JP2525908B2 - 開口パネルの上部取付構造 - Google Patents

開口パネルの上部取付構造

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JP2525908B2
JP2525908B2 JP1302692A JP30269289A JP2525908B2 JP 2525908 B2 JP2525908 B2 JP 2525908B2 JP 1302692 A JP1302692 A JP 1302692A JP 30269289 A JP30269289 A JP 30269289A JP 2525908 B2 JP2525908 B2 JP 2525908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建物の窓やドア等の開口部分の外壁として
利用される開口パネルの上部を建物の躯体に取付けるた
めの開口パネルの上部取付構造に関する。
〔背景技術〕
従来より、プレハブ住宅等の外壁表面材として軽量気
泡コンクリート等で形成されたカーテンウォールが広範
に利用されている。
このようなカーテンウォールとしては、通常の外壁と
して利用される平板パネルの他に、窓等の開口部に利用
される開口パネルがある。
この平板パネルおよび開口パネルは、建物の外壁とし
て隣接して配置されることがあるが、その上部取付構造
は各パネルにおいて異なるものであった。
すなわち、第12図に示すように、平板パネル60を取付
けるにあたっては、建物の躯体であるH型梁61に取付金
物62を溶接等で固定し、この取付金物62の下端面部63に
断面L字形のアングル材64をボルト止めし、このアング
ル材64を平板パネル60とこの平板パネル60の側面にボル
ト止めされた挟み金物65とで挟持することで、平板パネ
ル60の上部をH型梁61に取付けていた。
一方、第13図に示すように、開口パネル70には窓サッ
シ等を保持するフレーム17が設けられ、このフレーム71
に軽量気泡コンクリート版72が取付けられた構造である
ため、アングル材64や挟み金物65を用いてH型梁61に取
付けることができない。このため、本件出願人において
は、取付金物62の下端面部63と開口パネル70のフレーム
71とを、断面L字形かつ短尺とされた2つの連結金物7
3,74を用いて接続していた。
また、第14図に示すようなシャッタケース81が取付け
られる開口パネル80や、第15図に示すようにドア部分の
庇91が取付けられる開口パネル90等においても、開口パ
ネル70と同様に各パネル80,90のフレーム82,92と取付金
物62とを連結金物73,74を用いて接続していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の取付構造では、平板パネル60と
各種開口パネル70,80,90との上部の納まりが異なり、H
型梁61への取付構造が異なるため、その取付作業が煩雑
となっていた。
特に、平板パネル60と開口パネル70,80,90とを隣接し
て配置する場合には、平板パネル60が取付けられる部分
ではアングル材64を設け、開口パネル70,80,90が取付け
られる部分ではアングル材64を中断しなければならない
ので、アングル材64を分断して個別に取付ける作業が必
要となって現場作業が煩雑となり、このため作業効率が
低下しかつ作業コストが増大するという問題があった。
また、平板パネル60と開口パネル70,80,90との取付け
に用いる部材が異なるため、その生産コストが高くなる
という問題もあった。
さらに、取付構造の相違から、設計や見積りの段階に
おいてもアングル材64を平板パネル60の取付位置だけに
割り付ける作業が必要なため、設計作業等も複雑となり
効率が低下するといった問題があった。
本発明の目的は、平板パネルと開口パネルとを隣接し
て配置する場合であっても、取付作業が容易でコストを
低減できる開口パネルの上部取付構造を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1発明は、建物の外壁を形成する複数のパ
ネルのうちの建物の開口部分に利用される開口パネルの
上部を、建物の躯体に取付ける開口パネルの上部取付構
造であって、複数のパネルが取付可能な長尺とされかつ
断面略L字形に形成されたアングル材を建物の躯体に沿
って固定し、このアングル材と開口パネルの上部側のフ
レームとを接続して固定する取付部材を設け、この取付
部材を開口パネルのフレームに高さ位置調整可能に取付
けるとともにアングル材の水平面部と平行な水平部を含
んで構成し、この取付部材の水平部とアングル材の水平
面部とをボルト止めしたことを特徴とする。
また、本発明の第2発明は、建物の外壁を形成する複
