつている。
機函11の上方に設けた覆枠23内には電熱ヒ
ータHが設けてあり、この電熱ヒータHにより上
枠4と下枠5間にクランプした成形用フイルムF
を上昇の終期において加熱軟化させるようになつ
ている。
上記のように構成された真空成形機により、モ
デル凸型1を用いて凸型10を成形する際には、
先ず、第2図に示すように真空引作用を行う多孔
吸気台3上に上枠4の数条の垂直区壁6に対応し
て施してある区画部9を有する下部座板8を上枠
4の垂直区壁6に合致するように載置し、この下
部座板8上に区画部9内に正しくモデル凸型1を
それぞれ配置する。
そして、垂直区壁6を設けた上枠4と下枠5と
の間に成形用フイルムFをクランプしたまま上枠
4と下枠5により成形用フイルムFを電熱ヒータ
H部に上昇させ、電熱ヒータHの発熱により加熱
軟化させると共に、この軟化状態のフイルムFを
上下枠4,5の下降作動により多孔吸気台3上に
降下させる。
これに伴つて、上枠4の垂直区壁6が各モデル
凸型1,1間に下降し、これによつてフイルムF
は垂直区壁6により各モデル凸型1,1間に押し
込まれ、垂直区壁6で囲まれた筒状空間のスペー
ス内において各モデル凸型1の周面部を均等に圧
着包囲する。
この状態において、多孔吸気台3を通してフイ
ルムFと各モデル凸型1の下部周面間の比較的狭
小な空間R内の空気を真空吸引すると、このフイ
ルムFは着実に吸引されてモデル凸型1に倣つて
その全周面及び下部座板8上に隙間なく完全に密
着し、フイルムFによりモデル凸型1に完全に倣
つた凸型10が成形される。
なお、この考案の装置を用いてモデル凸型1に
代えて包装物品を截置すれば、真空包装機として
も利用可能である。
「考案の効果」 以上の通りこの考案によれば、上下枠4,5間
にクランプした加熱軟化フイルムFを多孔吸気台
3上に下降させることにより、上枠4内に設けた
垂直区壁6によりフイルムFを各モデル凸型1,
1間に均等に押し込み、垂直区壁1で囲まれた筒
状空間のスペース内において各モデル凸型1の周
面部を均等に圧着包囲することができ、この状態
でモデル凸型1とこれを覆うフイルムFとの間に
生じた狭小な空間Rの空気を吸引することによ
り、フイルムFは着実に吸引されてモデル凸型1
に倣つてその全周面及び下部座板8上に隙間なく
完全に密着し、モデル凸型1に完全に倣つた凸型
10を成形することができる。
また、垂直区壁6は上枠4に設けられてこれと
一体に上下作動するため、垂直区壁6の特別な作
動機構は必要なく、その製作も容易であり、また
電熱ヒーターHは何ら移動することなく固定的に
設置しておけばよいので、装置として機構が簡単
で安価かつコンパクトに構成することができる。
さらに、多孔吸気台3上に載置する下部座板8
に設けた区画部9により、下部座板8を上枠4の
垂直区壁6に正確に対応する位置に設定し、モデ
ル凸型1を正しく区画部9に配置することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は上枠と下枠により成形用フイルムをク
ランプした状態の垂直断正面図、第2図は吸気多
孔台上に下部座板を介してモデル凸型を載置した
状態の正面図、第3図はフイルムをクランプした
上下枠を加工させた状態を示す垂直断正面図、第
4図はモデル凸型により成形された凸型の垂直断
正面図、第5図は同上平面図、第6図及び第7図
はモデル凸型により成形された単一の凸型の垂直
断正面図、第8図は垂直区壁を設けた上枠の正面
図、第9図は同上平面図、第10図は下部座板の
正面図、第11図は同上平面図、第12図はこの
考案に係る真空成型機の正面図、第13図は従来
の凸型成型装置の垂直断正面図である。 1……モデル凸型、3……吸気多孔台、4……
上枠、5……下枠、6……垂直区壁、8……下部
座板、9……区画部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 成形用フイルムFをクランプして昇降する上下
    枠4,5中の上枠4内に、互いに隣接した複数の
    筒状空間を形成する垂直区壁6を設け、真空引作
    用を行う多孔吸気台3上においてモデル凸型1を
    載置する下部座板8に、上枠4の垂直区壁6に対
    応する区画部9を設けたことを特徴とする真空成
    型装置。
JP1986132483U 1986-08-29 1986-08-29 Expired - Lifetime JPH0528030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986132483U JPH0528030Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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JP1986132483U JPH0528030Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS6339530U JPS6339530U (ja) 1988-03-14
JPH0528030Y2 true JPH0528030Y2 (ja) 1993-07-19

Family

ID=31031911

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004519262A (ja) * 2000-07-24 2004-07-02 ミルゲン リミテッド 歯科用装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816826U (ja) * 1981-07-26 1983-02-02 ナショナル住宅産業株式会社 地中温度を利用する空調装置

Patent Citations (1)

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JPS5816826U (ja) * 1981-07-26 1983-02-02 ナショナル住宅産業株式会社 地中温度を利用する空調装置

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JP2004519262A (ja) * 2000-07-24 2004-07-02 ミルゲン リミテッド 歯科用装置

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JPS6339530U (ja) 1988-03-14

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