JPS6114630Y2 - - Google Patents

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JPS6114630Y2
JPS6114630Y2 JP1980052109U JP5210980U JPS6114630Y2 JP S6114630 Y2 JPS6114630 Y2 JP S6114630Y2 JP 1980052109 U JP1980052109 U JP 1980052109U JP 5210980 U JP5210980 U JP 5210980U JP S6114630 Y2 JPS6114630 Y2 JP S6114630Y2
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transistor
engine
key switch
switch
battery
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンを始動させるスタータモー
タの誤動作を防止する装置に関するものである。
自動車のエンジンを始動させる場合には、通常
キースイツチを復帰バネの付勢力に抗してエンジ
ン始動位置に保持してスタータモータを回転させ
るようにしている。この場合運転者の誤動作によ
り、エンジンが始動した後もキースイツチをエン
ジン始動位置に保持したままにしておくと、スタ
ータモータが高速回転させられて破損する虞れが
あり、またエンジンの回転中に誤つてキースイツ
チをエンジン始動位置に切換えるとスタータモー
タの出力軸をエンジンに結合する歯車機構が破損
する虞れがあつた。
そこで機関に取付けられた発電機の電圧を検出
するスイツチを設け、機関が始動して発電機の電
圧が確立した時にキースイツチの状態のいかんに
かかわらずスタータモータへの通電を停止させて
スタータモータを保護するようにした装置が提案
された。しかしながら従来のこの種の装置におい
ては、キースイツチを始動位置に切換えた時点か
らエンジンが始動する時点までの間に生じるバツ
テリ電圧の脈動によつて装置が誤動作をし、機関
が完全に始動する前にスタータモータへの通電が
停止されて機関の始動に失敗することがあつた。
本考案の目的は、エンジンが始動した後はキー
スイツチがエンジン始動位置にあつてもスタータ
モータへの通電を停止させることによりスタータ
モータの保護を図るとをもに、始動時に生じるバ
ツテリ電圧の脈動による誤動作を防止したエンジ
ン用スタータの誤操作防止装置を提供することに
ある。
本考案は、電源遮断位置とエンジン作動位置と
エンジン始動位置との少なくとも3位置に切換え
可能なキースイツチがエンジン始動位置に切換え
られた時に励磁コイルが励磁される電磁スイツチ
の常開接点を介してバツテリに接続されるスター
タモータの誤操作を防止する装置であつて、その
一実施例を示す第1図に見られるように、キース
イツチ14と電磁スイツチ21の励磁コイル21
1との間に接続された常閉接点20aを有してキ
ースイツチ14がエンジン始動位置に切換えられ
た時に常閉接点20aを通して電磁スイツチ21
の励磁コイル211に励磁電流を流す補助リレー
20と、キースイツチ14がエンジン始動位置に
切換えられた状態で導通した時に補助リレー20
の励磁コイル201に励磁電流を流すようにコレ
クタエミツタ間回路がキースイツチ14と補助リ
レー20の励磁コイル201との間に接続された
トランジスタ15と、キースイツチ14がエンジ
ン始動位置に切換えられた時にバツテリ3により
一定の時定数で充電されるコンデンサ17と、コ
ンデンサ17の端子電圧が一定値以上になつた時
に導通状態になつてトランジスタ15にベース電
流を流すようにコンデンサ17とトランジスタ1
5のベースとの間に接続されたツエナーダイオー
ド16と、エンジンに装着された発電機1の出力
電圧が一定値未満の時に導通してトランジスタ1
5を遮断状態に保持し発電機1の出力電圧が一定
値以上になつた時に遮断してトランジスタ15を
導通させるように設けられたエンジン始動検出用
スイツチ(第1図の例ではダイオード4,5、ト
ランジスタ7,8、抵抗6,9,10,12及び
コンデンサ11によりこの始動検出用スイツチが
構成されている。)とを具備したことを特徴とす
る。
上記のように構成すると、エンジンが始動完了
前の状態にあつて発電機1の出力電圧が所定値未
満の場合には、エンジ始動検出用スイツチが導通
してトランジスタ15を遮断状態に保持するた
め、電磁スイツチ21の励磁コイルへの通電を保
