JP3034181U - クランプバイト - Google Patents
クランプバイトInfo
- Publication number
- JP3034181U JP3034181U JP1996008284U JP828496U JP3034181U JP 3034181 U JP3034181 U JP 3034181U JP 1996008284 U JP1996008284 U JP 1996008284U JP 828496 U JP828496 U JP 828496U JP 3034181 U JP3034181 U JP 3034181U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- shank
- chip
- mounting portion
- center line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取扱い容易で、熟練を要さず、比較的深い溝
を内周面に容易に切削でき、構成簡素で、堅牢で、耐久
性に優れ、チップを確実、強固、安定的に固定できるク
ランプバイトを提供する。 【解決手段】 シャンク1先端の幅狭な先端部3の先端
に幅狭なチップ取付部4を設け、先端部3をシャンク1
の中心線に沿うよう配し、チップ取付部4をシャンク1
の中心線に対して直交する向きに沿うよう配し、チップ
取付部4上面のチップ受溝5にチップ10を載置できる
よう形成し、締付ネジ20を介してシャンク1先端部3
に装着する締付体15の先端部17を幅狭に形成し、締
付体15をシャンク1の中心線に沿うよう配し、締付体
15の先端部17でチップ10の基部を上方から圧迫
し、チップ10をチップ取付部4に固定できる構成とす
る。
を内周面に容易に切削でき、構成簡素で、堅牢で、耐久
性に優れ、チップを確実、強固、安定的に固定できるク
ランプバイトを提供する。 【解決手段】 シャンク1先端の幅狭な先端部3の先端
に幅狭なチップ取付部4を設け、先端部3をシャンク1
の中心線に沿うよう配し、チップ取付部4をシャンク1
の中心線に対して直交する向きに沿うよう配し、チップ
取付部4上面のチップ受溝5にチップ10を載置できる
よう形成し、締付ネジ20を介してシャンク1先端部3
に装着する締付体15の先端部17を幅狭に形成し、締
付体15をシャンク1の中心線に沿うよう配し、締付体
15の先端部17でチップ10の基部を上方から圧迫
し、チップ10をチップ取付部4に固定できる構成とす
る。
Description
【0001】
本考案は、適宜被加工物の内周面に溝を容易に切削できるようにしたクランプ バイトに関するものである。
【0002】
従来、この種のクランプバイトにあっては、種々のものが提供されており、例 えば、シャンクの先端部に、シャンクの中心線に対して直交する向きに沿うよう にチップと締付体を配し、締付体の先端部でチップの基部を上方から圧迫して、 チップをシャンク先端部に固定できるよう構成されたものが提供されている。
【0003】
ところが、従来のクランプバイトにあっては、被加工物の孔の内周面の径が小 さい場合や、被加工物の孔が狭い場合等に、クランプバイトAの先端部分を被加 工物の孔の奥方に移動できなかったり、比較的深い溝を内周面に形成し難くかっ たり、或いは、切削加工時の制限が多くなる等の難点があった。
【0004】
そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消し、熟練を要することなく被加工 物の内周面に溝を容易に切削でき、被加工物の孔の奥方に比較的深い溝を切削で き、しかも、チップをシャンク先端部に確実に固定できるようにしたクランプバ イトを構成簡素に提供すべく案出されたもので、具体的には、被加工物の内周面 に溝を切削できるようにしたクランプバイトAであって、シャンク1の基部2先 端に幅狭な先端部3を形成すると共に、この先端部3の先端に幅狭なチップ取付 部4を形成し、前記先端部3は、シャンク1の中心線に沿うように配され、前記 チップ取付部4は、シャンク1の中心線に対して直交する向きに沿うように配さ れ、チップ取付部4の上面に設けたチップ受溝5にチップ10を載置できるよう 形成し、締付ネジ20を介してシャンク1の先端部3に装着される締付体15の 先端部17を幅狭に形成し、この締付体15を、シャンク1の中心線に沿うよう に配すると共に、締付体15の先端部17でチップ10の基部を上方から圧迫し て、チップ10をチップ取付部4に固定できるよう構成する手段を採用した。
【0005】
以下、本考案を図示例について説明する。 図中Aは、旋盤の刃物台等に装着されて適宜被加工物に設けた孔の内周面に適 宜溝を切削できるようにした本考案のクランプバイトを示し、このクランプバイ トAは、刃物台等に装着される基部2の先端に幅狭な先端部3を形成すると共に 、この先端部3の先端に幅狭なチップ取付部4を形成してなるシャンク1と、シ ャンク1のチップ取付部4に設けたチップ受溝5に載置されるチップ10と、締 付ネジ20を介してシャンク1の先端部3に装着されると共に、その先端部17 でチップ10の基部を上方から圧迫して、チップ10をチップ取付部4に固定す る締付体15とからなる。
