JP3176321B2 - サッシの取付け構造 - Google Patents
サッシの取付け構造Info
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Description
パート、ビル等の建物において用いられる窓用等のサッ
シの取付け構造に関する。
の取付けは、従来より、サッシの四方に連結用の金物を
取り付けると共に、下地フレームにアンカーを溶接にて
取り付け、そして、金物とアンカーとを溶接にて接合す
るというようにして行われている。作業は、サッシの建
付け状態を適正なものにするため、建物の建築現場にお
いて行われるのが一般的である。
場での溶接が必要な取付け構造では、サッシの取付けに
際し、その都度、建築現場に、熟練の溶接技能者を派遣
しなければならない。のみならず、現場での溶接は火災
の原因になりうる。また、溶接による熱で部材に歪みを
生じさせてしまうこともある。また、一旦溶接してしま
うと、取付け状態をあとから微調整するというようなこ
ともできない。
み、建築現場での溶接を排除し、サッシを、溶接の場合
のような欠点のないネジ締結式にて容易にかつ合理的に
取り付けることができるサッシ取付け構造を提供するこ
とを課題とする。
建物側への取付け用の下地フレームに連結金物を介して
取り付けるサッシの取付け構造であって、前記下地フレ
ームは、リップ溝形材からなり、その開放側をサッシ側
に向けて備えられ、前記連結金物は、第1金物と第2金
物とからなり、第1金物は、サッシへの連結部と、貫通
のネジ通し孔とを有し、第2金物は、プレートと、プレ
ートの一方の面に一体的に立設された雄ネジ棒と、プレ
ートのもう一方の面がわに備えられた弾性付勢片とを有
し、第2金物のプレートと弾性付勢片とが下地フレーム
内部に存置され、弾性付勢片の弾性復元力にて、プレー
トが下地フレームの両リップの裏面に弾接されると共
に、雄ネジ棒が下地フレームの開放部を通じて出退可能
に外方に突出され、かつ、該雄ネジ棒が、サッシに連結
された第1金物のネジ通し孔に貫通して通され、そこに
雌ネジ部材が螺合締結されることにより、第1金物と下
地フレームとが連結一体化されてなることを特徴とする
サッシの取付け構造によって解決される。
ようにして行うことができる。即ち、予め、第1金物の
連結部をサッシに連結すると共に、第2金物を下地フレ
ームにセットする。第2金物は、弾性付勢片の弾性復元
力にて、そのプレートが下地フレームの両リップの裏面
に弾接されるから、その突っ張り作用により、下地フレ
ームに対し位置決め状態に保持される。次いで、サッシ
を下地フレームに沿わせるように組み付けていく。この
組付け作業において、雄ネジ棒が外方に突出したままで
あると、この雄ネジ棒がサッシの組付けの妨げとなる。
そこで、この雄ネジ棒を弾性付勢片の復元力に抗して下
地フレーム内へと退入後退させる。これにより、雄ネジ
棒が妨げとなることなくサッシの組付けが進められる。
しかる後、サッシに連結された第1金物のネジ通し孔を
雄ネジ棒の位置に一致させ、雄ネジ棒を弾性付勢片の弾
性復元力によって外方に突出させてネジ通し孔に貫通さ
せ、そして、このネジ棒に雌ネジ部材を螺合させ、締め
付けていく。これにより、第1金物と下地フレームとが
締結緊結一体化され、サッシが下地フレームにしっかり
と取り付けられる。このようにして、サッシは、現場で
溶接を使うことなくネジ締結式にて容易にかつ合理的に
取り付けられる。
基づいて説明する。
造において、符号1は窓用サッシ、符号2は下地フレー
ム、符号3は第1金物、符号4は第2金物、符号5は雌
ネジ部材としてのナットである。
もので、背面側に開放のリップ6,6付き溝7を備えて
いる。
り付けるためのもので、C型鋼、即ち、リップ溝形鋼か
らなり、その開放側をサッシ1側に向けて備えられてい
る。
る。その一方の側板部9には、一対の連結用係止片1
0,10が切り起こしにより外方に突出して備えられて
おり、第1金物3は、これら係止片10,10をサッシ
1の溝7内に突出させ、これを溝7の両サイドのリップ
6,6に係止することにより、サッシ1側に取り付けら
れるものとなされている。また、もう一方の側板部11
には、中間板部12側に向けて長い長円状のネジ通し用
のルーズな孔13が形成されており、第1金物3は、こ
のネジ通し孔13を利用して、下地フレーム2側に取り
付けられるものとなされている。なお、図示しないが、
第1金物3を強度的に補強すべく、側板部9,11と中
間板部12との連接部にはリブを設けておくこともでき
る。
2に連結させるもので、プレート15と、プレート15
