JP2527516Y2 - 車両スタータモータのオーバラン防止装置 - Google Patents

車両スタータモータのオーバラン防止装置

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JP2527516Y2
JP2527516Y2 JP10294791U JP10294791U JP2527516Y2 JP 2527516 Y2 JP2527516 Y2 JP 2527516Y2 JP 10294791 U JP10294791 U JP 10294791U JP 10294791 U JP10294791 U JP 10294791U JP 2527516 Y2 JP2527516 Y2 JP 2527516Y2
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circuit
switch
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turned
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康一 塚田
健一 大西
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Denso Electronics Corp
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Denso Corp
Anden Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両のスタータスイッチ
が導通故障した時にスタータモータのオーバランによる
焼損を防止するスタータモータのオーバラン防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭53−69644号公報に
開示された従来のオーバラン防止装置を図3に示す。図
において、スタータモータに通電するスタータリレー2
の常閉接点22がスタータスイッチ3に直列に接続さ
れ、リレーコイル21はトランジスタ91のコレクタに
接続されている。上記トランジスタ91のベースには、
給電線とアース間に接続された抵抗92,93,94の
分圧電圧が入力している。また、抵抗93,94には並
列にコンデンサ95が接続してある。
【0003】スタータスイッチ3を投入すると、コンデ
ンサ95への充電がなされる間、トランジスタ91のベ
ース電圧は低く、トランジスタ91は非導通となってリ
レーコイル21は励磁されない。しかして、リレー接点
22を経てバッテリ電源がスタータモータに供給され、
モータが起動する。コンデンサ95への充電が進行する
とトランジスタ91のベース電圧は次第に上昇し、スレ
ッショールドレベルを越えるとトランジスタ91が導通
してリレーコイル21が励磁され、リレー接点22が開
いてスタータモータへの電源供給が停止する。
【0004】かくして、スタータスイッチ3が導通故障
した場合に、一定時間後にはスタータモータが停止し
て、その焼損が防止される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、スタータス
イッチ3の二次側端子にはコンピュータの入力回路等の
関連回路が接続されることが多く、上記従来のオーバラ
ン防止装置を設けた場合に、比較的長くスタータスイッ
チを投入した後のコンデンサの充電状態が、上記関連回
路からの流れ込み電流により維持されて、エンスト等に
より再びスタータスイッチを投入してもスタータモータ
に通電されずエンジン起動ができないおそれがあった。
また、キースイッチを投入後、しばらくしてからスター
タスイッチを投入した場合においても同様にエンジン始
動できないおそれがあった。
【0006】また、スタータスイッチ開放時にも外部電
流によるオーバラン防止装置の電源端子電圧が高いた
め、コンピュータがオートマチック車とマニュアルミッ
ション車の判別を誤検出する等の問題もあった。
【0007】本考案はかかる課題を解決するもので、ス
タータモータの再起動が確実になされ、かつ関連回路の
入力電位レベルの上昇を招くこともない車両スタータモ
ータのオーバラン防止装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を説明する
と、スタータモータ8起動用のリレーコイル21に通電
するスイッチ回路15とタイマ回路12を内設し、上記
スイッチ回路15を、スタータスイッチ3投入時のバッ
テリ5電圧の供給により導通作動するとともに、バッテ
リ5電圧の供給により作動を開始する上記タイマ回路1
2のタイマ完了により非導通作動するように設定したス
タータモータ8のオーバラン防止装置1において、該オ
ーバラン防止装置1の電源端子間に、上記スタータスイ
ッチ3非投入時の外部電流を流入せしめて所定値以下の
電圧を発生するバイパス抵抗16を接続するとともに、
該バイパス抵抗16の両端電圧が上記所定値以下の時に
作動を開始して上記タイマ回路12をリセットするとと
もに上記スイッチ回路15を導通作動せしめる電圧低下
検出回路14を設けたものである。
【0009】