持して機関の始動を確実に行わせることができ
る。またエンジンの始動が完了して発電機1の出
力電圧が所定値に達すると、エンジン始動検出用
スイツチが遮断してトランジスタ15を導通させ
るため、補助リレー20の励磁コイルに通電さ
れ、常閉接点20aが開く。従つて電磁スイツチ
21の励磁コイルへの通電が停止され、スタータ
モータへの通電が停止される。このように、本考
案の装置によれば、エンジンの始動が確認された
時にスタータモータへの通電を停止させるのでキ
ースイツチの誤操作によりスタータモータが破損
するのを防止することができる。
上記のように常閉接点を有する補助リレーを設
けてこの補助リレーの常閉接点を介して電磁スイ
ツチの励磁コイルに電流を流す構成にすると、ス
タータ始動時にバツテリ電圧が低下しても電磁ス
イツチへの励磁電流が遮断されるおそれがないた
め、始動時に電磁スイツチがチヤタリングを起し
て機関の始動が不可能になるのを防ぐことができ
る。
また上記のように一定の時定数で充電されるコ
ンデンサ17とツエナーダイオード16とを設け
て、コンデンサ17の端子電圧が一定の電圧に達
した時にツエナーダイオードを導通状態にしてト
ランジスタ15を導通させるようにすると、スタ
ータモータの始動時にバツテリ電圧が大きく脈動
した場合に始動検出用スイツチが遮断する前にト
ランジスタ15が導通してスタータモータへの通
電を停止させる誤動作が生じて、機関の始動が不
可能になるのを防止することができる。
以下、図示の実施例により本考案の装置を詳細
に説明する。
第1図は本考案に係るエンジン用スタータの誤
操作防止装置の第1の実施例を示す接続図で、同
図において1は図示しないエンジンに装着された
磁石発電機等の交流発電機である。この発電機の
発電コイル1aの両端はダイオード2a〜2dか
らなる単相ブリツジ全波整流回路2の交流入力端
子に接続され、整流回路2の出力端子間にはバツ
テリ3が並列接続されている。また発電コイル1
aの一端及び他端はそれぞれアノードを共通接続
したダイオード4及び5のカソードに接続され、
ダイオード4及び5のアノードの共通接続点は抵
抗6を介してpnpトランジスタ7のベースに接続
されている。トランジスタ7のエミツタはトラン
ジスタ8のエミツタに共通接続されるとともに後
記するキースイツチ14の接点ACに接続されて
いる。トランジスタ7のコレクタは抵抗9を介し
てバツテリ3の負極端子に接続されるとともにト
ランジスタ8のベースに抵抗10を介して結合さ
れている。またトランジスタ7のエミツタベース
間にはコンデンサ11と抵抗12が並列に接続さ
れている。さらにトランジスタ8のコレクタは充
電表示灯13を介してバツテリ3の負極端子に接
続されている。14は前記したキースイツチで、
可動接点14aが図示の状態にある電源遮断位置
と、可動接点14aが接点ACに接触するエンジ
ン作動位置と、可動接点14aが接点AC及び接
点Cの双方に接触するエンジン始動位置との少く
とも3位置に切換え得るようになつている。周知
のように、この種のスイツチでは、可動接点14
aが接点ACに接触するエンジン作動位置には外
力を加えることなく保持することができるが、可
動接点14aが接点AC及びCの双方に接触する
エンジン始動位置に切換える際には図示しないキ
ーを復帰バネ(図示せず。)の付勢力に抗して回
動させる必要があり、この場合キーを離すと可動
接点14aが自動的に接点Cから離れてエンジン
作動位置に復帰するようになつている。キースイ
ツチ14の可動接点14aに接続された端子Bは
バツテリ3の正極端子に接続され、接点ACは先
に述べたようにトランジスタ7及び8のエミツタ
に接続されるとともにトランジスタ15のエミツ
タに接続されている。トランジスタ15のベース
はツエナーダイオード16のカソードに接続さ
れ、ツエナーダイオード16のアノードはコンデ
ンサ17を介してトランジスタ15のエミツタに
接続れるとともに抵抗18を介してトランジスタ
8のコレクタに接続されている。またトランジス
タ8のコレクタと抵抗18との接続点に抵抗19
の一端が接続され、この抵抗19の他端はバツテ
リ3の負極端子に接続されている。20は常閉接
点20aを有する補助リレー、21はスタータモ
ータ22への通電をオンオフする電磁スイツチで
あつて、補助リレー20の励磁コイル201の一
端はトランジスタ15のコレクタに接続され、他
端はバツテリ3の負極端子に接続されている。ま
た電磁スイツチ21の励磁コイル211の一端は
補助リレー20の常閉接点20aを通してキース
イツチ14の接点Cに接続され、他端はバツテリ
