JPH06213113A - 内燃機関始動装置 - Google Patents

内燃機関始動装置

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JPH06213113A
JPH06213113A JP586893A JP586893A JPH06213113A JP H06213113 A JPH06213113 A JP H06213113A JP 586893 A JP586893 A JP 586893A JP 586893 A JP586893 A JP 586893A JP H06213113 A JPH06213113 A JP H06213113A
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    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機関の始動が完了する前にスタータモータへの
通電が停止されるおそれをなくした内燃機関始動装置を
提供する。 【構成】スタータモータ8をキースイッチ9とリレー1
1の常閉接点13とを通してバッテリ7に接続する。リ
レーのコイル12と直列にサイリスタ21を接続する。
交流発電機4の出力により所定の時定数で充電されるコ
ンデンサ22と、コンデンサ22の両端の電圧が設定値
以上になったときに導通してサイリスタ21にトリガ信
号を与えるツェナーダイオード25とを設ける。機関の
回転数が所定値まで上昇して、コンデンサ22の両端の
電圧が設定値以上になったときに、ツェナーダイオード
25を通してサイリスタ21にトリガ信号を与え、リレ
ーのコイル12に励磁電流を流して接点13を開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタータモータの過回
転を防止する回路を備えた内燃機関始動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関により駆動される交流発電機の
出力で整流回路を通して充電されるバッテリと、機関の
始動時にキースイッチのスタート接点(モーメンタリオ
ン接点)が閉じられているときに該バッテリにより通電
されて機関を駆動するスタータモータとを有する内燃機
関始動装置では、機関が始動した後もキースイッチのス
タート接点が閉じられたままであったり、あるいは機関
の運転中に過ってキースイッチのスタート接点が閉じら
れたりすると、スタータモータが過度に高速回転して該
スタータモータが破損する恐れがある。そのため、交流
発電機の出力電圧を検知して内燃機関の回転数が設定値
以上になるとスタータモータへの通電を自動的に停止さ
せるようにした過回転防止回路が用いられている。
【0003】図4は過回転防止回路を備えた従来の内燃
機関始動装置の回路を示したもので、同図において、1
は3相電機子巻線2及び界磁コイル3を有する交流発電
機4と、界磁コイル3の電流を調節して交流発電機4の
出力電圧を調整する電圧調整回路5と、交流発電機4の
出力を整流する整流回路6とからなる発電機回路であ
る。7は発電機回路1の全波整流出力端子Bの出力で充
電されるバッテリ、8は該バッテリ7から通電されるス
タータモータである。9は可動接点9a、オフ接点9
b、オン接点9c及びスタート接点(モーメンタリオン
接点)9dを有するキースイッチ、10はチャージラン
プ、51はコイル52と該コイルが励磁されたときに閉
じる常開接点53とを有するリレー、54は過回転防止
回路である。リレー51の常開接点53が閉じられる
と、スタータモータ8内に設けられた図示しない電磁ス
イッチが閉じ、該電磁スイッチを通してバッテリ7から
スタータモータ8の界磁コイル及び電機子コイルに通電
されてスタータモータが回転する。
【0004】過回転防止回路54はトランジスタ55及
び56、ツェナーダイオード57、ダイオード58及び
59、コンデンサ60及び抵抗61〜63により構成さ
れ、トランジスタ55とダイオード58とがリレー51
のコイル52に直列に接続されている。
【0005】機関の始動時にキースイッチ9が投入され
て可動接点9aがオン接点9c及びスタート接点9dに
接続されると、トランジスタ55が導通状態になってリ
レー51のコイル52が励磁され、該リレーの常開接点
