JP2532259Y2 - 耕耘爪の支持手段 - Google Patents
耕耘爪の支持手段Info
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- JP2532259Y2 JP2532259Y2 JP1990119321U JP11932190U JP2532259Y2 JP 2532259 Y2 JP2532259 Y2 JP 2532259Y2 JP 1990119321 U JP1990119321 U JP 1990119321U JP 11932190 U JP11932190 U JP 11932190U JP 2532259 Y2 JP2532259 Y2 JP 2532259Y2
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- Japan
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- holder
- claw
- tilling
- inclined surface
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、耕耘爪の着脱が簡単にでき、かつ確実に
保持することが可能な耕耘爪の支持手段に関する。
保持することが可能な耕耘爪の支持手段に関する。
(従来の技術) 従来、耕耘軸に設けられた爪ホルダーに耕耘爪を着脱
自在に支持させる支持手段においては、耕耘爪の被ホル
ダー部を着脱自在に嵌着するための爪ホルダーのホルダ
ー孔を、単純な矩形態に形成していたので、耕耘爪の被
ホルダー部を爪ホルダーのホルダー孔に固定する場合は
ボルト・ナット等の縮緩具を用いていた。従って前記耕
耘爪の取付けや取外しが煩雑になるうえ、縮緩具の緩み
等により耕耘爪の縮付け態様にガタ付が生じ、これによ
って前記耕耘爪が損傷したり、あるいは屈曲したりする
という問題点があった。
自在に支持させる支持手段においては、耕耘爪の被ホル
ダー部を着脱自在に嵌着するための爪ホルダーのホルダ
ー孔を、単純な矩形態に形成していたので、耕耘爪の被
ホルダー部を爪ホルダーのホルダー孔に固定する場合は
ボルト・ナット等の縮緩具を用いていた。従って前記耕
耘爪の取付けや取外しが煩雑になるうえ、縮緩具の緩み
等により耕耘爪の縮付け態様にガタ付が生じ、これによ
って前記耕耘爪が損傷したり、あるいは屈曲したりする
という問題点があった。
また、これを改良した従来の支持手段としては第4図
および第5図に示すようなものがある。
および第5図に示すようなものがある。
この支持手段は、耕耘装置のギヤケース(いずれも図
示せず)に連結された耕耘軸101の外周面に複数(図面
では1個のみを示し外は省略する)の爪ホルダー103を
設け、この爪ホルダー103のホルダー孔105に耕耘爪107
の被ホルダー部109を嵌挿することにより着脱自在に支
持させている。
示せず)に連結された耕耘軸101の外周面に複数(図面
では1個のみを示し外は省略する)の爪ホルダー103を
設け、この爪ホルダー103のホルダー孔105に耕耘爪107
の被ホルダー部109を嵌挿することにより着脱自在に支
持させている。
前記爪ホルダー103のホルダー孔105は、中央部を境に
して上下共に耕耘軸101の回転方向に対して左右側面が
徐々に縮小するゆるやかな傾斜面111,113に形成されて
いる。
して上下共に耕耘軸101の回転方向に対して左右側面が
徐々に縮小するゆるやかな傾斜面111,113に形成されて
いる。
また、このホルダー孔105に挿入する耕耘爪107の被ホ
ルダー部109は、左右側部が平行面115,117を持った矩形
態に形成されている。
ルダー部109は、左右側部が平行面115,117を持った矩形
態に形成されている。
従って、第4図においてホルダー孔105に被ホルダー
