JP2534546B2 - 塗装方法及び塗装装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、共通の塗布ヘッドを用いて水性塗料による
塗装と溶剤塗料による塗装とを選択的に行う塗装方法及
び塗装装置に関する。

（従来の技術） 従来、共通の塗布ヘッドを用いて複数色の塗料による
塗装を選択的に行い、色替え時に該塗布ヘッドに連なる
連通路に洗浄液を導入して洗浄を行うようにし、１台の
塗装装置で複数色の塗料を用いた塗装を行う色替塗装装
置は知られているが（特開昭53-99206号公報、実開昭58
-58870号公報）、この種のものは、溶剤を同一とする複
数色の塗料に限られ、溶剤を異にする水性塗料と溶剤塗
料とを用いて塗装を行うものは特に無かった。

（発明が解決しようとする課題） ところで、１台の塗装装置により水性塗料と溶剤塗料
とを用いた塗装を行うべく、共通の塗布ヘッドを用いて
これに連なる連通路に水性塗料と溶剤塗料とを選択的に
導入することが考えられるが、かかる場合、水性塗料と
溶剤塗料の切替時にどのようにして該連通路を洗浄する
か、あるいは洗浄時間をいかに短縮するかが問題とな
る。

本発明は、かかる問題点を解決し、１台の塗装装置で
水性塗料と溶剤塗料とを用いて塗装を行うことを可能に
すると共に、洗浄作業の作業時間を短縮する塗装方法及
び塗装装置を提供することをその目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成すべく、請求項１の発明にあっては、
共通の塗布ヘッドを用いて水性塗料による塗装と溶剤塗
料による塗装とを選択的に行う塗装方法であって、水性
塗料による塗装から溶剤塗料による塗装に切替える場合
には、該塗布ヘッドに連なる連通路に洗浄液を水、親水
性溶剤及び溶剤の順で導入し、溶剤塗料による塗装から
水性塗料による塗装に切替える場合には、該連通路に洗
浄液を溶剤、親水性溶剤及び水の順で導入して洗浄を行
うことを特徴とする。

請求項２の発明にあっては、共通の塗布ヘッドを用い
て水性塗料による塗装と溶剤塗料による塗装とを選択的
に行う塗装装置であって、該塗布ヘッドに連なる連通路
の上流端に第１マニホルド接続し、該第１マニホルドに
供給通路を接続し、該供給通路の上流端に選択弁を介し
て水性塗料導入管と溶剤塗料導入管とを選択的に接続す
る第２マニホルドを接続し、該第１マニホルドと該供給
通路との間に該供給通路を連通路側とドレン側とに切替
自在に接続する切替弁を介設すると共に、該第１のマニ
ホルドと該第２のマニホルドとにそれぞれ第１洗浄弁と
第２洗浄弁とを介して水配管と親水性溶剤配管と溶剤配
管とを選択的に接続したことを特徴とする。

請求項３の発明にあっては、共通の塗布ヘッドを用い
て水性塗料による塗装と溶剤塗料による塗装とを選択的
に行う塗装装置であって、該塗布ヘッドに連なる連通路
の上流端に第１マニホルド接続し、該第１マニホルドに
一対の供給通路を接続し、一方の供給通路の上流端に選
択弁を介して水性塗料導入管を接続する第３マニホルド
と、他方の供給通路の上流端に選択弁を介して溶剤塗料
導入管を接続する第４マニホルドとを接続し、該第１マ
ニホルドと該各供給通路との間に該各供給通路を連通路
側とドレン側とに切替自在に接続する切替弁を介設する
と共に、該第１マニホルドに第１洗浄弁を介して水配管
と親水性溶剤配管と溶剤配管とを選択的に接続し、該第
３マニホルドに第３洗浄弁を会して水配管を接続し、該
第４マニホルドに第４洗浄弁を介して溶剤配管を接続し
たことを特徴とする。