53が閉じる。これによりスタータモータ8が起動され
て機関が回転し始める。また交流発電機4の界磁コイル
3にはバッテリ7からキースイッチのオン接点9c、チ
ャージランプ10及び電圧調整回路5を通して初期励磁
電流が供給される。機関が始動されて回転速度が上昇し
ていき、これに伴って交流発電機4の回転速度も上昇し
ていって、交流発電機の回転数が機関の設定回転数に相
応する回転数Ns に達すると、交流発電機4の自励によ
る励磁が確立されるため、その出力電圧がステップ状に
立上がる。図3は交流発電機4の回転数と発電機回路1
の整流出力端子Lの電圧VL との関係を示したものであ
る。
【0006】L端子の電圧VL が急上昇してツェナーダ
イオード57のツェナー電圧により定まる設定値Vs に
達すると、トランジスタ56が導通してトランジスタ5
5が遮断状態になる。従ってリレー51の励磁電流が遮
断されて該リレーの接点53が開き、スタータモータ8
への通電が停止されるので、スタータモータの過回転が
防止される。機関の運転中には、トランジスタ55が非
導通状態にあるので、キースイッチ9が誤ってスタート
位置に投入されてもスタータモータ8に通電されること
はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内燃機関始
動装置では、リレー51が常開接点53を有し、該リレ
ーのコイル52に直列に接続されたトランジスタ55
は、発電機回路1のL端子の電圧が設定値Vs に達する
と直ちに遮断状態になるように制御されるので、次のよ
うな問題があった。
【0008】(イ)機関の始動時にリレーの常開接点5
3が閉じられてスタータモータに大きな起動電流が流れ
るとバッテリ電圧が低下するが、特に寒冷時にはバッテ
リ電圧がリレーの保持電圧以下まで低下してリレーの接
点が開き、これによりスタータモータの電流が遮断され
てバッテリ電圧が回復すると再びリレーの接点が閉じら
れるという現象が繰返されて、リレーの接点53及びス
タータモータの電磁スイッチの接点にいわゆるチャタリ
ング現象が発生する恐れがあった。
【0009】(ロ)一般に寒冷時には燃料混合気の着火
性が悪くて機関の始動性が悪くなるので、交流発電機の
整流出力端子(L端子)の電圧が設定値Vs に達すると
直ちにリレーの接点が開くようにされた従来の始動装置
では、寒冷時に機関が完全に爆発して自力運転に入る前
にスタータモータへの通電が停止するといういわゆる
“早抜け状態”が生じる恐れがあった。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
改善して、機関の始動時にリレーの接点やスタータモー
タが“早抜け状態”となることがないようにした内燃機
関始動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関によ
り駆動される交流発電機の出力で整流回路を通して充電
されるバッテリと、キースイッチが閉じられたときにリ
レーの接点を通してバッテリから通電されるスタータモ
ータと、内燃機関の回転数が設定値以上になったときに
リレーの接点を開いてスタータモータへの通電を停止さ
せる過回転防止回路とを備えた内燃機関始動装置に係わ
るものである。
【0012】本発明においては、上記リレーの接点が常
閉接点(該リレーのコイルが励磁されたときに開く接
点)からなっていて、スタータモータは、該常閉接点と
キースイッチとを通してバッテリに接続されている。ま
た過回転防止回路は、上記リレーのコイルに対して直列
に接続されたサイリスタと、交流発電機の出力により所
定の時定数で一方の極性に充電されるコンデンサと、内
燃機関の回転数が設定値以上になって該コンデンサの両
端の電圧が設定値以上になったときにサイリスタにトリ
ガ信号を与えるサイリスタトリガ回路とを備えている。
【0013】
【作用】上記のように構成すると、機関の始動時にキー
スイッチが閉じられたときに、該キースイッチとリレー
の常閉接点とを通してスタータモータへの通電が開始さ
れる。これによりスタータモータが回転し、機関の始動
動作が開始される。機関の回転数が設定値以上に上昇
し、交流発電機の出力により所定の時定数で充電される
コンデンサの両端の電圧が設定値以上になると、リレー
のコイルに直列接続されたサイリスタがトリガされて導