数のパネルのうちの建物の開口部分に利用される開口パ
ネルの上部を、建物の躯体に取付ける開口パネルの上部
取付構造であって、複数のパネルが取付可能な長尺とさ
れかつ断面略L字形に形成されたアングル材を建物の躯
体に沿って固定し、このアングル材と開口パネルの上部
側のフレームとを接続して固定する取付部材を設け、こ
の取付部材をアングル材の垂直面部と対向する垂直部を
含んで構成し、この取付部材の垂直部に挿通されたボル
トと開口パネルとでアングル材の垂直面部を挟み付けた
ことを特徴とする。
また、前記アングル材は、所定の取付金物を介して躯
体に取付けられるものや直接躯体に取付けられるものが
利用できる。
〔作用〕
このような本発明においては、開口パネルは、平板パ
ネルの取付けに用いられるアングル材を介して躯体に取
付けられるため、平板パネルおよび開口パネルの上部の
納まりが共通化される。
このため、平板パネルおよび開口パネルを隣接して配
置する場合にも、アングル材を分断する必要がなく、現
場作業が容易となって作業効率も向上しかつ作業コスト
が低減する。
また、アングル材の共有により生産コストが低減し、
納まりの共通化により設計や見積り作業も容易となり、
これらにより前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本発明の第1発明を第1、第2実施例で説明
し、第2発明を第3、第4実施例で説明する。
第1図に示すように、本発明の第1実施例は、窓サッ
シ1Aを備える開口パネル1の上部を、平板パネル2に隣
接配置して建物の躯体であるH型梁3に取付けるもので
ある。
第2図にも示すように、H型梁3には、所定間隔をお
いて取付金物4が溶接により固定されている。この取付
金物4の下端面部5には、H型梁3に沿って長尺とさ
れ、かつ断面L字形とされたアングル材6がその水平面
部6Aでボルト止めされている。
アングル材6の垂直面部6Bには、開口パネル1の裏面
1Bが当接されている。この裏面1Bには、フレームである
Cチャンネル7がボルト止めされている。
Cチャンネル7の内部には、第3図にも示すように、
Cチャンネル7の開口部7Aに沿って開口パネル1の幅方
向に移動可能なスライド板11が所定間隔をおいて複数挿
入されている。
また、Cチャンネル7の開口部7Aの外側には、略板状
に形成されかつ丸穴12および上下方向に長いの長穴13が
形成された第1の取付部材10が、丸穴12およびスライド
板11を介して螺合されるボルト16およびナット17により
各スライド板11に固定されている。この第1の取付部材
10は、スライド板11がCチャンネル7内を開口パネル1
の幅方向に移動することで、水平方向の取付位置が調整
可能とされている。
一方、アングル材6の水平面部6Aには、断面L字形と
された短尺の第2の取付部材20がその水平部20Aでボル
ト止めされている。この取付部材20の垂直部20Bには、
開口パネル1の幅方向に長い長穴21が形成されており、
この長穴21および第1の取付部材10の長穴13を介して螺
合されるボルト22およびナット23により、第1および第
2の取付部材10,20は、開口パネル1の幅方向および高
さ方向に位置調整可能に接続されている。
従って、開口パネル1は、Cチャンネル7に取付けら
れた第1の取付部材10、第2の取付部材20およびアング
ル材6を介して、高さ方向および開口パネル1の幅方向
に位置調整可能にH型梁3に取付けられ、前記第1およ
び第2の取付部材10,20により取付部材である取付手段3
0が構成される。
なお、平板パネル2は、第12図に示す従来例と同様
に、平板パネル2と挟み金物65とでアングル材6を挟持
することで取付けられる。
次に、このような構成の本実施例における開口パネル
1および平板パネル2の取付手順の一例を説明する。
まず、H型梁3に溶接固定した取付金物4の下端面部
5にアングル材6の水平面部6Aをボルト止めし、このア
ングル材6の水平面部6Aに第2の取付部材20をボルト止
めする。次に、開口パネル1および平板パネル2を、ア
ングル材6の垂直面部6Bに当接するように配置して各パ
ネル1,2のパネル厚さ方向の位置決めを行う。
次いで、第1の取付部材10をスライド板11にボルト止
めするとともに、第2の取付部材20にボルト22およびナ
ット23により固定してCチャンネル7およびアングル材
6を接続固定し、開口パネル1をH型梁3に取付ける。
この際、スライド板11を移動させたり、第2の取付部材
20の長穴21におけるボルト22の締付位置を適宜調整する
ことで、アングル材6に対する開口パネル1の幅方向の
取付位置を調整する。また、第1の取付部材10の長穴13
におけるボルト22の締付位置を適宜調整することで、ア
ングル材6に対する開口パネル1の高さ方向の取付位置