【作用】上記構成において、スタータスイッチ3を長く
投入しタイマ回路12がタイマ完了した状態でスタータ
スイッチ3を開放すると、関連回路より外部電流が流入
するが、この外部電流はバイパス抵抗16へ流れて所定
値以下の電圧が発生する。電圧低下検出回路14はこの
低下した電圧を検出して上記タイマ回路12をリセット
するから、再度のスタータスイッチ3投入時にはスイッ
チ回路15が導通作動してスタータモータ8が確実に起
動せしめられる。
【0010】また、バイパス抵抗16によりスタータス
イッチ開放時の外部電流による装置の電源端子間電圧が
所定値以下に抑えられるから、関連回路の入力電位レベ
ルが上昇することはなく、誤作動が防止される。
【0011】
【実施例】図1において、スタータモータ8のモータ部
83にはマグネットスイッチ接点82を経てバッテリ5
の電源が供給される。マグネットスイッチコイル81は
スタータリレー2の接点22を介して上記バッテリ5に
接続され、スタータリレーコイル21は詳細を後述する
オーバラン防止装置のリレー駆動回路17により通電制
御される。
【0012】上記リレー駆動回路17には電源電圧Vc
cが供給され、これは装置の電源端子191,192間
に抵抗181、ダイオード182とともに直列接続され
たコンデンサ183の両端電圧に等しい。また、ダイオ
ード182等と並列に、電源端子191,192間にバ
イパス抵抗16が設けてある。このバイパス抵抗16の
抵抗値は後述の電圧低下検出回路との兼ね合いで両端電
圧が5.02V以下になるように定める必要があるが、
発熱防止の観点より100Ω〜300Ωの間で設定する
のが良い。
【0013】上記電源端子の一次側191はシフトレバ
ーのニュートラル位置で閉成するニュートラルスイッチ
7(マニュアルミッション車両の場合は図の破線の如く
短絡される)を介してスタータスイッチ3に接続してあ
り、スタータスイッチ3の投入によりバッテリ電圧が供
給される。
【0014】6はコンピュータの入力に接続される関連
回路であり、イグニションスイッチ4を介してバッテリ
5に接続されるトランジスタ61を有し、そのベース側
抵抗62の一端はスタータスイッチ3から延びる入力線
に接続されている。しかして、イグニッションスイッチ
4を投入した状態でニュートラルスイッチ7が開閉され
るとこれに応じてトランジスタ61が作動して、オート
マニュアル信号A/Mが間欠出力されることによりオー
トマチック車であることが判別される。また、スタータ
スイッチ3投入時にはオートマニュアル信号A/Mに代
えてスタータ信号Stが発せられる。
【0015】図2にリレー駆動回路17の詳細を示す。
リレー駆動回路17は、発振(例えば25KHz)回路
11、発振回路11のパルス出力をカウントするタイマ
回路としてのカウンタ回路12、カウンタ回路12のカ
ウントアップ出力によりセットされるフリップフロップ
13、電圧低下検出回路14、フリップフロップ13お
よび電圧低下検出回路14の出力信号13a,14aを
入力するスイッチ回路15より構成され、スイッチ回路
15の出力端子に上記スタータリレーコイル21が接続
されている。
【0016】電圧低下検出回路14はトランジスタ14
1と抵抗群により構成され、電圧Vccが3.0V以下
に低下すると「1」レベルの信号14aを出力する。こ
の信号14aはスイッチ回路15に入力するとともにカ
ウンタ12およびフリップフロップ13のリセット端子
に入力し、カウンタ12がリセットされるとともにフリ
ップフロップ出力13aが「1」レベルとなる。
【0017】スイッチ回路15はトランジスタ151,
152,153,154,155,156と抵抗群より
構成され、入力部トランジスタ151,152のいずれ
かに「1」レベル信号が入力すると出力部トランジスタ
156が導通し、入力部トランジスタ151,152の
いずれにも「0」レベルの信号が入力すると出力部トラ
ンジスタ156は非導通となる。
【0018】ここで、リレー駆動回路17の電源電圧V
ccの下限許容値は、発振回路11について2.3V、
カウンタ回路12について1.3Vであり、また、スイ
ッチ回路15の出力を導通せしめる下限許容値は0.9
Vである。電圧Vccにおける0.9Vは、抵抗181
(図1)における電圧降下0.66V(220Ω×3m
A)とダイオード182の順方向電圧(0.7V)を加
えて、装置の電源端子191においては2.26Vとな
る。
【0019】また、電圧低下検出回路14が作動する
3.0Vは、装置の電源端子191においては、抵抗1
81における電圧降下1.32V(220Ω×6mA)
とダイオード182の順方向電圧を加えて5.02Vで
ある。
【0020】上記構成のオーバラン防止装置において、
イグニションスイッチ4に続いてスタータスイッチ3が
投入されると、装置の電源端子191にはバッテリ電圧
(通常12V)が供給される。リレー駆動回路17の電
源電圧Vccはある程度の時間を有して上昇するが、こ
の上昇途中でカウンタ回路12、フリップフロップ13
が作動を開始する。この時点では、電圧低下検出回路1
4の出力信号14aは「1」レベルであるから、スイッ
チ回路15のトランジスタ156が導通してスタータリ