3の負極端子に接続されている。スタータモータ
22は直巻界磁巻線22aと電機子巻線22bと
を有する直流直巻電動機で、界磁巻線22aと電
機子巻線22bとの直列回路が電磁スイツチ21
の常開接点21aを介してバツテリ3の両端に並
列接続されている。この実施例においては、図の
鎖線で囲つたスイツチ回路23と、補助リレー2
0とにより誤動作防止装置が構成されている。そ
してスイツチ回路23のうちダイオード4,5、
抵抗6,9,10,12、トランジスタ7,8お
よびコンデンサ11により、エンジンが始動して
発電機1の出力電圧が一定値に達したときに遮断
するエンジン始動検出用スイツチが構成され、ト
ランジスタ15、ツエナーダイオード16、コン
デンサ17、抵抗18,19により、エンジン始
動検出用スイツチが導通しているときにはキース
イツチ14がエンジン始動位置に切換えられた際
にバツテリ3から電磁スイツチ21に励磁電流が
流れるのを許容し、エンジン始動検出用スイツチ
が遮断したときにはバツテリ3から電磁スイツチ
21に励磁電流が流れるのを阻止する電磁スイツ
チ制御用スイツチ回路が構成されている。
上記実施例においてキースイツチ14を1段操
作してエンジン作動位置に切換え、可動接点14
aを接点ACに接触させると、バツテリ3が図示
しないエンジン点火装置に接続されてエンジンの
点火が可能な状態になる。エンジンが始動される
前の状態では発電コイル1aに電圧が誘起してい
ないため、トランジスタ7にベース電流が流れ
ず、このトランジスタ7は遮断状態にある。従つ
てトランジスタ8にはバツテリ3からトランジス
タ8のエミツタベース、抵抗10,9を通してベ
ース電流が供給されるため、トランジスタ8は導
通状態になり充電表示灯13は点灯状態にある。
このため、トランジスタ15のエミツタベース間
は実質的に短絡状態になつており、トランジスタ
15は遮断状態にある。従つて可動接点14aが
接点ACに接触しても補助リレー20の励磁コイ
ル201には電流が供給されず、その常閉接点2
0aは閉じたまゝになつており、キースイツチ1
4の接点Cが電磁スイツチ21の励磁コイル21
1の一端に接続された状態となつている。次にキ
ースイツチ14を復帰バネの付勢力に抗して回動
させてエンジン始動位置に切換え、可動接点14
aを接点Cに接触させるとバツテリ3から励磁コ
イル211に電流が流れ、接点21aが閉じる。
図示していないが、電磁スイツチ21に連動する
ピニオンシフトレバが設けられていて励磁コイル
211が励磁されるとこのピニオンシフトレバが
エンジン側に移動し、スタータモータ22の出力
軸に結合された歯車に噛合される。これと同時に
スタータモータ22が回転するためエンジンのク
ランク軸が回転し、エンジンが始動する。エンジ
ンが始動すると発電コイル1aに電圧が誘起し、
この電圧が一定値に達すると発電コイル1aの整
流直流出力からトランジスタ7にベース電流が供
給され、トランジスタ7は導通する。このため、
トランジスタ8のエミツタベース間は短絡される
ことになりトランジスタ8は遮断状態になり、充
電表示灯13は消灯する。またトランジスタ8が
遮断状態になるためトランジスタ15にはバツテ
リ3からベース電流が供給されることとなり、ト
ランジスタ15は導通し、補助リレー20の励磁
コイル201に通電され、その接点20aが開
く。従つて電磁スイツチ21の励磁コイル211
の電流が遮断され、接点21aが開いてスタータ
モータ22が停止される。また電磁スイツチ21
が消勢されると図示しないピニオンシフトレバが
後退し、スタータモータ22の出力軸がエンジン
から切り離されるようになつている。なお、トラ
ンジスタ8が遮断状態のとき充電表示灯13が点
灯してしまうことのないよう抵抗18の値は十分
大きくしてある。また充電表示灯13が断線した
場合でもトランジスタ15のベース電流を確保で
きるよう抵抗19を充電表示灯13に並列接続し
ている。さらに第2図に示すようにキースイツチ
14をエンジン始動位置に切換えた時刻t1からエ
ンジンが始動する時刻t2までの間、バツテリ電圧
は急峻なリツプルを含む波形となるため、トラン
ジスタ8が遮断する前に、トランジスタ15が導
通して補助リレー20が誤動作しないよう、コン
デンサ17と抵抗18とによる時定数に十分な値
を取り、トランジスタ15に急峻な電圧が印加さ
れても急にはトランジスタ15は導通せず、コン
デンサ17の充電電圧がツエナーダイオード16
のツエナーレベル以上になつた時点で導通するよ
うに配慮してある。またコンデンサ11は磁石発