通する。このとき該サイリスタを通してリレーのコイル
に励磁電流が流れるので該リレーの常閉接点が開く。こ
れによりスタータモータへの通電が停止するので、キー
スイッチが閉じられたままであってもスタータモータは
停止し、その過回転が防止される。
【0014】リレーの接点は該リレーのコイルが無励磁
のときに閉じている常閉接点であるので、スタータモー
タの大きな起動電流によりバッテリ電圧が低下しても該
接点にチャタリング現象が生ずることはない。
【0015】また、機関の爆発が設定回転数付近で不整
であっても、コンデンサは所定の時定数で充電され、該
コンデンサの両端の電圧は時間遅れをもって設定値に達
するので、その間に機関は連続完爆の状態になって自力
運転に入ることができる。従ってスタータモータが“早
抜け状態”になる恐れを無くすことができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において1は3相電機子巻線2及び界磁コイル3を有す
る交流発電機4と、電圧調整回路5及び整流回路6とか
らなる発電機回路である。7は発電機回路1の整流出力
端子Bの出力で充電されるバッテリ、8は該バッテリか
ら通電されるスタータモータ、9は可動接点9a、オフ
接点9b、オン接点9c及びスタート接点(モーメンタ
リオン接点)9dを有するキースイッチ、10はチャー
ジランプである。これらはそれぞれ図4において同符号
で示されたものと同等のものである。また11はコイル
12と該コイルが励磁されたときに開く常閉接点13と
を有するリレー、14は過回転防止回路である。
【0017】交流発電機4は、図示しない内燃機関によ
り駆動されて機関と同期回転し、各相巻線2a,2b及
び2cが星形結線された3相電機子巻線2の出力端に3
相交流電圧を出力する。電圧調整回路5はトランジスタ
15及び16、ツェナーダイオード17、ダイオード1
8及び抵抗19,20により構成された公知の回路から
なり、バッテリ7の端子電圧を検知して界磁コイル3を
通る界磁電流を調節して交流発電機4の出力を所定値に
調整する。
【0018】整流回路6はダイオード6a〜6fからな
る3相全波整流回路と、ダイオード6g〜6iからなる
3相全波整流回路とを有し、両全波整流回路の共通の交
流入力端子に交流発電機の3相電機子巻線2の各相の出
力端がそれぞれ接続されている。両全波整流回路の直流
出力端子はその負極側が接地され、正極側はそれぞれ発
電機回路1の出力端子B及びLに接続されている。出力
端子Bは負極側を接地したバッテリ7の正極端子に接続
されている。
【0019】スタータモータ8は図示しない電磁スイッ
チを内蔵しており、スタータモータ8の制御入力端子C
にバッテリ7の電圧が印加されると該電磁スイッチの常
開接点が閉じて、バッテリ7からスタータモータ8のバ
ッテリ入力端子Bm 及び上記電磁スイッチの接点を通し
てスタータモータの界磁コイル及び電機子コイルに通電
される。
【0020】チャージランプ10はキースイッチ9のオ
ン接点9cと発電機回路1の出力端子Lとの間に接続さ
れていて、該発電機回路の出力端子Bの出力によりバッ
テリ7の充電が開始される状態になると該チャージラン
プが消灯して充電開始を表示する。リレー11の常閉接
点13の一方の端子はキースイッチ9のスタート接点9
dに接続され、常閉接点13の他方の端子はスタータモ
ータ8の制御入力端子Cに接続されている。リレー11
のコイル12の一端はキースイッチ9のオン接点9cに
接続されている。
【0021】過回転防止回路14は、リレーのコイル1
2の他端と接地との間にカソードを接地側に向けて接続
したサイリスタ21と、コンデンサ22及び23と、ト
ランジスタ24と、ツェナーダイオード25と、ダイオ
ード16及び27と、抵抗28〜31とにより構成され
ている。抵抗28はその一端が発電機回路1の出力端子
Lに接続され、他端はトランジスタ24のコレクタとダ
イオード26のアノードとに接続されている。ダイオー
ド26のカソードは負極側を接地したコンデンサ22の
正極側端子とトランジスタ24のエミッタと一端を接地
した抵抗29の他端とに接続されている。トランジスタ
24のベースは抵抗30を介して接地されている。
【0022】コンデンサ22は発電機回路1の出力端子
