JP2530809Y2 - 建設車両用空気調和装置 - Google Patents

建設車両用空気調和装置

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JP2530809Y2
JP2530809Y2 JP1990067526U JP6752690U JP2530809Y2 JP 2530809 Y2 JP2530809 Y2 JP 2530809Y2 JP 1990067526 U JP1990067526 U JP 1990067526U JP 6752690 U JP6752690 U JP 6752690U JP 2530809 Y2 JP2530809 Y2 JP 2530809Y2
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cool air
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義弘 永田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は値運転室内の空気調和に最も適した吹出し空
気の温度分布を得るようにした建設車両用空気調和装置
に関する。
〔従来の技術〕
近年、建設車両においても運転者の作業環境を良くす
るために運転室には空気調和装置が設置されているが、
建設車両、特に油圧式掘削機おいては、運転者が前窓か
ら作業状況を見ながら作業レバーを操作するためにスペ
ースを要する空気調和装置を窓際に設置することは視界
性、操作機器の設置及び操作に邪魔になることから、従
来から第4図に示すように運転室1の空気調和装置2を
運転席3の後部に設置されるのが通常であって、温風、
冷風の吹出し口は、自然対流から温風は上昇するため吹
出し口4は下部に、そして冷風は降下するため吹出し口
5は上部に設けられ、温風(黒矢印)および冷風(白矢
印)はそれぞれ矢印方向に室内を循環するようになって
いる。
なお、車両用空調装置の先行技術として、例えば、実
開昭63-119404号公報に運転席の後方に冷風吹出し口と
運転席の下部に温風吹出し口を設けたものがある。ま
た、実公昭64-1845号公報には運転席の下部に冷風、温
風吹出し口とダッシュボードに冷風、温風吹出し口を設
けたものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
油圧ショベルの作業時には気候、天候などによって運
転室内の温度が変化するとともに運転者の身体の表面温
度が変化する。
ところが、上記従来の空気調和装置2において温風の
吹出し口4が、図示矢印の如く、運転席3の後方下部で
あることから、温風は座面より自然対流で上方に循環す
ることから運転者6の足元6a及び前窓7に温風が届かず
足元6aは暖房されず、またデフロスタ効果、即ち前窓7
のガラスの曇り除去効果も得られないという不具合があ
る。
また、冷風の吹出し口5が図示のごとく運転席3の後
方上部であることから、丁度運転者の肩越しに上方に向
って循環し、そのために肩を冷し過ぎ神経痛などの生理
不調を引起こすと共に、循環は更に自然対流により天井
面に沿いながら窓際を通過して運転者の足元に降下す
る。このために足元6aは冷房されるが、上半身前面6bの
冷房が不充分なものとなるという不具合がある。
上記の実開昭63-119404号公報に記載の空調装置にお
いては、運転者の足元は暖房されるが、上記の第4図と
同様に冷風の吹出し口が運転席の後方1ケ所であり、冷
房が不充分であるとの問題がある。
更に、上記従来の不具合を改善する目的でなされたも
ので、暖房、冷房それぞれに最も適した箇所に吹出し口
を配置して次容器の問題点を解消した建設車両用空気調
和装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上記目的を達成するために、本考案に係る建設車両用
空気調和装置は、 (1)運転室内に設けられた空調ユニットと、この空調
ユニットからの冷風、温風を切換えるダンパ機構と、こ
のダンパ機構から冷風、温風のダクトを介して運転室内
に冷風を吹出す吹出し口、および温風の吹出す吹出し口
とを備えた建設車両の空調装置において、1つの冷風吹
出し口をオペレータシートの背凭れの後部に設け、該冷
風吹出し口から冷風が吹出す際、まず運転室の天井にそ
の冷風が向かって流れるように構成すると共に、もう1
つの冷風吹出し口をオペレータシートの右側部近傍に設
け、該冷風吹出し口から冷風は運転者の足の腿部から上
方および上半身前面位置近傍に向って冷風が流れるよう
に構成したものである。
(2)前記温風吹出し口を、オペレータシートの下部で
運転者の足元近傍に設け、該温風吹出し口から温風が吹
出す際、まず運転者の足元に温風が向かって流れるよう
に構成したものである。
上記構成によれば、冷風を右側部吹出し口から上方に
吹出し、この冷風が運転室の側部窓から入る太陽の日差
しに対して、エアーカーテンの役目を果たして日差しを
遮るように作用する。
また、右側部吹出し口は、天井に向けて冷風を吹出す
とともに、運転者の上半身の前面位置近傍に向けて冷風
を吹出し、その冷風と後部吹出し口から吹出す冷風と
が、第1図に示すように、運転者の上半身の前面位置近
傍で混ざりあい、撹拌作用によって、運転者の周辺温度
を効率よく下げることができる。
このように、短時間で快適な室内温度とすることがで
きると共に、足元は温風で温めることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を添付の第1図〜第3図によ
り説明する。
図において、11は建設車両の車体フレーム12上面に設
置された運転室であって、この運転室11の前面には、前
窓13が取設されている。
また、室内にはオペレータシート14及び図示しない各
種操縦機器類が配設している。そして、運転者15はオペ
レータシートに座り、前方の作業機を見ながら操作をす
るようになっている。この運転室11には、オペレータシ
ート14の後部に空気調和装置16が設置されている。この
空気調和装置16のケース17内に収納された空調ユニット
18には図示しない空気等の入口、クーラコア、ヒータコ