電機1の発生電圧を平滑にするためのものであ
る。このように本考案の装置においては、キース
イツチがエンジン始動装置に切換えられたまゝに
保持されていても、エンジンが始動すればスター
タモータ22が停止されてエンジンから切り離さ
れるので、スタータモータ22が破損するのを防
止できる。またエンジンの運転中はトランジスタ
8が遮断状態に保持されるので、キースイツチ1
4を誤つてエンジン始動位置に切換えてもスター
タモータ22が回転することはなく安全である。
第3図は本考案に係るエンジン用のスタータの
誤操作防止装置の他の実施例を示す接続図で、第
1図の各部と同等な部分には同一の符号を付して
示してある。この実施例では第1図のダイオード
2c,2dに代えてサイリスタ2c′及び2d′が用
いられ、後記する回路によりこれらのサイリスタ
のオンオフを制御してバツテリ3の端子電圧を設
定値に保つようになつている。誤操作防止用のス
イツチ回路23において第1図と異なる点はトラ
ンジスタ8のコレクタと充電表示灯13、抵抗1
8,19の共通接続点との間にダイオード24を
コレクタ側がアノードになるよう挿入し、接点
ACとトランジスタ15のエミツタとコンデンサ
17との接続点との間にダイオード25を接点
AC側がアノードになるように挿入したこと、ま
た抵抗9をバツテリ3の負極端子との間にダイオ
ード26を抵抗9側がアノードになるよう挿入し
たこと、さらにトランジスタ15コレクタに励磁
コイル201と並列にダイオード27をコレクタ
側がカソードになるよう接続したことにある。こ
れらのダイオードのうちダイオード24,25,
26はバツテリ3の逆接続によりスイツチ回路2
3が破損されるのを防ぐためのものであり、ダイ
オード27は補助リレー20の励磁コイル201
の通電電流を遮断したときに発生するサージ電圧
を吸収する保護ダイオードである。これらの誤操
作防止用スイツチ回路の動作は第1図に示した例
と全く同様である。
またバツテリ3の端子電圧を略一定に保つた
め、キースイツチ14の接点ACとダイオード2
6のアノードとの間に抵抗28及び29の直列回
路からなる分圧回路が接続され、抵抗28及び2
9の接続点はツエナーダイオード30を介してト
ランジスタ31のベースに接続されている。トラ
ンジスタ31のコレクタはトランジスタ32のベ
ースに接続され、トランジスタ31及び32のエ
ミツタは共通接続されてキースイツチ14の接点
ACに接続されている。トランジスタ31のベー
スエミツタ間及びベースコレクタ間にはそれぞれ
抵抗33及びコンデンサ34が接続され、トラン
ジスタ31のコレクタとダイオード26のアノー
ドとの間に抵抗35が接続されている。トランジ
スタ32のコレクタに抵抗36の一端が接続さ
れ、抵抗36の他端がダイオード37及び38を
介してサイリスタ2c′及び2d′のゲートにそれぞ
れ接続されている。またサイリスタ2c′及び2
d′のゲートカソード間にはそれぞれ抵抗39及び
40が並列接続されている。
上記抵抗28,29,33,35,36、コン
デンサ34及びトランジスタ31,32を含む部
分と、サイリスタ2c′及び2d′を含む部分とによ
り電圧調整回路が構成されている。即ち、キース
イツチ14がエンジン作動位置に保持されている
状態で、バツテリ3の端子電圧が設定値より低い
場合にはツエナーダイオード30がブレークダウ
ンしないためトランジスタ31にベース電流が流
れず、トランジスタ31は遮断状態にある。この
ときバツテリ3から抵抗35及びダイオード26
を通してトランジスタ32のベース電流が流れ、
トランジスタ32が導通する。トランジスタ32
が導通すると、発電コイル1aからダイオード2
aまたは2b→キースイツチ14の接点AC→ト
ランジスタ32のエミツタコレクタ→抵抗36→
ダイオード38または37を通してサイリスタ2
d′または2c′のゲートに点弧信号が与えられるた
めこれらのサイリスタが交互に導通し、整流回路
2は発電コイル1aの出力を全波整流してバツテ
リに供給する。次にバツテリ3の端子電圧が設定
値を超えるとツエナーダイオード30がブレーク
ダウンするためトランジスタ31にベース電流が
流れ、トランジスタ32を遮断させる。この状態
ではサイリスタ2c′及び2d′に点弧信号が与えら
れないためこれらのサイリスタは導通することが
できない。したがつて発電コイル1aからバツテ
リ3への電力の供給が停止され、バツテリ3の端
子電圧が低下する。これらの動作の繰り返しによ
りバツテリ3の端子電圧が略設定値に保たれる。
以上の実施例においてトランジスタ7,8,1
