JPS6146215Y2 - - Google Patents

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JPS6146215Y2
JPS6146215Y2 JP9484780U JP9484780U JPS6146215Y2 JP S6146215 Y2 JPS6146215 Y2 JP S6146215Y2 JP 9484780 U JP9484780 U JP 9484780U JP 9484780 U JP9484780 U JP 9484780U JP S6146215 Y2 JPS6146215 Y2 JP S6146215Y2
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ignition
primary coil
transistor
coil
engine
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JP9484780U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの無接点点火装置で、とくに
磁石発電機に設けた点火コイルの一次コイルに流
れる負方向電流はダイオードで短絡せしめると共
に、正方向電流をトランジスタでオン、オフ制御
して点火するようにした、いわゆる一次コイル電
流遮断式の無接点点火装置を装着したエンジンに
きわめて簡単に装着できるようにしたエンジンの
過回転防止装置に関するものである。
第1図は本考案の基礎となる前記一次コイル電
流遮断式の無接点点火装置の一例(実願昭55−
012635号)を示すもので、その詳細な説明は省略
するが、その動作を簡単に説明すると磁石発電機
Gに設けた点火コイルIの一次コイルWに破線矢
印で示す負方向電圧V1による電流は、トランジ
スタ点火制御装置K1のダイオードD1で短絡され
るが、実線矢印で示す正方向電圧V2による電流
は、同制御装置K1の電力トランジスタT1をオ
ン、オフ制御することにより点火コイルIの二次
コイルW2に高電圧を誘起させてエンジンの点火
プラグPに火花を飛火させて点火するものであ
る。
しかして、この第1図に示す無接点点火装置に
装着する過回転防止装置として従来は第2図に示
すようなものが提案されている。この第2図に示
すものは、点火コイルIの一次コイルW1に破線
矢印で示す負方向電圧V1は過回転防止装置K2
ダイオードD2とコンデンサCとダイオードD3
回路に電流を流し、コンデンサCを図示の極性に
充電する。そして、そのコンデンサCに充電され
た電圧は抵抗R1とR2の回路に放電されると共
に、サイリスタSのゲートカソード間にも放電さ
れるが、エンジンの回転速度が所定値以下の場合
はそのサイリスタSをオン作動させることはな
い。しかし、そのエンジンの回転速度が所定値以
上になると、そのサイリスタSはオン作動し、つ
ぎに一次コイルW1に発生する実線矢印で示す正
方向電圧V2による電流をこのサイリスタSで短
絡し、トランジスタ点火制御装置K1の点火動作
を無効にしてエンジンの過回転を防止するもので
ある。
ところが、第1図に示す無接点点火装置がすで
に装着されているエンジンにこの第2図に示す従
来の過回転防止装置K2を装着するには第1図に
示すトランジスタ点火制御装置K1の電力トラン
ジスタT1のコレクタ、エミツタ間に接続されて
いるダイオードD1を第2図に示すトランジスタ
点火制御装置K1′のように削除しなければならな
いので、そのままその過回転防止装置K2を装着
できないという欠点があつた。
また、さらにこの第2図に示す過回転防止装置
K2を装着した場合、そのトランジスタ点火制御
装置K1には一次コイルW1に流れる負方向電流を
短絡するダイオードが削除されているので、その
電力トランジスタT1のエミツタ、ベース間には
逆方向電圧が繰り返し印加されることになり、こ
れにより、この電圧トランジスタT1の温度が異
常に上昇することになり、その結果寿命が短かく
なるという重大な欠点となるのである。
本考案は上記のような欠点を解消することを目
的としてとくに工夫をこらしたもので、以下、第
3図に示す本考案一実施例について説明する。こ
の図において、1はエンジンの点火プラグ、2は
エンジンに同期して駆動される磁石発電機で、こ
の発電機2は磁石回転子3と、一次コイル5およ
び2次コイル6よりなる点火コイル4とよりなつ
ている。7はエンジンの過回転防止装置で、この
過回転防止装置7はSCRなどのサイリスタ8
と、可変抵抗9と、比較的抵抗値の小なる抵抗1
0と、ダイオード11と、コンデンサ12とより
なつている。つぎに、13はトランジスタ点火制
御装置で、この装置13はダイオード14,1