（作用） 請求項１の方法を請求項２の装置で実施する場合につ
いて説明する。

選択弁を開いて水性塗料導入管又は溶剤塗料導入管の
いずれか一方から第２マニホルド導入した水性塗料又は
溶剤塗料を、供給通路、第１マニホルド及び連通路を経
て塗布ヘッドから被塗装物に塗布して塗装作業を行う。
この際、水性塗料を用いた塗装から溶剤塗料を用いた塗
装に切替える場合は、選択弁を閉じた後切替弁をドレン
側に切替え第２洗浄弁を開いて該供給通路に洗浄液を
水、親水性溶剤及び溶剤の順で導入して該供給通路を洗
浄すると共に、第１洗浄弁を開いて該連通路に洗浄液を
水、親水性溶剤及び溶剤の順で導入して該連通路の洗浄
を行う。このように互いに親和性のない水と溶剤との間
に水と溶剤との両者に親和性を発揮する親水性溶剤を導
入することにより、通路内に残留する水滴は親水性溶剤
に溶込むようにして押流され、親水性溶剤の水滴は溶剤
により押流され、溶剤塗料による塗装の際に該溶剤塗料
に通路内に残留する水滴が混ざって塗装不良を起こすこ
とがない。逆に、溶剤塗料を用いた塗装から水性塗料を
用いた塗装に切替える場合は、該供給通路及び連通路に
洗浄液を溶剤、親水性溶剤及び水の順で導入して洗浄を
行もので、これによれば水性塗料の塗装の際に該水性塗
料に通路内に残留する溶剤が混ざることがない。

一方、請求項２の装置によれば、洗浄を供給通路と連通
路とに分けて行うことができて洗浄作業のスピードアッ
プを図ることができる。

また、請求項３の装置にあっては、水性塗料による塗
装から溶剤塗料による塗装に切替える場合は、第３洗浄
弁を開いて前記一方の供給通路に水を導入すると共に第
１洗浄弁を開いて連通路に洗浄液を水、親水性溶剤及び
溶剤の順で導入し、逆の場合には第４洗浄弁を開いて前
記他方の供給通路に溶剤を導入すると共に、第１洗浄弁
を開いて連通路に洗浄液を溶剤、親水性溶剤及び水の順
で導入するが、この場合、供給通路の洗浄が完了するの
を待つことなく連通路の洗浄を完了した時点で第１洗浄
弁を閉じ、次に使用する塗料側の切替弁を連通路側に切
替えて塗料を導入し塗装作業に移ことができるため、洗
浄作業をなお一層スピードアップすることができ、か
つ、比較的経路の長い供給通路側は親水性溶剤を用いる
ことなく水又は溶剤で洗浄することができ、比較的経路
の短い連通路側のみ親水性溶剤を用いて洗浄すればよ
く、洗浄に要する親水性溶剤の消費量を極力少なくして
ランニングコストを低減することができる。

（実施例） 第１図を参照して、１は被塗装物に塗料を塗布する塗
布ヘッドを示し、該塗布ヘッド１には連通路２が接続さ
れ、該連通路２の上流端には第１マニホルド３が接続さ
れ、該第１マニホルド３には供給配管４を介して第２マ
ニホルド５が接続され、該第２マニホルド５に複数本の
水性塗料導入管６と複数本の溶剤塗料導入管７とから水
性塗料と溶剤塗料とを選択的に導入し、適宜水性塗料や
溶剤塗料を用いて色替塗装を行い得られるようにしてい
る。