Lの電圧により抵抗28及びダイオード26を通して所
定の時定数で図示の極性に充電される。コンデンサ22
は電解コンデンサからなっていて、該コンデンサ22の
充電時定数は、該コンデンサの静電容量と抵抗28〜3
0の抵抗値とトランジスタ24のエミッタベース回路の
特性とにより定まり、この時定数の値は内燃機関の始動
特性を考慮して適宜に選定される。この時定数は例えば
0.3秒程度に設定される。トランジスタ24は、バッ
テリ7が誤って逆極性に接続されて過回転防止回路14
に該バッテリの電圧が逆方向に加わった場合に遮断状態
になって、電解形のコンデンサ22に逆電圧が加わらな
いように該コンデンサを保護する作用も有する。
【0023】ダイオード26のアノードにはツェナーダ
イオード25のカソードが接続され、該ツェナーダイオ
ードのアノードは一端が接地されたコンデンサ23及び
抵抗31の非接地側端子とサイリスタ21のゲートとに
接続されている。
【0024】この実施例では、ツェナーダイオード2
5、コンデンサ23及び抵抗31により、サイリスタ2
1のゲートにトリガ信号を与えるためのサイリスタトリ
ガ回路が構成されていて、コンデンサ22の両端の電圧
がツェナーダイオード25のツェナー電圧で定まる設定
値以上になったときにサイリスタ21のゲートにトリガ
信号を与えて該サイリスタを導通させるようになってい
る。
【0025】次に上記実施例の動作を説明する。内燃機
関の始動時にキースイッチ9が投入されて該キースイッ
チの可動接点9aがオン接点9c及びスタート接点9d
に接続されると、バッテリ7からスタート接点9d及び
リレー11の常閉接点13を通してスタータモータ8の
制御入力端子Cにバッテリ電圧が印加されるので、スタ
ータモータ8内の図示しない電磁スイッチが閉じられて
バッテリ7からスタータモータ8に通電される。これに
よりスタータモータ8が起動して内燃機関の始動動作が
開始される。また交流発電機4の界磁コイル3には、バ
ッテリ7の正極→キースイッチのオン接点9c→チャー
ジランプ10→界磁コイル3→電圧調整回路5のトラン
ジスタ15→バッテリ7の負極の経路でバッテリ7によ
る初期励磁電流が流れる。
【0026】機関の爆発が開始されて機関の回転数が上
昇してくると、これに伴って交流発電機4の回転数も上
昇し、図3に示したように交流発電機4の回転数が機関
の設定回転数に相当する回転数Ns に達すると、交流発
電機の自励が確立されて発電機回路1の出力端子Lの電
圧VL がステップ状に急上昇する。
【0027】この電圧VL により抵抗28及びダイオー
ド26を通してコンデンサ22が所定の時定数で図示の
極性に充電され、コンデンサ22の両端の電圧は出力端
子Lの電圧に対して時間遅れをもって上昇していく。コ
ンデンサ22の両端の電圧が設定値以上になったときツ
ェナーダイオード25が導通してサイリスタ21のゲー
トにトリガ信号が与えられると、該サイリスタが導通し
てリレー11のコイル12が励磁される。これによりリ
レーの常閉接点13が開かれてスタータモータ8への通
電が停止され、スタータモータ8は停止する。
【0028】リレー11のコイル12が無励磁で、常閉
接点13が閉じているときにバッテリ7からスタータモ
ータ8に通電されるので、スタータモータ8に大きな起
動電流が流れてバッテリ7の電圧が低下しても、リレー
11の接点13の閉成状態には影響を及ぼさない。従っ
てリレーの接点13及びスタータモータ8に内蔵の電磁
スイッチの接点にチャッタリング現象が生ずることはな
い。
【0029】寒冷時等における機関の始動の場合には、
発電機回路の出力端子Lの電圧が立上る回転数Ns の付
近の回転数になっても機関の爆発が不整でスタータモー
タ8にかかる負荷が変動し、それに伴って生ずるバッテ
リ7の電圧の変動によって出力端子Lの電圧の立上り回
転数が変動して出力端子Lの電圧がスパイク状に変動す
ることがある。このような場合には、コンデンサ22に
より比較的大きい時定数をもつ積分回路が構成されてい
るので、機関が完全爆発して自力運転に入るまではコン
デンサ22の両端の電圧は設定値に達せず、サイリスタ
21が導通してスタータモータ8が停止することがな
い。従ってスタータモータ8が“早抜け状態”となるの
を防止できる。
【0030】機関の運転中はサイリスタ21が導通状態
に保持されていて、リレー11の常閉接点13は開いた
