JP2525909B2 - 開口パネルの下部取付構造 - Google Patents

開口パネルの下部取付構造

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JP2525909B2
JP2525909B2 JP1302693A JP30269389A JP2525909B2 JP 2525909 B2 JP2525909 B2 JP 2525909B2 JP 1302693 A JP1302693 A JP 1302693A JP 30269389 A JP30269389 A JP 30269389A JP 2525909 B2 JP2525909 B2 JP 2525909B2
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克彦 四阿
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建物の窓やドア等の開口部分の外壁として
利用される開口パネルの下部を建物の躯体に取付けるた
めの開口パネルの下部取付構造に関する。
〔背景技術〕
従来より、プレハブ住宅等の外壁表面材として軽量気
泡コンクリート等で形成されたカーテンウォールが広範
に利用されている。
このようなカーテンウォールとしては、通常の外壁と
して利用される平板パネルの他に、窓等の開口部に利用
される開口パネルがある。
この平板パネルおよび開口パネルは、建物の外壁とし
て隣接して配置されることがあるが、その下部取付構造
は各パネルにおいて異なるものであった。
すなわち、第4図および第5図に示すように、平板パ
ネル60を取付けるにあたっては、建物の躯体である布基
礎61の上面に断面L字形のアングル材64をボルト止め
し、このアングル材64を平板パネル60とこの平板パネル
60の側面にボルト止めされた挟み金物65とで挟持するこ
とで、平板パネル60の下部を布基礎61に取付けていた。
なお、挟み金物65に螺合されたボルト66の螺合位置を調
整することで、アングル材64に対する平板パネル60の高
さ位置が調整される。
一方、第6図および第7図に示すように、開口パネル
70には窓サッシ等を保持するために縦フレーム71および
横フレーム72が設けられているため、アングル材64や挟
み金物65を用いて布基礎61に取付けることができない。
このため、本件出願人においては、横フレーム72内にス
ライド移動可能な連結板73を挿入し、一方、布基礎61に
断面略T字形の連結部材74をボルト止めし、この連結部
材74の立設部74Aに形成された切欠き75と連結板73とを
介して螺合されるボルト76およびナット77により横フレ
ーム72と連結部材74とを接続して開口パネル70を布基礎
61に取付けていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の取付構造では、平板パネル60と
開口パネル70との下部の納まりが異なり、布基礎61への
取付構造が異なるため、その取付作業が煩雑となってい
た。
特に、平板パネル60と開口パネル70とを隣接して配置
する場合には、平板パネル60が取付けられる部分ではア
ングル材64を設け、開口パネル70が取付けられる部分で
はアングル材64を中断しなければならず、アングル材64
の分断作業が必要となって現場作業が煩雑となり、この
ため作業効率が低下しかつ作業コストが増大するという
問題があった。
また、平板パネル60と開口パネル70との取付けに用い
る部材が異なるため、その生産コストが高くなるという
問題もあった。
さらに、取付構造の相違から、設計や見積りの段階に
おいてもその作業が複雑となり効率が低下するといった
問題があった。
本発明の目的は、平板パネルと開口パネルとを隣接し
て配置する場合であっても、取付作業が容易でコストを
低減できる開口パネルの下部取付構造を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、建物の開口部分の外壁として利用される開
口パネルの下部を建物の躯体に取付ける開口パネルの下
部取付構造であって、複数のパネルが取付可能な長さの
長尺に形成されかつ断面略L字形に形成されて建物の躯
体に沿って固定されたアングル材と、このアングル材の
垂直面部に当接される垂直部、およびこの垂直部から建
物の室内側に向かって延長されて前記アングル材の上方
に配置された水平部とを備えた前記開口パネル下端部の
横フレームと、この横フレームの水平部の下面に固定さ
れかつボルトが室内外方向に進退可能に取付けられた取
付部材とを備え、前記アングル材を前記横フレームの垂
直部と前記取付部材に取付けられたボルトとで室内外方
向から挟み込んで固定したことを特徴とする。
また、前記アングル材は、直接躯体に取付けられるも
のや、所定の取付金物を介して躯体に取付けられるもの
が利用できる。
〔作用〕
このような本発明においては、開口パネルは、平板パ
ネルの取付けに用いられるアングル材を介して躯体に取
付けられるため、平板パネルおよび開口パネルの下部の
納まりが共通化される。
このため、平板パネルおよび開口パネルを隣接して配
置する場合にも、アングル材を分断する必要がなく、現
場作業が容易となって作業効率も向上しかつ作業コスト
が低減する。
また、開口パネルの横フレームの水平部がアングル材
の上方に配置されるため、アングル材を覆うことがで
き、アングル材を隠すための化粧材が不要になったり、
仕上げ作業を容易に行える。
さらに、平板パネルおよび開口パネルは共通のアング
ル材に当接されて取付けられるため、各パネルの厚さ方
向の位置合わせを簡単にかつ確実に行える。この際、開
口パネルはサッシなどが取付けられるため、通常、平板
パネルに比べて厚さ寸法が大きいが、開口パネルにおい
てアングル材に当接されるのは、横フレームの垂直部で
あり、このため開口パネルは横フレームの水平部の出入
り寸法分だけ室内側に配置され、その室外側の表面を平
板パネルの表面に合わせて配置することも容易である。
また、アングル材の共有により生産コストが低減し、
納まりの共通化により設計や見積り作業も容易となり、
これらにより前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、本実施例は、テラス戸タイプの
開口パネル1の下部を、平板パネル2に隣接配置して建
物の躯体である布基礎3に取付けるものである。
第2図にも示すように、布基礎3の上面には、布基礎
3に沿って長尺とされ、かつ断面L字形とされたアング
ル材6がその水平面部6Aでボルト止めされている。
アングル材6の垂直面部6Bには、開口パネル1の横フ
レーム7の垂直部7Aが当接されている。この横フレーム
7の両端部には縦フレーム8が接続されており、この縦
フレーム8の下端部には切欠き9が設けられてアングル
材6の垂直面部6Bが挿入可能とされている。
横フレーム7の垂直部7Aの上端から建物の室内側に向
かって、水平部7Bが延長されている。この水平部7Bはア
ングル材6の上方に配置され、その下面には、垂直部7A
からパネル1の厚さ方向に所定間隔をおいて断面略L字
形の取付部材10が溶接固定されている。この取付部材10
の垂直部10Aには、ナット11が溶接され、このナット11
には取付部材10の垂直部10Aを貫通してボルト12が螺合
されている。
このボルト12の先端は、アングル材6の垂直面部6Bに
当接されている。従って、アングル材6は、開口パネル
1の横フレーム7の垂直部7Aと、この横フレーム7に固
定された取付部材10のナット11に螺合されたボルト12と
で挟持されて接続固定されている。よって、取付部材1
0、ナット11およびボルト12で取付手段20が構成され、
この取付手段20により、開口パネル1はアングル材6を
介して布基礎3に取付けられる。
なお、平板パネル2は、第4図に示す従来例と同様
に、平板パネル2と挟み金物65とでアングル材6を挟持
することで取付けられる。
次に、このような構成の本実施例における開口パネル
1および平板パネル2の取付手順の一例を説明する。
まず、布基礎3にアングル材6の水平面部6Aをボルト
止めし、このアングル材6の水平面部6Bに当接するよう
に開口パネル1および平板パネル2を配置して各パネル
1,2のパネル厚さ方向の位置決めを行う。
次いで、取付部材10のナット11に螺合されたボルト12
をアングル材6に向かって締付けてアングル材6を横フ
レーム7およびボルト12で挟持して接続固定し、開口パ
ネル1をアングル材6を介して布基礎3に取付ける。こ
の際、開口パネル1をアングル材6の垂直面部6Bに沿っ
て移動させることで、アングル材6つまり布基礎3に対
する開口パネル1の幅方向の取付位置を調整する。ま
た、横フレーム7にアングル材6あるいは布基礎3に当
接する高さ調整用ボルトを設けたり、横フレーム7およ
び布基礎3の間に適宜シート部材を介装することで布基
礎3に対する開口パネル1の高さ方向の取付位置を調整
してもよい。
また、平板パネル2は、従来と同様にアングル材6を
平板パネル2および挟み金物65で挟持することで布基礎
3に取付けられる。
このような構成の本実施例によれば、次のような効果
がある。
すなわち、取付部材10、ナット11およびボルト12より
構成される取付手段20を用いることで、開口パネル1を
平板パネル2の取付けに用いられるアングル材6を介し
て布基礎3に取付けることができる。このため、開口パ
ネル1および平板パネル2の下部納まりが共通化され、
アングル材6を開口パネル1の部分で中断する必要がな
くなり、さらにアングル材6の布基礎3への取付箇所も
少なくできるため、現場での取付作業が容易となって作
業効率を向上できかつ作業コストを低減できる。
また、納まりを共通化してアングル材6を共有するこ
とで各パネル1,2の取付けに用いる部材の生産コストを
低減できる。
さらに、アングル材6に沿って開口パネル1を移動し
てボルト12を締付けることで、布基礎3に対する開口パ
ネル1の幅方向の取付位置を調整することができる。ま
た、横フレーム7と布基礎3との間に適宜シート部材を
介装したり高さ調整用ボルトを設けることで、布基礎3
に対する開口パネル1の高さ方向の取付位置を調整する
ことができる。
従って、各部材に誤差が生じている場合や納まり等で
開口パネル1の取付位置が変化しても、それらの誤差等
を取付位置の調整により吸収することができるので、開
口パネル1を確実に布基礎3に取付けることができる。
さらに、各パネル1,2を同一のアングル材6の垂直面
部6Bにそれぞれ当接させているので、各パネル1,2の厚
さ方向の位置決めが容易に行え、かつ各パネル1,2相互
の位置合わせも確実にかつ簡単に行える。その上、開口
パネル1はサッシが取付けられるため、平板パネル2に
比べて厚さ寸法が大きいが、開口パネル1の横フレーム
7の垂直部7Aをアングル材6に当接させているため、開
口パネル1を横フレーム7の水平部7Bの出入り寸法分だ
けアングル材6よりも室内側に配置することができ、そ
の分、開口パネル1および平板パネル2の室外側の表面
を合わせて配置することもできる。
また、開口パネル1の取付作業としては、ボルト12を
締付けるだけでよく、作業効率をより向上できる。さら
に、アングル材6を横フレーム7とボルト12で挟み込ん
でいるだけであり、ボルト12をアングル材6に挿通させ
て固定していないので、仮に地震等で開口パネル1に力
が加わっても、アングル材6に対してスライドして力を
逃がすこともできる。
また、開口パネル1の横フレーム7の水平部7Bがアン
グル材6の上方に配置されるため、アングル材6を覆い
隠すことができ、アングル材6を隠すための化粧材が不
要になるとともに、アングル材6などが窓側の突出しな
いため、納まりも良くでき、仕上げ作業も容易に行え
る。
なお、本発明は前記実施例の構成等に限らず、本発明
の目的を達成できる範囲の変形は本発明に含まれるもの
である。
例えば、前記実施例ではテラス戸タイプの開口パネル
1を取付ける場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、玄関用の開口パネルや通常の窓用の開口パネル
等のフレームを有する種々の開口パネルの取付けに広範
に利用できる。
また、建物の躯体としては、布基礎3に限らず、例え
ば開口パネル1を2階部分に設ける際には、1階および
2階間に設けられるH型梁等を躯体としてもよく、本発
明は、少なくともアングル材6を固定できる躯体であれ
ば利用できる。
〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明の開口パネルの下部取
付構造によれば、平板パネルと開口パネルとを隣接して
配置する場合であっても、取付作業を容易にできかつコ
ストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は前記
実施例の要部を示す縦断面図、第3図は前記実施例の要
部を示す斜視図、第4図および第5図はそれぞれ平板パ
ネルの取付構造を示す縦断面図および斜視図、第6図お
よび第7図はそれぞれ従来例を示す縦断面図および斜視
図である。 1……開口パネル、2……平板パネル、3……躯体であ
る布基礎、6……アングル材、7……横フレーム、8…
…縦フレーム、10……取付部材、11……ナット、12……
ボルト、20……取付手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E04B 2/56 605E 611 611B 632 632D 632K 632W 641 641N 642 642E 643 643A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の開口部分の外壁として利用される開
    口パネルの下部を建物の躯体に取付ける開口パネルの下
    部取付構造であって、 複数のパネルが取付可能な長尺かつ断面略L字形に形成
    されたアングル材を建物の躯体に沿って固定するととも
    に、前記開口パネル下端部の横フレームを前記アングル
    材の垂直面部に当接される垂直部と、この垂直部から建
    物の室内側に向かって延長されて前記アングル材の上方
    に配置された水平部とを備えて構成し、この水平部の下
    面にボルトが室内外方向に進退可能に取付けられた取付
    部材を固定し、前記アングル材を前記横フレームの垂直
    部と前記取付部材に取付けられたボルトとで室内外方向
    から挟み込んで固定したことを特徴とする開口パネルの
    下部取付構造。
JP1302693A 1989-11-20 1989-11-20 開口パネルの下部取付構造 Expired - Lifetime JP2525909B2 (ja)

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JPS6240503A (ja) * 1985-08-19 1987-02-21 Nippon Kokan Kk <Nkk> 自動制御系の制御特性診断装置

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