5,16と、電力トランジスタ17と、制御トラ
ンジスタ18と、抵抗19及至23と、コンデン
サ24とよりなり、それぞれ図示のように接続さ
れている。
第3図に示す本考案一実施例は上記のように構
成されているので、磁石発電機2の磁石回転子3
がエンジンと同期して回転し、その点火コイル4
の一次コイル5に破線矢印で示す負方向電圧V1
が発生すると、その負方向電圧V1により、一次
コイル5→抵抗10→ダイオード14→一次コイ
ル5の回路に電流が流れるが、その抵抗10の両
端にはダイオード11を介してコンデンサ12が
接続されているので、そのコンデンサ12は図示
の極性に充電される。そして、そのコンデンサ1
2の充電電荷はサイリスタ8のゲートに印加され
るが、エンジンの回転速度が所定値以下の場合
は、そのサイリスタ8をオン作動させることはな
いようになつている。
そこで、つぎに一次コイル5に実線矢印で示す
正方向電圧V2が発生すると、まず、トランジス
タ点火制御装置13の抵抗19を介して電力トラ
ンジスタ17にベース電流を供給してオン作動さ
せ、この電力トランジスタ17にコレクタ電流を
流すようになる。そして、そのコレクタ電流がピ
ーク値に近づいたとき、抵抗20と23を介して
制御トランジスタ18にベース電流が供給され、
この制御トランジスタ18がオン作動し、これに
より電力トランジスタ17はオフ作動するので、
一次コイル5に流れる電流は急激に遮断され、二
次コイル6に高電圧が誘起し、点火プラグ1が飛
火してエンジンを点火する。なお、コンデンサ2
4は一次コイル5の正方向電圧V2が上昇時には
抵抗20とダイオード16と抵抗22とを介して
図示極性に充電され、その正方向電圧V2が下降
時にはそのコンデンサ24の充電電荷が抵抗2
2,21,23とを介して制御トランジスタ18
のベース、エミツタに放電させることにより、こ
の制御トランジスタ18の動作を安定させると共
に、エンジンの点火時期をエンジンが高出力とな
るように進角させるためのものである。
しかして、エンジンの回転速度が所定値以上に
高速となるときは前述の一次コイル5に発生する
負方向電圧V1により、過回転防止装置7のコン
デンサ12の充電電圧が上昇し、サイリスタ8を
オン作動させるので、つぎに、一次コイル5の正
方向電圧V2による電流はサイリスタ8のアノー
ド、カソードを介して短絡され、前述のトランジ
スタ点火制御装置13の点火動作は完全に無効と
なりエンジンは点火されなくなるので、エンジン
の回転速度が所定値以上になることは完全に防止
される。
第4図は本考案他の実施例を示すもので、第3
図に示す実施例と相異するところは、磁石発電機
2′と過回転防止装置7′と、トランジスタ点火制
御装置13′とは図示のように正側端子がそれぞ
れ接地されている点と、その過回転防止装置7′
には温度補償用のサーミスタ25と抵抗26が設
けてある点と、トランジスタ点火制御装置13′
には電力トランジスタ17のコレクタベース間に
雑パルス吸収用のコンデンサ27を抵抗28を介
して接続すると共に、制御トランジスタ18のベ
ース、エミツタ間にこの制御トランジスタ18の
誤動作防止用のコンデンサ29を設けた点のみで
あり、その動作については第3図の実施例と同じ
であるからその説明を省略するが、この第4図に
示す実施例の場合正側端子がそれぞれ接地されて
いるので負側端子のみを接続すればよいので、今
まで過回転防止装置7がまだ装置されていないエ
ンジンにその過回転防止装置7′を取り付ける作
業は著るしく簡単となる実益がある。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば
エンジンに同期して駆動される磁石発電機に一次
コイルと二次コイルとよりなる点火コイルを設
け、該点火コイルの二次コイルには点火プラグを
接続し、同一次コイルには該一次コイルに流れる
負方向電流をダイオードで短絡せしめると共に、
同正方向電流をトランジスタでオン、オフ制御せ
しめるようにしたトランジスタ点火制御装置を接
続してなるエンジンの無接点点火装置において、
前記トランジスタ点火制御装置を全く改造するこ
となしに、前記一次コイルの両端にオンしたとき
前記正方向電流を短絡せしめるSCRなどのサイ
リスタを接続すると共に、該一次コイルの負側端
子と前記トランジスタ点火制御装置の負側端子と
の間に抵抗値の比較的小なる抵抗を直列に接続
し、該抵抗の両端にダイオードを介してコンデン
サを接続し、さらにこのダイオードとコンデンサ
の接続点に前記サイリスタのゲートを接続するよ
うにした構成で、エンジンの回転速度が所定値以
上に上昇しようとしたときに、前記サイリスタの
オン作動によりトランジスタ点火制御装置の点火
動作を無効にして、そのエンジンが過回転になる
