JPS5823013Y2 - 内燃機関用無接点点火装置 - Google Patents

内燃機関用無接点点火装置

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JPS5823013Y2
JPS5823013Y2 JP2268178U JP2268178U JPS5823013Y2 JP S5823013 Y2 JPS5823013 Y2 JP S5823013Y2 JP 2268178 U JP2268178 U JP 2268178U JP 2268178 U JP2268178 U JP 2268178U JP S5823013 Y2 JPS5823013 Y2 JP S5823013Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
circuit
primary winding
capacitor
trc
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Application number
JP2268178U
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JPS54125927U (ja
Inventor
小宮弘吉
大木美徳
Original Assignee
飯田電機工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関用無接点点火装置に関するもので、
常に強力な火花放電を確実に得ることを目的としたもの
である。
従来、内燃機関用点火装置は、ポイント式または無接点
式、および誘導放電型渣たは容量放電型を問わず、点火
コイルの1次巻線における誘起電圧がプラグに火花放電
を発生させることができる値に達したならば、またはこ
の1次巻線の誘起電圧がプラグに火花放電を発生させる
ことのできる値にある期間にその点火時期を設定してい
た。
すなわち、1次巻線における誘起電圧の値を検知し、こ
の値がプラグに火花放電を発生させることができる値に
達したならば、この達した時点を点火時期とするか、ま
たは、1次巻線における誘起電圧の値が火花放電を発生
させることのできる値にある期間内の適当な時期に機械
的な配置関係によりカムとかトリガコイルを利用して点
火動作を行なっていた。
それゆえ、各点火動作に利用される電力が、その時点に
おける点火コイルの発生最大電力であるとは限らず、必
ずしも点火コイルの発生電力を有効に利用しているとは
言い難かった。
このため、火花放電の強さの割には大きな点火コイルを
使用しなげればならず、点火装置全体としての効率を低
下させる大きな原因となっていた。
また、1次巻線に誘起される逆方向電力は全く利用する
ことがないので、これまた点火装置としての効率を低下
させる原因となっていた。
本考案は、上記従来例に卦ける欠点および不満点を解消
すべく考案されたもので、1次短絡電流の流通、遮断を
制御するトランジスタ回路のエミッタに、エミッタにコ
ンデンサを接続した第1のトランジスタをベースで接続
することによって1次短絡電流の変化に伴うトランジス
タ回路のエミッタ電位の変化を監視し、このトランジス
タ回路のエミッタ電位の変化に伴う第1のトランジスタ
のコレクタ電位の変化によってトランジスタ回路を遮断
して点火動作を行なうよう構成したものである。
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
本考案による点火装置は、いわゆる誘導放電型点火装置
に属するもので、2次巻線T2にプラ゛グPを接続した
点火コイルTの1次巻線T1の順方向の誘起電圧が立ち
上り始めたならば、この誘起電圧に従った1次短絡電流
をトランジスタ回路TrCを通して1次巻線T1に流し
、この1次短絡電流の変化に伴うトランジスタ回路Tr
Cのエミッタ電位の変化を、トランジスタ回路の工□ツ
タに、そのエミッタにコンデンサC1を接続してそのベ
ースで接続された第1のトランジスタTr1のコレクタ
電位の変化としてとらえ、この第1のトランジスタTr
1のコレクタ電位が一定値に達した所で、トランジスタ
回路TrCを遮断して2次巻線T2に高電圧を誘起させ
、この高電圧によってプラグPに火花放電を発生させる
ものである。
このような本考案による点火装置は、次の如き構成とな
っている。
1次巻線T1と並列に、1次短絡電流の導通遮断を制御
するトランジスタ回路TrC(図示実施例の場合、この
トランジスタ回路TrCはダーリントン回路であるが、
これは」個のパワートランジスタであっても良い)と低
抵抗値である抵抗R3との直列回路と、1次巻線T1に
誘起される逆方向電圧の一部をコンデンサC2に充電す
る充電回路と、高抵抗値の抵抗R2と第1のトランジス
タTr1とコンデンサC1との直列回路である1次短絡
電流の最大値時点を検出する回路と、そして逆方向姿勢
となったツェナーダイオードZDとダイオードD1との
直列回路である1次短絡電流遮断時におけるサージ電圧
からトランジスタ回路TrCを保護するサージ吸収回路
とを接続する。
トランジスタ回路TrCのコレクタ・ベース間には高抵
抗値の抵抗R1とベースを有する第2のトランジスタT
r2との直列回路が挿入されており、この第2のトラン
ジスタTrzのベースは、1次巻線T1における逆方向
