JP2533400B2 - 車両前後進切り換え制御方法 - Google Patents
車両前後進切り換え制御方法Info
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- JP2533400B2 JP2533400B2 JP2137702A JP13770290A JP2533400B2 JP 2533400 B2 JP2533400 B2 JP 2533400B2 JP 2137702 A JP2137702 A JP 2137702A JP 13770290 A JP13770290 A JP 13770290A JP 2533400 B2 JP2533400 B2 JP 2533400B2
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- engine
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ブルドーザ等の車両に装着され、油圧ポンプ・モータ
による静油圧変速装置と、多板ディスククラッチによっ
て作動する遊星歯車型等の機械式変速機を組合わせ構成
した静油圧機械式トランスミッションの前後進切り換え
時における車両停止までの制御方法に関する。
による静油圧変速装置と、多板ディスククラッチによっ
て作動する遊星歯車型等の機械式変速機を組合わせ構成
した静油圧機械式トランスミッションの前後進切り換え
時における車両停止までの制御方法に関する。
従来、第３図に例示するブルドーザ等の静油圧機械式
トランスミッション11は、油圧ポンプ12と油圧ポンプ12
で駆動される油圧モータ13と、機械式変速装置15と、油
圧モータ13の出力軸と機械式変速装置15とを結合する差
動装置16とによって構成される。
トランスミッション11は、油圧ポンプ12と油圧ポンプ12
で駆動される油圧モータ13と、機械式変速装置15と、油
圧モータ13の出力軸と機械式変速装置15とを結合する差
動装置16とによって構成される。
なお、ここで油圧ポンプ12は吐出容積可変であり油圧
モータ13は吐出容積可変か又は固定となっている。ま
た、この静圧機械式トランスミッション11において、入
力軸17はエンジン１に持着し出力軸18はベベルギヤ19、
横軸20、左右の操向クラッチ・ブレーキ９を経由して覆
帯駆動用のスプロケット21に連接されている。
モータ13は吐出容積可変か又は固定となっている。ま
た、この静圧機械式トランスミッション11において、入
力軸17はエンジン１に持着し出力軸18はベベルギヤ19、
横軸20、左右の操向クラッチ・ブレーキ９を経由して覆
帯駆動用のスプロケット21に連接されている。
かかる静油圧機械式トランスミッションでは、油圧ポ
ンプ12の吐出容積又は油圧モータ13の吐出容積を連続的
に変化させることによってモータ出力軸14の回転速度は
無段階に変化する。また、このモータ出力軸14と機械式
変速装置15とを差動装置16で結合して出力することによ
り出力軸18の回転方向及び回転速度が無段階に変化し更
に横軸20やスプロケット21などを経由して最終的には覆
帯を駆動する。
ンプ12の吐出容積又は油圧モータ13の吐出容積を連続的
に変化させることによってモータ出力軸14の回転速度は
無段階に変化する。また、このモータ出力軸14と機械式
変速装置15とを差動装置16で結合して出力することによ
り出力軸18の回転方向及び回転速度が無段階に変化し更
に横軸20やスプロケット21などを経由して最終的には覆
帯を駆動する。
かかる静油圧機械式トランスミッションを装着した車
両では、走行中に前後進機構の切り換えを行った場合、
車両の前後進が切り替わるまでの間に慣性エネルギーを
消費し、さらに降坂中に前後進の切り換えを行うと位置
エネルギも消費しなければならない、そのためにはエン
ジンブレーキが利用される。走行中に前後進切り換え操
作を行い静油圧変速装置の速度比を下げると車速が低下
するとともに、エンジンの回転数が上昇しエンジン出力
馬力が負の状態になりエンジンブレーキ状態となる。静
油圧変速装置の速度比の低下を速くするとエンジンの回
転数の上昇が大きくエンジンブレーキの利きがよくな
る。しかし、これが過度になるとエンジンがオーバラン
するという不具合が生じ車両停止までの時間が増加する
という問題があった。本発明は、かかる課題を解決する
ことを目的としている。
両では、走行中に前後進機構の切り換えを行った場合、
車両の前後進が切り替わるまでの間に慣性エネルギーを
消費し、さらに降坂中に前後進の切り換えを行うと位置
エネルギも消費しなければならない、そのためにはエン
ジンブレーキが利用される。走行中に前後進切り換え操
作を行い静油圧変速装置の速度比を下げると車速が低下
するとともに、エンジンの回転数が上昇しエンジン出力
馬力が負の状態になりエンジンブレーキ状態となる。静
油圧変速装置の速度比の低下を速くするとエンジンの回
転数の上昇が大きくエンジンブレーキの利きがよくな
る。しかし、これが過度になるとエンジンがオーバラン
するという不具合が生じ車両停止までの時間が増加する
という問題があった。本発明は、かかる課題を解決する
ことを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明では駆動エンジンの
回転速度センサ及び前後進切り換えレバーの前後進位置
センサからの信号を電子制御装置にインブットし、予め
指定したプログラムに従って演算することにより、静油