レーコイル21が励磁され、リレー接点22が閉じてス
タータモータ8が起動せしめられる。同時に上記出力信
号14aにより上記カウンタ回路12およびフリップフ
ロップ13はリセットされる。このスタータモータ起動
時にバッテリ電圧は低下するが、既述の如く2.26V
を下回らない限り、スイッチ回路15のトランジスタ1
56の導通状態は維持されるから、問題はない。
【0021】電源電圧がさらに上昇すると上記出力信号
14aが「0」レベルとなり、カウンタ回路12が作動
を開始する。一定時間経過してカウンタ回路12がカウ
ントアップするとフリップフロップ13はセットされ、
その出力信号13aが「0」レベルとなる。これにより
スイッチ回路15のトランジスタ156は非導通とな
り、リレーコイル21の励磁が解消されてスタータモー
タ8の運転が停止する。かくして、スタータスイッチ3
が導通故障した場合でも、一定時間後にはスタータモー
タ8の運転が停止されてその焼損が防止される。
【0022】さて、スタータスイッチ3を上記カウンタ
回路12がカウントアップする程度に比較的長い間投入
した後、これを開放してイグニションスイッチ4に戻す
と、関連回路6よりオーバラン防止装置1へ外部電流が
流入するが、この電流はバイパス抵抗16に流れて既述
の如く電圧低下検出回路14により検出される5.02
V以下の電圧を発生する。低電圧が検出されると上記回
路14の出力信号14aは「1」レベルとなり、カウン
タ回路12およびフリップフロップ13がリセットされ
るとともに、スイッチ回路15のトランジスタ156が
導通せしめられて上記外部電流はスタータリレーコイル
21を経る経路によっても流れる。これにより、スター
タスイッチ開放時の外部電流による端子間電圧降下をバ
イパス抵抗×外部電流よりも低くすることができる。ま
た、スタータリレー2の作動電圧および復帰電圧をある
程度大きくしておけば、外部電流によりスタータリレー
2がON状態となることは防止できる。
【0023】かくして、再びスタータスイッチ3を投入
すると、即座にスタータリレー接点22が閉じてスター
タモータ8が起動し、カウンタ回路12がカウントを開
始する。
【0024】なお、スタータスイッチ3が開放されてい
る間は、オーバラン防止装置1の電源端子191の電圧
は充分低く維持されるから、ニュートラルスイッチ7の
閉作動時にトランジスタ61より抵抗62、16を経て
電流が流れて、上記スイッチ7の作動に伴って間欠的に
オート、マニュアル信号A/Mが出力されて確実にオー
トマチック車であることが判別される。また、スタータ
信号Stが誤出力されることもない。
【0025】
【考案の効果】以上の如く、本考案のスタータモータの
オーバラン防止装置によれば、スタータモータの焼損を
効果的に防止できるとともに、スタータスイッチを比較
的長く投入した後の再投入時のモータ再起動を確実にな
すことができ、かつ関連回路の誤作動を生じることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオーバラン防止装置を設けたスタータ
モータ起動回路の回路図である。
【図2】リレー駆動回路の回路図である。
【図3】従来のオーバラン防止装置を設けたスタータモ
ータ起動回路の回路図である。
【符号の説明】
1 オーバラン防止装置 12 カウンタ回路(タイマ回路) 13 電圧低下検出回路 15 スイッチ回路 16 バイパス抵抗 2 スタータリレー 21 リレーコイル 3 スタータスイッチ 5 バッテリ 8 スタータモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大西 健一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−116671(JP,U) 実開 昭56−134627(JP,U) 実開 昭53−69644(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータモータ起動用のリレーコイルに
    通電するスイッチ回路とタイマ回路を内設し、上記スイ
    ッチ回路を、スタータスイッチ投入時のバッテリ電圧の
    供給により導通作動するとともに、バッテリ電圧の供給
    により作動を開始する上記タイマ回路のタイマ完了によ
    り非導通作動するように設定したスタータモータのオー
    バラン防止装置において、該オーバラン防止装置の電源
    端子間に、上記スタータスイッチ非投入時の外部電流を
    流入せしめて所定値以下の電圧を発生するバイパス抵抗
    を接続するとともに、該バイパス抵抗の両端電圧が上記
    所定値以下の時に作動を開始して上記タイマ回路をリセ
    ットするとともに上記スイッチ回路を導通作動せしめる
    電圧低下検出回路を設けたことを特徴とする車両スター
    タモータのオーバラン防止装置。
JP10294791U 1991-11-19 1991-11-19 車両スタータモータのオーバラン防止装置 Expired - Lifetime JP2527516Y2 (ja)

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