部109を嵌挿し、例えば木ハンマ等により前記耕耘爪107
を耕耘軸101の反回転方向(矢印X方向)に軽く叩くこ
とにより、耕耘爪107は側面の中心を中心にして先端が
Y方向に爪側がZ方向に移動するように回転する。
部109を嵌挿し、例えば木ハンマ等により前記耕耘爪107
を耕耘軸101の反回転方向(矢印X方向)に軽く叩くこ
とにより、耕耘爪107は側面の中心を中心にして先端が
Y方向に爪側がZ方向に移動するように回転する。
このため、例えば先端においては第5図に示すように
平行面115,117とその側毎の端面即ち上面との角部が接
触部分aとなってホルダー孔105の傾斜面111,113に押し
付けられる。これにより、角部は傾斜面に対し直角な分
力(挾圧)抗力を受け楔状にくいつき挾圧支持される。
この場合、傾斜面に沿う分力は摩擦力と釣合う。
平行面115,117とその側毎の端面即ち上面との角部が接
触部分aとなってホルダー孔105の傾斜面111,113に押し
付けられる。これにより、角部は傾斜面に対し直角な分
力(挾圧)抗力を受け楔状にくいつき挾圧支持される。
この場合、傾斜面に沿う分力は摩擦力と釣合う。
そして、耕耘作業中に耕耘爪107が土壌耕起の反力を
受けると、爪ホルダー103に対して相対回動され、被ホ
ルダー部109の接触部分aが前部側および後部側の傾斜
面111,113に強く押し付けられて強固に挾圧支持され
る。
受けると、爪ホルダー103に対して相対回動され、被ホ
ルダー部109の接触部分aが前部側および後部側の傾斜
面111,113に強く押し付けられて強固に挾圧支持され
る。
従って、ボルト・ナット等の縮緩具を用いないでも耕
耘爪107の被ホルダー部109は、爪ホルダー103に強固に
かつ確実に支持されることになる。
耘爪107の被ホルダー部109は、爪ホルダー103に強固に
かつ確実に支持されることになる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の支持手段にあって
は、爪ホルダー103のホルダー孔105の傾斜面111,113の
傾斜角が小さいゆるやかな角度に形成されていたため、
耕耘作業中に耕耘爪107が土壌耕起の反力を受けると、
角部に働く横方向の分力は傾斜面に直角な挾圧力と殆ど
変らないほどの大きなものとなり、これにより強い横方
向の力が傾斜面111,113に作用し、その結果、爪ホルダ
ー103に亀裂が生じて爪ホルダー103の原形態が崩壊し、
これによって耕耘爪107に対する支持手段が消滅すると
いう問題点があった。
は、爪ホルダー103のホルダー孔105の傾斜面111,113の
傾斜角が小さいゆるやかな角度に形成されていたため、
耕耘作業中に耕耘爪107が土壌耕起の反力を受けると、
角部に働く横方向の分力は傾斜面に直角な挾圧力と殆ど
変らないほどの大きなものとなり、これにより強い横方
向の力が傾斜面111,113に作用し、その結果、爪ホルダ
ー103に亀裂が生じて爪ホルダー103の原形態が崩壊し、
これによって耕耘爪107に対する支持手段が消滅すると
いう問題点があった。
この場合、縦方向の力は僅かであり、側壁の伸び等で
カバーされる。さればといって、前記傾斜角を大きくと
ると、こんどは軽く叩いても食いつかず、初期のセット
用挾持力が不足し、耕耘前に脱落するという問題点があ
った。
カバーされる。さればといって、前記傾斜角を大きくと
ると、こんどは軽く叩いても食いつかず、初期のセット
用挾持力が不足し、耕耘前に脱落するという問題点があ
った。
そこでこの考案は、耕耘爪をボルト・ナット等の縮緩
具を必要とすることなく容易に支持しうるとともに、強
固な耕耘爪の支持手段の提供を目的とする。
具を必要とすることなく容易に支持しうるとともに、強
固な耕耘爪の支持手段の提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの考案は、耕耘爪に突設
