JP2577931Y2 - バイトのクランプ用治具 - Google Patents

バイトのクランプ用治具

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JP2577931Y2
JP2577931Y2 JP1992068835U JP6883592U JP2577931Y2 JP 2577931 Y2 JP2577931 Y2 JP 2577931Y2 JP 1992068835 U JP1992068835 U JP 1992068835U JP 6883592 U JP6883592 U JP 6883592U JP 2577931 Y2 JP2577931 Y2 JP 2577931Y2
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bolt
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豊一 立野
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Honda Motor Co Ltd
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば板バイト等の比
較的小さなバイトをホルダ本体にセットする際、迅速、
確実且つ確固として取り付けることの出来るクランプ用
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば板バイトのような小型のバ
イトをホルダ本体に取り付ける際、図5に示すような六
角レンチ52を用いて手作業で行っている。すなわち、
ホルダ本体51のコーナーを切り欠いて設けたバイト取
付部51aに不図示のバイトをセットし、このバイトを
一方の手の指先で保持しつつ、他方の手で六角レンチ5
2を操作して、押え金53を挿通しているボルト54を
回転させ、このボルト54の回転によって押え金52を
下降させてその先端部とホルダ本体51との間にバイト
を挟み付けクランプするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の取り付け方法の場合、バイトが小型化すれば
する程これを押え付ける押え金53も小さなものとな
り、従ってこの押え金53を挿通するボルト54も小さ
くならざるを得ないことから、押え金53を所定ストロ
ーク下降させてクランプしようとすると六角レンチ52
を何回も回転させる必要があった。そして、この間指先
で小さなバイトを保持しておかなければならず、作業性
が極めて悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本考案は軸部の先端側と基端側の2ヶ所にねじ部を
有するボルトを設けて、この基端側のねじ部に押圧部材
を螺合させるとともに、先端側のねじ部を本体に螺合さ
せ、前記押圧部材の下面にねじれ傾斜面を設けた。又、
この押圧部材と本体との間には、ボルトの軸部を遊挿せ
しめた押え金を設けて付勢部材で上方に付勢するととも
に、その上面側を前記押圧部材のねじれ傾斜面に係合さ
せた。
【0005】
【作用】押え金を遊挿せしめ且つ押圧部材を螺合せしめ
たボルトを付勢部材を介して本体に取り付け、押え金で
バイトをクランプする際は、ボルトの螺合する押圧部材
を回転させて降下させ、同時に付勢部材で付勢される押
え金を下方に押し付けて降下させる。この際、押え金の
降下ストロークは、押圧部材の下面のねじれ傾斜面によ
ってねじ山のピッチ以上のストローク分とすることが出
来、少ない操作量で大きく降下させることが出来る。
又、バイトをクランプした後、加工中に振動等によって
押え金が上動しようとしても、ボルトと押圧部材間の螺
着による摩擦力、及び押え金と押圧部材下面間の摩擦力
が抵抗となって有効に阻止されクランプ力が弛まない。
【0006】
【実施例】本考案のバイトのクランプ用治具の実施例に
ついて添付した図面に基づき説明する。図1はバイトを
クランプする前の状態の治具の正面図、図2は図1のA
視方向からの側面図、図3はクランプ状態の治具の正面
図、図4は本案の構成部品の一部であるボルトの正面図
である。
【0007】本考案のクランプ用治具は、図1及び図2
に示すように、ホルダ本体1に螺着されるボルト2と、
このボルト2の他のねじ部に螺合する押圧部材3と、ボ
ルト2を遊挿せしめる押え金4と、この押え金4と本体
1間の挟装されるスプリング5、12からなり、押え金
4と本体1とでバイト6を挟み込んでクランプするよう
にしている。
【0008】このため、本体1のコーナーの一部は図2
に示すように段付状に切り欠かれてバイト取付部1aと
して形成され、又、このバイト取付部1aに近接してボ
ルト孔7が穿設されている。
【0009】このボルト孔7は上部側から径の大きい大
径部7aと、この大径部7aに接続する中径部7bと、
更にその下方の小径のねじ部7cからなり、実施例の場
合、本体1を貫く貫通孔とするとともに、前記大径部7
aには円周から径方向に張り出して刻設される後述の回
り止め溝7dを設けている(図2)。
【0010】一方、ボルト2は、図4に示すように軸部
の先端側と基端側に2ヶ所のねじ部2a、2bを備え、
軸部先端側のねじ部2aが前記ボルト孔7のねじ部7c
に螺着可能とされている。
【0011】又、ボルト孔7のねじ部7cにはストッパ
ねじ8が捩じ込まれている。そしてこのストッパねじ8
の捩じ込み量によって、ボルト2の捩じ込み位置を調整
出来るようにしている。
【0012】ボルト2の基端側のねじ部2bには、前記
押圧部材3が螺合している。
【0013】そして、この押圧部材3は中心にねじ孔が
貫通する概略円柱形状の部材であり、その下面に穴部9
とねじれ傾斜面10を備えている。
【0014】すなわち、この穴部9は概略前記ボルト孔
7の大径部7aと同一径とされて、後述する押え金4の
上部を嵌入せしめることの出来る大きさにされるととも
に、ねじれ傾斜面10は押圧部材3の下面の円周上の1
ヶ所から軸方向に沿って切込んだ切込み段部10aから
ねじ下げ回転方向の後部側に向かって切込み量が浅くな
るような一定角度の傾斜面10としている。
【0015】又、この押圧部材3の外周面には側方に張
り出すハンドル11を取り付けている。そして、このハ
ンドル11によってボルト2に螺合する押圧部材3の回
転操作を行うようにしている。
【0016】押え金4は、図2に示すように、ボルト2
の軸部の挿通孔を備えた筒部4aと、この筒部4aの側
面一端側から側方に張り出し、先端が下方に折曲する押
え部4bと、この押え部4bの反対側側面から張り出す
回り止め部4cを備え、この筒部4aは前記押圧部材3
下面の穴部9、或いは本体1のボルト孔7の大径部7a
内に遊嵌可能とされている。
【0017】又、回り止め部4cは例えば帯状の張り出
しとして、この回り止め部4cと略同形状に形成した前
記回り止め溝7d内に摺動自在に嵌入され、本体1に対
して押え金4が上下動する際、回転するのを防止すると
ともに、反対側の押え部4bの先端をバイト取付部1a
に臨ませるようにしている。
【0018】押え金4の下方には、2種のスプリング
5、12を配設している。
【0019】すなわち、一方のスプリング5は押え金4
の筒部4a下面とボルト孔7の大径部7a底面との間に
挟装され、他のスプリング12は押え部4b下面と本体
1のスプリング孔14底面との間に挟装されて、いずれ
も押え金4を上方に付勢している。
【0020】ところで、押え金4の筒部4aから張り出
した押え部4bの上面mと回り止め部4cの上面nは押
圧部材3下面の傾斜面10に当接しているが、これら両
上面m、nとも傾斜面10の傾斜方向に沿って同一角度
で傾斜している。
【0021】つまり、下方から上方に向けて付勢される
押え金4の上面m、nと押圧部材3の傾斜面10との接
触面積を大きくし、押え金4に対する上方からの押圧を
均等にするようにしている。
【0022】以上のような構成によるバイトのクランプ
用治具の作用について述べる。
【0023】図1に示すような状態でボルト2の先端側
のねじ部2aを本体1のボルト孔7のねじ部7cに螺着
し、この状態からバイト6のクランプを開始する。
【0024】すなわち、かかる状態では図2に示すよう
に、セットしたバイト6と押え金4の押え部4bとの間
には所定のクリアランスがあるが、押圧部材3のハンド
ル11を操作して押圧部材3を下げれば押え金4もスプ
リング5、12力に抗して押し下げられて降下する。
【0025】この際、押え金4の降下ストロークはボル
ト2のねじ部2bのねじ山のピッチに加えて傾斜面10
の斜面による偏位量が追加され、小さな操作で大きなス
トロークが得られる。そして押え金4の押え部4bの先
端でバイト6を押圧し、図3に示すような状態で本体1
との間に挟み込んでクランプする。
【0026】又、切削中に振動等によって押え金4が弛
もうとしても、押え金4と押圧部材3下面の傾斜面10
との間の摩擦抵抗、及び押圧部材3とボルト2のねじ部
の摩擦抵抗によって有効に阻止され、確実なクランプが
保証される。尚、バイト6を取外す際は以上と逆操作を
行って取外す。又、バイト6の厚みが変化するような時
は、ストッパねじ8の出し入れ調整によってボルト2の
位置を調整する。
【0027】
【考案の効果】以上のように本考案のバイトのクランプ
用治具は、従来であれば例えば六角レンチ等を数回も回
転させながらクランプする必要のあったバイトの取付作
業が、極めて小さな操作でクランプ出来るようにしたた
め作業時間が短縮され、又、作業が容易となった。そし
てこの作業容易性は、特に取り扱うバイトが小さいよう
な場合には一層効果がある。又、切削作業中にクランプ
が弛むような不具合もなく、確固としたクランプ力が保
証されるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】バイトをクランプする前の状態の治具の正面図
【図2】図1のA視方向からの側面図
【図3】クランプ状態の治具の正面図
【図4】本案の構成部品の一部であるボルトの正面図
【図5】従来のクランプ作業の説明図
【符号の説明】
1 本体 2 ボルト 2a、2b ねじ部 3 押圧部材 4 押え金 5 スプリング 6 バイト 10 ねじれ傾斜面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイトを押え金によって本体に向けて押
    え付けクランプするようにしたバイトのクランプ用治具
    において、この治具は、軸部の先端側と基端側の2ヶ所
    にねじ部を有し且つ先端側のねじ部を本体に螺合させる
    ボルトと、このボルトの基端側のねじ部に螺合し且つ下
    面にねじれ傾斜面を有する押圧部材と、この押圧部材よ
    り下方のボルトの軸部を遊挿せしめる押え金と、この押
    え金と前記本体間に挟装され該押え金を上方に付勢して
    その上面を前記押圧部材のねじれ傾斜面に向けて押し付
    ける付勢部材からなることを特徴とするバイトのクラン
    プ用治具。
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