の一方の面の中央部に一体的に立設された雄ネジ棒16
と、プレート15のもう一方の面がわに備えられた弾性
付勢片17,17とを備えている。この第2金物4は、
そのプレート15と弾性付勢片17,17とを下地フレ
ーム2の溝19内に存置し、雄ネジ棒16を下地フレー
ム2の開放部20を通じて外方に突出させた状態に、下
地フレーム2にセットされる。
ーム2の開放部20の幅よりも幾分小さく、かつ、長さ
が下地フレーム2の開放部20の幅よりも幾分大きく形
成されており、図3(イ)に示すように、その長手方向
を、下地フレーム2の開放部20の長手方向に向けて下
地フレーム2の溝19内に挿入し、しかる後、90°回
転させることで、その長さ方向の両端部が、下地フレー
ム2の両リップ21,21の裏面側に突出されるものと
なされている。
るものである。第2金物4は、図3(ロ)に示すよう
に、この弾性付勢片17,17の弾性復元力作用によっ
て、プレート15の長さ方向の両端部が下地フレーム2
の両リップ21,21の裏面に弾接され、それによっ
て、下地フレーム2に保持されるものとなされている。
また、この保持状態において、雄ネジ棒16は、図3
(ハ)に示すように、これを押すことにより、弾性付勢
片17,17の弾性復元力に抗して下地フレーム2の溝
19の内方に退入されるものとなされている。
次のようにして行う。まず、第1金物3をサッシ1に取
り付ける。取付けは、サッシ1の長手方向の所定の位置
において、第1金物3の連結用係止片10,10をサッ
シ1の溝7内に突出させ、溝7の両サイドのリップ6,
6に係止することにより行う。具体的連結法に制限はな
い。
トする。即ち、図3(イ)に示すように、第2金物4の
プレート15の長手方向を下地フレーム2の開放部20
の長手方向に向けるようにして、プレート15と弾性付
勢片17,17とを下地フレーム2の溝19内に挿入
し、第2金物4を90°回転させる。これにより、上述
したように、図3(ロ)に示すように、弾性付勢片1
7,17の弾性復元力によって、プレート15の長手方
向の両端部が下地フレーム2の両リップ21,21の裏
面側に弾接され、雄ネジ棒16が下地フレーム2の開放
部を通じて外方に突出された状態にセットされる。
わせるように組み付けていく。この組付けにおいて、下
地フレーム2の開放部20を通じて外方に突出されてい
る雄ネジ棒16が組付けの妨げとなるが、雄ネジ棒16
は、図3(ハ)に示すように、その先端部を押すことに
より、弾性付勢片17,17の弾性復元力に抗して下地
フレーム2の溝19の内方に退入されるから、そのよう
にして退入させながら、サッシ1を下地フレーム2に組
み付けていく。この組付けにおいて、サッシ1に取り付
けられている第1金物3のネジ通し孔13を雄ネジ棒1
6の位置に一致させ、雄ネジ棒16を弾性付勢片17,
17の弾性復元力によって外方に突出させてネジ通し孔
13に貫通させる。とりあえず、この状態で、サッシ1
は下地フレーム2から脱落しないように保持される。
を行う。図4(イ)(ロ)に示すように、サッシ1の前
後方向の調整は、第1金物3の長円状のルーズなネジ通
し孔13を利用して行うことができる。また、サッシ1
の左右方向の調整は、第2金物4を下地フレーム2内で
スライドさせることにより行うことができる。更に、サ
ッシ1の上下方向の調整は、第1金物3と下地フレーム
2との間にプレート等のスペーサー23を介在させるこ
とにより行うことができる。
3のネジ通し孔13から突出されている雄ネジ棒16に
ナット5を螺合し締め付けていく。これにより、図1に
示すように、第1金物3と下地フレーム2とが締結緊結
一体化され、サッシ1が下地フレーム2にしっかりと取
り付けられる。この取付け後に、取付け状態の微調整が
必要となった場合は、ナット5を緩めて、上記のように
再調整を行うことができる。図5にはサッシ1の上下の
取付け状態を、図6には左右の取付け状態をそれぞれ示
す。
発明では、その技術思想を逸脱しない範囲で種々の設計
変更が可能である。例えば、上記実施形態では、窓用サ
ッシの取付け構造を示しているが、その他、ドア用サッ
シなど建物の開口部に備えられる各種のサッシの取付け
に用いられてよい。また、本発明の構成部材や構成部品
には各種の金属材料が用いられてよい。また、上記実施
形態では、第1金物3としてチャンネル状の部品が用い
られているが、形状はチャンネル状に限られるものでは
なく、要は、サッシ1への連結部と、ネジ通し孔とを備
え、かつ、雄ネジ棒16の突出を許容し、この雄ネジ棒
16にナット5を螺合させるための作業空間を確保し得