した爪ホルダーの中央部を境に上下共に左右側面が徐々
に縮小する傾斜面を有する大略矩形状のホルダー孔に耕
耘爪の左右の平行面を有する大略矩形状の被ホルダー部
を嵌挿し、前記傾斜面に平行面の角部が接触し前記被ホ
ルダー部を挾圧支持する耕耘爪の支持手段であって、前
記ホルダー孔に、中央部から上下に向って第1の傾斜面
と、この傾斜面の角度より大きい角度を持つ第2の傾斜
面を形成すると共に、前記被ホルダー部に前記第2の傾
斜面の角度より大きい角度を持つ傾斜面を左右の平行面
に対し交差するように形成し、耕耘爪を嵌挿時の押圧力
で前記交差部が前記第1の傾斜面に接触して挾圧支持す
る第1挾圧支持部とし、耕耘爪の回転時の押圧力で前記
交差部が前記第2の傾斜面に接触して挾圧支持する第2
の挾圧支持部として設けた構成とした。
した爪ホルダーの中央部を境に上下共に左右側面が徐々
に縮小する傾斜面を有する大略矩形状のホルダー孔に耕
耘爪の左右の平行面を有する大略矩形状の被ホルダー部
を嵌挿し、前記傾斜面に平行面の角部が接触し前記被ホ
ルダー部を挾圧支持する耕耘爪の支持手段であって、前
記ホルダー孔に、中央部から上下に向って第1の傾斜面
と、この傾斜面の角度より大きい角度を持つ第2の傾斜
面を形成すると共に、前記被ホルダー部に前記第2の傾
斜面の角度より大きい角度を持つ傾斜面を左右の平行面
に対し交差するように形成し、耕耘爪を嵌挿時の押圧力
で前記交差部が前記第1の傾斜面に接触して挾圧支持す
る第1挾圧支持部とし、耕耘爪の回転時の押圧力で前記
交差部が前記第2の傾斜面に接触して挾圧支持する第2
の挾圧支持部として設けた構成とした。
(作用) 上記の構成によれば、耕耘爪の被ホルダー部を爪ホル
ダーのホルダー孔に嵌挿すると、この嵌挿時の押圧力に
より、角度の小さい第1挾圧支持部でくいつき良く挾圧
支持される。
ダーのホルダー孔に嵌挿すると、この嵌挿時の押圧力に
より、角度の小さい第1挾圧支持部でくいつき良く挾圧
支持される。
つぎに、耕耘軸を回転させ耕耘爪が土壌耕起を開始す
ると、耕耘爪が受ける土壌耕起の反力によって第2挾圧
支持部で強固に挾圧支持される。このとき、傾斜角度が
大きいため傾斜面直角の挾圧力の横方向分力が小さくな
り、その分横方向の力が小さくなるため、破損亀裂の発
生を防止する。
ると、耕耘爪が受ける土壌耕起の反力によって第2挾圧
支持部で強固に挾圧支持される。このとき、傾斜角度が
大きいため傾斜面直角の挾圧力の横方向分力が小さくな
り、その分横方向の力が小さくなるため、破損亀裂の発
生を防止する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係る耕耘爪の支持手段
を示す要部側面図、第2図は第1図のII−II線矢視拡大
断面図を示すものである。
を示す要部側面図、第2図は第1図のII−II線矢視拡大
断面図を示すものである。
この実施例の支持手段は、上記した従来例と同様に耕
耘軸1の外周面に複数個(図面では1個のみ示し他は省
略する)の爪ホルダー3が、側面からみて放射状となる
よに適宜の間隔をもって溶接等の手段により固着され、
この爪ホルダー3のホルダー孔5に耕耘爪7の被ホルダ
ー部9を嵌挿することにより着脱自在に支持させてい
る。
耘軸1の外周面に複数個(図面では1個のみ示し他は省
略する)の爪ホルダー3が、側面からみて放射状となる
よに適宜の間隔をもって溶接等の手段により固着され、
この爪ホルダー3のホルダー孔5に耕耘爪7の被ホルダ
ー部9を嵌挿することにより着脱自在に支持させてい
る。
前記爪ホルダー3は全体が一体の素材をもって縦断面
が矩形態に形成されている。
が矩形態に形成されている。
爪ホルダー3のホルダー孔5は中央部に逃し部11,13
が形成され、この逃し部11,13の一端を起点として上下
端に向って緩やかな傾斜角θ1を持った第1の傾斜面1
5,17に形成され、さらに、この第1の傾斜面15,17の一