圧変速装置の速度比変更作動と、ブレーキ作動を制御し
ている。
回転速度センサ及び前後進切り換えレバーの前後進位置
センサからの信号を電子制御装置にインブットし、予め
指定したプログラムに従って演算することにより、静油
圧変速装置の速度比変更作動と、ブレーキ作動を制御し
ている。
上記構成によれば、切り換えレバーを操作して前後進
の切り換えを行うと、静油圧変速装置の速度比作動装置
が作動して車速が低下するとともに、車体の慣性エネル
ギや位置エネルギの作用によってエンジンの回転速度が
上昇し、オーバランの制限速度を越えると、作動装置が
作用してブレーキがかかりブレーキでエネルギーを消費
することによりエンジン回転速度を低下させる。
の切り換えを行うと、静油圧変速装置の速度比作動装置
が作動して車速が低下するとともに、車体の慣性エネル
ギや位置エネルギの作用によってエンジンの回転速度が
上昇し、オーバランの制限速度を越えると、作動装置が
作用してブレーキがかかりブレーキでエネルギーを消費
することによりエンジン回転速度を低下させる。
以下に、本発明を図に示す実施例について説明する。
第１図は、本発明に係る前後進切り換え制御装置を付設
した静油圧機械式トランスミッション及び関連装置の構
成を示す説明図である。エンジン１で駆動される静油圧
機械式トランスミッション２は図示されていない油圧ポ
ンプの吐出容積又は油圧ポンプと油圧モータの吐出容積
を可変とした静油圧変速装置と機械式変速装置と油圧モ
ータ出力軸と機械式変速装置とを結合する差動装置によ
って構成され、出力軸には車速センサが付設してある。
第１図は、本発明に係る前後進切り換え制御装置を付設
した静油圧機械式トランスミッション及び関連装置の構
成を示す説明図である。エンジン１で駆動される静油圧
機械式トランスミッション２は図示されていない油圧ポ
ンプの吐出容積又は油圧ポンプと油圧モータの吐出容積
を可変とした静油圧変速装置と機械式変速装置と油圧モ
ータ出力軸と機械式変速装置とを結合する差動装置によ
って構成され、出力軸には車速センサが付設してある。
この車速信号センサ３に加えてエンジン１に付設した
エンジンの回転速度センサ４と、前後進切り換えレバー
５に付設した前後進位置センサ６が検知した各信号は電
子制御装置７にインプットされる。ここで予め設定され
たプログラムに従って演算されアウトプット信号によっ
て静油圧変速装置の変速作動装置８とブレーキ９に付設
した作動装置10を作動する構成になっている。
エンジンの回転速度センサ４と、前後進切り換えレバー
５に付設した前後進位置センサ６が検知した各信号は電
子制御装置７にインプットされる。ここで予め設定され
たプログラムに従って演算されアウトプット信号によっ
て静油圧変速装置の変速作動装置８とブレーキ９に付設
した作動装置10を作動する構成になっている。
第２図は、本発明の静油圧機械式トランスミッション
に係る制御システムのフロー図である。S1で、前後進レ
バー位置信号と車速信号を比較し方向が逆の場合は（Ye
s）には、S2で速度比低下の信号を出力する。この場
合、車両として適当な停止するまでの時間、例えば車速
15km/hなら約２秒を設定する。S2では、車速が一定値、
例えば−１〜＋1Km/hにあるかを判断し、NoであればS4
に進んでエンジン回転速度がハイアイドル以上の上限値
例えば2,500rpmを越えているかを判断し、Yesの場合はS
6でブレーキ作動信号を出力してブレーキ９を作動させ
ることによって、エンジン１の回転速度を低下させる。
また、S4でエンジン回転速度が上限をこえていなければ
S5に進み、エンジン回転速度が指定値以下の例えば1,50
0rpmに低下していればS7でブレーキ解除信号を出力して
ブレーキを開放しエンジン回転速度を上昇させる。尚、
車速信号センサ３の代わりに油圧モータ回転センサと機
械式変速装置の変速段とを電子制御装置にインプットし
車速信号の代わりとすることも可能である。
に係る制御システムのフロー図である。S1で、前後進レ
バー位置信号と車速信号を比較し方向が逆の場合は（Ye
s）には、S2で速度比低下の信号を出力する。この場
合、車両として適当な停止するまでの時間、例えば車速
15km/hなら約２秒を設定する。S2では、車速が一定値、
例えば−１〜＋1Km/hにあるかを判断し、NoであればS4
に進んでエンジン回転速度がハイアイドル以上の上限値
例えば2,500rpmを越えているかを判断し、Yesの場合はS
6でブレーキ作動信号を出力してブレーキ９を作動させ
ることによって、エンジン１の回転速度を低下させる。
また、S4でエンジン回転速度が上限をこえていなければ
S5に進み、エンジン回転速度が指定値以下の例えば1,50
0rpmに低下していればS7でブレーキ解除信号を出力して
ブレーキを開放しエンジン回転速度を上昇させる。尚、
車速信号センサ３の代わりに油圧モータ回転センサと機
械式変速装置の変速段とを電子制御装置にインプットし
車速信号の代わりとすることも可能である。
本発明によれば、静油圧機械式トランスミッションを
装着した車両において、平地又は降坂路の走行中に前後
進の切り換え操作を行った場合、制御装置の作用によっ
て最適の条件で静油圧変速装置の変速比が低下するた
め、車両停止までの時間が短く、且つ自動的にブレーキ
を作動させることによって、エンジンがオーバランする
という不具合も生じない。
装着した車両において、平地又は降坂路の走行中に前後
進の切り換え操作を行った場合、制御装置の作用によっ