ままに保持されているので、キースイッチ9がスタート
位置に投入されてもスタータモータ8に通電されること
はない。
【0031】図2は本発明の他の実施例を示したもの
で、本実施例では、リレー11のコイル12の一端がキ
ースイッチ9のスタート接点9dに接続されている。そ
の他の点は図1に示した実施例と同様である。この実施
例では、機関の運転中にキースイッチの可動接点9aは
オン接点9cにのみ接続されていて、リレー11の常閉
接点13は常に閉成状態となっている。しかしながらサ
イリスタ21のゲートにはトリガ信号が与えられた状態
になっていて、機関の運転中にキースイッチ9が誤って
スタート位置に投入されてもサイリスタ21が導通して
リレーの常閉接点13が開くので、スタータモータ8に
通電することはない。キースイッチ9がオン位置に投入
されているときに内燃機関が停止した場合には、サイリ
スタ21にトリガ信号が与えられなくなって該サイリス
タが非導通状態となるので、キースイッチ9を一度オフ
位置に戻すことなくスタート位置に投入すればスタータ
モータ8の再起動ができる。
【0032】以上の実施例では、交流発電機及び該交流
発電機の出力を整流する整流回路として、3相方式のも
のを用いたが、交流発電機及び整流回路を単相方式とし
てもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リレー
の接点を常閉接点により構成したので、スタータモータ
の起動時に該リレーの接点にチャッタリング現象が生ず
る恐れをなくすことができる。
【0034】また本発明においては、交流発電機の出力
により所定の時定数で一方の極性に充電されるコンデン
サを設けて、該コンデンサの両端の電圧が設定値以上に
なったときスタータモータへの通電が停止するようにし
たので、寒冷時でも内燃機関が完全爆発して自力運転に
入る前にスタータモータが停止するといういわゆる“早
抜け状態”となる恐れをなくすことができる。従って信
頼性の高い内燃機関始動装置を得ることができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施例の回路を一部省略して示し
た回路図である。
【図3】交流発電機の回転数と該交流発電機の整流出力
端子の電圧との関係を示した線図である。
【図4】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 発電機回路 4 交流発電機 5 電圧調整回路 6 整流回路 7 バッテリ 8 スタータモータ 9 キースイッチ 11 リレー 12 コイル 13 常閉接点 14 過回転防止回路 21 サイリスタ 22 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関により駆動される交流発電機の
    出力で整流回路を通して充電されるバッテリと、キース
    イッチが閉じられたときにリレーの接点を通して前記バ
    ッテリから通電されるスタータモータと、前記内燃機関
    の回転数が設定値以上になったときに前記リレーの接点
    を開いて前記スタータモータへの通電を停止させる過回
    転防止回路とを備えた内燃機関始動装置において、 前記リレーの接点は該リレーのコイルが励磁されたとき
    に開く常閉接点からなっていて、前記スタータモータ
    は、前記常閉接点とキースイッチとを通して前記バッテ
    リに接続され、 前記過回転防止回路は、前記リレーのコイルに対して直
    列に接続されたサイリスタと、前記交流発電機の出力に
    より所定の時定数で一方の極性に充電されるコンデンサ
    と、内燃機関の回転数が設定値以上になって該コンデン
    サの両端の電圧が設定値以上になったときに前記サイリ
    スタにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路とを具
    備したことを特徴とする内燃機関始動装置。
JP586893A 1993-01-18 1993-01-18 内燃機関始動装置 Expired - Fee Related JP3013638B2 (ja)

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