端を起点として上下端に向って前記第1の傾斜面15,17
より大きい傾斜角θ2を持った第2の傾斜面19,21に形
成されている。また、前記第2の傾斜面19,21の上下端
には耕耘軸1と平行な平行面23が形成されている。
が形成され、この逃し部11,13の一端を起点として上下
端に向って緩やかな傾斜角θ1を持った第1の傾斜面1
5,17に形成され、さらに、この第1の傾斜面15,17の一
端を起点として上下端に向って前記第1の傾斜面15,17
より大きい傾斜角θ2を持った第2の傾斜面19,21に形
成されている。また、前記第2の傾斜面19,21の上下端
には耕耘軸1と平行な平行面23が形成されている。
前記第1の傾斜面15,17は、耕耘爪7の被ホルダー部
を嵌挿時の押圧力で挾圧支持する第1挾圧支持部25を構
成し、また、第2の傾斜面19,21は耕耘爪7が土壌耕起
時に受ける反力で挾圧支持する第2挾圧支持部27を構成
している。
を嵌挿時の押圧力で挾圧支持する第1挾圧支持部25を構
成し、また、第2の傾斜面19,21は耕耘爪7が土壌耕起
時に受ける反力で挾圧支持する第2挾圧支持部27を構成
している。
また、前記爪ホルダー3のホルダー孔5に着脱自在に
嵌挿する耕耘爪7は、被ホルダー部9と刃部29(図面で
は一部省略)とから構成されている。
嵌挿する耕耘爪7は、被ホルダー部9と刃部29(図面で
は一部省略)とから構成されている。
前記被ホルダー部9は、左右側部の中間体が平行面3
1,33に形成されていて、この平行面31,33の上下部に算
出された位置を起点とし前記ホルダー孔5の第2の傾斜
面19,21より大きい傾斜角θ3を持った傾斜面35,37に形
成されている。そして、平行面31,33とその側毎の傾斜
面35,37との交差部(角部)がホルダー孔5の第1の傾
斜面15,17の上下端に近い部分に接触する接触部aとな
っている。
1,33に形成されていて、この平行面31,33の上下部に算
出された位置を起点とし前記ホルダー孔5の第2の傾斜
面19,21より大きい傾斜角θ3を持った傾斜面35,37に形
成されている。そして、平行面31,33とその側毎の傾斜
面35,37との交差部(角部)がホルダー孔5の第1の傾
斜面15,17の上下端に近い部分に接触する接触部aとな
っている。
また、前記傾斜面35,37の上下端は、前記ホルダー孔
5の平行面23よりも幅の狭い平行面39に形成されてい
る。
5の平行面23よりも幅の狭い平行面39に形成されてい
る。
従って、耕耘爪7の被ホルダー部9を爪ホルダー3の
ホルダー孔5内に嵌挿すると、耕耘爪7は平行面31、33
とその側毎の傾斜面35,37との交差部がホルダー孔5の
第1の傾斜面15,17の上下端に近い部分接触部aとなっ
て押し付けられ挾圧支持される。このとき、被ホルダー
部9の上下端に設けられた平行面39とホルダー孔5の平
行面23との間には隙間bを有している。
ホルダー孔5内に嵌挿すると、耕耘爪7は平行面31、33
とその側毎の傾斜面35,37との交差部がホルダー孔5の
第1の傾斜面15,17の上下端に近い部分接触部aとなっ
て押し付けられ挾圧支持される。このとき、被ホルダー
部9の上下端に設けられた平行面39とホルダー孔5の平
行面23との間には隙間bを有している。
つぎに、上記一実施例の作用について説明する。
まず、耕耘爪7の被ホルダー部9を爪ホルダー3のホ
ルダー孔5に嵌挿すると、この嵌挿時の押圧力で耕耘爪
7は被ホルダー部9の前部側および後部側の接触部aが
ホルダー孔5の第1挾圧支持部25、すなわち第1の傾斜
面15,17の上下端に近い部分に押し付けられ挾圧支持さ
れる。
ルダー孔5に嵌挿すると、この嵌挿時の押圧力で耕耘爪
7は被ホルダー部9の前部側および後部側の接触部aが
ホルダー孔5の第1挾圧支持部25、すなわち第1の傾斜
面15,17の上下端に近い部分に押し付けられ挾圧支持さ