【0006】 シャンク1は、基部2が丸棒の上端面を平坦に削ったような形状を呈し、先端 部3がシャンク1(基部2)の中心線に沿うように配され、チップ取付部4がシ ャンク1(基部2)の中心線に対して直交する向きに沿うように配され、先端部 3とチップ取付部4で平面略L字状を呈するように形成されている。更に、チッ プ取付部4の先端がわ上面には、チップ10のV状底面に合致する略V溝状のチ ップ受溝5が設けられており、先端部3基端寄りには、締付ネジ20が螺着可能 な雌ネジ孔6が設けられている。
【0007】 チップ10は、その基部が先端がわ(切削刃がわ)より低くなるような段状に 形成されている。すなわち、締付体15の先端部17でチップ10の基部を上方 から圧迫したときに、締付体15の先端部17上面がチップ10の先端がわ(切 削刃がわ)と同程度の高さとなるように形成してある。尚、チップ10は、切削 する溝の形状、寸法に応じて適宜形状、寸法に形成され、その材質も被加工物の 材質や切削条件等に応じて適宜自由に設定できるものである。
【0008】 締付体15は、締付ネジ20が挿通される挿通孔18が穿設されている基部1 6と、幅狭に形成されると共に、シャンク1(基部2)の中心線に沿うように配 される先端部17とからなり、基部16は、シャンク1の先端部3の基端がわ上 面及び基部2の先端がわ上面に跨がるように配置され、先端部17は、シャンク 1の先端部3上面及びチップ取付部4の基端がわ上方に跨がるように配置される 。また、締付体15の先端部17の先端下面には、チップ10の基部上面と側面 に当接するような段部が形成されている。尚、締付体15は、先端がわに行くに 従って漸次その厚みが薄くなるように形成されている。図中21は、締付ネジ2 0が挿通されると共に、シャンク1と締付体15の間に介装されるスプリングで ある。
【0009】 ところで、クランプバイトAの具体的構成、形状、寸法、シャンク1の具体的 構成、形状、寸法、材質、基部2の具体的形状、寸法、先端部3の具体的形状、 寸法、チップ取付部4の具体的形状、寸法、チップ受溝5の具体的形状、寸法、 雌ネジ孔6の配設位置、チップ10の具体的形状、寸法、材質、締付体15の具 体的形状、寸法、材質、基部16の具体的形状、寸法、先端部17の具体的形状 、寸法、挿通孔18の具体的形状、寸法、配設位置、締付ネジ20の具体的構成 、形状、寸法、材質、スプリング21の具体的形状、寸法、材質等は、図示例の もの等に限定されることなく適宜自由に設定できるものである。
【0010】
従って、本考案のクランプバイトAは、被加工物の内周面に溝を切削できるよ うにしたクランプバイトAであって、シャンク1の基部2先端に幅狭な先端部3 を形成すると共に、この先端部3の先端に幅狭なチップ取付部4を形成し、前記 先端部3は、シャンク1の中心線に沿うように配され、前記チップ取付部4は、 シャンク1の中心線に対して直交する向きに沿うように配され、チップ取付部4 の上面に設けたチップ受溝5にチップ10を載置できるよう形成し、締付ネジ2 0を介してシャンク1の先端部3に装着される締付体15の先端部17を幅狭に 形成し、この締付体15を、シャンク1の中心線に沿うように配すると共に、締 付体15の先端部17でチップ10の基部を上方から圧迫して、チップ10をチ ップ取付部4に固定できるよう構成したので、シャンク1の先端部3からチップ 取付部4及び締付体15の先端部17を幅狭に形成できるようになり、クランプ バイトA先端部分を細く構成でき、被加工物の孔の内周面の径が小さい場合や、 被加工物の孔が狭い場合や、その他切削加工時の制限が多い場合であっても、ク ランプバイトAの先端部分(チップ10)を被加工物の孔の奥方に移動できるよ うになると共に、比較的深い溝を内周面に形成できるようになる。加えて、その 取扱いが容易となり、熟練を要することなく溝を容易に切削できるようになる。 しかも、構成が簡素で、堅牢で、耐久性の優れたクランプバイトAとなる。
【0011】 特に、締付ネジ20を介してシャンク1の先端部3に装着される締付体15の 先端部17を幅狭に形成し、この締付体15を、シャンク1の中心線に沿うよう に配すると共に、締付体15の先端部17でチップ10の基部を上方から圧迫し て、チップ10をチップ取付部4(チップ受溝5)に固定できるよう構成したの で、締付体15によってチップ10をシャンク1先端のチップ取付部4に確実に 、強固に、且つ安定的に固定できるようになる。
【図1】本考案のクランプバイトを例示する分解斜視図
である。
である。
【図2】本考案のクランプバイトを例示する部分平面図
である。
である。
【図3】本考案のクランプバイトを例示する部分側面図