るような形態のものであればよい。また、サッシ1への
第1金物3の取付け構造には制限はなく、各種の取付け
構造が採用されてよい。即ち、サッシ1への第1金物3
の取付けは、工場等において予め行っておくこともで
き、従って、建築現場での溶接排除という観点から、サ
ッシ1への第1金物3の取付けは、溶接等の各種接合連
結手段によって行われたものであってよい。また、上記
実施形態では、第2金物4に備えられる弾性付勢片17
として、板バネ構造のものを採用しているが、これに限
られるものではなく、各種のバネをはじめ、弾力性に優
れた各種の弾性体が採用されてよい。
構造は、上記のようなネジ締結式の特定の構成を採った
ものであるから、サッシを、建築現場で溶接を行うこと
なく、ネジ締結式にて容易かつ合理的にしかもしっかり
と取り付けることができる。
る。
断面斜視図、図(ロ)は第2金物の斜視図である。
方法を示す斜視図、図(ロ)は同取付け状態を示す断面
図、図(ハ)は雄ネジ棒を下地フレーム内に退入させた
状態を示す断面図である。
ので、図(イ)は断面図、図(ロ)は図(イ)のI−I
線断面図である。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 サッシを、建物側への取付け用の下地フ
レームに連結金物を介して取り付けるサッシの取付け構
造であって、 前記下地フレームは、リップ溝形材からなり、その開放
側をサッシ側に向けて備えられ、 前記連結金物は、第1金物と第2金物とからなり、 第1金物は、サッシへの連結部と、貫通のネジ通し孔と
を有し、 第2金物は、プレートと、プレートの一方の面に一体的
に立設された雄ネジ棒と、プレートのもう一方の面がわ
に備えられた弾性付勢片とを有し、 第2金物のプレートと弾性付勢片とが下地フレーム内部
に存置され、弾性付勢片の弾性復元力にて、プレートが
下地フレームの両リップの裏面に弾接されると共に、雄
ネジ棒が下地フレームの開放部を通じて出退可能に外方
に突出され、かつ、該雄ネジ棒が、サッシに連結された
第1金物のネジ通し孔に貫通して通され、そこに雌ネジ
部材が螺合締結されることにより、第1金物と下地フレ
ームとが連結一体化されてなることを特徴とするサッシ
の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19500997A JP3176321B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | サッシの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19500997A JP3176321B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | サッシの取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122318A JPH1122318A (ja) | 1999-01-26 |
JP3176321B2 true JP3176321B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=16334025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19500997A Expired - Fee Related JP3176321B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | サッシの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3176321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6929121B2 (ja) * | 2017-04-28 | 2021-09-01 | 株式会社ノダ | 建築部材、建築部材の固定構造、建築部材の施工方法ならびに該固定構造および施工方法に用いる固定部材 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP19500997A patent/JP3176321B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1122318A (ja) | 1999-01-26 |
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