れる。
この場合、第1の傾斜面15,17の角度θ1は小さいの
で、被ホルダー部9はくいつき良く支持され、脱落が防
止される。
で、被ホルダー部9はくいつき良く支持され、脱落が防
止される。
このようにして、耕耘爪7を爪ホルダー3に装着した
後、図示しない原動機の駆動により耕耘軸1を回転さ
せ、これによた耕耘爪7が土壌の耕起を開始すると、前
記耕耘爪7は刃部29を介して土壌耕起の反力を受けるた
め、耕耘爪7の被ホルダー部9は爪ホルダー3に対して
相対回動される。これにより被ホルダー部9の前部側お
よび後部側の接触部aがある距離だけ移動されその位置
毎の爪ホルダー3の第2挾圧支持部27、すなわち第2の
傾斜面19,21に押し付けられ強固に挾圧支持される。
後、図示しない原動機の駆動により耕耘軸1を回転さ
せ、これによた耕耘爪7が土壌の耕起を開始すると、前
記耕耘爪7は刃部29を介して土壌耕起の反力を受けるた
め、耕耘爪7の被ホルダー部9は爪ホルダー3に対して
相対回動される。これにより被ホルダー部9の前部側お
よび後部側の接触部aがある距離だけ移動されその位置
毎の爪ホルダー3の第2挾圧支持部27、すなわち第2の
傾斜面19,21に押し付けられ強固に挾圧支持される。
このように耕耘作業時には、耕耘爪7の被ホルダー部
9が大きい傾斜角θ2を持った第2の傾斜面19,21で構
成された第2挾圧支持部27で挾圧支持される。このた
め、挾圧面である傾斜面19,21に直角に作用する挾圧力
の横方向分力が角度θ2が大きくなった分、小さくな
る。従って、耕耘作業中に耕耘爪7にかかる荷重に対す
る横方向の力が小さくなるため、爪ホルダー3の亀裂の
発生が防止される。
9が大きい傾斜角θ2を持った第2の傾斜面19,21で構
成された第2挾圧支持部27で挾圧支持される。このた
め、挾圧面である傾斜面19,21に直角に作用する挾圧力
の横方向分力が角度θ2が大きくなった分、小さくな
る。従って、耕耘作業中に耕耘爪7にかかる荷重に対す
る横方向の力が小さくなるため、爪ホルダー3の亀裂の
発生が防止される。
また、耕耘爪7にさらに強い荷重が働いた場合には、
被ホルダー部9の後部側の平行面39が爪ホルダー3の後
側の平行面23で係止され、土壌耕起により発生した反力
は第2挾圧支持部27と後側の平行面23とによって支持さ
れるため、過激な負荷に対しても強固に支持することが
できる。
被ホルダー部9の後部側の平行面39が爪ホルダー3の後
側の平行面23で係止され、土壌耕起により発生した反力
は第2挾圧支持部27と後側の平行面23とによって支持さ
れるため、過激な負荷に対しても強固に支持することが
できる。
従って、ボルト・ナット等の縮緩具を要しないで被ホ
ルダー部9を爪ホルダー3に強固に、かつ確実に支持す
ることができるとともに、爪ホルダー3の破損を防止す
ることができる。
ルダー部9を爪ホルダー3に強固に、かつ確実に支持す
ることができるとともに、爪ホルダー3の破損を防止す
ることができる。
第3図はこの考案の他の実施例に係る耕耘爪の支持手
段を示すものである。
段を示すものである。
この実施例における爪ホルダー3Aのホルダー孔5Aは、
第1挾圧支持部41を爪ホルダー3Aの中央部に形成した逃
し部43,45としたものである。
第1挾圧支持部41を爪ホルダー3Aの中央部に形成した逃
し部43,45としたものである。
すなわち、爪ホルダー3Aの中央部に形成した逃し部4
3,45が、中心部を境にして上下共に傾斜角θ4をもった
第1の傾斜面47,49に形成されこの第1の傾斜面47,49の
一端を起点として上下端に向って前記逃し部43,45の傾
斜角θ4より大きい傾斜角θ5をもった第2挾圧支持部
51としての第2の傾斜面53,55が形成されている。そし
て、第2の傾斜面53,55の上下端は平行面57に形成され
ている。
3,45が、中心部を境にして上下共に傾斜角θ4をもった