これを詳述するに、第１マニホルド３には、供給通路
４を連通路２に連なる該マニホルド３内の通路3aと外部
に連なるドレン通路８とに切替自在に接続する切替弁９
が取付けられ、更に該通路3aに第１洗浄弁14を介してエ
ア配管10と水配管11と親水性溶剤配管12と溶剤配管13と
から成る洗浄配管を接続した。該第１洗浄弁14は該第１
マニホルド３に取付けられたエア弁14a、溶剤弁14b及び
開閉弁14c、並びに洗浄液管14dを介して該開閉弁14cに
接続される洗浄弁マニホルド14eに取付けた水弁14fと親
水性溶剤弁14gとで構成され、塗装作業時には該第１洗
浄弁14を閉止し前記切替弁９を通路3a側に切替え塗料を
通路3a介して連通路２に導き、洗浄作業時には該切替弁
９をドレン通路８側に切替え供給配管４に後述する如く
導入する洗浄液を該ドレン通路８に導くと共に、該第１
洗浄弁14の各弁14a、14b、14f、14gを順次開放して連通
路２の洗浄を行うようにしている。

第２マニホルド５には、各塗料導入管６、７をそれぞ
れ供給通路４に連なる該第２マニホルド５内の通路5aと
リターン管6a、7aとに切替自在に接続する複数の選択弁
15が取付けられ、更に該通路5aに第２洗浄弁16を介して
上記と同様の洗浄管を接続した。該第２洗浄弁16は該第
２マニホルド５に取付けられたエア弁16a溶剤弁16b及び
開閉弁16c、並びに洗浄液管16dを介して該開閉弁16cに
接続される洗浄弁マニホルド16eに取付けた水弁16fと親
水性溶剤弁16gとで構成され、塗装作業時には水性塗料
又は溶剤塗料の内の所定色の塗料に対応する１の選択弁
15を通路5a側に切替え、塗料を通路5aを介して供給通路
４に導くようにし、洗浄作業時には前記選択弁15をリタ
ーン管6a、7a側に切替えて塗料を供給源側に戻すと共
に、第２洗浄弁16の各弁16a、16b、16f、16gを順次開放
して供給通路４の洗浄を行うようにしている。

尚、図中の17は洗浄液を外部に導く前記ドレン通路８
に介設したドレン用開閉弁を示す。

以上の実施例に基づいて塗装作業と洗浄作業とを説明
する。

１の選択弁15を通路5a側に切替えて所定の塗料を第２
マニホルド５に導入し、供給通路４、切替弁９、第１マ
ニホルド３及び連通路２を経て塗布ヘッド１から被塗装
物に塗布する。この塗装作業が完了したところで該選択
弁15をリターン管6a、7a側に切替えると共に、第２洗浄
弁16のエア弁16aを開いて供給通路４内にエアを導入し
供給通路４内の残留塗料を塗布ヘッド１側に押出すよう
にし、該残留塗料の上流端が切替弁９を通過したところ
で該切替弁９をドレン通路８側に切替え、同時に第１洗
浄弁14から連通路２にエアを導入して引続き該残留塗料
を塗布ヘッド１から外部に押出す。次いでこの押出作業
に追従するように、ドレン用開閉弁17を開いて第１洗浄
弁14と第２洗浄弁16とにより各洗浄液をそれぞれ供給通
路４と連通路２とに通水するが、塗装作業が水性塗料か
ら溶剤塗料による色替塗装に切替える場合には、第１洗
浄弁14及び第２洗浄弁16の各水弁14f、各親水性溶剤弁1
4g及び各溶剤弁14bを順次開放して供給通路４と連通路
２とにそれぞれ水、親水性溶剤及び溶剤の順で洗浄液を
導入し、逆に溶剤塗料から水性塗料による色替塗装に切
替える場合には、該供給通路４と該連通路２とにそれぞ
れ溶剤、親水性溶剤及び水の順で洗浄液を導入して該供
給通路４及び該連通路２の洗浄を行う。このようにし
て、水による洗浄と溶剤による洗浄との間でこの両者に
親和性のある親水性溶剤による洗浄を行って、互いに親
和性のない水と溶剤とを間接的に親和させ洗浄不良を防
止するようにし、更に、水性塗料同士による色替塗装あ
るいは溶剤塗料同士の色替塗装の場合は、供給通路４と
連通路２とにそれぞれ水及び溶剤のみを導入して洗浄を
行う。尚、溶剤にシンナーを用いる場合には、親水性溶
剤にアンモニア水溶液を用いるものとする。