ことを完全に防止できる。
そして、本考案による過回転防止装置は第2図
に示す従来の過回転防止装置のように、トランジ
スタ点火制御装置の電力トランジスタのコレク
タ、エミツタ間に接続した一次コイルの負方向電
流短絡用のダイオードを削除することなく、その
まま過回転防止装置を装着できるものであるか
ら、第1図に示すような無接点点火装置がすでに
装着されているエンジンでも簡単容易に取り付け
ることができると共に、その第2図に示すものの
ように電力トランジスタに逆方向電圧が繰り返し
印加されて、該電力トランジスタが異常な温度上
昇により寿命が短かくなるという重大な欠点も全
くないという実用的顕著な効果を奏するものであ
る。
なお、一次コイルの負側端子とトランジスタ点
火制御装置の負側端子との間に、直列に接続され
た過回転防止装置の抵抗は、その抵抗値が比較的
小(例えば0.5オーム)なるものであるから、こ
れを接続したことによる点火エネルギーの損失は
きわめて僅少なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基礎となるエンジンの無接点
点火装置を示す電気回路図、第2図は従来の過回
転防止装置を装着した無接点点火装置の電気回路
図、第3図は本考案一実施例過回転防止装置を装
着した無接点点火装置の電気回路図、第4図は本
考案他の実施例過回転防止装置を装着した無接点
点火装置の電気回路図である。 図中、1は点火プラグ、2は磁石発電機、4は
点火コイル、5は一次コイル、6は二次コイル、
7は過回転防止装置、8はSCRなどのサイリス
タ、9,10は抵抗、11はダイオード、12は
コンデンサ、13はトランジスタ点火制御装置、
14,15,16はダイオード、17は電力トラ
ンジスタ、18は制御トランジスタである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンに同期して駆動される磁石発電機に
    一次コイルと二次コイルとよりなる点火コイル
    を設け、該点火コイルの二次コイルには点火プ
    ラグを接続し、同一次コイルには該一次コイル
    に流れる負方向電流を短絡せしめるダイオード
    と、同正方向電流をオン、オフ制御せしめるよ
    うにしたトランジスタとで構成されたトランジ
    スタ点火制御装置を接続してなるエンジンの無
    接点点火装置において、前記一次コイルの両端
    に、前記トランジスタ点火制御装置と並列に該
    一次コイルの正方向電流を短絡せしめるSCR
    などのサイリスタを接続すると共に、該一次コ
    イルの負側端子と前記トランジスタ点火制御装
    置の負側端子との間に抵抗値の比較的小なる抵
    抗を直列に接続し、該抵抗の両端にダイオード
    を介してコンデンサを接続し、さらに、このダ
    イオードとコンデンサの接続点に前記サイリス
    タのゲートを接続したことにより、前記一次コ
    イルの負方向電圧で、該コンデンサを充電し、
    前記エンジンの回転速度が所定値以上に上昇し
    たとき、前記コンデンサの電荷を前記サイリス
    タのゲート回路に放電させて該サイリスタをオ
    ン作動させるようにしたことを特徴とする無接
    点点火装置に装着するエンジンの過回転防止装
    置。 (2) 前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の過
    回転防止装置において、その点火コイルの一次
    コイル正側端子と、過回転防止装置の正側端子
    と、トランジスタ点火制御装置の正側端子とを
    それぞれ接地したことを特徴とする無接点点火
    装置に装着するエンジンの過回転防止装置。
JP9484780U 1980-07-04 1980-07-04 Expired JPS6146215Y2 (ja)

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JPS5718768U JPS5718768U (ja) 1982-01-30
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JPS5919362A (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 Seikosha Co Ltd 電子部品への樹脂被覆処理法

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JPS5718768U (ja) 1982-01-30

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