第1の傾斜面47,49に形成されこの第1の傾斜面47,49の
一端を起点として上下端に向って前記逃し部43,45の傾
斜角θ4より大きい傾斜角θ5をもった第2挾圧支持部
51としての第2の傾斜面53,55が形成されている。そし
て、第2の傾斜面53,55の上下端は平行面57に形成され
ている。
一方、耕耘爪7Aの被ホルダー部9Aは、左右側部の中間
体が平行面59,61に形成され、この平行面59,61の上下部
に算出された位置を起点として前記ホルダー孔5Aの第2
の傾斜面53,55の傾斜角θ5より大きい傾斜角θ6をも
った傾斜面63,65に形成されている。そして、平行面59,
61とその側毎の傾斜面63,65との交差部がホルダー孔5A
第1の傾斜面47,49の上下端に近い部分に接触する接触
部aとなっている。
体が平行面59,61に形成され、この平行面59,61の上下部
に算出された位置を起点として前記ホルダー孔5Aの第2
の傾斜面53,55の傾斜角θ5より大きい傾斜角θ6をも
った傾斜面63,65に形成されている。そして、平行面59,
61とその側毎の傾斜面63,65との交差部がホルダー孔5A
第1の傾斜面47,49の上下端に近い部分に接触する接触
部aとなっている。
また、前記傾斜面63,65の上下端は、前記ホルダー孔5
Aの平行面57よりも幅の狭い平行面67に形成されている 従って、耕耘爪7Aの被ホルダー部9Aを爪ホルダー3Aの
ホルダー孔5A内に嵌挿すると、耕耘爪7Aは平行面59,61
とその側毎の傾斜面63,65との交差部の接触部aがホル
ダー孔5Aの逃し部43,45である第1の傾斜面47,49の上下
端に近い部分に押し付けられ挾圧支持される。
Aの平行面57よりも幅の狭い平行面67に形成されている 従って、耕耘爪7Aの被ホルダー部9Aを爪ホルダー3Aの
ホルダー孔5A内に嵌挿すると、耕耘爪7Aは平行面59,61
とその側毎の傾斜面63,65との交差部の接触部aがホル
ダー孔5Aの逃し部43,45である第1の傾斜面47,49の上下
端に近い部分に押し付けられ挾圧支持される。
そして、耕耘作業時には、耕耘爪7Aが受ける土壌耕起
の反力によって被ホルダー部9Aの前部側および後部側の
接触部aがある距離だけ移動されその位置毎の爪ホルダ
ー3Aの第2の傾斜面53,55押し付けられ強固に挾圧支持
される。
の反力によって被ホルダー部9Aの前部側および後部側の
接触部aがある距離だけ移動されその位置毎の爪ホルダ
ー3Aの第2の傾斜面53,55押し付けられ強固に挾圧支持
される。
この実施例によれば、前述の実施例と同様の効果を奏
する他、耕耘爪の幅寸法の加工公差を大きくとることが
でき、爪の加工が容易になる。
する他、耕耘爪の幅寸法の加工公差を大きくとることが
でき、爪の加工が容易になる。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、この考案の構成によ
れば、耕耘爪の支持をボルト・ナット等の縮緩具を用い
ることなく容易に行えるとももに、第2挾圧支持部によ
り耕耘爪に働く荷重に対する横方向の力を小さくするこ
とができ、強固な支持手段を得ることができる。
れば、耕耘爪の支持をボルト・ナット等の縮緩具を用い
ることなく容易に行えるとももに、第2挾圧支持部によ
り耕耘爪に働く荷重に対する横方向の力を小さくするこ
とができ、強固な支持手段を得ることができる。
第1図はこの考案の一実施例に係る耕耘爪の支持手段を
示す要部側面図、第2図は第1図のII−II線矢視拡大断
面図、第3図はこの考案の他の実施例を第1図のII−II
線に相当する位置で示す拡大断面図、第4図は従来例に
おける耕耘爪の支持手段を示す要部側面図、第5図は第
4図のV−V線矢視拡大断面図である。 1……耕耘軸、3,3A……爪ホルダー、5,5A……ホルダー
孔、7,7A……耕耘爪、9,9A……被ホルダー部、25,41…
…第1挾圧支持部、27,51……第2挾圧支持部