ア、電動送風機等が配設されている。これらの駆動によ
り空調ユニット18からの温風、冷風はケース17から突設
された送風管19に吐出される。
そして、この送風管19には分岐ダクトとして、オペレ
ータシート14の下部前面近傍で開口した吹出し口20を設
けた温風ダクト21と、オペレータシート14の右側部で開
口した右側部吹出し口24を設けた第1冷風ダクト25と、
空気調和装置のケース17の上面側に開口した吹出し口22
a,22bを設けた第2冷風ダクト23a,23bとを備えている。
そして、上記の如く、空気調和装置16内の空調ユニッ
ト18からの送風管19に取設された温風ダクト21,第1冷
風ダクト25,および第2冷風ダクト23a,23bからなる各分
岐ダクトに暖房、冷房に応じて、送風路を切換え、それ
ぞれ所定のダクトに送風されるようになっている。
上記送風路を切換えるためのダンパ機構26が送風管19
に形成されているチャンバ27に設けられている。このダ
ンパ機構26は、前記チャンバ27内で軸支ピン26aを支点
にして可動する開閉板26bからなり、この開閉板26bは外
部から操作できるようになっている。
このように設けられたダンパ機構26により暖房時は上
記チャンバ27内の開閉板26bを影線(ロ)側に可動させ
て、送風管19からの温風を第1冷風ダクト25,および第
2冷風ダクト23a,23bへ送風するのを閉塞し、温風ダク
ト21側へ送風され、また、冷房時は逆に開閉板26bを影
線(イ)側に可動させて温風ダクト21側への送風を閉塞
し、第1冷風ダクト25,および第2冷風ダクト22a,23bへ
送風される。
次に、上記ダクト構成の作動を説明する。
空調ユニット18内のヒータコア、あるいはクーラコア
で空気調和された温風または冷風が送風管19から吐出さ
れ、暖房時にはダンパ機構26の切換えにより、温風ダク
ト21を通ってオペレータシート14の下部前面に開口した
吹出し口20に送られ、この吹出し口20から温風が足元15
aに吹き出される。
この温風は前窓13のガラスに沿って天井に向って循環
する。また、冷房時はダンパ機構26を上記と逆方向へ切
換えて温風ダクト21が閉塞される。
冷風はチャンバ27から第1冷風ダクト25を通って、オ
ペレータシート14の右側部で開口する右側部吹出し口24
に送られる。この右側部吹出し口24から冷風が運転者の
上半身前面位置15bの近傍に向って吹出したうえ、天井
に向って循環する。また、第2冷風ダクト23a,23bを通
って空気調和装置ケース17の上面両側に開口し、オペレ
ータシート14の瀬凭れ30の後部に設けた後部吹出し口22
a,22bに送られる。この吹出し口22a,22bからの冷風は後
方から天井に沿って前方に循環する。
このような構成とした建設車両用空気調和装置の冷房
時は、右側部吹出し口24は、天井に向けて冷風を吹出す
とともに、運転者の上半身の前面位置近傍に向けて冷風
を吹出し、その冷風と後部吹出し口22a,22bから吹出す
冷風とが、第1図に示すように、運転者の上半身の前面
位置近傍で混ざりあい、撹拌作用によって、運転者の周
辺温度を効率よく下げることができる。
このように、短時間で快適な室内温度とすることがで
きると共に、足元は温風で温めることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明した通り、本考案の建設車両用空気調和装
置によれば、右側部吹出し口から吹き出す冷風は上方に
向けて冷風を吹出して太陽の日差しを遮るエアーカーテ
ンの役目を果たすとともに、運転者の上半身の前面位置
近傍に向けて冷風を吹出し、その冷風と後部吹出し口か
ら吹出す冷風とが、運転者の上半身の前面位置近傍で混
ざりあい、撹拌作用によって、運転者の周辺温度を効率
よく下げることができるので、運転者の作業効率が向上
するとともに、暖房時はオペレータシートの下部から温
風を吹出すことにより足元を温めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は、
概略側面図による空気調和説明図、第2図は空気調和ダ
クト配設を示す一部破断斜視図、第3図はダンパ機構を
示す断面図、第4図は従来の空気調和装置の側面図によ
る空気調和説明図である。 11……運転室、13……前窓、14……オペレータシート、
15……運転者、16……空気調和装置、17……ケース、18
……空調ユニット、19……送風管、20……温風吹出し
口、21……温風ダクト、22a,22b……後部吹出し口、23
a,23b……第2冷風ダクト、24……右側部吹出し口、25
……第1冷風ダクト、30……瀬凭れ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室内に設けられた空調ユニットと、こ
    の空調ユニットからの冷風、温風を切換えるダンパ機構
    と、このダンパ機構から冷風、温風のダクトを介して運
    転室内に冷風を吹出す吹出し口、および温風の吹出す吹
    出し口とを備えた建設車両の空調装置において、1つの
    冷風吹出し口をオペレータシートの背凭れの後部に設
    け、該冷風吹出し口から冷風が吹出す際、まず運転室の
    天井にその冷風が向かって流れるように構成すると共
    に、もう1つの冷風吹出し口をオペレータシートの右側
    部近傍に設け、該冷風吹出し口から冷風は運転者の足の
    腿部から上方および上半身前面位置近傍に向って冷風が
    流れるように構成したことを特徴とする建設車両用空気
    調和装置。
  2. 【請求項2】前記温風吹出し口を、オペレータシートの
    下部で運転者の足元近傍に設け、該温風吹出し口から温
    風が吹出す際、まず運転者の足元に温風が向かって流れ
    るように構成したことを特徴とする請求項1記載の建設
    車両用空気調和装置。
JP1990067526U 1990-06-26 1990-06-26 建設車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2530809Y2 (ja)

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