次に、第２図に基づいて他の実施例について説明す
る。

この本実施例では、連通路２を介して塗布ヘッド１に
接続された第１マニホルド３に、並列に一対の供給通路
４、４を接続し、一方の供給配管４の上流端に複数本の
水性塗料導入管７を接続する第３マニホルド18を接続す
ると共に、他方の供給配管４の上流端に複数本の溶剤塗
料導入管８を接続する第４マニホルド19を接続し、第１
マニホルド３に該第３マニホルド18側からの水性塗料と
該第４マニホルド19側からの溶剤塗料とを選択的に導入
し、適宜水性塗料や溶剤塗料を用いて色替塗装を行い得
られるようにしている。

これを詳述するに、該第１マニホルド３には、各供給
通路４を第１マニホルド３内の通路3aとドレン通路８と
に切替自在に接続する一対の切替弁９、９が取付けら
れ、更に該通路3aに前記実施例と全く同様に構成された
第１洗浄弁14を介してエア配管10と水配管11と親水性溶
剤12と溶剤配管13とを接続するようにしている。

第３マニホルド18には、各水性塗料導入管６を供給通
路４に連なる該第３マニホルド18内の通路18aとリター
ン管6aとに切替自在に接続する複数の選択弁15が取付け
られ、更に該通路18aに該第３マニホルド18に取付けら
れたエア弁20aと水弁20bとから成る第３洗浄弁20を介し
てエア配管10と水配管11とを接続するようにし、塗装作
業時には１の選択弁15を通路18a側に切替えて塗料を供
給通路４に導き、洗浄作業時には該第３洗浄弁20の各弁
20a、20bを順次開放して供給通路４を洗浄するようにし
ている。

そして、上記と同様に第４マニホルド19には、各溶剤
塗料導入管７を該第４マニホルド19内の通路19aとリタ
ーン管7aとに切替自在に接続する複数の選択弁15が取付
けられ、更に該通路19aに該第４マニホルド19に取付け
られたエア弁21aと溶剤弁21bとから成る第４洗浄弁21を
介してエア配管10と溶剤配管13とを接続するようにし、
塗装作業時には該選択弁15を介して所定色の溶剤塗料を
該供給通路４に導き、洗浄作業時には該第４洗浄弁の各
弁21a、21bを順次開放して供給通路４を洗浄する。

以上の実施例に基づいて塗装作業と洗浄作業とを説明
する。

水性塗料を用いて塗装を行う場合には、第３マニホル
ド18側のいずれか１の選択弁15を主通路18a側に切替え
て所定の塗料を第３マニホルド18に導き、供給通路４、
切替弁９、第１マニホルド３、連通路２を経て塗布ヘッ
ド１から被塗装物に塗布し、同様に溶剤塗料を用いて塗
装を行う場合には、第４マニホルド19側の１の選択弁15
を主通路19a側に切替えて塗料を第４マニホルド19に導
き、塗布ヘッド１から被塗装物に塗布する。そして、水
性塗料から溶剤塗料による塗装に切替える場合には、前
記実施例と同様のエアによる押出作業を行った後、第３
洗浄弁20により供給通路４に水を導入する同時に、第１
洗浄弁14により連通路２に水、親水性溶剤及び溶剤の順
で洗浄液を導入し、逆に、溶剤塗料から水性塗料による
塗装に切替える場合には、上記と同様に第４洗浄弁21に
より供給通路４に溶剤を導入する同時に、第１洗浄弁14
により連通路２に溶剤、親水性溶剤及び水の順で洗浄液
を導入して供給通路４及び連通路２の洗浄を行い、連通
路２の洗浄が完了したところで次の塗料による塗装を開
始し、この塗装中に供給通路４の洗浄を完了する。尚、
水性塗料同士による色替え塗装あるいは溶剤塗料同士の
色替え塗装の場合は、連通路２側の洗浄にあっても第１
洗浄弁14により水又は溶剤のみを導入して洗浄を行う。