示す要部側面図、第2図は第1図のII−II線矢視拡大断
面図、第3図はこの考案の他の実施例を第1図のII−II
線に相当する位置で示す拡大断面図、第4図は従来例に
おける耕耘爪の支持手段を示す要部側面図、第5図は第
4図のV−V線矢視拡大断面図である。 1……耕耘軸、3,3A……爪ホルダー、5,5A……ホルダー
孔、7,7A……耕耘爪、9,9A……被ホルダー部、25,41…
…第1挾圧支持部、27,51……第2挾圧支持部
Claims (1)
- 【請求項1】耕耘爪に突設した爪ホルダーの中央部を境
に上下共に左右側面が徐々に縮小する傾斜面を有する大
略矩形状のホルダー孔に耕耘爪の左右の平行面を有する
大略矩形状の被ホルダー部を嵌挿し、前記傾斜面に平行
面の角部が接触し前記被ホルダー部を挾圧支持する耕耘
爪の支持手段であって、前記ホルダー孔に、中央部から
上下に向って第1の傾斜面と、この傾斜面の角度より大
きい角度を持つ第2の傾斜面を形成すると共に、前記被
ホルダー部に前記第2の傾斜面の角度より大きい角度を
持つ傾斜面を左右の平行面に対し交差するように形成
し、耕耘爪を嵌挿時の押圧力で前記交差部が前記第1の
傾斜面に接触して挾圧支持する第1挾圧支持部とし、耕
耘爪の回転時の押圧力で前記交差部が前記第2の傾斜面
に接触して挾圧支持する第2挾圧支持部として設けてな
る耕耘爪の支持手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990119321U JP2532259Y2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 耕耘爪の支持手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990119321U JP2532259Y2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 耕耘爪の支持手段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477704U JPH0477704U (ja) | 1992-07-07 |
JP2532259Y2 true JP2532259Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=31867287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990119321U Expired - Lifetime JP2532259Y2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 耕耘爪の支持手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532259Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615702A (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-11 | 太陽鍛工株式会社 | 耕耘爪の支持手段 |
JPS63165103U (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-27 |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP1990119321U patent/JP2532259Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0477704U (ja) | 1992-07-07 |
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