を調整する。
また、アングル材6を平板パネル2と挟み金物65とで
挟持することで平板パネル2をH型梁3に取付ける。
このような構成の本実施例によれば、次のような効果
がある。
すなわち、第1および第2の取付部材10,20を用いる
ことで、開口パネル1を平板パネル2の取付けに用いら
れるアングル材6を介してH型梁3に取付けることがで
きる。このため、開口パネル1および平板パネル2の上
部納まりが共通化され、アングル材6を開口パネル1の
部分で中断する必要がなくなり、さらにアングル材6を
開口パネル1および平板パネル2を通る連続した1本の
ものにすることができるので、アングル材6のH型梁3
への取付箇所を少なくできる。従って、現場での開口パ
ネル1やアングル材6の取付作業が容易となって作業効
率を向上できかつ作業コストを低減できる。
また、納まりを共通化してアングル材6を共有するこ
とで各パネル1,2の取付けに用いる部材の生産コストを
低減できる。
さらに、第1の取付部材10を開口パネル1の幅方向に
移動可能なスライド板11に取付けるとともに、第2の取
付部材20に開口パネル1の幅方向の長穴21を設けたの
で、アングル材6つまりH型梁3に対して開口パネル1
の幅方向の取付位置を調整することができる。
また、第1の取付部材10に高さ方向の長穴13を設けた
ので、アングル材6に対するCチャンネル7の高さ位置
つまりH型梁3に対する開口パネル1の高さ位置を調整
することができる。
従って、各部材に誤差が生じている場合や納まり等で
開口パネル1の取付位置が変化しても、それらの誤差等
を取付位置の調整により吸収することができるので、開
口パネル1を確実にH型梁3に取付けることができる。
さらに、各パネル1,2を同一のアングル材6の垂直面
部6Bにそれぞれ当接させているので、各パネル1,2の厚
さ方向の位置決めが容易に行え、かつ各パネル1,2相互
の位置合わせも確実に行える。
また、アングル材6に予め第2の取付部材20を取付け
ておけば、第1の取付部材10をスライド板11および第2
の取付部材20に取付けるだけでよく、略同位置での作業
で位置調整もできるので、作業効率をより向上できる。
第4図および第5図には、本発明の第2実施例が示さ
れている。本実施例は、前記第1実施例の第1取付部材
10および第2取付部材20からなる取付手段30の代わり
に、取付部材であるスライドファスナー31を設けたもの
である。
スライドファスナー31は、断面L字形に形成されて水
平部32および垂直部33を備えており、この垂直部33に形
成された長穴34を介してボルト16により雌ねじが設けら
れたスライド板11に固定されている。この際、長穴34は
高さ方向に形成されており、長穴34内のボルト16の締付
位置を調整することでスライド板11つまりCチャンネル
7に対するスライドファスナー31の高さ方向の取付位置
が調整可能とされている。
一方、H型梁3のフランジ部には、断面L字形とされ
かつH型梁3に沿って長尺とされたアングル材35が、そ
の水平面部36に所定間隔毎に形成された4つの長穴37の
うち、H型梁3側の2つの長穴37Aを介して螺合される
ボルト38およびナット39により、開口パネル1の厚さ方
向に位置調整可能に直接固定されている。
このアングル材35とスライドファスナー31とは、アン
グル材35の長穴37のうち垂直面部40側の2つの長穴37B
の何れか一方と、スライドファスナー31の水平部32の穴
41とを介して螺合されるボルト42およびナット43によ
り、互いに開口パネル1の厚さ方向に位置調整可能に接
続されている。
従って、開口パネル1は、Cチャンネル7に取付けら
れたスライドファスナー31とアングル材35とを介して、
高さ方向、開口パネル1の厚さ方向および幅方向の直交
3方向に位置調整可能とされてH型梁3に取付けられて
いる。
この際、開口パネル1は、アングル材35の垂直面部40
に当接され、H型梁3に対する開口パネル1の厚さ方向
の位置決めがなされている。
このような構成の本実施例においても、前記第1実施
例と同様の作用、効果を奏することができる。さらに、
スライドファスナー31の取付高さを調整できるので、各
部材に誤差が生じている場合や納まり等で開口パネル1
の取付高さが変化しても、スライドファスナー31の取付
高さを調整することで開口パネル1を確実にH型梁3に
取付けることができる。
第6図には、本発明の第3実施例が示されている。本
実施例は、開口パネル1の上部横フレーム8にボルト45
およびナット46で取付部材47を結合したものである。
第7図には、取付部材47の全体形状が示され、取付部
材47は水平部47Aと、水平部47Aの先端に設けられた上向
き垂直部47Bと、水平部47Aの後端に設けられた下向き垂
直部47Cとを有する。上向き垂直部47Bにはねじ孔48が形
成され、水平部47Aには孔49が形成される。この孔49と
横フレーム8の水平部8Bに設けられている孔とに前記ボ
ルト45を挿通することにより、取付部材47は横フレーム
8に前述の通りボルト45、ナット46で結合される。この
取り付けの際、第6図の通り、取付部材47の下向き垂直
部47Cは、横フレーム8の水平部8Bの端部に設けられて
いる下向き突片8Cに当接される。
一方、アングル材6はH型梁3に固定された取付金物
4にボルト止めされ、このアングル材6の垂直面部6Bを
開口パネル1と取付部材47の上向き垂直部47Bとの間に
挿入し、この上向き垂直部47Bに設けられた前記ねじ孔4
8に締付ボルト50を螺合してこのボルト50を螺進させる
ことにより、アングル材6の垂直面部6Bは締付ボルト50
と開口パネル1とで挟み付けられることになり、これに
より開口パネル1の上部取付けがなされる。
このような構成の本実施例においても、前記各実施例
と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施例によれば、前記取付部材4は下向き垂
直部47Cが横フレーム8の下向き突片8Cに当接された状
態で横フレーム8にボルト45、ナット46で結合されるた
め、ボルト45が一本であってこのボルト45の位置が締付
ボルト50と干渉しない取付部材47の端部であっても、締
付ボルト50を回転させてこのボルト50と開口パネル1と
でアングル材6の垂直面部6Bの挟み付けを行った際、取
付部材47がボルト45を中心に水平方向へ回動するのを阻
止することができる。
さらに、本実施例によれば、開口パネル1の上部取付
けは締付ボルト50、開口パネル1とアングル材6の垂直
面部6Bとの間の押圧摩擦力により行われるため、地震発
生時においてH型梁3側の部材となっているアングル材
6と開口パネル1との間に相対移動を生じさせることが
できる構造となっており、この構造は地震対策に有効で
ある。
第8図には、本発明の第4実施例が示されている。本
実施例では、開口パネル1の横フレーム8に断面L字形
の取付部材51がボルト45およびナット46で固定されてい
る。この取付部材51の垂直部51Aにはナット52が溶接さ
れ、このナット52に締付ボルト50が螺合されている。
一方、開口パネル1の裏面1Bには細幅状に窪んだ段差
部53が設けられ、この段差部53には裏当て板54が取付け
られている。これにより、開口パネル1の裏面1Bは補強
され、ボルト50を強く締め付けたときにアングル材6の
垂直面部6Bが裏当て板54に押し当てられるため、開口パ
ネル1が損傷することを防止できる。
このような構成の本実施例においても、前記各実施例
と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、本発明は前記各実施例の構成等に限らず、本発
明の目的を達成できる範囲の変形は本発明に含まれるも
のである。
例えば、前記各実施例では通常の開口パネル1を取付
ける場合について説明したが、本発明はこれに限らず、
第9図に示すように、シャッターケース55を有する開口
パネル56をH型梁3に取付ける場合に本発明を用いても
よい。この場合も、前記第1実施例と同様に、第1およ
び第2の取付部材10,20を介して開口パネル56のフレー
ムであるCチャンネル7とアングル材6とを接続するこ
とで、開口パネル56をH型梁3に取付けることができ
る。また、この開口パネル56を前記第2〜4実施例に示
す、スライドファスナー31や取付部材47,51を用いてア
ングル材6に接続固定してもよい。
また、本発明は、第10図に示すように、ドア等の庇を
有する開口パネル58を取付ける場合にも利用できる。こ
の場合も、前記第1実施例と同様に、第1および第2の
取付部材10,20を介して開口パネル58のフレームである
Cチャンネル7とアングル材6とを接続することで、開
口パネル58をH型梁3に取付けることができる。また、
この開口パネル58を前記第2〜4実施例に示す、スライ
ドファスナー31や取付部材47,51を用いてアングル材6
に接続固定してもよい。
要するに、本発明は、玄関用の開口パネルや通常の窓
用の開口パネル等のフレームを有する種々の開口パネル
の取付けに広範に利用できる。
また、前記第3および第4実施例では、取付部材47,5
1をボルト45およびナット46でフレーム8に取付けてい
たが、第11図に示すように取付部材59をフレームである
Cチャンネル7に溶接固定してもよい。要するに、本発
明の取付部材としては、開口パネル1のフレームとアン
グル材6,35とをボルト止めや挟み付けなどの手段で接続
固定できるものであればよい。
さらに、アングル材のH型梁3への取付方向は、アン
グル材6のように取付金物4を介してH型梁3に取付け
るものや、アングル材35のようにH型梁3に直接取付け
るものなどが利用できる。要するに、本発明は、少なく
ともアングル材6,35を介して開口パネル1をH型梁3に
取付ける構造とされて、開口パネル1と平板パネル2と
の上部取付構造の納まりが共通にできるものであればよ
い。
また、建物の躯体としてはH型梁3に限らず、C型梁
等の他の形状の躯体でもよく、本発明は少なくともアン
グル材6,35を固定できる躯体であれば利用できる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の開口パネルの上部取
付構造によれば、開口パネルの上部を平板パネルの上部
と同様にアングル材を用いて取付けることができ、アン
グル材を開口パネル、平板パネルを通る連続した1本の
ものにすることができ、平板パネルと開口パネルとを隣
接して配置する場合であっても、その取付作業を容易に
できかつコストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の全体構成を示す斜視図、
第2図は第1実施例の要部を示す縦断面図、第3図は第
1実施例の要部を示す斜視図、第4図は本発明の第2実
施例の要部を示す縦断面図、第5図は第2実施例の要部
を示す分解斜視図、第6図は本発明の第3実施例の要部
を示す縦断面図、第7図は第3実施例の取付部材を示す
斜視図、第8図は本発明の第4実施例の要部を示す縦断
面図、第9図は前記第1実施例をシャッタケース付の開
口パネルの取付構造に適用した縦断面図、第10図は前記
第1実施例を庇付の開口パネルの取付構造に適用した縦
断面図、第11図は本発明の変形例を示す縦断面図、第12
図は平板パネルの取付構造を示す縦断面図、第13図ない
し第15図はそれぞれ従来例を示す縦断面図である。 1,56,58……開口パネル、2……平板パネル、3……躯
体であるH型梁、6,35……アングル材、6A,36……水平
面部、6B,40……垂直面部、7……フレームであるCチ
ャンネル、8……上部横フレーム、10……第1の取付部
材、11……スライド板、13,34,37……長穴、16……ボル
ト、20……第2の取付部材、20A,32,47A……水平部、20
B,33,47B,51A……垂直部、30……取付手段、31……スラ
イドファスナー、47,51,59……取付部材、50……締付ボ
ルト、54……裏当て板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 義雄 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−44482(JP,A) 実開 昭60−14009(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の外壁を形成する複数のパネルのうち
    の前記建物の開口部分に利用される開口パネルの上部
    を、前記建物の躯体に取付ける開口パネルの上部取付構
    造であって、 前記複数のパネルが取付可能な長尺とされかつ断面略L
    字形に形成されたアングル材を前記建物の躯体に沿って
    固定し、このアングル材と前記開口パネルの上部側のフ
    レームとを接続して固定する取付部材を設け、この取付
    部材を前記開口パネルの前記フレームに高さ位置調整可
    能に取付けるとともに前記アングル材の水平面部と平行
    な水平部を含んで構成し、この取付部材の水平部と前記
    アングル材の水平面部とをボルト止めしたことを特徴と
    する開口パネルの上部取付構造。
  2. 【請求項2】建物の外壁を形成する複数のパネルのうち
    の前記建物の開口部分に利用される開口パネルの上部
    を、前記建物の躯体に取付ける開口パネルの上部取付構
    造であって、 前記複数のパネルが取付可能な長尺とされかつ断面略L
    字形に形成されたアングル材を前記建物の躯体に沿って
    固定し、このアングル材と前記開口パネルの上部側のフ
    レームとを接続して固定する取付部材を設け、この取付
    部材を前記アングル材の垂直面部と対向する垂直部を含
    んで構成し、この取付部材の垂直部に挿通されたボルト
    と前記開口パネルとで前記アングル材の垂直面部を挟み
    付けたことを特徴とする開口パネルの上部取付構造。
JP1302692A 1989-11-20 1989-11-20 開口パネルの上部取付構造 Expired - Lifetime JP2525908B2 (ja)

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