5は他の制御可能な半導体スイツチで置き換える
こともでき、複数のトランジスタを多段に接続し
たトランジスタスイツチまたはダーリントン接続
等の複合接続をしたトランジスタスイツチ等によ
り置き換えることができる。また補助リレー20
は半導体スイツチを用いてもよい。さらに発電機
の出力を整流する整流回路にサイリスタを用いる
場合、第3図とは逆にバツテリ3の正極側にサイ
リスタを配置して全波整流回路を構成するように
してもよく、さらに発電機1として3相交流発電
機が用いられた場合には3相全波整流回路を構成
しても本考案には影響がない。
以上のように本考案によれば、エンジンが始動
したことを検出してスタータモータへの通電を停
止させるようにしたのでエンジンが始動した後も
キースイツチをエンジン始動位置に保持していた
り、エンジンの運転中にキースイツチをエンジン
始動位置に切換えたりする誤動作があつた場合
に、スタータモータ及びその付属部品が破損する
のを防止できる利点がある。特に本考案において
は、一定の時定数で充電されるコンデンサと該ツ
エナーダイオードの端子電圧が一定値以上になつ
た時に導通状態になつてトランジスタにベース電
流を流すツエナーダイオードとを設けて、コンデ
ンサの端子電圧が一定の電圧に達した時にトラン
ジスタを導通させるようにしたので、スタータモ
ータの始動時にバツテリ電圧が大きく脈動した場
合に始動検出用スイツチが遮断する前にトランジ
スタが導通してスタータモータへの通電を停止さ
せるといつた誤動作が生じて、機関の始動が不可
能になるのを防止することができる。
また本考案においては、常閉接点を有する補助
リレーを設けてこの補助リレーの常閉接点を通し
て電磁リレーに励磁電流を流すようにしたので、
スタータ始動時にバツテリ電圧が低下した時に電
磁スイツチへの励磁電流が遮断されるおそれをな
くすことができ、始動時に電磁スイツチがチヤタ
リングを起して機関の始動が不可能になるのを防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図はそれぞれ本考案に係るエ
ンジン用スタータの誤操作防止装置の異なる実施
例を示す接続図、第2図はエンジン始動時のバツ
テリ電圧波形を示す線図である。 1……発電機、2……整流回路、3……バツテ
リ、4,5……ダイオード、6……抵抗、7,8
……トランジスタ、9,10,12……抵抗、1
1……コンデンサ、14……キースイツチ、15
……トランジスタ、16……ツエナーダイオー
ド、17……コンデンサ、18,19……抵抗、
20……補助リレー、21……電磁スイツチ、2
2……スタータモータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電流遮断位置とエンジン作動位置とエンジン始
    動位置との少なくとも3位置に切換え可能なキー
    スイツチが前記エンジン始動位置に切換えられた
    時に励磁コイルが励磁される電磁スイツチの常開
    接点を介してバツテリに接続されるスタータモー
    タの誤操作を防止する装置において、 前記キースイツチと前記電磁スイツチの励磁コ
    イルとの間に接続された常閉接点を有して前記キ
    ースイツチがエンジン始動位置に切換えられた時
    に該常閉接点を通して前記電磁スイツチの励磁コ
    イルに励磁電流を流す捕助リレーと、 前記キースイツチがエンジン始動位置に切換え
    られた状態で導通した時に前記補助リレーの励磁
    コイルに励磁電流を流すようにコレクタエミツタ
    間回路が前記キースイツチと前記補助リレーの励
    磁コイルとの間に接続されたトランジスタと、 前記キースイツチがエンジン始動位置に切換え
    られた時に前記バツテリにより一定の時定数で充
    電されるコンデンサと、 前記コンデンサの端子電圧が一定値以上になつ
    た時に導通状態になつて前記トランジスタにベー
    ス電流を流すように前記コンデンサと前記トラン
    ジスタのベースとの間に接続されたツエナーダイ
    オードと、 前記エンジンに装着された発電機の出力電圧が
    一定値未満の時に導通して前記トランジスタを遮
    断状態に保持し前記発電機の出力電圧が一定値以
    上になつた時に遮断して前記トランジスタを導通
    させるように設けられたエンジン始動検出用スイ
    ツチとを具備したことを特徴とするエンジン用ス
    タータの誤操作防止装置。
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