誘起電圧の一部を充電スるコンデンサC2のプラス側電
極に接続され、またこの第2のトランジスタTr2のベ
ースにはカソードを1次巻線T1の一方の端子に接続し
たシリコン制御整流器5CR(以下、単にサイリスタS
CRと呼ぶ)のアノードが接続されている。
また、第1のトランジスタTr1のベースはトランジス
タ回路TrCの工□ツタに接続され、また第1のトラン
ジスタTr1のコレクタはサイリスタSCRのゲートに
接続されている。
図示実施例の場合、このサイリスタSCRのゲートには
抵抗R7が挿入されているが、これはサイリスタSCR
のトリガ動作を安定化させるためのものである。
サラに、第1のトランジスタTr1のエミッタ、すなわ
ちコンデンサC1の一方の電極は、抵抗R4を介してツ
ェナーダイオードZDのアノードに接続されている。
なお、図示実施例の場合、コンデンサC2への充電回路
は、逆方向姿勢となったダイオードD3をコンデンサC
2に直列接続し、このコンデンサC2とダイオードD3
との直列回路と並列にコンデンサC2への充電電圧を設
定する抵抗R5を接続し、この並列回路と直列に逆方向
姿勢となったダイオードD2を接続した構成となってい
る。
また、図示実施例の場合、トランジスタ回路TrCのベ
ースと1次巻線T1の一方の端子との間に逆方向姿勢と
なったダイオードD4と抵抗R6との直列回路が挿入さ
れているが、この直列回路は、1次巻線T1に誘起され
た逆方向電圧に従ってトランジスタ回路TrCを通して
逆方向電流を流すことによって点火装置のプリスパーク
を防止するためのものである。
本考案は、上記の如き構成となっているが、次に本考案
による点火装置の動作を順に追って説明する。
内燃機関の作動に従って図示省略したフライホイールが
回転すると、1次巻線T1に順方向電圧に先立って逆方
向電圧が誘起される。
この順方向電圧に先立って誘起された逆方向電圧は、1
次巻線T1→ダイオードD3→コンデンサC2→ダイオ
ードD2→1次巻線T1の経路を経てコンデンサC2に
その一部が充電されると同時に、1次巻線T1→コンデ
ンサC1→抵抗R4→ンエナーダイオードZD→1次巻
線T1の経路を経てコンデンサC1にその一部が充電さ
れ、そしてその大部分は抵抗R6とダイオードD4とか
らなる過回転防止回路によりトランジスタ回路TrCを
経てグロー防止電流として流れる。
コンデンサC2に充電された逆方向電圧は、第2のトラ
ンジスタTr2のベースをプラスにバイアスするために
、第2のトランジスタTr2はトリガされ、いつでもタ
ーンオンできる状態となる。
また、コンデンサC1に充電された逆方向電圧は、コン
デンサC1→抵抗R3→第1のトランジスタTr1のベ
ース→第1のトランジスタTr1のエミッタ→コンデン
サC1の経路を経て放電され、第1のトランジスタTr
zをいつでもターンオンできるようトリガする。
この状態から、フライホイールの回転が進んで、1次巻
線Tlに順方向電圧が誘起され始めると、この順方向電
圧により第2のトランジスタTrzがターンオンし、ト
ランジスタ回路TrCのベースにベース電流を流入させ
てトランジスタ回路TrCをターンオンする。
トランジスタ回路TrCのターンオンによって、このト
ランジスタ回路TrCを通って1次巻線T1に1次短絡
電流が流れ始めると同時に、第1のトランジスタTr1
のベースにもベース電流が流入して第1のトランジスタ
Trxはターンオンする。
第1のトランジスタTrxのターンオンによってコンデ
ンサC1には順方向電圧が充電されることになるが、こ
のコンデンサC1における充電電圧は、第1のトランジ
スタTr1が導通状態にあることから、抵抗R3におけ
る電圧降下分に等しい値となり、コンデンサC1のプラ
ス側電極(第1のトランジスタTr1のエミッタに接続
された側の電極)の電位はトランジスタ回路TrCのエ
ミッタと同電位となっている。
この状態、すなわち、コンデンサC1のプラス側電極と
トランジスタ回路TrCのエミッタとが同電位となって
いるのは1次巻線T1における順方向電圧が増大してい
る期間すなわち1次短絡電流が増大している期間であっ
て、この1次短絡電流が最大値に達した後、減少し始め
たとたん、すなわちトランジスタ回路TrCのエミッタ
の電位が下降し始めたとたんに、コンデンサCIのプラ
ス側電極と同電位である第1のトランジスタTr1のエ
ミッタ電位は、トランジスタ回路TrCのエミッタすな
わち第1のトランジスタTr1のベースの電位よりも高
電位となり、このため、第1のトランジスタTr1はそ
のエミッタとベースとの電位差によりターンオフする。
この第1のトランジスタTrlのターンオフによって、
第1のトランジスタTrlのコレクタに尖頭状となった
高い電圧の過渡電圧(サージ電圧)が発生し、サイリス
タSCRのゲートにトリガパルスとして印加される。
このトリガパルスとしてのサージ電圧がゲートに印加さ
れることにより、サイリスタSCRはターンオンし、第
2のトランジスタTrzのベースをマイナスに引き落す
ため、第2のトランジスタTr2はターンオフし、この
第2のトランジスタTrzのターンオフによってトラン
ジスタ回路TrCはベース電流が遮断されてターンオフ
して1次短絡電流を遮断し、プラグPに火花放電を発生
させる。
このようにして、本考案による点火装置の点火動作は行
なわれるわけであるが、トランジスタ回路TrCがター
ンオフした瞬間に発生するサージ電圧は、ツェナーダイ