て最適の条件で静油圧変速装置の変速比が低下するた
め、車両停止までの時間が短く、且つ自動的にブレーキ
を作動させることによって、エンジンがオーバランする
という不具合も生じない。
第１図は本発明の実施例に係る前後進切り換え制御装置
を付切した静油圧機械式トランスミッション及び関連装
置の構成図、第２図は本発明の実施例に係る前後進切り
換え制御装置を付切した静油圧機械式トランスミッショ
ン及び関連装置の制御方式のフロー図、第３図は従来の
静油圧機械式トランスミッションの構成図である。 １……エンジン 2,11……静油圧機械式トランスミッション ３……車速信号センサ ４……エンジン回転速度センサ ５……前後進切り換えレバー ６……前後進位置センサ ７……電子制御装置 ８……変速作動装置 ９……ブレーキ 10……ブレーキ作動装置 12……油圧ポンプ 13……油圧モータ 14……モータ出力軸 15……機械式変速装置 16……差動装置
を付切した静油圧機械式トランスミッション及び関連装
置の構成図、第２図は本発明の実施例に係る前後進切り
換え制御装置を付切した静油圧機械式トランスミッショ
ン及び関連装置の制御方式のフロー図、第３図は従来の
静油圧機械式トランスミッションの構成図である。 １……エンジン 2,11……静油圧機械式トランスミッション ３……車速信号センサ ４……エンジン回転速度センサ ５……前後進切り換えレバー ６……前後進位置センサ ７……電子制御装置 ８……変速作動装置 ９……ブレーキ 10……ブレーキ作動装置 12……油圧ポンプ 13……油圧モータ 14……モータ出力軸 15……機械式変速装置 16……差動装置
Claims (1)
- 【請求項１】車両の走行用変速機として無段変速機を使
用した車両に於いて、前後進切り換え操作信号と、駆動
エンジンの回転速度センサ信号と、車速信号センサの信
号とを電子制御装置に入力し、前後進切り換え操作信号
からの指令により車速に応じて予め設定した時間後に車
両が停止するため、速度比を低下させてエンジンブレー
キを作動させ、エンジンブレーキを作動させて減速して
いる間に回転速度センサ信号によりエンジン回転数が設
定した上限を越えた時に電気制御装置からの指令でブレ
ーキを作動させることを特徴とする車両前後進切り換え
制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2137702A JP2533400B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 車両前後進切り換え制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2137702A JP2533400B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 車両前後進切り換え制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0431137A JPH0431137A (ja) | 1992-02-03 |
| JP2533400B2 true JP2533400B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=15204823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2137702A Expired - Fee Related JP2533400B2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 車両前後進切り換え制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533400B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3439514B2 (ja) * | 1993-12-24 | 2003-08-25 | 株式会社小松製作所 | 自動ブレーキ弁 |
| JP4967367B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2012-07-04 | 井関農機株式会社 | 走行車両 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61108019A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-26 | Shimadzu Corp | 車両用減速制御システム |
| JPS6239334A (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-20 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 自動変速機を備えた車両のスイツチバツク走行におけるクラツチ及び変速機の制御装置 |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP2137702A patent/JP2533400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0431137A (ja) | 1992-02-03 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |