JP2530818Y2 - スピニングリールのラインローラ - Google Patents

スピニングリールのラインローラ

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JP2530818Y2 JP1990122198U JP12219890U JP2530818Y2 JP 2530818 Y2 JP2530818 Y2 JP 2530818Y2 JP 1990122198 U JP1990122198 U JP 1990122198U JP 12219890 U JP12219890 U JP 12219890U JP 2530818 Y2 JP2530818 Y2 JP 2530818Y2
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spinning reel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスピニングリールのラインローラに関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、スピニングリールのラインローラとして、筒状
に形成したローラを軸体に対して単に外嵌することによ
り、このローラを遊転させる構造のもの、あるいは、筒
状に成形したローラと軸体との間にボールベアリング等
の転り軸受を介装してローラを円滑に遊転させる構造の
もの等が存在する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで、ラインローラの素材について考えるに、ロー
ラの素材は摩耗に耐え得るようセラミックであることが
望ましい。
そこで、セラミック製のローラをボールベアリング等
で支持する構造が望まれるが、セラミック材は加工性が
極めて悪いため、ローラに対して「ガタツキ」を生じな
いよう、高い精度でボールベアリング等を内嵌するには
加工に手間と時間とを要することになり改善の余地があ
る。
本考案の目的は、長時間の使用によっても摩耗が少な
く、しかも、高い軸芯精度で円滑に回転し得るラインロ
ーラを合理的に構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるスピニングリールのラインローラの特徴
は、軸体に保持された転がり軸受のアウターレースに外
嵌された弾性体である筒状材の外周面に、その外周に糸
案内面を形成したセラミック製で筒状のローラを外嵌さ
せ、前記転り軸受に対する前記筒状材の位置決めのため
に前記筒状材の内周面に下段部が形成され、前記筒状材
に対する前記ローラの位置決めのために前記筒状材の外
周面に突起が形成されている点にあり、その作用、及び
効果は次の通りである。
〔作用〕
この構成によれば、筒状材の下段部に転り軸受のアウ
ターレースを接当させることで転り軸受に対して筒状材
を所定の軸芯方向位置で外嵌でき、筒状材の突起にロー
ラを接当させることで筒状材に対してローラを所定の軸
芯方向位置で外嵌できる。筒状材の材料となる弾性体と
しては、ゴム、樹脂、軟質の金属などが上げられるが、
ゴム、樹脂等の弾性体を用いた場合には、ローラや転り
軸受との密着性が良好となり、軟質の金属などの弾性体
を用いた場合には、切削等の通常の加工により、その内
外面を高い寸法精度で仕上げることが可能となるので、
組み付け完成品の寸法精度が良好となる。
つまり、本考案では、加工性が不良なセラミック材の
成形を行うのでは無く、転り軸受との間に筒状材を介装
することにより、「ガタツキ」なくしかも無理なくロー
ラを所定の軸芯方向位置に支持することができる。
〔考案の効果〕
従って、長期間の使用によっても摩耗が少なく、耐久
性が高く、しかも、高い軸芯精度と軸芯方向精度で円滑
に回転し得るローラが合理的に構成されたのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、ハンドル(1)が備えられたリ
ール本体(2)の前部にハンドル(1)の操作と連係し
て回動するロータ(5)に形成された一対のアーム部
(5A),(5A)夫々に支承された揺動アーム(6),
(6)を介して揺動操作自在なベルアーム(7)を備え
てスピニングリールを構成する。一方のアーム部(5A)
には釣り糸をスプール(4)に案内する、第1図に示す
ようなラインローラ(A)が備えられている。
このラインローラ(A)は、その外面に鼓状の糸案内
面(8A)を形成したセラミック製のローラ(8)と、こ
のローラ(8)を遊転支持する構造とでなり、この構造
は、ローラ(8)の内面に圧入により密嵌合させた弾性
体で成る筒状材(9)と、この筒状材(9)に対し、そ
のアウタレース(10A)が密嵌合するボールベアリング
(10)(転り軸受の一例)で成る。筒状材(9)の内周
面、転り軸受(10)に対する筒状材(9)の位置決めの
ための下段部(9A)が形成され、前記筒状材(9)の外
周面に、筒状材(9)に対するローラ(8)の位置決め
のための突起(9B)が形成されている。
このボールベアリング(10)のインナレース(10B)
は軸体(12)に形成された位置決め用の段部に接当する
状態で軸体(12)に保持されている。
尚、この軸体(12)はボルト(13)を介して揺動アー
ム(6)に取付けられると共に、前記ベールアーム
(7)の保持部(12B)が一体的に形成されている。
因みに、リール本体(2)には第2図、及び第3図に
示すよラチェット機構(R)を切換操作する切換レバー
(14)が備えられ、この切換レバー(14)によってラチ
ェット機構(R)が機能する側に操作すると操作軸(1
5),接当片(16)の変位によりラチェット爪(17)が
ロータ内面の爪部(5B)に係合可能な状態に達して釣り
糸繰出し方向へのロータ(5)の回転を阻止すると共
に、ロータ(5)が釣り糸巻取り方向へ回転した場合に
は該ロータ(5)の回転が摩擦により伝えられるカム体
(18)の変位によりラチェット爪(17)の爪部(5B)と
の接触音の発生を阻止するようになっている(このカム
体(18)の動作は実公昭63-64号公報に示されるもとの
同様に行われる)。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に例えば、第4図に示す構造
のものでは、それぞれ下段部(9A)(9A)と突起(9B)
(9B)とを有する2分割型の筒状体(9),(9)によ
ってボールベアリング(10)とローラ(8)が挟み込む
まれる状態で軸芯方向の位置決めを行っている。因み
に、この別実施例において実施例と等しい機能を有する
ものには、実施例と共通する番号・符号を附している。
筒状体(9)の材料としては、要望に応じて、ゴム、
樹脂、あるいはアルミニウム、銅等の比較的軟質の金属
を採用することができるが、本発明における弾性体とは
これらの材料を総称している。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るスピニングリールのラインローラの
実施例を示し、第1図は該ラインローラの断面図、第2
図はラチェット機構の構造を示す断面図、第3図は該ス
ピニングリールの側面図であり、第4図は別実施例を表
す断面図である。 (8)……ローラ、(8A)……糸案内面、(9)……筒
状材、(9A)……下段部、(9B)……突起、(10)……
転り軸受、(10A)……アウターレース、(12)……軸
体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸体(12)に保持された転がり軸受(10)
    のアウターレース(10A)に外嵌された弾性体である筒
    状材(9)の外周面に、その外周に糸案内面(8A)を形
    成したセラミック製で筒状のローラ(8)を外嵌させ、
    前記転り軸受(10)に対する前記筒状材(9)の位置決
    めのために前記筒状材(9)の内周面に下段部(9A)が
    形成され、前記筒状材(9)に対する前記ローラ(8)
    の位置決めのために前記筒状材(9)の外周面に突起
    (9B)が形成されているスピニングリールのラインロー
    ラ。
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