（発明の効果） 以上のように、請求項１の発明によれば、洗浄作業に
おいて共通の塗布ヘッドに連なる連通路に対し、水によ
る洗浄と溶剤による洗浄との間にこの両者に親和性を有
する親水性溶剤による洗浄を付加することにより、次に
使用する塗料に対し親和性の無い洗浄液を連通路から確
実に排出でき、洗浄不良による塗装不良の発生を防止し
て、１台の塗装装置で水性塗料と溶剤塗料とによる塗装
を可能にする効果を有する。

また、請求項２の発明によれば、連通路と供給通路と
を別個に併行して洗浄することができて洗浄時間の短縮
を図ることができ、更に、請求項３の発明によれば、塗
装作業と供給通路の洗浄作業とを併行して行うことがで
き、一層の洗浄時間の短縮を可能にし、かつ親水性溶剤
の消費量を低減して更なる生産性の向上を図れる効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を表した回路図、第２図は他
の実施例の回路図である。 １…塗布ヘッド ２…連通路 ３…第１マニホルド ４…供給通路 ５…第２マニホルド ６…水性塗料導入管 ７…溶剤塗料導入管 ８…ドレン通路 ９…切替弁 11…水配管 12…親水性溶剤配管 13…溶剤配管 14…第１洗浄弁 15…選択弁 16…第２洗浄弁 18…第３マニホルド 19…第４マニホルド 20…第３洗浄弁 21…第４洗浄弁

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】共通の塗布ヘッドを用いて水性塗料による
   塗装と溶剤塗料による塗装とを選択的に行う塗装方法で
   あって、水性塗料による塗装から溶剤塗料による塗装に
   切替える場合には、該塗布ヘッドに連なる連通路に洗浄
   液を水、親水性溶剤及び溶剤の順で導入し、溶剤塗料に
   よる塗装から水性塗料による塗装に切替える場合には、
   該連通路に洗浄液を溶剤、親水性溶剤及び水の順で導入
   して洗浄を行うことを特徴とする塗装方法。
2. 【請求項２】共通の塗布ヘッドを用いて水性塗料による
   塗装と溶剤塗料による塗装とを選択的に行う塗装装置で
   あって、該塗布ヘッドに連なる連通路の上流端に第１マ
   ニホルド接続し、該第１マニホルドに供給通路を接続
   し、該供給通路の上流端に選択弁を介して水性塗料導入
   管と溶剤塗料導入管とを選択的に接続する第２マニホル
   ドを接続し、該第１マニホルドと該供給通路との間に該
   供給通路を連通路側とドレン側とに切替自在に接続する
   切替弁を介設すると共に、該第１のマニホルドと該第２
   のマニホルドとにそれぞれ第１洗浄弁と第２洗浄弁とを
   介して水配管と親水性溶剤配管と溶剤配管とを選択的に
   接続したことを特徴とする塗装装置。
3. 【請求項３】共通の塗布ヘッドを用いて水性塗料による
   塗装と溶剤塗料による塗装とを選択的に行う塗装装置で
   あって、該塗布ヘッドに連なる連通路の上流端に第１マ
   ニホルド接続し、該第１マニホルドに一対の供給通路を
   接続し、一方の供給通路の上流端に選択弁を介して水性
   塗料導入管を接続する第３マニホルドと、他方の供給通
   路の上流端に選択弁を介して溶剤塗料導入管を接続する
   第４マニホルドとを接続し、該第１マニホルドと該各供
   給通路との間に該各供給通路を連通路側とドレン側とに
   切替自在に接続する切替弁を介設すると共に、該第１マ
   ニホルドに第１洗浄弁を介して水配管と親水性溶剤配管
   と溶剤配管とを選択的に接続し、該第３マニホルドに第
   ３洗浄弁を介して水配管を接続し、該第４マニホルドに
   第４洗浄弁を介して溶剤配管を接続したことを特徴とす
   る塗装装置。