である。
である。
【図4】本考案のクランプバイトを例示する部分正面図
である。
である。
A クランプバイト 1 シャンク 2 基部 3 先端部 4 チッ
プ取付部 5 チップ受溝 6 雌ネ
ジ孔 10 チップ 15 締付体 16 基部 17 先端部 18 挿通
孔 20 締付ネジ 21 スプ
リング
プ取付部 5 チップ受溝 6 雌ネ
ジ孔 10 チップ 15 締付体 16 基部 17 先端部 18 挿通
孔 20 締付ネジ 21 スプ
リング
Claims (1)
- 【請求項1】 被加工物の内周面に溝を切削できるよう
にしたクランプバイトであって、シャンクの基部先端に
幅狭な先端部を形成すると共に、この先端部の先端に幅
狭なチップ取付部を形成し、前記先端部は、シャンクの
中心線に沿うように配され、前記チップ取付部は、シャ
ンクの中心線に対して直交する向きに沿うように配さ
れ、チップ取付部の上面に設けたチップ受溝にチップを
載置できるよう形成し、締付ネジを介してシャンクの先
端部に装着される締付体の先端部を幅狭に形成し、この
締付体を、シャンクの中心線に沿うように配すると共
に、締付体の先端部でチップの基部を上方から圧迫し
て、チップをチップ取付部に固定できるよう構成したこ
とを特徴とするクランプバイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008284U JP3034181U (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | クランプバイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008284U JP3034181U (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | クランプバイト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3034181U true JP3034181U (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=43169032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996008284U Expired - Lifetime JP3034181U (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | クランプバイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034181U (ja) |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP1996008284U patent/JP3034181U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6048903U (ja) | 切削工具 | |
US5058280A (en) | Scroll saw blade holder | |
JPS6186105A (ja) | 切削工具及び切削インサート | |
JP3034181U (ja) | クランプバイト | |
JPS5946721B2 (ja) | 切削工具 | |
CN210451760U (zh) | 一种可直接倒角的复合式切槽刀具 | |
EP1080812A3 (en) | Cutting tool and throwaway center drill | |
JP2613644B2 (ja) | コアドリル | |
JPS6212555Y2 (ja) | ||
JPH0636573Y2 (ja) | コンデンサ素子のクランプ装置 | |
JPH0644565Y2 (ja) | クランプバイト | |
JPS5933524Y2 (ja) | クランプバイト | |
JPH0410961Y2 (ja) | ||
JPH0715683Y2 (ja) | クランプバイト | |
JP3434989B2 (ja) | クランプバイト | |
JPH0340003U (ja) | ||
KR880000313Y1 (ko) | 트랜지스터용 방열판 | |
JP2577931Y2 (ja) | バイトのクランプ用治具 | |
KR200164428Y1 (ko) | 캐필러리홀더 | |
JP2821644B2 (ja) | コレットチャック嵌着装置の製造方法 | |
JPH0625294Y2 (ja) | 替刃式鋸用鋸板止着装置 | |
JP2520887Y2 (ja) | 内周溝切用工具 | |
JPH0520806U (ja) | バイトホルダーのチツプ固定構造 | |
JPS6456911U (ja) | ||
JPH0593704U (ja) | クランプホルダ |