オードZDをブレイクダウンさせダイオードD1を経て
吸収されるので、トランジスタ回路TrCはこのサージ
電圧から充分に保護されることになる。
なお、上記した点火動作は、本考案装置の基本的な点火
動作を説明したものであって、よりくわしく説明するな
らば、上記した点火動作は、始動時を含む低速動作時に
おいて行なわれ、機関の速度が増大して通常速度範囲と
なると、1次巻線T1に誘起される順方向電圧の立ち上
がり速度が速くなり、この順方向電圧の立ち上がり速度
が速くなることと、実際に誘起される順方向電圧の値そ
のものが大きくなることとにより、第1のトランジスタ
Tr1のコレクタ電位の上昇も早くなり、この上昇した
第1のトランジスタTr1のコレクタ電位により、第1
のトランジスタTr1のターンオフに先立ってサイリス
タSCRがターンオンして点火動作が行なわれるように
なる。
すなわち、機関の速度が増大すると点火時期が進角され
ることになるわけである。
このように、本考案装置は、1次巻線Tlにおける順方
向電圧に先立って誘起される従来は全く利用されていな
かった逆方向電圧を利用して、第2のトランジスタTr
2および第1のトランジスタTr1をトリガしておくの
で、1次巻線T1に順方向電圧が立ち上がり始めると、
すみやかに第2のトランジスタTr2、トランジスタ回
路TrCそして第1のトランジスタTr1がターンオン
し、1次短絡電流が流れる。
また、トランジスタ回路TrCの遮断は、サイリスタS
CRのターンオンによって第2のトランジスタTr2の
ベースをマイナスに引き落すことによって達成している
ので、その動作が確実である。
そして何よりも、特に低速時に訃いて点火時期は、1次
短絡電流が最大値となった直後となるので、強力な火花
放電を得ることができ、1次巻線T1における誘起電力
を極めて効率良く利用しているものとなっている。
このことは、内燃機関の始動回転速度を大幅に低下させ
ることができると共に、使用される点火コイルTも小型
のもので良く、さらに従来の点火装置のように点火時期
を調整する必要が全くなくなるという効果を生み出して
いる。
以上の説明から明らかな如く、本考案は極めて電気的な
効率が良く、このため強力な火花放電を得ることができ
ると共に各電気部品の定格を下げることができ、また点
火時期の調整が全く不要であるので取付けおよび取扱い
が極めて容易となる等多くの優れた作用効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案装置の電気結線要領図である。 符号の説明、T・・・点火コイル、T1・・・1次巻線
、T2・・・2次巻線、P・・・プラグ、TrC・・・
トランジスタ回路、Trl、Tr2・・・トランジスタ
、SCR・・・サイリスタ、ZD・・・ツェナーダイオ
ード、C1゜C2・・・コンデンサ、Dl、D2.D3
.D4・・・ダイオード、R1,R2,R3,R4,R
5,R6゜R7・・・抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2次巻線T2にプラグPを接続した点火コイルTの1次
    巻線T1と並列に、トランジスタ回路TrCと低抗値の
    抵抗R3との直列回路と、前記1次巻線T1に誘起され
    る逆方向電圧の一部をコンデンサC2に充電する充電回
    路と、高抵抗値の抵抗R2と第1のトランジスタTr1
    とコンデンサC1との直列回路と、逆方向姿勢となった
    ツェナーダイオードZDとダイオードD1との直列回路
    とを接続し、前記トランジスタ回路TrCのコレクタ・
    ベース間に高抵抗値の抵抗R1とベースを前記コンデン
    サC2のプラス側電極に接続した第2のトランジスタT
    r2との直列回路を挿入し、該第2のトランジスタT
    r 2のベースにアノードを接続したシリコン制御整流
    器SCRのカソードを前記1次巻線T1の一方の端子に
    接続し、前記第1のトランジスタT r 1のベースを
    前記トランジスタ回路TrCのエミッタに接続すると共
    に該第1のトランジスタTr1のコレクタを前記シリコ
    ン制御整流器SCRのゲートに接続し、さらに前記第1
    のトランジスタTr1のエミッタを抵抗R4を介して前
    記ツェナーダイオードZDのアノードに接続して成る内
    燃機関用無接点点火装置。
JP2268178U 1978-02-10 1978-02-23 内燃機関用無接点点火装置 Expired JPS5823013Y2 (ja)

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JP2268178U JPS5823013Y2 (ja) 1978-02-23 1978-02-23 内燃機関用無接点点火装置
US06/010,321 US4207852A (en) 1978-02-10 1979-02-07 Non-contact ignition system for an internal combustion engine

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JPS54125927U JPS54125927U (ja) 1979-09-03
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